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大学生の一人暮らしの家賃平均はいくら?いい部屋の探し方も解説

大学生の一人暮らしにおける家賃の平均額は、いったいどれくらいなのでしょうか?
この記事では、大学生が住んでいる部屋の平均家賃とともに、一人暮らしをはじめる際に必要となる初期費用や、部屋を選ぶときのポイントについて解説していきます。

記事の目次

学生の一人暮らし、家賃の平均はいくら?

全国大学生協協同組合連合会がおこなった「第57回学生生活実態調査の概要報告」によると、大学生の一人暮らしの家賃平均は1カ月あたり53,920円となっています。
では、それぞれのエリアで一人暮らしをした場合、家賃はどれくらいかかるのでしょうか……詳しく見てみましょう。

東京で一人暮らしする場合

東京で大学に通いながら一人暮らしをしている・していた方たちに「間取りや家賃」について聞いてみました。

みんなが選んだ間取りは? 

Q.一人暮らしは、大変でしたか?
  • ワンルーム…16人
  • 1K…27人
  • 1DK…7人
  • 2K…1人

(回答サンプル数51人※1)

おおよそ半数の方が「1K」の間取りを選択しているようですね。続いて「ワンルーム」が31%、「1DK」が14%、「2K」が2%となりました。

続いて家賃はいくらだったか、詳しく見てみましょう。

家賃はいくらだった?  

Q.一人暮らしは、大変でしたか?
  • ~30,000円…1人
  • 30,001~40,000円…2人
  • 40,001~50,000円…8人
  • 50,001~60,000円…11人
  • 60,001~70,000円…16人
  • 70,001~80,000円…8人
  • 80,001~90,000円…4人
  • 90,001円以上…1人

(回答サンプル数51人※1)

    みんなの声
  • 1Kで55,000円でした。キッチンが3畳でメインが5畳でした。ユニットバスです。東京でも結構田舎のところです。(30代/女性)
  • 学生マンション、ワンルームで70,000円くらい。(20代/女性)
  • キッチンのようなやや広めのスペースがついたワンルーム。70,000円くらいでした。(40代/女性)
  • 駅近で共同トイレ、風呂無し、6畳のワンルーム39000円。(40代/男性)

アンケートの結果から、平均家賃を割り出してみたところ64,549円となり、冒頭でお伝えした大学生で一人暮らしの家賃平均の53,920円よりも高い結果となりました。
東京都下であれば23区内に比べて低く抑えることができるかもしれませんが、あらかじめ予算は高めに設定しておくことをおすすめします。

大阪で一人暮らしする場合

大阪で大学に通いながら一人暮らしをしている・していた方たちに「間取りや家賃」について聞いてみました。

みんなが選んだ間取りは?

Q.一人暮らしは、大変でしたか?
  • ワンルーム…8人
  • 1K…6人
  • 1DK…3人
  • 1LDK…1人
  • 2DK…1人

(回答サンプル数19人※1)

ワンルームと1Kを合わせると約7割という結果となりましたが、なかには1LDK・2DKなど広い間取りを選んでいる方もいるようですね。

続いて家賃について詳しく見てみましょう。

家賃はいくらだった?

Q.一人暮らしは、大変でしたか?
  • ~30,000円…1人
  • 30,001~40,000円…2人
  • 40,001~50,000円…7人
  • 50,001~60,000円…6人
  • 60,001~70,000円…3人

(回答サンプル数19人※1)

    みんなの声
  • ワンルームで55,000円。(20代/男性)
  • 9畳のワンルーム。トイレバスのセパレートで、60,000円(30代/男性)
  • 1Kでバストイレ別、オートロック3階で65000円くらいだったと思います。(30代/女性)
  • 1DKで55,000円でした。(30代/女性)

4割弱の方が、「40,001円~50,000円」の家賃だったと回答。
アンケートの結果から、平均家賃を割り出してみたところ51,526円となりました。大学生一人暮らしの家賃平均の53,920円の範囲内で探すことも十分可能のようですね。

その他のエリアで一人暮らしする場合

東京と大阪以外で大学に通いながら一人暮らしをしている・していた方たちに「間取りや家賃」について聞いてみました。

みんなが選んだ間取りは?

