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女子大学生の一人暮らし向け!部屋探しや家電・家具選びのポイントを紹介

はじめての一人暮らしと大学生活、楽しみですよね!期待に胸が膨らむ一方で、どんな部屋に住もうかお悩みの学生さんも多いのではないでしょうか? 特に女子大生のみなさんは、女性ひとりでの暮らしになるわけですから、ご家族の方も心配だと思います。この記事では、女子大生のみなさんが新生活を快適・安心にはじめられるよう、お部屋探しの準備方法や注目すべきポイントについてご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

女子大生の一人暮らしで部屋を探しはじめるタイミングは?

新年度の準備をはじめる1月~3月ごろは、みなさん同じように、進学や就職などで引越しをするタイミング。各物件の希望者が集中しやすいため、なるべく早めに動くのがベストです。進路が決まったら、すぐにでも一人暮らしに向けた段取りを考えておきましょう。
なかには年明け前から、志望大学に合わせて住まい選びに向けたリサーチをする人も。遅くとも入学式のある4月初頭がタイムリミットとなるので、それに間に合うように引越しができるスケジュールにする必要があります。

荷造りの準備を考えると、2カ月前にはお部屋探しを始めるのが一般的。大学の新入生でいえば、少なくとも2月ごろには一人暮らしの準備に取りかかるのが理想です。特に遠方の志望校に絞っているなら、できれば合格発表前から周辺の情報を集めておくのがおすすめ。
また親御さんは、お子さんの進学で一人暮らしの必要がありそうなら、年明け前から心構えをしておくと焦らずに準備できるでしょう。

女子大生のお部屋探しで重視すべきポイント

女子大生のお部屋探しで重要なポイントを紹介します
女子大生のお部屋探しで重要なポイントを紹介します

一人暮らしをはじめる際、まず考えなければならないことは「どういう部屋に住めばいいのか」ですよね。見るべきポイントを一つずつ解説していきます。あらかじめ希望条件に優先順位を決めておくとスムーズにお部屋探しができますよ。

エリアの条件

まず、物件の立地条件で優先したいポイントから見ていきましょう。

大学から近い・駅から近い

何かと忙しくなる大学生の一人暮らしでは、基本的に通学するキャンパスまでの距離が近いほうが便利です。特に女子大生は、おしゃれや身だしなみも気になりますし、出かける前の支度で慌てたくないですよね。大学から近ければ朝も比較的ゆっくりできますし、勉強以外にも家事やアルバイトで時間を取られる事を考えると、通学時間はなるべく短縮できるとよいでしょう。

日本学生支援機構が実施した「令和2年度学生生活調査結果」 では、一般大学生の一人暮らしにおける通学時間は、「20分以内」との回答が7割以上を占めました。徒歩圏内ならベストですが、例えば公共交通機関を使うにしても、片道トータルで20分を目安にしておくといいかもしれません。

もし電車を使う通学ルートで検討するなら、女子大生の一人暮らしでは、駅から家までの距離にも注意が必要。特に夜間の一人歩きは危ないので、なるべく駅から近い場所を選ぶようにしましょう。できれば駅から徒歩5分、長くても徒歩10分程度が無難。駅から遠くなりそうなら、自転車を使うことも検討してみてください。

治安のいい街

女子大生の一人暮らしで気を付けたいのは、やはり防犯面です。大前提として、犯罪件数や不審者が少ない地域のほうが治安はいいので、事前に調べておくことをおすすめします。実際に各エリアの警察署では、地区ごとの犯罪発生件数などを公開しているので、一度チェックしてみましょう。
その他にも、繁華街は避け、近くに幼稚園や小学校がある・閑静な住宅街など、ファミリー層が多いエリアは比較的治安がいいといえます。

なお物件を決める時には、昼間だけでなく、夜間の周辺環境もしっかりと確認することも大切です。夜になって、街灯が少なく意外に暗かったり人通りが少なかったりすると、女性の一人歩きは危険。学校やアルバイトなどで帰宅が遅くなることを考慮して、夜間の街の雰囲気もあらかじめ見ておきましょう。

