「20メートル30センチ7ミリ」のバウムクーヘンでギネス挑戦。半端な数字の理由は

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

(Jタウンネットより) [めんたいワイド- 福岡放送] 2015年5月11日放送の「メートルotto!」のコーナーで筑前町が挑んだギネス世界記録について特集しました。

画像はイメージです 画像はイメージです

5月10日、筑前町では「筑前町10周年祭り」が行われ、その中で「いっしょんたくりに焼こうぜ!!バウムクーヘン!」というギネス世界記録に挑戦するイベントを行いました。 今回の祭りのテーマが「輪」。お年寄りから子供までバウムクーヘンの年輪のように輪を紡いでいきたいということでバウムクーヘン最長記録に挑むことになりました。地元への敬意も込めて材料も新倉地区特産品の小麦粉「筑前麦太郎」と黒大豆「筑前クロマル」を使用、生地作りには地元の高校生も協力しました。 今回は33メートルの鉄棒を用意し、これを芯にバウムクーヘンを作ることになりました。このギネスワールド記録認定基準というのが厳しく、バウムクーヘンに関しては「現在のギネス世界記録を越える」「伝統的な製法・原材料で作成」「層が10層以上になっている」「ひとつなぎになっている」「食べられる」という条件を満たしていないと認定されません。

「頓田の森の悲劇」を忘れないためにチャレンジした長さとは

今回のギネス世界記録、筑前町が目指した長さは「20メートル30センチ7ミリ」。これには深い意味合いがありました。昭和20年3月27日、戦時中の大刀洗飛行場の空襲の際、屯田の森に落ちた爆弾で児童31人が亡くなりました。この悲しい事件を忘れないようにとこの長さを設定したそうです。 40人が1列に並び1人50センチの鉄棒に生地を5分間刷毛で塗り、それを5分間焼く。これを繰り返すのですが、出来上がったバウムクーヘンはひび割れたり10層になっていない部分もありと悪戦苦闘。しかし計測結果、16メートル48センチでギネス世界記録に認定されました。 1つの町でこういうチャレンジをすると絆も繋がりそうですし、話のネタにもなるのでいいと思います。そしてまた何かの機会に「20メートル30センチ7ミリ」の記録にチャレンジして欲しいです。(ライター:ぴよこ)

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

MATOME