Q.一人暮らしは、大変でしたか?
  • ワンルーム…39人
  • 1K…60人
  • 1DK…25人
  • 1LDK7人
  • 2K…2人
  • 2DK…3人

(回答サンプル数136人※1)

やはりどのエリアでもワンルームや1Kを選んでいる方が多いようです。部屋数が多いと掃除するにも大変ですし光熱費にも影響がでます。まずはミニマムな生活からはじめて、ライフステージの変化に応じて部屋の広さを決めていくと良いかもしれません。

家賃はいくらだった?

Q.一人暮らしは、大変でしたか?
  • ~30,000円…13人
  • 30,001~40,000円…38人
  • 40,001~50,000円…47人
  • 50,001~60,000円…23人
  • 60,001~70,000円…11人
  • 70,001~80,000円…2人
  • 80,001~90,000円/1人
  • 90,001~…1人

(回答サンプル数136人※1)

    みんなの声
  • 北海道、1LDK、35000円。(30代/男性)
  • 福岡県、1K、38,000円でした。(40代/男性)
  • 愛知県で1DK,49500円。(10代/男性)
  • 京都府、ワンルームで40,000円くらい。(40代/女性)
  • 神奈川県で1K、70,000円。(20代/女性)

「40,001~50,000円」が一番多く35%、続いて「30,001~40,000円」が28%という結果に。
アンケートの結果から、平均家賃を割り出してみたところ46,198円となり、学生一人暮らしの家賃平均の53,920円よりも低く抑えられるようです。
ちなみに一番低い家賃は、福島県のワンルームで18,000円。一番高い家賃は、栃木県の1LDKで100,000円の部屋に住んでいる方でした。

【エリア別】現役学生に聞いた!家賃の理想と現実

以前アットホームで、現在一人暮らしをしている学生を対象に当初想定していた家賃と実際の家賃についてアンケート調査を行ってみたところ、以下の結果となりました。

 

エリア   家賃の予算 実際の家賃
北海道 男子学生 41,240円 42,721円
女子学生 46,769円 47,923円
東北 男子学生 39,635円 40,538円
女子学生 45,769円 54,692円
関東 男子学生 54,695円 53,271円
女子学生 60,649円 61,634円
中部 男子学生 38,490円 38,275円
女子学生 46,373円 46,108円
関西 男子学生 48,118円 47,488円
女子学生 50,536円 61,248円
中国・四国 男子学生 44,009円 48,701円
女子学生 42,255円 43,750円
九州 男子学生 40,176円 41,549円
女子学生 43,442円 43,429円

(出典:アットホーム株式会社 アンケート調査「UNDER30 2021 賃貸編」)

エリアによって差はあるものの4万~6万円程度を想定しておくと良さそうです。
実際の家賃は、当初の予算よりもややオーバーしていることが多いようですが、中部エリアに関しては男女共に予算より低く抑えられているようです。

男子よりも女子の方が、当初の予算よりも実際の家賃が高くなる傾向にありますが、理由として「駅からの距離」、「キッチンの使いやすさ」、「セキュリティ面」など部屋探しの条件は男子に比べ女子の方がこだわりも多いことが挙げられます。
とはいえ、当初の予算よりも5,000円高い場合では、1年間で6万円、4年間で24万円も差が出ることとなります。予算内でどうしても抑えたい場合は、予算からはみ出た分は自分でアルバイトして補うなどの工夫が必要かもしれません。

大学生の一人暮らしに必要な初期費用や生活費は?