買い物できる施設が近い

一人暮らしになると、日用品や食材なども、自分で調達しなければなりません。近くにスーパーやドラッグストアがないと、何かと不便に感じやすいので、付近の商業店舗についても確認しておくとよいでしょう。内見などの際には、散歩がてら家の周辺を歩いてみて、日常的なお買い物にも便利なエリアなのかチェックします。
もしどうしても徒歩での移動が難しそうな立地なら、自転車や原付バイクなどがあるといいかもしれません。

日当たりのいい場所

例えば物件の周りが高い建物に囲まれているなど、あまり日当たりが悪いのも、案外ストレス感になります。学業と両立しながら家事もすることになるため、「ジメジメしていて洗濯物が乾きにくい……」といった些細なことも、意外とわずらわしく感じる可能性があります。部屋が暗いと、なんとなく閉塞感もあるので、できれば明るく開放的なほうが室内の雰囲気もよくなりますよ。

セキュリティの条件

女性の一人暮らしでは、物件の防犯設備といった、セキュリティ面も優先したい条件です。特に若い女子大学生は、犯罪者や不審者にも狙われやすいので、以下のポイントにも注意してお部屋を探しましょう。

オートロック

オートロックとは、建物のエントランス自体が施錠されるシステムを指します。オートロックであれば、各部屋だけでなく、そもそも建物内に入るのに鍵が必要です。そのため不法侵入がしにくく、防犯対策には効果的。空き巣やストーカーなどの被害も防ぎやすく、犯罪者のターゲットにもなりづらいのでおすすめです。

ドア・窓のダブルロック

ダブルロックとは、二重錠とも呼ばれるもので、玄関のドアや窓に鍵が2つ設置されているタイプを指します。ダブルロックになっていることで、ピッキングの防止につながり、外出中などの施錠効果が高まっておすすめ。空き巣や不法侵入を防ぎやすくなり、防犯につながります。

ディンプルキー・カードキー

より防犯性の高いディンプルキーやカードキーの物件を選ぶと安心です
より防犯性の高いディンプルキーやカードキーの物件を選ぶと安心です

通常のよくある鍵は、側面が凸凹の山形になっている場合が多いですが、ディンプルキーは表面と側面に凹凸があります。そうすることでピッキングができない仕組みになっているため、玄関の鍵を勝手に開けられてしまう被害を防ぐことが可能です。またカードキーの場合も、その本体がなければ開錠できないため、防犯効果も高いでしょう。

モニター付きインターホン

モニター付きインターホンなら、室内に設置した画面から、相手の顔を確認できます。宅配便などの呼び出しかどうか部屋でチェックできますし、不審な相手なら居留守もできるのでおすすめ。
いたずらや嫌がらせにも対応しやすく、また訪問販売などのセールスも避けられるため、モニター付きインターホンがあれば防犯だけでなく勧誘防止にもつながります。また、録画機能付きのタイプは、万が一の際に証拠として警察に提出することも可能です。

2階以上の部屋

上で紹介した「オートロック」「モニター付きインターホン」はお部屋に備わっている設備ですが、お部屋の階数も注目すべきポイントです。1階だとどうしても通りから距離が近く、室内の様子が外から把握されやすいですし、空き巣被害にも遭いやすい階数といわれています。外から様子が見えづらい2階以上のお部屋にしておけば、1階より安心して暮らすことができるでしょう。

室内洗濯機置き場

ベランダなどの屋外に洗濯機を設置する物件だと、特に寒い冬場は不便ですし、洗濯物が盗まれてしまう危険性も。また、洗濯するのに何度も出入りすると、外から誰が住んでいるか見えやすく、犯罪者や不審者に狙われやすくなることも想定されます。防犯に向けて、なるべく女性の一人暮らしだとわからなくするためにも、部屋の中に洗濯機置き場がある物件を選ぶほうが安全です。

宅配ボックス

宅配ボックスがあれば、配達の担当者と顔を合わせずに荷物を受け取れるので、防犯対策にも効果的です。なかには荷物の配達をきっかけに、ストーカーになってしまう犯罪もあるため、万が一を考えて宅配ボックスがあると安全でしょう。再配達や外出時の受け取り漏れも防げるので、宅配ボックス付きだと利便性も高いです。

