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大学生の一人暮らしの初期費用は?平均金額や内訳を解説

大学生が一人暮らしをはじめる際にはどのくらいお金がかかるのでしょうか?今回は、大学生が一人暮らし用の部屋を借りる際に必要となる家賃や敷金、家電や家具の購入費など、初期費用についてお伝えします。さらに、初期費用を抑える方法についてもご紹介します。

初期費用の相場は家賃の4~5カ月分

部屋を借りるためには、敷金、礼金、家賃、鍵交換費用、仲介手数料、保険料、保証会社利用料といった費用がかかります。 一般的に、一人暮らしの部屋を借りる際に必要となる初期費用は家賃の4~5カ月分が相場となります。大学生が一人暮らしをはじめるにあたっては、以下の費用を目安にするとよいでしょう。

費用 金額
家賃 43,000円
日割り家賃(※) 29,129円
敷金/保証金 43,000円
礼金 43,000円
仲介手数料 47,300円
その他費用 20,000円
保証会社利用料 26,510円
合計 251,939円

※家賃は、「第58回学生生活実態調査の概要報告全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)【図表1】1カ月の生活費(下宿生)の住居費から財務省統計局の「家計調査(家計収入編)2022年」の水道・光熱費を差し引いたものを使用。敷金/保証金、礼金は家賃1ヵ月分、仲介手数料は、家賃1ヵ月分+消費税、その他費用は、鍵交換代とし、保証会社利用料は、家賃の半額。
※1…日割り家賃は3月10日から入居した場合。

大学生の一人暮らしにかかる代表的な初期費用

大学生がアパートやマンションなどの賃貸契約をする際に必要となる初期費用について説明します。

家賃

家賃とは、住宅の貸主に支払う住宅の使用料(賃貸料金)のことです。
通常は月ごとに支払います。ただし、契約月分において月の途中から入居する場合は日割りで計算し、翌月分の家賃とともに前払いすることもあります。詳細は契約ごとに細かく異なりますので、契約内容をしっかり確認しましょう。

家賃については、『大学生の一人暮らしの家賃平均はいくら?いい部屋の探し方も解説』も参考にしてください。

敷金

敷金とは、賃貸物件を契約するときに借主(借りる人)が貸主(貸してくれる人)に預け入れるお金のことを指します。借主が不注意でお部屋に傷などを付けてしまったり家賃を滞納した場合の費用に充当するものとされています。

賃貸借契約が終わり退去する際には、借りていた物件を元の状態に戻さなければなりません。これを「原状回復義務」といいます。退去時には、原状回復に必要となった費用を敷金から引いて返金されることになります。原状回復義務について、詳しくは国土交通省住宅局のガイドラインをご参照ください。

敷金は、地域によっては「保証金」と呼ばれることもあります。契約によって呼び方や金額、条件は異なるので、都度確認しましょう。

礼金

礼金は、賃貸物件を契約するときに貸主にお礼として支払うお金です。お礼として渡すものなので、敷金のように退去時に返ってくることはありません。礼金の相場は地域や物件によって異なります。

なお、最近は礼金のない物件が増えています。また、そもそも礼金という習慣のない地域もあります。

鍵の交換費用

賃貸物件を契約する際、入居前に鍵が新しいものに交換されます。

鍵の交換を実施するか否かを借主側が判断できることもあります。しかし、前の住人が鍵を複製していた場合、不法に部屋へ侵入される可能性があります。自分の身を守るためにも鍵の交換は必ず行ったほうがいいでしょう。

なお、一般的な賃貸物件のドア用の鍵として普及しているディスクシリンダー錠の場合、鍵交換費用の相場は20,000円前後となっています。物件や鍵の種類などによって金額は異なります。

仲介手数料

仲介手数料とは、物件を仲介してくれた不動産会社に対して支払う手数料を指します。

仲介手数料の限度額については、国土交通省によって「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」(昭和45年建設省告示第1552号)として定められており、報酬の上限額が決められています。

この法律によると、居住用賃貸物件の仲介手数料は原則的には賃料1カ月分の0.55倍以内(合計で家賃1カ月分の1.1倍以内)とすると決められています。ただし、借主と貸主の承諾がある場合は、借主と貸主のうちのどちらか一方が家賃の1.1倍以内の仲介手数料を不動産会社に支払うこともできます。

