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大学生一人暮らしにかかる費用はいくら?1カ月の生活費平均と内訳を紹介

大学進学にともなって一人暮らしを始めるにあたり、どのくらい生活費がかかるかを具体的に予想するのは難しいものです。
この記事では、大学生の一人暮らしでの生活費と内訳を解説します。一人暮らしの生活費を上手にやりくりする方法についても紹介していますので、参考にしてみてください。

記事の目次

大学生の一人暮らしの平均生活費はおよそ12.8万円

はじめに、大学生が一人暮らしするにあたって月々どのくらい生活費がかかるのかをご紹介します。

全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)の「第59回学生生活実態調査の概要報告」によると、一人暮らしをしている大学生の毎月の生活費は127,500円かかることがわかります。
また、生活費のなかでも食費と居住費が多く、全体の約63%を占めています。

項目 金額
住居費 ※光熱・水道費を含む 54,130円
食費 25,880円
交通費 4,330円
教育娯楽費 12,840円
書籍費 1,500円
勉学費 1,260円
日常費 7,330円
電話代 3,190円
その他 2,290円
貯蓄・繰越金 14,740円
支出合計 127,500円

1カ月の生活費(出典:第59回学生生活実態調査の概要報告

大学生の一人暮らしにかかる生活費の内訳

それでは、大学生の一人暮らしには具体的にどのような費用が必要となるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

家賃

大学生の一人暮らしの住居費用平均は1カ月あたり54,130円となっていましたが、ここには水道・光熱費も含まれています。ここから水道・光熱費を引いた額は、おおよそ4万4,000円(家賃)になります。

家賃は地域やどのような物件を選ぶのかによって大きく変わってきます。駅に近い家賃が高めの部屋や都心に近いお部屋ではなく少し離れた場所に住むなどしてやりくりしている学生もいるため、個人差が大きい出費といえるでしょう。

大学生の一人暮らし向け物件の家賃については『大学生の一人暮らしの家賃平均はいくら?いい部屋の探し方も解説』もぜひチェックしてみてください。

光熱費

総務省統計局の「家計調査(家計収入編)2023年」によると34歳以下の単身世帯の「光熱・水道」の月平均額は10,119円となっています。「家計調査結果」は全国の世帯を調査対象としていますが、単身世帯の出費額の参考になるでしょう。

毎月かかる固定費のなかでも節約しやすい光熱費は定期的に見直しをおこないましょう。

通信費

通信費は電話やインターネット、テレビ、郵便など通信に関する費用を指します。

総務省統計局「家計調査(家計収入編)2023年」によると34歳以下の単身世帯の通信費用は、月平均額は5,421円となっています。

食費

日本学生支援機構「令和4年度学生生活調査結果」によると、1カ月あたり約21,867円となります。さらに、1カ月を30日だと仮定すると、1日あたりの食費は、約730円です。

自炊の有無、外食の回数などで食費は大きく変わってきます。1カ月22,000円をひとつの目安にしてみましょう。食費は節約しやすい項目ですが、一人暮らしするには健康が第一、しっかり食べて勉強にも遊びにも全力で取り組みたいですよね。

こちらの記事では、食費を節約する方法や食費以外の出費を減らすテクニックについてもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

消耗品・日用品費

消耗品とは、トイレットペーパーや洗剤など、使用するとなくなったり使用できなくなったりするもののことです。また日用品とは日常生活に使用する品物を指します。
消耗品・日用品費は、1カ月あたり約2,090円となっています。

その他(娯楽・交際費など)

日本学生支援機構「令和4年度学生生活調査結果」によると、娯楽や交際費の平均額は、1カ月あたり10,825円でした。

これも個人差が大きい出費といえますが、一人暮らしの大学生は平均して1カ月に1万円程度を個人の趣味や遊びにお金を使っていることがわかります。

大学生の一人暮らし、初期費用はどのくらい?