管理人がいる

管理人さんがいれば、何か嫌がらせに遭っている場合など、相談しやすいのでおすすめです。例えば注意して見てもらったり、怪しい人がいないか確認してもらったり、被害を受ける前に対策ができる効果が見込めます。
管理形態としては、日中や24時間体制での駐在体制、定期巡回による監視などさまざま。管理人さんがいない時間帯もあるかもしれませんが、人目がある物件というだけで不審者や犯罪者を遠ざけるので、防犯対策につながります。

女性専用物件

女性専用の物件なら、建物内に住んでいるのは同性だけで、セキュリティも充実している物件が比較的多いです。女性専用でない物件は、場合によっては同じ物件の入居者から、嫌がらせなどの犯罪行為を受けるケースも考えられます。その点、女性専用物件なら、異性から目を付けられにくいので、比較的安全に生活しやすいのが大きなメリットです。

また、学生会館などの学生専用の物件であれば、門限があったり管理人が常駐していたり、来客の際は記帳の必要があったりと、セキュリティ面で心強いです。その反面、生活の自由度は低くなるので、自分のライフスタイルにあった物件を選択しましょう。

女子大生におすすめの間取り

はじめての女子大生の一人暮らしには、ワンルームや1Kがおすすめ
はじめての女子大生の一人暮らしには、ワンルームや1Kがおすすめ

女子大生の一人暮らしでおすすめなのは、特に家賃を抑えやすい、ワンルームや1Kです。ワンルームとは、居室の中に仕切りがなく、キッチン・洗面所やバス・トイレなどがすべて集約された間取り。1Kは、4.5畳以下のキッチンスペースが部屋から独立していて、台所と居室の間にはドアの仕切りがある間取りになっています。
例えば「自炊した時のニオイが気になる」などの場合には、ワンルームより1Kのほうが適しているでしょう。いずれにしてもワンルームや1Kは、賃貸物件のなかでも比較的シンプルかつ床面積も小さめで、賃料は安めになっている傾向にあります。

もしくは「もう少し広めがいい」などのケースなら、1Kのキッチンスペースがダイニングになった1DK、またはリビングダイニング+居室で構成される1LDKがおすすめ。女子大生の一人暮らしでは、あまり広すぎても手持ち無沙汰になる可能性もあります。新居に持っていく荷物や生活スタイルをイメージしながら、どの間取りが合っているのか検討してみてください。

おしゃれな部屋作りのポイント

せっかくの一人暮らし、部屋の見た目にもこだわりたいですよね。一人暮らしの間取りとなると置ける家具自体は少ないですが、部屋全体のテーマを決めたり、ちょっとした小物の置き方や色の選び方でぐっと魅力的なお部屋になりますよ。レイアウト別のコーディネートについては、下記記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

女子大生の一人暮らしに便利な設備

部屋を探す際には、自分の生活スタイルに合わせて設備を選びましょう
部屋を探す際には、自分の生活スタイルに合わせて設備を選びましょう

物件ごとに備え付けられている設備には違いがあり、自分の生活スタイルに合ったものでないと部屋が使いづらく感じてしまいます。より快適な住まいにするためにも、お部屋探しの時点でチェックしておきたい、あると便利な設備を以下からご紹介します。

バス・トイレ別

一人暮らし用の賃貸物件では、ビジネスホテルなどでよく見かける、トイレとお風呂が一体になったユニットバス(UB)が数多くあります。このタイプは、洗い場がないのが難点。狭いバスタブの中でシャワーを浴びる必要があり、湯船も溜めづらい一面があります。
これから一人暮らしをはじめる時には、あまり見慣れないタイプでもあるため、「なんとなく抵抗がある」という人もいるかもしれません。できるだけゆったりお風呂に浸かりたい場合には、バスとトイレが別々になった物件のほうがおすすめです。

独立洗面台

お風呂とトイレが別々になっている物件のなかでも、洗面台だけバスルームに併設されているケースも多々見られます。ただお出かけ前に、髪をセットしたりメイクをしたりすることを考えると、洗面台も独立しているほうが便利です。
バスルームに併設したタイプだと、化粧品などを置くスペースがなかったり、鏡が付いていなかったりする場合もあります。やはり身だしなみが気になる女子大生にとっては、独立洗面台の物件にしておくと快適です。

充実した収納

収納が充実しているかどうかも女子大生の一人暮らしを快適にする重要なポイントです。内見時に必ず確認しておきましょう。最初は足りていた収納も、服やメイク道具、美容グッズなど、どんどんモノが増えてきて気付いたら収納にまったく収まらなくなってしまった…なんてことにならないためにも、クローゼットの数や大きさは比較検討しておきましょう。

