(Jタウンネットより)
[ちちんぷいぷい – 毎日放送] 2015年5月5日放送で、「仏像ソムリエ」について取り上げていました。
実はいま、巷は静かな”仏像ブーム”で、「仏像ガール」、「仏女(ぶつじょ)」も出現しているんだとか。仏像ファンには、癒されるとか元気をもらえるといった声が。
2013年の観光調査では、日本人が京都観光で感動したもののトップが、「寺院・神社、名所・旧跡」で30.1%だったそうです。中でも仏像などの特別公開を見ることができたことに感動する方が多かったのです。というのも、京都市内の文化財件数のうち、彫刻は370件と多く、仏像のPRは観光リピーター確保に有効と言えるのです!
そしてそんな役割を担うのが、”仏像ソムリエ”なのです。
由来やエピソードから仏像を優しく紹介
仏像ソムリエとは、仏像の味わい方を初心者にも理解しやすい言葉で伝える人のこと。そんな仏像ソムリエを自ら名乗るひとりが、京都産業大学日本文化研究所の小島一郎上席特別客員研究員です。
小島さんは同志社大学在学中は「歴史美術研究会」に所属し、その後京都市内のホテルマン、京都府庁職員を経て、京都古文化保存協会に勤務した後、観光案内の会社を設立しました。2011年には京都市の「京都観光おもてなし大使」に就任し、今にいたります。
そんな小島さんが案内する現地セミナーは仏像ファンの女性たちに大人気です。中には遠方から何度も参加する人も。「京都にはまだまだ素晴らしい仏像があることを伝えたい」と小島さんは語ります。
文化財としても価値が高いものから道端の石仏まで、その由来やエピソードを優しく紹介してくれるので、とても親しみやすく印象深く仏像を鑑賞することができますよ。(ライター:ツカダ)