大学生の一人暮らしには、生活費以外にも学費や引越し代、家電や家具などを買い揃えるための初期費用が必要です。トータルでおおよそ、40万円~60万円ほどかかると見積もっておきましょう。以下で、それぞれにかかる費用について詳しく見ていきましょう。

部屋を借りるための初期費用

まずは、部屋を借りるのにかかる費用を見てみましょう。一般的に、一人暮らしでお部屋を借りるための初期費用は家賃の4~5カ月分が相場といわれています。

費用 金額
家賃 44,000円
日割り家賃(※) 29,806円
敷金/保証金 44,000円
礼金 44,000円
仲介手数料 48,400円
その他費用 20,000円
保証会社利用料 22,000円
合計 252,206円

※家賃は、「第59回学生生活実態調査の概要報告全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)【図表1】1カ月の生活費(下宿生)の住居費から財務省統計局の「家計調査(家計収入編)2023年」の水道・光熱費を差し引いたものを使用。敷金/保証金、礼金は家賃1ヵ月分、仲介手数料は、家賃1ヵ月分+消費税、その他費用は、鍵交換代とし、保証会社利用料は、家賃の半額。
※1…日割り家賃は3月10日から入居した場合。

家賃

通常、賃貸物件では翌月分の家賃を前払いします。そのため、入居時にも翌月分の家賃を支払わなければいけません。例えば3月10日付で入居するのであれば、入居前に4月分の家賃を支払います。また、月の途中から入居する際には、次項でご説明する日割家賃と合わせた支払いが必要です。

日割家賃

契約した月の分と翌月の分の家賃を前払いで支払う必要があります。契約した月の分は1カ月分を全額払うのではなく、1カ月分の家賃を日割りにして計算します。なお、契約が月の1日付けの場合は1カ月分となります。

例:家賃44,000円の物件で、3月10日から家賃が発生した場合
44,000円 ÷ 31日 × 21日(3月10日~31日分)=29,806円

敷金

敷金は、家賃が納められない場合の補償や退去後の修繕を想定した預託金で、貸主(部屋を貸している人)に契約の際にあらかじめ預ける費用です。おおよそ家賃1カ月~2カ月分が目安。退去時には、原状回復にかかった費用が差し引かれ、返金されます。

※地域によっては「保証金」と呼ばれる場合もあります。

礼金

礼金とは、契約の際に貸主にお礼として支払う費用です。おおよそ家賃1カ月~2カ月分が目安。敷金と異なり退去時に返金はされません。もともと礼金というシステムがない地域もありますし、最近では礼金がない物件も増えています。

保証料(保証会社の費用)

連帯保証人が立てられない場合や保証会社の利用が必須とされている物件の場合は、保証会社の利用料金がかかります。金額は保証会社により異なりますが、おおよそ家賃の0.5~1カ月分が目安。最近では保証会社の利用が必須とされるケースが増えてきており、連帯保証人がいても、保証会社の利用が必須とされるケースもあります。

仲介手数料

部屋の案内や賃貸借契約の手続きをおこなった不動産会社に支払う費用で、上限は「家賃の1カ月分」と法律で決められています。

鍵交換費用

前の住民が使用していた鍵から新たな鍵へ付け替える際に必要な費用です。セキュリティ上、交換が推奨されています。一般的なディスクシリンダー錠の場合、鍵の種類により異なりますが、費用の相場は20,000円前後です。

保険料

賃貸物件へ入居する際には火災保険へ加入します。法律上の義務ではないですが、自分の失火から資産を守るのと同時に、他人からの失火に対し資産を守るためにも、火災保険への加入は必要です。不動産会社が指定する保険へ加入するケースが多く、費用の相場は15,000円前後です。

大学生が一人暮らしをはじめる際に必要となる費用について、もっと詳しく見たい方は、『大学生の一人暮らしの初期費用は?平均金額や内訳を解説』もぜひ参考にしてみてください。

家具・家電の購入費用

生活に必要な家具や家電類も、あらかじめ購入して置く必要があります。具体的には、以下のようなものが挙げられるでしょう。

【家具】

  • テーブル・机
  • 椅子
  • ベッド
  • 収納家具


【家電】

  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 電子レンジ
  • 掃除機
  • 炊飯器


他にも、生活スタイルに合わせて必要なものが異なります。費用を抑えるなら、新品ではなく中古品で揃えるというのも一つの方法です。家電においては、家電量販店などで一人暮らし用に価格を抑えたセット商品を販売していることもあります。引越し日に合わせて配送を依頼しておけば、何度も買いに行ったり荷物が届いたりすることもなく効率的です。

