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ライフラインとは?意味と引越し時の手続き・災害時の対策も解説

ライフラインとは?意味・引越し時の手続きと災害時の対策も紹介
現代のように何かと便利な日常生活は、さまざまなライフラインによって成り立っています。ライフラインの一つでも欠けてしまえば、毎日の暮らしは大きく変わってしまう可能性もあるため、いつでも問題なく使えるように準備しておくことが大切です。本記事では、ライフラインとは何を指すのかを改めてご紹介し、引越し時に必要な手続きから災害時に想定されるリスク、必要な対策まで解説します。

ライフラインとは

ライフラインとは何を指すのでしょうか
ライフラインとは何を指すのでしょうか

そもそもライフラインとは、和訳して“生命線”を意味する言葉で、日常生活や産業活動を根幹から支えるさまざまな仕組みを指します。電気・ガス・水道をはじめ、毎日の身近な暮らしに欠かせない都市機能に加えて、学校や病院などの公共物を含めてインフラ(下部構造)と呼ぶ場合もあります。いずれも安全かつ健康で、豊かな日々を送るためになくてはならないものです。

ライフラインの種類

生活のなかで、ライフラインに該当するものは?
生活のなかで、ライフラインに該当するものは?

日々の生活基盤として、張り巡らされているライフラインの代表例としては、おもに次のようなものが存在します。

電気

電気は、ありとあらゆる設備の動力となるエネルギー源で、家電や空調などの生活必需アイテムを使うためには欠かせません。例えば引越しの際など、あらかじめ電気を引いておかないと、家にいることはできても何もできない状態になってしまうでしょう。特に引越しでは、「入居したものの、まだ通電していなくて照明も点かない」などのトラブルはありがちなので、忘れずに準備しておきましょう。

ガス

ガスは、火や熱を発するためのエネルギー源で、おもにコンロ・給湯・暖房などに使われます。調理や湯沸かしに欠かせない存在で、ガスが通っていない状態では、入浴などのさまざまな生活面に支障が出ます。ちなみにガスの供給方法は、地下の配管から送られてくる都市ガスと、各住戸に備え付けの専用ボンベを使うプロパンガスの2種類が存在します。どちらの契約になるかは地域や物件に応じて異なり、場合によってはすべて電力にまとめるオール電化方式で、ガス供給を省略しているケースもあります。

水道

水道は、人間の生命維持に不可欠となる水を供給する設備で、生きていくための土台となるものです。あらかじめ水道を引いておくことで、住戸内にある蛇口から常に水を使うことができ、衛生的な生活習慣や炊事などに使用できます。こちらも引越し時などにはあらかじめ準備しておく必要があります。

通信

通信環境は電話やインターネットを使用するための基盤となるもので、さまざまなITツールが欠かせなくなっている現代では重要なライフラインとなっています。古くは固定電話で必要とされていましたが、近年ではスマートフォンやパソコンなどを使用する際のネットワークとして使われています。

交通

さまざまな場所に移動したり、物資を運んだりするために欠かせないのが、道路をはじめとした交通網です。その他にも公共交通機関として、鉄道・空港・港湾などが各地に整備されています。都市機能として当たり前に存在しているライフラインですが、急なトラブルが起きやすい一面もあり、特に事故・災害時などの心がまえをしていくことも重要です。

各ライフラインの引越し時に必要な手続き

生活に溶け込んでいるため見落としがちですが、転居の際は手続きをしないと利用できません
生活に溶け込んでいるため見落としがちですが、転居の際は手続きをしないと利用できません

ここまでに見てきたライフラインのなかでも、電気・ガス・水道・通信は、住環境に密接した身近な存在です。引越し時などには、自ら契約をしていつでも使えるように用意しておく必要があるため、引越し時に必要な各種手続きを把握しておきましょう。

電気

引越しにともなう電気関連の手続きでは、退去時の使用停止、および入居時の通電に向けた各種申請をします。ちなみに手続きの流れは状況次第で異なり、引越しを機に新しく申し込む、もしくは住所変更のみで継続契約する方法の2つに分かれます。管轄する電気会社や名義人が変更になる場合には、入居にあたり電気会社との新規契約をする必要があります。名義の変更などがないケースでは、以前からの契約を続けることも可能です。なお退去時と入居時のそれぞれでは、次のように手続きをします。

