家のコト

不動産店スタッフが目撃した同棲カップルの住まい探しドラマ

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同性カップルのイラスト

日々さまざまな人が住まいを探しており、その中には「同棲カップル」もいます。これから家族になるかもしれない二人にとって、多くの時間を共有する住空間はとっても重要。そんなカップルたちの住まい探しはどのようなものなのでしょうか?

今回at home VOXでは、アットホームの不動産情報ネットワークに加盟する不動産店のみなさんに、「同棲カップルの住まい探し」について聞いてみました。

Q.同棲カップルの住まい探しを担当されたことはありますか?

同棲カップルを担当したことがあるスタッフのグラフ
同棲カップルを担当したことがあるスタッフは64.9%。同棲と聞くと年配の方は「けしからん!」と思うかもしれませんが、最近ではよくあるケースと言えそうです。

それでは、同棲カップルの住まい探し現場では、いったいどんなドラマが繰り広げられているのでしょうか? 併せて聞いた「同棲カップルのお客さまで、印象に残っているエピソードがあれば教えてください」の質問からは、さまざまなエピソードが飛び出しました!

カップルの同棲では、明らかに女性のほうが主導権を握っていると感じられる。立地、間取り、設備、など男性が譲歩できても、女性のほうはこだわりがあるらしい。

男性が自分の希望など何を言っても、女性に却下されていて可哀想だった。

お部屋探しで二人の意見が合わない、或いは片方が乗り気でない、というのが非常に多く見受けられます。大抵は女性が乗り気で男性は腰が引けています

それぞれの意見がバラバラすぎて落としどころが難しかった。喧嘩になり、彼氏に女の子の蹴りが入った時にはどうしようかと思った。

住まい探しを先導するのはどうやら女性が多いよう。確かに、セキュリティーや洗面台など、女性には外せないポイントはたくさんありますよね。いや、そもそも女性の方が強いのかも……。

お互いにあなたの希望を優先して、いや、君の希望を優先してと譲り合って、条件がなかなか決まらなかった。見ていて微笑ましかった。

カップルがラブラブ過ぎて会話に割り込めず、希望条件等あまり聞けなかった。

ちょっと目を離したすきにキスをしていた

ラブラブなのは良いことですが、度が過ぎるとちょっと困りもの。

同棲カップルと思い込んでいましたが、どうも男女のルームパートナーでした。そんな形が有り得るのか不思議でした。

年の差カップルで、親子に見えたのですが、話をしていくうちにとても仲の良いカップルだとわかりました。でも、実は不倫でした。

80歳の女性と60歳の男性の同棲。親子のようだけど、同棲。

そもそも同棲と言ってもいろいろです。

芸術家カップルに部屋を貸したら、壁をピンクと紫の市松模様に塗られてた。原状回復にお金かかりました。

1年毎にお引っ越しをされるカップルがいらっしゃって、恒例行事のような感覚でご案内させていただいておりました。4度程続きましたね、その後はどうされたでしょうか。

ユニークなカップルもいるものですね。

申込み時の同棲相手と契約時の同棲相手に変更(それも同じ会社に勤務)があって、契約者から前の話は絶対にしないようにといわれたことがある。

秘密の話をもちかけられることも。ドキドキです!

最近は、結婚前に結婚を前提ということでもなく、金銭的な理由やお互いの勤務時間のすれ違いで同棲、同居をする方が増えてるような気がします。両方のご両親にも結婚前提ではないということを承諾してもらっているカップルも多く見られます。同棲中に妊娠などしたら結婚を考えてもいいかなぁということもよく聞きます。

2度目、違うお相手の人とお部屋探しで来店をいただきました。前回、よかったのでということで再来店でした。お相手の人もそのことを知っていました。そうなんだ……。いいんだ……。今や同棲は、結婚を前提として相性を知るよい方法なのですね。賢い選択だと思います。

エピソードから垣間見える、最近の同棲カップル事情。どことなくユルさがありながら、パートナーとの相性をしっかりと確かめる慎重さが、今っぽいのかも?

案内中の営業車内でケンカをしはじめ、どちらも気に入った物件を譲らないで、私に「決めてくれ!」と依頼してきて困った

私の18才の娘が同棲するためのマンションを斡旋したのは心境が複雑でした。

なんとご自身の娘さんのために物件を探したという方も! はたして、冷静に物件を紹介できたのでしょうか……。気になります。

同棲カップルで、うまくいかず、別れて退去するときの立会はつらい、彼氏が先に出て行き、彼女が県外の実家へ帰る退去立会はかわいそうだった。

天涯孤独の彼氏との同棲だったようです。彼女名義での契約だったので破局を迎えたとき、彼女は当社に事情を説明して保証人も引き受けて継続をお願いしてきました。男以上の男前だなと思いました。

カップル二人ともはじめてのお部屋探しのお客様で迷われ10軒以上内覧した結果、家探しで意見がぶつかり別れてしまいました。しかし、後日、彼女の方がどうしても気に入った物件を一人で契約し。その数日後、彼氏が謝罪し寄りが戻り、その物件で一緒に暮らしはじめました。女性強しと言われる時代の印象を強く受けた案件でした。

物件が別れ話の舞台になることも。悲しい結末のエピソードは数多く寄せられました。でももちろんハッピーエンドも。

同棲カップルの方が、家賃の支払いで来店した際にハニカミながら「結婚しました!」と言われた時は、こっちまで嬉しい気持ちになりました。

北海道より上京したふたり。新規契約から数年。無事結婚し、その後かわいい赤ちゃんも誕生。だが、北海道の実家に帰るとのことで解約しました。すごく感じのいいふたりで新規契約から解約まで携われて私は幸せでした。今頃は北海道のご実家の跡を継いでいると思います。

幸せな二人、破天荒な二人、別れを経験した二人……。さまざまなカップルが登場しました。スタッフも、トラブルで大変な思いをすることもあれば、幸せな様子にほっこりすることもあり、さまざまな恋愛ドラマを見ているようです。

同棲カップルに関する話題は尽きません。次回は、「同棲カップルにオススメしたい住まい選びのポイント」について、不動産のプロからアドバイスをいただきます!

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/全国のアットホーム加盟・利用不動産店約51,000店のうち 607店
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2014年10〜11月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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