大学生の一人暮らし必要なものについてもっと知りたい方は、『【2024年版】初心者必見!大学生の一人暮らし、必要なものリスト』をご覧ください。

引越しにかかる費用

料金の相場はワンルーム・1K程度の荷物であれば、大阪府から東京都に引越しした場合、費用は7万円~10万円程度かかります。

なお、引越し費用は季節によって金額が異なる点に注意してください。特に、繁忙期となる3月~4月は、どの業者でも引っ越し費用が高くなる傾向にあります。場合によっては、引越し会社のスケジュールが埋まっており、そもそも対応してもらえない可能性もあるでしょう。できるだけ早めに引越し会社を手配すると共に、できれば繁忙期をずらして依頼するのがおすすめです。


一人暮らしを始める前にあると安心な貯金額

大学生に入ってから一人暮らしを始め、早く自立しようと考えている人も多くいると思います。一人暮らしを継続していくにはかなりの費用が必要になります。

例えば一人暮らしを始めるために必要な前出の初期費用をまとめると
物件の契約にかかる初期費用:25万円
家具・家電購入費:10~20万円程度(全て購入した場合)
引越し費用:3万円程度
この他にも、食器や洗剤などの日用品なども必要なため、おおよそ40万円~60万円ほどかかることになります。
家具・家電は先輩から譲ってもらう、引越しは友人に手伝ってもらうなど負担を減らす方法もありますが、余裕をもって貯めておくといいでしょう。

一人暮らしの生活費はどうやってまかなう?

親の仕送りや奨学金以外にいくら必要なのか事前に把握しておきましょう
親の仕送りや奨学金以外にいくら必要なのか事前に把握しておきましょう

大学生が一人暮らしをするために必要となるお金について、おおよそのイメージがつかめたでしょうか。ここからは、一人暮らしの生活費をやりくりする方法についてご紹介します。

大学生が1カ月に得ている収入は?

全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)の「第59回学生生活実態調査 概要報告」によると下宿、アパート、その他で一人暮らしをしている大学生の1カ月の収入は以下となりました。

収入 金額
仕送り 70,120円
奨学金 19,660円
アルバイト 36,110円
定職 420円
その他 2,940円
収入合計 129,250円

親からの仕送り

大学生が一人暮らしの生活費をまかなう方法としてまず挙げられるのが「親からの仕送り」です。
前章の表を見てみると、1カ月あたりの仕送り額は70,120円です。調査によるとコロナ禍前に比べて2,690円減少しているものの、前年よりも2,470円増加しています。仕送りゼロの比率は7.5%、「5万円未満(0を除く)」17.5%となっており、それぞれの家庭によって仕送り額には大きな差があることがわかります。

アルバイト

一人暮らしの生活費をまかなう方法のひとつとしてアルバイトが挙げられます。前章の表でも記載しましたが、1カ月あたり36,110円になります。2023年10月~11月間でのアルバイト就労率は74.5%で、多くの学生がアルバイトをしていることがわかります。

大学生におすすめのアルバイトは?

アルバイトといっても、さまざまな職種があります。具体的には、以下のようなものが考えられるでしょう。

  • 飲食店(接客、調理 等)
  • スーパー(レジ、品出し、惣菜 等)
  • コンビニ(接客)
  • 家庭教師
  • 塾講師
  • イベントスタッフ
  • 引越し配送
  • 宅配 など

24時間営業のコンビニなどでは、深夜や早朝の勤務で時給が上がります。興味のある職種、あるいは通いやすい場所などで、学生アルバイトの募集を探してみてください。学校でもアルバイトを紹介してくれるケースがあります。アルバイトの仕事内容など詳しい情報は、以下の記事を参考にしてください。
また、アルバイトをしすぎると学業に影響する場合もあるため、無理のない範囲でおこないましょう。

奨学金

生活費をまかなうために奨学金を使うという方法もあります。奨学金とは、経済的な理由で修学が難しい学生に進学費用を貸与または給付してくれる制度です。多くの団体が奨学金制度を設けていますので、それぞれの受給条件などを調べて申し込みましょう。支給された奨学金は、学費や生活費として利用できます。

ちなみに、全国大学生協協同組合連合会の「第59回学生生活実態調査の概要報告」によると、奨学金受給者は28.9%で、奨学金の全国平均は、1カ月あたり58,420円でした。

平均家賃(4万3,000円)で借りられるのはどんな物件?