大学生が一人暮らしをはじめるためには、家賃だけではなく引越し費用などさまざまな初期費用が必要となります。また、1カ月分の生活費も用意しなければいけません。

では、具体的にはどのぐらいお金が必要になるのでしょうか。

初期費用

一人暮らしをスタートするためには、引越し費用や賃貸物件の契約時に必要となる費用、家具や家電などを買いそろえるための費用などが必要となります。

引越し費用は、距離や荷物の量、引越し会社によって価格が異なります。ある大手引越し会社では、東京から大阪へ単身引越しをする場合の料金はおおよそ3万円からとなっています。

賃貸物件を借りるときの初期費用は家賃の4~5カ月分が相場です。家具や家電も、揃えるものによって価格は変わってきますが、10~20万円程度は考えておく必要があるでしょう。

大学生が一人暮らしをはじめるときの費用については『大学生の一人暮らしの初期費用は?平均金額や内訳を解説』もチェックしてみてください。

1カ月の生活費

日本学生支援機構が発表した「令和2年学生生活調査結果」によると、下宿、アパート、その他で一人暮らしをしている大学生の年間平均生活費は110,8400円、1カ月あたりにすると92,366円となります。なお、この生活費には、大学の授業料やその他課外活動費は含まれていません。自分で学費を支払う場合はプラスで見積もる必要があります。

生活費については、『大学生の一人暮らしにかかる生活費は?費用の内訳を紹介』で詳しく紹介しています。

一人暮らしに必要な費用、どうやって用意している?

一人暮らしをしている多くの学生は、親から仕送りをしてもらっているパターンが多いと思いますが、中にはアルバイトや奨学金でやりくりをしている学生も……。
大学時代に一人暮らしをしていた方たちに「仕送り額について」アンケートをおこなったところ親から仕送りをしてもらっていなかった人の割合は約2割という結果に。また、入学当初は実家から通っていたけど、お金を貯めて進級のタイミングで一人暮らしをはじめた方もいるようでした。
一人暮らしを始めるには、なにかとお金がかかります。実家暮らしをしている間にコツコツと貯蓄をしておきましょう。.

仕送りなしで一人暮らしをする方法や、大学生のアルバイトについてはこちらの記事を参考に。

大学生の一人暮らしにおすすめの間取りは?

大学生には、ワンルーム(1R)または1Kの部屋がおすすめです。
ワンルームはその名のとおり一室だけのシンプルな部屋のことを指します。部屋の中に仕切りがなく、キッチンを含めて部屋全体がひとつの空間となっていますワンルームは間仕切りがない分、部屋が広く感じられます。また家賃を抑えられるというメリットもあります。1Kに比べて掃除もラクでスペースも広く利用することができるのもポイントです。

ワンルームではどのような暮らしができるのか実際に見てみましょう。

女子大学生(20歳)ワンルームのお部屋の場合
間取り:ワンルーム(9帖) 家賃:58,000円 

白を基調とした清潔感あふれるお部屋ですね。白い服を着ると膨張して見えるとよくいいますが、インテリアも同様です。家具の色を白や薄めのベージュなどの「膨張色」にすることで室内を広く見せることができます。逆に黒を基調とした場合では、小さく引き締まって見えてしまうので色を使う範囲などの注意が必要です。

一方、1Kはひとつの部屋とキッチンのある物件で、台所部分と部屋の間にドアなどの仕切りがあります。キッチンと居住空間に仕切りがあるので、料理のニオイが部屋に入りにくいというメリットがあります。来訪者があったときも、ドアを閉めておけば部屋の中は見えません。

1Kでは、どのような暮らしができるのか実際に見てみましょう。

男子大学生(20歳)1Kのお部屋
間取り:1K(7帖) 家賃:35,000円 

(こだわり部屋FILE「グリーンで作るヴィンテージROOM」)

アースカラーを基調とした優しい印象のお部屋ですね。さきほど、黒など濃い色を使うと部屋が狭く見えがちになることをお伝えしましたが、濃い色の家具を使いたい場合、背の低い家具を選択することで、視界が広がり室内を広くみせることができます。実際の部屋の広さは変わりませんが、視界が狭い状態が続くと目や体の疲れにつながります。
せっかく一人暮らしをするのですから、限られたスペースで自分なりのインテリアを楽しみましょう!