退去時の手続き

退去時には、現時点で契約している電力会社に問い合わせをして、現住所における使用停止の手続きをします。電力会社のホームページなどに記載されている電話番号や、契約手続きの専用画面から連絡できるのが一般的です。なお契約上の住所変更のみで、そのまま継続利用できるパターンもありますが、新たな電力サービスに切り替えたい時には契約解除の手続きをします。また転居先が遠方になる場合には、旧居で契約していた電力会社の管轄外エリアとなるケースもあるため、その際にも契約解除をして使用停止とします。

入居時の手続き

入居時には、旧居から継続利用するケースであれば、退去時の住所変更と同時に通電の手続きができます。新たなサービスに切り替えまたは新規契約の必要があれば、利用する電力会社に問い合わせをして、使用開始の手続きをします。
手続きは、各電力会社のホームページにある電話番号や、契約手続き専用画面から連絡するのが基本です。なお賃貸の場合には、物件ごとに電力会社が指定されることもあるので、その際には決められたサービスで契約手続きをしましょう。

ガス

引越し時のガスの手続きも、電気と同様に、退去時の使用停止および入居時の開栓に向けた手続きをします。なお手続きの大まかな流れも、電気と同じように、新規契約または継続利用のいずれかで進めていきます。ただしガスの場合は、地域や物件ごとに、都市ガスかプロパンガスかどちらを利用できるのか異なります。旧居と新居で契約先が変わるケースも多いので、転居先で使えるガスの種類は事前に確認し、必要に応じた手続きをしましょう。
ちなみに新居がオール電化になる場合には、ガスの開栓手続きはないので、退去時の使用停止のみで完了します。また退去時と入居時には、それぞれ次のように手続きをしていきます。

退去時の手続き

基本的には、電気の使用停止と同じように、現時点での契約先に問い合わせをして手続きをします。なおガスの使用停止時には、メーターが設置されている場所(オートロックの建物内や室内)次第では、立ち会いが必要となる場合もあります。あらかじめ使用停止の手続き時に確認し、必要に応じて対応しましょう。

入居時の手続き

旧居とガス会社が変わる、または新規申し込みの必要がある場合には、新たな契約先に問い合わせをして、使用開始の手続きをします。一般的には、各ガス会社のホームページにある電話番号や、契約手続き専用画面から連絡して開栓の申請をしていきます。

なお、電気や水道は立ち合いがなくても通電、開栓が可能ですが、ガスの開栓は、必ず立ち合いが必要です。この立ち会いをしないとガスを使うことができないため、利用したいタイミングで開栓してもらえるように、日程調整には注意しましょう。

水道

水道の手続きも、電気やガスと同じように、退去時および入居時にそれぞれ手続きをします。ちなみに水道の契約先は住む地域ごとに変わるので、異なる市区町村間で引越しする時には、使用停止および開栓のどちらの手続きも必要です。もし同じ市区町村内での転居であれば、水道局の管轄は変わらないため、閉栓と開栓の手続きは同時にできます。また退去時と入居時には、次のように手続きをします。

退去時の手続き

電気やガスと同様に、管轄の水道局に問い合わせをして、使用停止の手続きをします。閉栓の立ち会いなどの必要はないので、各水道局に連絡をしたら完了です。

入居時の手続き

退去時と同じように、新たに住みはじめる地域を管轄する水道局に連絡をして、使用開始の手続きをします。入居日までに開栓してもらえれば、そのまま新居で水道を利用できます。

インターネット

インターネットの手続きも、基本的には電気・ガス・水道と同じような流れで進めますが、現状の契約内容や新居の状況に応じて異なる点には注意しましょう。まずインターネットの利用にあたっては、光回線と通信接続サービス(プロバイダ)で、契約会社が別々になっている場合があります。引越しの際には、まずは退去時・入居時の手続きとして、光回線とプロバイダのそれぞれの契約を確認する必要があります。さらに賃貸になると、各物件で整備されている通信環境によって、手続き方法が変わってきます。インターネットの契約は、退去時と入居時において、次のように順序立てて手続きをしましょう。

退去時の手続き

新居の通信環境にもよりますが、もし現状の光回線やプロバイダを継続して使えそうなら、住所変更および移転の手続きをします。引越し先では別の会社と契約する、入居先で指定のサービスがあるなどの場合には、契約を解除します。いずれも各社のホームページにある電話番号や、契約手続きの専用画面から問い合わせをするのが基本です。その後は必要に応じて、モデムなどのレンタル機器の返却や撤去工事に対応します。