先ほど家賃の平均額をお伝えしましたが、実際に東京23区内で家賃4万3,000円(管理費含む)駅徒歩10分以内を条件に部屋を探してみると、どのような部屋が見つかるのでしょうか。以下に、不動産情報サイトのアットホームに掲載されている物件をいくつかピックアップしていきます。(2023年10月時点)

豊島区:ワンルームアパート

豊島区:ワンルームアパート

家賃:4万円
間取り:ワンルーム(5帖)
面積:13平米
築年数:33年
交通:最寄り駅から徒歩約6分

室内にキッチンも含まれた、ワンルームのお部屋です。5帖とやや狭いため、収納家具なども置くと少し窮屈に感じるかもしれません。ただし、家にいる時間が短いのであれば、さほど苦にはならないでしょう。ベッドではなく布団を畳んでおいて寝るときだけ敷いたり、机を置かずテーブルと兼用にしたりすれば、それほど広いスペースは必要になりません。

練馬区:1Kマンション

練馬区:1Kマンション

家賃:4万3,000円
間取り:1K(6.7帖)
面積:18.5平米
築年数:32年
交通:最寄り駅から徒歩約6分

6.7帖のお部屋に、別途キッチンの備わった1Kの物件です。自炊をメインに考えているなら、ワンルームより適しています。6.7帖の広さがあれば、友達や恋人を呼んでも多少余裕が持てるでしょう。ただし、部屋の形状が四角ではないので、家具の配置などはデッドスペースが生まれないよう少し工夫が必要かもしれません。

平均家賃(4万3,000円)で借りられる物件の特徴は?

東京都23区内でも、4万3,000円以内の月家賃でお部屋を探すことは可能です。ただし、渋谷区や港区などでは、少し難しいかもしれません。4万3,000円で借りられるお部屋には、おおむね以下のような特徴があります。

築年数がやや古い

新築や築浅の物件は難しく、築年数は30年前後とやや古くなるでしょう。ただし、築年数が経っていても、設備等に破損がなければ生活には問題ありません。また、場合によってはリフォームされており、むしろ快適な物件が見つかる可能性もあります。

駅からやや遠い

駅から徒歩10分以上かかるなど、少し最寄り駅から距離のある物件が多いかもしれません。ただし、自転車があればさほど不便ではないでしょう。駅によっては、無料もしくは安価な駐輪場が設けられていることもあります。また、駅からは遠くても学校に近ければ、通学は便利になります。

専有面積が狭い

家賃の低い物件は、どうしても専有面積が狭くなりがちです。ワンルームや1Kの物件が中心になるほか、お部屋全体の広さも狭いことが多いでしょう。必要な家具とその大きさをあらかじめ確認し、配置したうえで生活に問題ない広さの物件を選んでください。

最新設備が整っていない

オートロックやモニターホンなど、最新設備は備わっていない物件が多いでしょう。その他にも、トイレにウォシュレットのような温水洗浄便座がなかったり、お風呂に追い炊き機能がなかったり。どうしても欠かせない設備があれば、事前に確認が必要です。
なお、備わっている設備も年数が経過しており、住んでいる途中で故障等が起きる可能性もゼロではありません。そうした際は、不動産会社や大家さんに連絡して対応してもらうことになります。

アパートであることが多い

4万3,000円の家賃だと、マンションではなくアパートの物件が多いでしょう。一般的にアパートは木造・軽量鉄骨構造の2階建て、マンションは鉄骨・重量鉄骨・鉄筋コンクリート構造の3階建て以上の物件を示します。構造上の特徴から、アパートは耐震・耐火性や遮音性がマンションより低いイメージがあるかもしれませんが、近年では防音性・耐震性に優れた物件も増えています。
防音対策については、以下の記事を参考にしてください。

家賃を抑えるためにできることは?