家賃5万円でどのような部屋に住める?

さきほど、家賃は4~6万円程度を基準として考えておくことをお伝えしましたが、
実際に、最寄りの駅から徒歩10分以内で、管理費込みで50,000円ぴったりの部屋を探した場合、どのような物件に住むことができるのでしょうか……。不動産情報サイト 「アットホーム」に掲載されている物件(2022年3月時点)で調べてみました。

東京の場合

東京23区で、家賃5万円(管理費込)・駅徒歩10分以内の物件を条件に物件を探してみたところ、該当する物件(シェアハウスを除く)は以下のような結果となりました。

区名 間取り 平米数 築年数
千代田区 該当なし
港区 該当なし
中央区 ワンルーム 9~12平米 18~19年
新宿区 ワンルーム・1K 8~20平米 6~57年
台東区 ワンルーム・1K 8~16平米 15~74年
品川区 ワンルーム・1K 12~20平米 17~56年
大田区 ワンルーム・1K 8~20平米 3~62年
渋谷区 ワンルーム・1K 10~20平米 30~38年
文京区 ワンルーム・1K・1DK 7~20平米 22~54年
目黒区 ワンルーム・1K・1DK 5~23平米 1カ月~61年
板橋区 ワンルーム・1K・1DK 7~27平米 4~65年
練馬区 ワンルーム・1K・1DK 7~26平米 3~62年
江戸川区 ワンルーム・1K・1DK 10~25平米 4~61年
江東区 ワンルーム・1K・2K 6~20平米 30~49年
荒川区 ワンルーム・1K・2K 7~29平米 26~56年
墨田区 ワンルーム・1K・1DK・2K  10~25平米 29~53年
中野区 ワンルーム・1K・1DK・2K  9~29平米 3~58年
杉並区 ワンルーム・1K・1DK・2K  7~29平米 4~62年
豊島区 ワンルーム・1K・1DK・2K  7~25平米 9~36年
足立区 ワンルーム・1K・1DK・2K  11~33平米 4~24年
葛飾区 ワンルーム・1K・1DK・2K  10~28平米 4~57年
北区 ワンルーム・1K・1LDK・2K 9~29平米 15~74年
世田谷区 ワンルーム・1K・1DK・2K・2DK 7~44平米 5~57年

(※2022年3月時点)

公開されている物件は時期によって異なるため一概とは言えませんが、今回調べた結果では、千代田区と港区においては該当する物件はありませんでした。
その他の区ではワンルーム・1Kにおいては部屋を借りることは可能のようですが、生活するうえで最低限必要となる部屋の広さはおおよそ「20~25平米」と言われています。
家賃5万円(管理費込)で駅徒歩10分以内、21平米以上の部屋を探すとなると、新宿区・文京区・台東区・江東区・品川区・大田区・渋谷区では難しいようでした。

しかし、不動産会社の中にはインターネットでは公開していない「未公開物件」を扱っている場合もありますので、希望するエリアで見つからない場合は、不動産会社に一度相談してみるとよいでしょう。