なお賃貸物件で、元からインターネット完備(無料または家賃に含まれる)なら、特に手続きは不要です。

入居時の手続き

入居にともなって新たにインターネットを利用する場合には、プロバイダのみ契約、もしくは光回線から導入するケースに分かれます。もしすでに光回線に対応している物件なら、プロバイダのみ新規契約する手続きをします。一方で通信環境がなかったり、撤去されていたりする物件では、光回線の契約および引き込み工事から必要となります。それぞれの状況に応じて、各社のホームページなどから問い合わせをして手続きを進めましょう。

または物件によってはすでにインターネットに対応していて、物件全体で光回線やプロバイダを契約しているケースもあるので、その際には手続きは不要です。

電話

固定電話を使っている場合には、通話回線にともなう退去時および入居時の手続きが必要です。なお固定電話の回線に関する手続きは、転居先の地域によって変わってきます。退去時と入居時には、引越しの状況に応じて、次のように手続きをします。

退去時の手続き

新居でも続けて固定電話を使う場合、東日本と西日本をまたぐ転居か否かで手続きが異なります。大前提として、NTT西日本とNTT東日本では管轄が変わってくるため、例えば大阪⇔東京間の引越しでは契約を変更しなければなりません。そのため西日本と東日本をまたぐ転居となる際には、現状のエリアの回線契約を解除する手続きが必要です。

また各NTTの管轄内で引越しをする場合には、住所変更のみの移転手続きをします。基本的には電話番号が変わるケースが多いですが、同一の市区町村での引越しなら、そのまま引き継ぎができることもあります。いずれにしても移転手続きのみとなるパターンでは、入居後の開通工事などの調整も同時にします。

どちらも、NTT総合窓口(固定電話:116、携帯電話:0120-116-000)、もしくは各NTTのホームページから手続きが可能です。

入居時の手続き

各NTTの管轄外の引越しでは、退去時に契約解除に加えて、入居に向けた新規申し込みの手続きが必要です。なお手続き方法としては、退去時の問い合わせ先と同様に、総合窓口やそれぞれのホームページから連絡をしましょう。管轄内での引越しの場合は、先述のとおり、住所変更のみで完了します。

各ライフラインの災害時のリスク

災害時に起こりえる各ライフラインのトラブルを把握しておきましょう
災害時に起こりえる各ライフラインのトラブルを把握しておきましょう

今までに見てきたように、各ライフラインは事前にきちんと手続きをしておけば、いつでも問題なく利用できます。しかし災害時には、場合によっては普段どおりに使えなくなってしまうことも。そこでここからは、万が一の備えのためにも、各ライフラインで起こりうる災害時のリスクも押さえておきましょう。

【電気】停電

地震や台風などの災害時に発生しやすいのが、停電です。大きな揺れや強風・水害を受けた時に、電柱や電線などの電力設備が損壊し、場合によっては何日も電気が通らなくなるケースも見られます。電気がストップしてしまえば、食事・入浴や家事などの日常生活がままならず、またスマートフォンなどの充電が切れてしまうと情報収集もできません。いざという時のためにも、蓄電池などの電源装置をはじめ、防災グッズを揃えておくと安心でしょう。

【ガス】停止

地震が起きた時に考えられるのが、ガス供給が停止するトラブルです。ガスが使えなくなると、お湯を沸かしたり暖房を点けたりもできないため、衛生面や体調面にも大きく影響します。

なお大きな地震で強い揺れが発生すると、安全機能として、自動的にガスが止まるようになっています。もし安全機能が作動しているようであれば、元栓をすべて閉めてから、メーターにある復帰ボタンを押してランプ表示にしたがって再開します。また大規模な災害では、地域全体でガス供給をストップしている場合もあり、その際には各社の復旧作業を待ちます。まずは正しい情報収集をして、適切に対処できるようにしておきましょう。

【水道】断水

地震や水害などの災害時には、配管の損壊や給水設備の停電が起こることもあり、水道がストップするトラブルも想定されます。断水すると、蛇口から水を流したりトイレを使ったりもできないので、備蓄水や防災グッズでしのぐことになります。