毎月必ず必要となる、家賃や食費・光熱費などの生活費。少しは貯金もしたいし毎月ギリギリの生活はつらいですよね。節約できる方法を見ていきましょう。

部屋探しの条件を緩めてみる

毎月の支出で大部分を占めるのが家賃です。人気のエリアで駅近、ゆったりした間取りで築年数も浅く設備も新しいといったような条件でお部屋を探すと、どうしても家賃は高くなりがちです。条件を少し緩めると無理なく払える家賃のお部屋が見つかります。

最寄り駅からの所要時間を緩めてみる

最寄り駅から近い距離にある「駅近物件」は、買い物に便利、通学に便利、人通りが多くて安心などのメリットがありますが、その分家賃が高くなる傾向があります。一方で、駅から少し離れた物件についても酔っ払いや騒ぐ人がいなく静かで良い、自転車やバスが使えるので意外と気にならないという声も。

お部屋探しの際は駅から距離がある物件も視野に入れ、Google MAPで道の高低差を見たり、内見の際に自分の足で駅やバス停から歩いてみたりするとイメージが湧きやすいかもしれません。

築年数の条件を緩めてみる

築年数(建物が完成してから経過した年数)が浅い、また新築の物件は家賃が高い傾向にあります。築年数が古い物件は設備が気になるところですが「リノベーション済み」「リフォーム済み」と表記されている物件かどうかをチェックしてみましょう。キッチンやお風呂・トイレなどの水回りが改修され最新の設備に交換されている、壁紙を張り替え明るい空間になっているお部屋などが見つかりやすくなります。

方角の条件を緩めてみる

方角が「南向き」の部屋は、明るい太陽光が入り込み暖かいイメージがあり人気条件の一つです。南向きの部屋にも家の中の物が日焼けする、夏場が暑すぎるなどのデメリットはあり、南向き以外の部屋にもそれぞれメリットがあります。東向きの部屋は、朝は明るく目覚めることができますし、西向きの部屋は美しい夕日の入る部屋を楽しむことができます。また、北向きの部屋は太陽光による家具や物の劣化が起こりにくいというメリットがあります。

バス・トイレ別の条件を緩めてみる

ワンルームや1Kの物件では、バス・トイレ別の物件が少ない傾向にあります。また、バス・トイレが同じユニットバスの物件と比べると、家賃も高くなりがちです。バス・トイレ別の方が歯磨きやメイクなどがおこないやすく、お風呂もゆったり入れるので条件とする人は少なくありません。しかし、一方でユニットバスには、掃除がしやすいというメリットもあります。家賃を抑えるなら、バス・トイレ別ではないユニットバスの物件も含めて検討してみましょう。

階数の条件を緩めてみる

上層階に住みたいという人は多く見られますが、通常は階が上になるほど賃料も高くなります。もちろん、例えば女性ならセキュリティの観点から、2階あるいは3階以上でないと不安ということもあるでしょう。しかし、1階でも生垣や柵などを設け、外から見えたり入ったりしにくい対策を講じている物件もあります。ある程度、下層階も視野にいれて探すことで、家賃を抑えながら希望に合った物件を探しやすくなるかもしれません。

ここまで説明したとおり人気の条件を少し緩めるだけで家賃を抑えやすくなるので、条件にこだわり過ぎずにお部屋探しをするとよいでしょう。

フリーレントの物件を探す

フリーレント物件とは、一定期間の家賃が無料になる賃貸物件のことをいいます。入居後1~3カ月分の家賃を無料としているケースが主流ですが、なかには入居後6カ月分の家賃が無料になるお部屋も。一定期間家賃が無料になれば、入居直後の費用を抑えることができます。

不動産情報サイト アットホームでは、全国のフリーレント可能な物件を集めた特集を用意しています。費用を抑えたい方はぜひチェックしてみてくださいね。

家賃が抑えられるエリアを探す

通学に便利で買い物スポットが多く遊びにも出やすい都心部は、家賃相場が高い傾向にあります。
ターミナル駅から数駅離れてみる、各駅停車しか停まらない駅を選んでみるなど少し離れるだけでもだいぶ家賃相場が変わってきます。個性的なお店が集まっていたり、下町の雰囲気で暮らしやすかったりとどのエリアにもそれぞれ魅力があるので、少し目線を広げてエリア選びをするとよいでしょう。