その他のエリアの場合

政令指定都市別に、家賃5万円(管理費込)・駅徒歩10分以内を条件に物件を探してみたところ該当する物件(シェアハウス除く)は以下のような結果となりました。

都市名 間取り 平米数 築年数
横浜市 ワンルーム・1K・1DK・2K・2DK 11~43平米 1カ月~74年
川崎市 ワンルーム・1K・1DK・2K・2DK 9~35平米 7カ月~64年
相模市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2K・2DK・3K 16~44平米 4~49年
さいたま市 ワンルーム・1K・1DK・2K・2DK・3K 15~43平米 4~49年
千葉市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2K・2DK・3K・3DK 18~53平米 9~55年
札幌市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2DK・2LDK・3DK・3LDK 14~66平米 1カ月~52年
仙台市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2K・2DK・2LDK・3K・3DK 16~55平米 3~59年
新潟市 ワンルーム・1K・1LDK・2K・2DK・2LDK・4DK 20~85平米 6~47年
静岡市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2DK・2LDK・3DK 19~55平米 13~47年
浜松市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2 K・2DK・2LDK・3DK・3LDK 20~62平米 11~42年
名古屋市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2 K・2DK・2LDK・3K・3DK・4K 10~64平米 2~61年
京都市 ワンルーム~4LDK以上 13~64平米 4~97年
大阪市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2 K・2DK・2LDK・3K・3DK・4K 11~64平米 6~73年
堺市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2 K・2DK・2LDK・3DK・3LDK・4DK 19~90平米 4~57年
神戸市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2 K・2DK・2LDK・3K・3DK・4DK・4LDK以上 16~91平米 1~133年
岡山市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2 K・2DK・2LDK・3DK 18~56平米 4~45年
広島市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2 K・2DK・2LDK・3K・3DK・3LDK・4DK・4LDK以上 18~65平米 5カ月~57年
福岡市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2 K・2DK・2LDK・3DK 12~51平米 3~64年
熊本市 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2DK・2LDK・3DK・3LDK・4DK 17~64平米 1カ月~75年

(※2022年3月時点)

どのエリアも都内に比べ、2LDKや3DKなど間取りタイプにおいても選択の幅が広がるようです。
都内は地方に比べて家賃だけでなく物価も高い傾向にあります。なるべく生活費を抑えたい人は、都内の大学だけでなく郊外や地方の大学と比較して考えてみるといいかもしれませんね。

家賃6万円だとどのような部屋に住める?

東京23区内で、大学数の多い千代田区・港区・新宿区・文京区・世田谷区で6万円(管理費含む)・駅徒歩10分以内を条件に、同じく不動産情報サイト アットホームに掲載されている物件(シェアハウスを除く)を探してみたところ、以下の結果となりました。

区名 間取り 平米数 築年数
千代田区 該当なし
港区 ワンルーム・1K 9~22平米 18~65年
新宿区 ワンルーム・1K・1DK 9~23平米 1~31年
文京区 ワンルーム・1K・1DK 16~31平米 29~37年
世田谷区 ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2K・2DK 7~44平米 3年~87年

(※2022年3月時点)

新宿区・文京区・世田谷区においては少し広い部屋が選択できるようになるようです。家賃5万円では該当なしだった港区も6万円では該当する物件がありました。
部屋を選ぶ際に必ずチェックしておくことは、キッチンやトイレ、お風呂といった水回りの使いやすさです。また、物件の周辺環境などさまざまな要素を加味し、自分に合った物件を借りるようにしましょう。

一人暮らし向けの部屋を選ぶときのポイントは?

部屋探しで失敗しないためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?ここでは、一人暮らしの部屋探しでチェックすべきポイントを、男子大学生向け、女子大学生向けそれぞれご紹介していきます。

現役学生に聞いた、部屋探しで最後まで重視したポイントは?

アットホームで、現在一人暮らしている学生たちを対象に「部屋探しにおいて最後まで重視したポイント」を聞いてみたところ以下の結果となりました。

(出典:アットホーム株式会社 アンケート調査「UNDER30 2021賃貸編」)

男女ともに部屋を選ぶときのポイント

男女ともに、重視したいポイントとして「間取り・広さ」や、「通学に便利」なことが挙げられていますが、具体的にどのようなことに気をつけて部屋選びをすればいいのか詳しく見ていきましょう。