浴室乾燥機・室内用物干し

防犯対策にもつながりますが、女性がひとりで暮らしていることが外からわかってしまうと、犯罪者や不審者のターゲットにされやすいです。室外干しをする予定なら、洗濯物が隠れるような位置に物干し竿がかけられるかを確認します。室外干しをしないのであれば、室内や浴室でも洗濯物を干せるようなつくりになっているかを内見時に確認しておきましょう。

宅配ボックス

宅配ボックスがあれば、荷物の受け取り時間を気にする必要もなくなり、忙しい大学生にはありがたい存在です。さらに先ほども出てきたように、宅配ボックスがあることで、特に女子大生にとっては防犯対策にもなります。
配達員を装って、部屋に入ろうとするなどの犯罪もあるため、部屋の前で荷物を受け取る必要のない宅配ボックスのある物件のほうが安心です。

女子大生の一人暮らしに必要なもの

快適に新生活をスタートするために、必要なものをあらかじめ用意しておきましょう
快適に新生活をスタートするために、必要なものをあらかじめ用意しておきましょう

大きく分けて、家電・家具・キッチン用品・日用品、大学生活で使うものを揃える必要があります。自炊をする場合でもそうでない場合でも、冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器などの家電は使う頻度が高いでしょう。寝るための寝具や、服を洗うための洗濯機など、生活をしていくうえで必要な家電、家具を優先して買い揃えます。

また、意外と忘れがちなのが洗剤やトイレットペーパー、ごみ袋などの生活用品。引越し後にスーパーやドラッグストアで購入してもよいですが、必要な時になくて困ることがないようにチェックしておきましょう。

大学生の一人暮らしに必要なものや、お部屋選びのヒントについては下記記事にてまとめていますので、そちらもご覧ください。

家具・家電

  • 冷蔵庫
  • 電子レンジ
  • 洗濯機
  • 照明
  • コンロ
  • ドライヤー・ヘアアイロン
  • 寝具
  • カーテン
  • テーブル・デスク
  • 収納(チェストやラックなど)

冷蔵庫・洗濯機・寝具などの大物は、あまりサイズが大きすぎても持て余してしまいますし、部屋が狭くなってしまう可能性があります。いずれも一人暮らし用のサイズで市販されているため、自分の生活スタイルに合った大きさで選ぶようにしましょう。
照明やコンロは、元から付いている場合もあれば、入居者で準備しなければならない場合もあります。特に照明は引越し当日から必要になるので、あらかじめ内見時に確認しておきましょう。

キッチン用品

  • フライパン・鍋
  • 包丁・まな板
  • ざる・ボウル
  • 食器
  • 食器用洗剤・スポンジ

キッチン用品は、なるべく最初のうちは最低限で揃えておくのが無難。あまりたくさん調理器具を用意しておいても、実際のところは「時間がなくてさほど自炊しなかった」というケースも出てきます。上記のキッチン用品があれば、生活には困らないので、調理器具は生活に慣れて料理する余裕が出てきてから増やしていくとよいでしょう。

日用品

  • タオル
  • バスマット
  • トイレットペーパー・ティッシュペーパー
  • 歯ブラシ・歯磨き粉
  • コンタクトレンズ用品(洗浄液、保管ケース)
  • ゴミ箱・ゴミ袋
  • 洗濯バサミ・ハンガー・洗濯ネット
  • ハンドソープ
  • ボディーソープ(ボディケア用品)
  • シャンプー・トリートメント(ヘアケア用品)
  • 洗顔フォーム・化粧品(フェイスケア用品)
  • 掃除用品(床拭きワイパー、トイレシート、ハンディモップ、台拭きや雑巾など)

例えばトイレ・バス・洗面関連の用品は、引越し当日に準備しておかないと不便ですが、洗濯や掃除類は引越し後に揃えてもいいかもしれません。生活していくうえで、「これがないと困るな」と気付くことも多いので、あとから買い足していくのもおすすめです。