学生寮を利用する

学生寮とは、通学距離が長い生徒のために学校などが運営している物件をいいます。学生寮は他の学生との共同生活となり、風呂・トイレは共有のケースが多いです。一般的な賃貸物件での一人暮らしと比べると費用が安く、朝晩の食事を提供しているので食費も抑えることができます。
共同生活でのトラブルを起こさないよう、寮生が自主的に寮運営を実施し掃除当番や門限などルールが厳しく設定されていることもあるようですが、一緒の寮に住む学生同士の交流が多く持てるのが魅力です。

生活費を抑えるためにできることは?

昨今は物価も高騰しています。なるべく節約するよう心がけましょう
昨今は物価も高騰しています。なるべく節約するよう心がけましょう

さまざまな工夫で、生活費は抑えることができます。具体的な方法を下記にご紹介しますので、できることから取り組んでみてください。

リサイクルショップやアウトレットショップを利用する

家具や家電、食器や日用品などはリサイクルショップやアウトレットショップを利用すると、新品で揃えるよりも費用を抑えることができます。
また、フリマアプリやオークションサイトなどを活用して中古の家具を購入する方法もありますので、状態や説明をよく読み、もし気になる点があれば出品者に質問してみるとよいでしょう。
費用を抑えながら自分好みのインテリアを揃える方法を、こちらの記事で詳しく解説しています。

食費の節約を心掛ける

暮らし方によって、支出の占める割合が大きく変わるのが食費です。
自炊をし、お弁当を学校に持っていくなどで抑えることができます。一人暮らしの場合、一食分ずつ作ると食材を余らせがちなので、数日分を作り置きしておくとよいでしょう。
また、食費を減らす一つのアイデアとして、まかない付き(食事付き)のアルバイトを選ぶという方法もあります。
食費を削り過ぎて、食生活が偏り健康を害することのないように節約もほどほどに取り組みましょう。

通信費の見直しをおこなう

スマートフォンやインターネット回線などの通信費を見直すのも一つの方法です。スマートフォンをMVNO(格安SIM)に変えたり、インターネットの通信プランを変えたりすることで、月々の通信量を抑えられるかもしれません。

節電・節水を心掛ける

毎日のように使う電気や水も、節約を心掛けましょう。以下のように、少しの工夫で電気・水道料金が変わってきます。

すぐにできる節電方法

電気は、以下のような方法で節電できます。

  • 電気はこまめに消す
  • 電球をLED電球に変える
  • エアコンのフィルターはこまめに掃除をする
  • 冷蔵庫にモノをつめすぎない

実家に住んでいた時は家族もいるので、電気を消し忘れても誰かしらが消してくれることもありますが、一人暮らしではそうもいきません。日ごろから気を付けましょう。また、詳しい節電方法については以下の記事を参考にしてください。

すぐにできる節水方法

水道料金は以下のような方法で抑えられます。

  • 蛇口はこまめに閉める
  • 食器はつけ置き洗いをする
  • 洗濯ものはできるだけまとめて洗う
  • お風呂の残り湯を洗濯に使う

いずれも、日々のちょっとした意識で節約に繋がります。水や電気の使用はルールを決めて守り、これを習慣化すると、無理なく節約できるのでおすすめです。

娯楽費や交際費の上限を決めておく

毎月の娯楽費や交際費は、あらかじめ上限額を決めておきましょう。誘いなどを常に受けていては、どんどんお金がなくなってしまいます。上限を超える場合は、後ろ髪を引かれても断ることが大切です。

出かける際は定期区間内にする

通学に定期券を使用していたら、できるだけ買い物や遊びなどは定期区間内で出かけるようにしましょう。そうすれば、交通費を削減することができます。定期区間外に出かける場合も、できるだけ区間内を通るルートを使用すると節約になります。

まとめ

大学生の一人暮らしに必要となる生活費とその内訳について、具体的な金額などをご紹介しました。生活費のなかでも、家賃はとりわけ大きな割合を占めます。だからこそ、賃料と住みやすさのバランスがいい物件を探したいですよね。

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