ゴミ拾いはスポーツ!? 120人が紙屋町舞台にバトル

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(Jタウンネットより)

[Jステーション−広島HOMEテレビ]2015年3月17日放送の「地球は宣言」のコーナーで、広島市で行われた、スポーツと環境地域活動を掛け合わせた大会「スポーツGOMI拾いin紙屋町」を取り上げていました。

広島市中区基町に集まったのは、「スポーツGOMI拾い」の参加者達です。これは、制限時間内に決められたエリアのゴミを拾い、ゴミの量と内容を競い合うもので、スポーツ感覚でゴミ拾いを行い、環境を身近に感じてもらおうというものです。

2008年に東京で始まり、これまで全国で321回開催され、約3万8千人もの人が参加しています。今回の大会には、27組120人が参加しました。

地域の人たちにも浸透!「GHJゴミ拾い系女子」

中には、特別な思いを持って参加するグループもいました。この春、中学を卒業した4人組「GHJゴミ拾い系女子」の皆さんです。卒業まで、自主的に通学路のゴミを拾い続けました。

ゴミを拾い始めたきっかけは、学校からの帰り道、いつもは気付かなかったお菓子のゴミをたまたま見つけ、何度も拾ううちに自然と毎週拾うようになったのだそうです。

この活動は地域の人たちに浸透し、下級生にも広がり始めています。4人は大会に参加した理由を「中学校を卒業して、皆なかなか時間とか合わなくなっちゃうかもしれないけど、この大会を通じてゴミ拾いの楽しさを知って、4人で続けられたらなと思っています」と、話していました。

ゴミを6分別してリサイクル!ゴミ問題や地球温暖化の対策にも

スポーツゴミ拾いの大会会場は、広島市中区紙屋町の基町エリアです。周辺の事業者が、多くの人を呼び込むために開催しました。競技時間は60分。決められたエリアの中で、いかにゴミを集めるかが勝負です。

ゴミは、6分別しながら拾い集められます。分別することで、紙やペットボトルなど、使えるものをリサイクル。使い捨ての消費を見直し、ゴミ問題や地球温暖化への対策にもなります。

例えば、年間50万トンのペットボトルがすべてリサイクルされれば、100万トンの二酸化炭素の削減にもなると言われています。

競技が終了すると、各チーム計量していきます。この日集まったゴミは、全部で123キロ。綺麗に見える街にも、これだけのゴミがあったことを、参加者は改めて知りました。

優勝チームは、総重量5.5キロのゴミを集めた「ドリルすんの会.com」でした。チームで同じ目標に向かい、力を合わせる。負けた悔しさや、達成感を味わうことで心に大切なものを残してくれます。(ライター:haruhana)

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