間取り・広さ

単身者向けのワンルームや1Kの物件の広さはおおよそ「20平米~25平米」が主流となっています。20平米でも、メインとなる部屋の広さが6帖だったり、7.5帖だったりまちまちです。
理由としては、バス・洗面・トイレが別だったり、キッチンが広いとその分面積が圧迫されメインとなる部屋が狭くなってしまうからです。
部屋探しで失敗しないためにも、家具のサイズや新居に持っていく荷物の量などを考え、最低限必要となる部屋の広さを事前に知っておくことが大切です。

通学に便利

実家暮らしであれば、なかなか起きられない朝でも親が起こしに来てくれますが、一人暮らしではそうはいきません。朝が苦手な人は毎日ギリギリの時間に起きて通学することを考えると、大学からあまり離れた場所に住んでしまうと大変です。
逆に大学に近すぎる場合には、友達の溜まり場になってしまったり、休日でも街中で学生たちの声を耳にすることでオン・オフの切り替えがしづらいなんてこともあるようです。

家から大学までどれくらいの距離が理想なのか悩んだらこちらの記事を参考に。

男子大学生が部屋を選ぶときのポイント

初期費用が安い

さきほど男子よりも女子の方が、家賃が高い傾向にあるとお伝えしましたが、上記のアンケートでは初期費用に関しても男子の方がなるべくお金をかけたくないと考えているようですね。
初期費用を抑えたい場合は、敷金・礼金なしの物件や、一定期間の家賃が無料になるフリーレント物件を選ぶのも一つの方法です。

ゴミの捨て方

一人暮らしの場合、自分で掃除や片付けをしなければいけません。ついつい放置してしまう人や苦手な人は、24時間ゴミが捨てられるゴミ集積場付の物件がおすすめです。なるべく掃除や片付けにかかるストレスを低減して習慣づけてしまうのがポイントです。

駐輪場や駐車場の設置

どのような方法で大学に通うのかによって選ぶ物件も変わってきます。公共交通機関を使うのであれば駅から近い物件を選んだほうが便利ですし、自転車、バイク、車を使うのであれば、駅から離れた場所で駐輪場や駐車場の付いた物件を選んだほうがいいでしょう。

【男子大学生編】みんながこだわったポイントは?

大学に通いながら一人暮らしをしている・していた方たちに、具体的にどんなことを条件に部屋探しをおこなっていたのか詳しく聞いてみました。

    みんなの声
  • 部屋の広さと賃料。(20代)
  • 最低メインの部屋が7帖以上の広さ。家賃、風呂トイレ別、日当たり。都市ガス、近隣の便利さ、終電逃してもターミナル駅から30~40分歩けばたどり着ける距離。(20代)
  • 周りのお店、地域の雰囲気。(30代)
  • 周辺環境のよさと学校へのアクセスの良さを重視しました。(30代)
  • 通学距離・時間など、通学に便利か。家賃。貧乏学生なので、家賃を重視し設備等は妥協です……。近くにスーパーは必須、コンビニでは割高なのでダメ。駐輪場完備か。自転車よく使うので重視しました。(40代)

部屋探しで重視するポイントは人それぞれのようですね。「終電を逃してもターミナル駅から歩いて帰れる距離」を条件にしていた方もいらっしゃいましたが、サークル活動やアルバイトの帰りに疲れてうとうと寝過ごしてしまい、隣の県まで行ってしまった……なんてことにならないよう注意しましょう。
このほかにも「繁華街に近いところ」や、「壁が厚いか」という意見もありました。

女子大学生が部屋を選ぶときのポイント

セキュリティ

女性の一人暮らしはセキュリティのしっかりした物件を選ぶことが大切です。玄関ドアに鍵が2つ付いている物件や、オートロック完備、モニター付きインターフォン、共有部に防犯カメラなどが設置されているマンションやアパートを選びましょう。

1階は避ける

1階の部屋は外部から侵入がしやすいことがあり、下着泥棒などの被害にも遭いやすいと一般的に言われています。また、地面と部屋が近いために害虫が入り込みやすく、虫嫌いな人にとっては厳しい環境の可能性があります。

水回りの使い勝手

水回り、すなわちトイレや浴室、キッチンなどの使い勝手を想像してみましょう。トイレとお風呂と洗面台が一体となった「3点ユニット」は掃除がしやすく家賃が抑えられますが、友人が泊りに来た際などは使い勝手の悪さを感じるかもしれません。

スーパーが近い

自炊する人にとっては、食材や食品が買える店が近くにあるというのは非常に大きなメリットになります。すぐに足を運べる距離にスーパーマーケットがあるか、周辺施設や部屋の設備についても確認しておきましょう。

【女子大学生編】みんながこだわったポイントは?