もし災害で断水してしまったら、まずは水道の元栓・止水栓を閉めて汚水の逆流や漏水を防ぎつつ、復旧を待ちましょう。なお災害で断水している際には、汚水の逆流の危険性があるため、基本的にトイレを流すこともできません。用を足す時には防災グッズの非常用トイレを使うか、自宅の便座に大きなポリ袋と新聞紙などの吸収材をセットし、水に流さない簡易式の便器で代用する方法が考えられます。また緊急時には、自治体による給水車が回ってくるので水を溜める容器を準備しておき、節水しながら使うようにしましょう。

【通信】通信障害

災害時には大きな被害により基地局がストップしたり、アクセスが集中したりする影響から、大規模な通信障害が起こるケースもあります。特にスマートフォンなどのモバイル・電話回線はつながりにくくなる可能性が高く、連絡が取れなくなるリスクが想定されます。

こうした緊急時には、公衆無線LANに接続して対処する方法があります。また大規模な災害時には、携帯キャリア各社が無料開放するWi-Fi(00000JAPAN)を使うこともできます。また、災害が発生して停電している場合などはスマートフォンの充電ができないことも想定されます。その際の情報収集には、手回しや太陽光で充電が可能なラジオを利用するのもおすすめです。

【交通】交通規制・運転見合わせ

地震や台風などの災害時には、安全確保・被災などの影響から、道路の通行止めが起きたり公共交通機関がストップしたりするケースもあります。身動きが取れずに困ってしまうかもしれませんが、無理に移動しようとするのは危険です。もし災害時の交通規制や運転見合わせが起きた時には、まずは安全な場所で待機しましょう。
スマートフォンなどで情報を集めながら待つか、もし車を乗り捨てする必要があればエンジンを停止してキーを付けたまま道路の左脇に駐車し、ドアロックを解除した状態で避難します。また徒歩で帰宅難民になっている時には、最寄りの一時滞在施設(コンビニなど)で待つ方法もあります。

各ライフラインの災害対策

災害時にライフラインが絶たれてしまった時のための対策を解説します
災害時にライフラインが絶たれてしまった時のための対策を解説します

生活に欠かせないライフラインとはいえ、災害のような緊急事態では、いつもどおりには機能しなくなるリスクがあります。なかでも電気・ガス・水道は、防災グッズをはじめとした普段からの備えで対策できる部分もあるので、日ごろから意識して準備しておくことが大切です。また通信・交通系のトラブルに関しても、前述にあるような対処法を覚えておくだけでも、落ち着いて行動できるようになります。なお各ライフラインの災害対策は、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ライフラインに関するよくある質問

ライフラインに関するよくある質問をまとめました
ライフラインに関するよくある質問をまとめました

最後に、日々の暮らしの基盤となるライフラインについて、知っておきたいポイントを整理していきます。

ライフラインとは?

ライフラインとは、電気・ガス・水道・通信・交通など、人々の日常生活を下支えする生命線のような社会的機能全般を指します。

引越し時に必要な手続きは?

身近な暮らしに密接したライフラインには、電気・ガス・水道・通信がありますが、引越し時にはそれぞれ退去・入居にともなう手続きが必要です。ライフラインの種類や転居状況により異なりますが、退去時には使用停止および移転・契約解除、入居時には使用開始または新規申し込みの手続きをしましょう。

災害時の対策方法は?

ライフラインのなかでも、電気・ガス・水に関しては、防災グッズや備蓄による対策をしておくのが有効です。また通信・交通系に関しては、自身で対処するのが難しい部分もありますが、災害トラブルにともなうガイドラインを覚えておくと安全確保につながります。

まとめ

当然のように普及している各種ライフラインは、毎日の快適な日常生活になくてはならないものであり、生活に溶け込んでいるため、引越しの準備では意外と見落としがちです。また災害の影響を受けやすい部分もあり、日ごろからの備えが重要となります。自分自身でもライフラインを守れるようにするためにも、まず新生活をはじめる際には忘れず手続きをするとともに、防災意識を持っておくことも大切です。より安全で心地よい暮らしを叶えるためにも、ぜひ本記事も参考に、万全のライフラインを整えておきましょう。

執筆者

たけなつ

2019年よりフリーで活動しているWebライター。
広告会社でのコピーライターを経て、現在は幅広いジャンルのコラム記事などを執筆。
愛知・東京・北海道と各地を渡り歩き、19歳からの10年で7回引越しを繰り返す好奇心旺盛人。

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