なお、この家賃1カ月分の1.1倍以内の仲介手数料には消費税分が含まれています。また、貸主が支払いを負担する場合や不動産会社が所有している物件の場合には、借主側が無料(仲介手数料の負担無し)となることもあります。

保険料

賃貸物件の契約時は火災保険への加入が条件となっていることが一般的です。借主が保険会社を選べる場合もありますが、ほとんどの場合は不動産会社または貸主が指定する会社の保険に加入します。

しかし、地震時に発生した火災による損害は火災保険では補償されないため、地震保険の契約も行うとよいでしょう。地震保険は単独契約ができないので火災保険とセットで契約します。保険金額は火災保険の30~50%の範囲となります。

家電や家具などの購入に必要な費用はどれくらい?

テックマークジャパン調べ「新入生・新社会人の家電に関する意識調査」によると、家電購入のための予算は「50,001~100,000円」と回答した人が最多の30.8%となっています。

家電や家具は個人の暮らし方によって必要となるものが異なります。自分の価値観や必要に応じて、家電や家具を買い足したり減らしたりしましょう。

最初にかかる費用をなるべく抑える3つの方法

このように、一人暮らしをはじめる際はどうしてもまとまった費用が必要になります。可能であれば、費用はできるだけ抑えたいですよね。

ここでは、初期費用をなるべく抑える3つの方法をご紹介します。

フリーレント物件や敷金、礼金のない部屋を探す

フリーレント物件とは、賃貸契約の開始から一定期間において家賃が無料に設定されている物件のことです。フリーレントとなる期間は2週間ほどのこともあれば1~3カ月間の場合もあるなど、物件ごとに異なります。

フリーレントは物件の空室期間を短縮することを狙いとして実施されており、フリーレント期間のみで退室されてしまうと貸主にとっては損になります。そのためフリーレント物件の多くは一定期間内の解約に対して違約金などが発生する契約となっていますが、すぐに引越しをする予定がないのであれば初期費用を抑えるのにうってつけの物件といえるでしょう。

賃貸契約時の初期費用を安くするためにはこうしたフリーレント物件や、敷金・礼金のない部屋を探す方法が考えられます。ただし敷金や礼金がない場合でも初期費用としてクリーニング代が必要となる場合もあります。

フリーレント物件や敷金や礼金のない物件に限らずどのような賃貸物件を契約する場合でも言えることですが、契約書をよく読み、内容に納得してから契約するようにしましょう。

車を借りて引越しする

自分で車を運転したり、親や兄弟、友人に車を運転してもらったりして自分たちで引越しを行うことで、引越し業者に依頼する費用を抑える方法もあります。

たとえばレンタカーを利用する場合、ワンボックスバンタイプを24時間借りるレンタル料は15,000円~20,000円ほどが相場です。

家具や家電を徐々に買い足す

初期費用を抑えるためには、家具や家電を最初にすべて買わず徐々に買い足していく方法もあります。

必ず使うベッドや初日から必要になるカーテンなどは最初から揃えておく方がよいですが、どのような家具や家電が必要になるか実際に生活をしてみないとわからない場合もあります。

まずは必要最低限のものだけを買い、その他は必要性を感じてから購入すれば、最初にかかる費用を抑えられます。

家具や家電については『大学生の一人暮らしに必要な家具・家電は?おしゃれなレイアウト術も紹介』でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

ここまで一人暮らしの初期費用について解説してきました。引越しの際に必要な初期費用は家賃の4~5倍、家具や家電にこだわるとさらに多くのお金が必要になります。フリーレント物件や礼金・敷金のない物件、中古家電や中古家具などを活用するなど、さまざまな工夫を重ねることで初期費用は通常より抑えられますが、決して小さい金額ではありません。

だからこそ、お部屋選びは妥協することなく、自分にぴったりの物件に巡り合いたいですよね。そんなときにお役に立つのがアットホームのお部屋探しアプリ「あった!」。一人暮らしを新たにスタートする大学生の方にもピッタリのお部屋がきっと見つかります。ぜひダウンロードのうえチェックしてみてください!

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