札幌から日帰りで行ける、休日出かけたい温泉たち

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(Jタウンネットより)

[どさんこワイド – 札幌テレビ]2015年5月5日の放送では、温泉ソムリエおすすめの札幌から日帰りで利用できる温泉が紹介されました。

温泉ソムリエとは「温泉ソムリエ協会」が発行する認定資格で、『温泉の正しい知識の普及ができる』『温泉セミナーの講師ができる』などといったランク付けもあり、全国で約8300人いるといいます。

今回温泉を案内してくださったのは、そんな温泉ソムリエの中でも18人しかいないという3つ星以上を持つ、佐藤努さん、通称トムさんです。本業はペンションを経営しています。

最初に紹介されたのは、札幌からおよそ1時間。当別町、石狩金沢駅という無人駅から徒歩5分程のところにひっそりと佇む「開拓ふくろふ乃湯」(当別町金沢157番7)です。

第1のオススメポイントは、森林浴と滝の音に癒されるロケーション。なんとこの庭園温泉は、もとのオーナーだった造園会社の社長さんが自分で石を積み、滝を作り、完成までに10年を費やしたものだといいます。

お湯はというと、植物由来の成分が含まれた、コーヒー色のモール泉で、身体がよく温まる美肌の湯といわれています。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、炭酸水素塩泉というのは、古い角質を落として毛穴の汚れなどもとってお肌をつるつるにする効果があるそうです。さらに、塩化物泉は肌をコーティングするという性質があるそうで、トムさんいわく「リンスインシャンプーの泉質」だということでした。

露天風呂は、あえて38℃という低めの設定にしており、長湯を楽しめるようにしているそうです。実は、こちらの代表の方も温泉ソムリエで、この温泉のファンで管理人を引き受けた方。トムさんによると、温泉ソムリエが管理しているからこそのおもてなしの温泉だといいます。

そして、トムさん評価は★★★★★でした。そのポイントは、「大自然に囲まれリラックス効果大」「落として補う”リンスインシャンプー”の泉質」「お湯を知りつくした温泉ソムリエが管理」さらに「地元の協力で新鮮野菜が並んでいる」といった点だったそうです。

温泉ソムリエおすすめ個性あふれる温泉

続いて紹介されたのは、北湯沢温泉の隣に位置する、壮瞥町蟠渓温泉の「伊藤旅館 ひかり温泉」(壮瞥町蟠渓19)。明治16年に開湯し、かつては湯治客などで賑わった老舗の温泉です。

トムさんが「ワンダーランド」ですというこちらには、休憩室に、日帰り客も使えるというステージや無料の衣装があります。

さて、温泉はというと…。

壁には富士山の絵ではなく、10年前にお客さんが書いたという「観光マップ」と「ひかり温泉音頭」が描かれています。しかし、このひかり温泉音頭はメロディーが不明なため、いまだに町民の誰一人として歌えないそうです。

泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉で、キシキシした感じがありますが、お風呂上りは肌がなめらかになるといいます。

トムさん評価は★★★★で、歴史あるひなびた温泉なのですが、お客さんを大切にするあまりいろんなものが増えてしまったちょっと不思議なマニア向けの温泉だそうです。

最後は、札幌から約2時間半の積丹町。行楽の帰りに立ち寄るには絶好の場所、海の目の前に建つ温泉「温泉旅館北都 シララ姫の湯」(積丹町大字西河町14-2)です。春から10月末までしか営業していない貴重な温泉で、隣には獲れたての魚や山菜などがいただける食堂があります。

泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩で、北海道では珍しい、豊富に炭酸ガスを含む温泉です。お湯の管理が悪いとすぐ泡がなくなってしまうのでなかなか出会えない温泉でもあるといいます。この二酸化炭素は、心臓に負担をかけずに身体を温める作用があるので、身体に優しいともいわれています。

トムさん評価は限りなく5つに近い★★★★。その理由は、お湯とロケーションは文句なしですが、浴槽が1つしかないのが惜しかったのだそうです。(ライター:北海道saki)

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