「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがありますが、住まいの退居時も忘れ物をすることなく、新しい住まいに気持ちよく向かいたいですよね。それでも、何かひとつはうっかり忘れてしまうのが人間というもの。
それこそ、数々の退居に立ち合ってきたアットホーム加盟店のスタッフは、たくさんの忘れ物を目撃してきたことでしょう。そこで今回at home VOXでは、加盟店スタッフに「退居時の忘れ物」についてアンケート。どんなものが忘れられていたかを聞きました！
「Q.入居者が退居の際に置き忘れがちな物を教えてください」の集計結果
1位は「掃除用品」で75票。荷物を段ボールにまとめたり、家財道具を運び出した後のお掃除は必須。退去直前まで、頑張ってきれいに掃除してそのまま……というパターンが非常に多いと思われます。
続いて多かったのは「物干し竿」で65票でした。もはやベランダの一部、据え置きの物として認識されてしまうのでしょうか。次の入居者も使えるので、そのままにしている不動産会社もあるようです。忘れがちなベランダにあること、長さがあるので荷造りが後回しになることなども要因かもしれませんね。12位には「ベランダのサンダル」もランクインしています。
3位は「照明器具」。荷造りに入れてしまうと暗くなってから困るので、どうしても後回しになりますよね。ちなみに、接続する「シーリングソケット部分」を忘れる方も多いようでした。
4位は、こちらも退居の最後まで使う「トイレットペーパー」。使いかけだと、どれくらい残っているかによって、わざと置いていってしまう方もいそうですね。
5位の「包丁」は、よくシンク下の扉の裏に差し込むスペースがありますが、そこを見落としてしまうのかもしれません。あと、危ないので後で慎重に包もうとして忘れてしまうのかも？ 6位には「キッチン用品」がランクインしていますが、これには包丁以外の鍋やフライパンなどの調理器具が含まれています。
7位にランクインした「押入れの奥の物や高い収納の中の物」の“高い収納”とは、例えば押し入れのさらに上にある「天袋」。ここに何らか忘れ物をしていくという回答も目立ちましたね。
30位には「思い出」なんてロマンチックな回答も寄せられた、いくつもの退去の現場に立ち合ってきたプロの経験をまとめた「退去時の忘れ物ランキング」。退去する時は、掃除用品や照明など退去ギリギリまで使う道具類、そしてベランダ、キッチンの戸棚、高い所の忘れ物には要注意ですね！ 次回は、スタッフに強烈なインパクトを与えた「ユニークな忘れ物エピソード」をお届けします！
イラスト：タテノカズヒロ
＜アンケート調査概要＞
対象／全国のアットホーム加盟・利用不動産店約54,000店のうち 422店
調査方法／インターネットリサーチ
調査時期／2017年4月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。