大学に通いながら一人暮らしをしている・していた方たちに、具体的にどんなことを条件に部屋探しをおこなっていたのか詳しく聞いてみました。

    みんなの声
  • 交通の手段が便利なことと、生活圏内にスーパーがあるか。(10代)
  • 家賃と間取り、バスなど交通の便の良さ、学校から近いかどうかです。(20代)
  • お風呂がユニットかセパレートか。収納が多いか。水圧が強いか。(20代)
  • 大学との距離が近い、独立洗面台、二口コンロ。(20代)
  • 2階以上(防犯面)、家賃、立地(学校から近いか)、大家さんが近くにいるか、学生も多く住んでいるか、治安の良さ。(30代)
  • 家賃の安さ。女性専用かどうか。スーパーや大学が近いかどうか。(40代)

女性は男性に比べて歩幅も小さいので、駅やスーパーマーケットなど男性に比べて徒歩圏内かどうかは需要なポイントのようですね。女性の一人暮らしの場合、防犯面も重視したいですね。オートロックや防犯カメラなどマンションの設備はもちろん、駅から家までの帰路に人通りはあるか、街灯はあるかなど内見の際には周辺環境も一緒にチェックしておきましょう。

家賃や生活費を安く抑えるにはどうすればいい?

日本学生支援機構「令和2年学生生活調査結果」によると、大学生の一人暮らしにかかる費用は、およそ9万円だそうです。
生活費の中には、家賃はもちろん水道光熱費や、通信費、食費などが含まれます。
今までなら自分のお小遣いを使い果たしてしまっても、実家にいることで生活できていましたが、一人暮らしの場合そうもいきません。食べるものはもちろん、水道・電気・ガスなどのライフラインが止まると日々の生活に与える影響はかなり大きいです。

「バイトを頑張って足りない分の生活費を稼ごう!」と思ってアルバイトをはじめるのも良いことですが、お金を稼ぐことを重要視してしまい学業がおろそかになってしまっては本末転倒です。
そんなことにならないためにも、毎月何にどれくらいお金がかかるか把握しておくことが大切です。毎月かかる生活費や、家賃を抑えるにはどうしたらいいかなど、こちらの記事「学生の一人暮らしは月にいくら生活費がかかる?生活費の内訳を紹介」で詳しく紹介しているので、併せて読んでみてください。

まとめ

ここまで賃貸物件の平均家賃や初期費用、1カ月の平均的な生活費など、大学生の一人暮らしにかかる家賃の情報をお伝えしました。
今回紹介したものはあくまで平均の金額です。節約を心がけることで金額はより抑えることができますし、親からの仕送りやアルバイトで平均よりも余裕のある生活を送れます。平均額を参考にしつつ、自分らしい生活を楽しめるよう工夫してみましょう。
一人暮らしを楽しめるかどうかは、自分に合った部屋と出合えるかどうかが大前提です。
そこでおすすめなのがアットホームの「あった!」アプリ。大学生にぴったりの賃貸物件がたくさん公開されており、手軽にお部屋探しができます。ぜひダウンロードして、住みたい町の家賃相場や部屋の様子をチェックしてみてくださいね。

【調査概要】
「大学時代の一人暮らしに関するアンケート」
調査方法:インターネットリサーチ
回答サンプル数:206(※1)250
対象:18歳~50歳男女(全国)
調査期間:2021年3月

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