必要に応じて用意するもの

  • テレビ・テレビ台
  • 炊飯器
  • キッチンバサミ・ピーラー
  • 計量カップ・計量スプーン
  • アイロン・衣類スチーマー
  • 電気ケトル
  • ラグ・マット
  • 掃除機
  • チェア

上記のようなアイテムは、一人暮らしをはじめたあと、不便に感じた場合に揃えていくのがおすすめです。例えばキッチン類は、基本的に外食になるなら、特に必要ありません。その他の家電なども、自分が生活するうえで困ることがなければ、無理に用意しなくても問題はないでしょう。

見落としがちな女子大生の一人暮らしに必要なもの

  • 脚立
  • コンセントタップ
  • 全身鏡
  • 衛生用品(綿棒、絆創膏、常備薬、爪切り、体温計など)
  • インターネット環境
  • パソコン

上記についても、引越し前から必ず用意する必要はありませんが、できれば準備しておくとベター。特に脚立は、照明の交換や荷物の片付けで高い場所に手が届かない時にあると便利です。またインターネット環境やパソコンは、大学の課題や授業などで使う可能性が高いので、こちらは入学前までには手配しておきましょう。

女子大生の一人暮らしにかかる初期費用

※出典:全国大学生協連「大学進学ガイドブック」
※出典:全国大学生協連「大学進学ガイドブック

初期費用で必要なのは大きく分けて、お部屋探し費用(敷金や礼金・仲介手数料・引越し代)と、新生活用品の購入費用(家具や家電の購入代など)の2つ。上記では、エリア別にそれぞれの平均費用を算出しています。
ちなみに全国平均(※1)にすると、お部屋探し費用が25万1,000円と新生活用品の購入費用が30万200円。いずれにしても合計して、50万円~60万円はかかる想定です。

なお関東・東海・関西の3つのエリアで比較してみると、特に大きく変わるのは、お部屋探し費用です。なかでも敷金や礼金は家賃ベースに設定され、大体1~2カ月分となるのが一般的です。そうなると、やはり家賃相場の高い東京を含む、関東エリアでは初期費用も増える傾向にあります。

また初期費用に関しては、家具・家電付きの物件を選んで購入代を抑える・自宅から運ぶ荷物を少なめにして宅配便で送るなど、工夫次第で節約も可能です。さらに敷金や礼金がない物件もあるので、なるべくコストを抑えたい場合には、お部屋探しの際に注目してみるとよいでしょう。

(※1)全国大学生協連「2022年度保護者に聞く新入生調査

女子大生の一人暮らしでかかる生活費

食費 24,130円
住居費 53,020円
交通費 4,210円
教養娯楽費 13,270円
書籍費 1,540円
勉学費 1,430円
日常費 7,430円
電気代 3,460円
その他 2,170円
貯蓄・繰越金 12,970円
合計 123,630円

出典:全国大学生協連「第58回学生生活実態調査

上記は、全国の大学生における平均値で、トータルして月々約12万円の生活費がかかっています。ちなみに家賃も全国平均なので、特に首都圏では、もう少し高めに想定しておきましょう。なお全国大学生協連の「2022年度保護者に聞く新入生調査」によれば、関東エリアの家賃平均は7万700円。関西では約5万6,000円、東海では約4万9,000円となっています。
やはり首都圏は圧倒的に高いですが、その他の地域では5~4万円台がほとんどです。

また女子大生の場合、平均よりも費用がかかりやすくなるケースは少なくありません。例えばセキュリティ設備が充実した物件に住むなど、賃料が高めになるケースも多々見られます。
さらに日常の変動費でも、コスメや化粧品代・美容室代・洋服代など、美容関連のコストも考慮しておくとベター。政府実施の「家計調査年報(家計収支編)2022年」では、34歳以下の単身女性の場合、平均して次のような美容関連費用が算出されています。

  • 靴や洋服:5,786円/月
  • 理美容サービス:4,962円/月
  • 理美容用品:4,501円/月

合計すると、月1万5,249円はかかっている計算です。そこから家賃分も少し多めに見積もっておいてもいいかもしれません。もし首都圏の女子大生で考えるなら、家賃平均7万700円として上記の表から計算し直すと、生活費は月に約16万円と想定できます。

女子大生の一人暮らし向けの節約術7選

なるべく自炊をする

一人暮らしをしてわかることは、とにかく食費がかかる!ということではないでしょうか。一回の外食にだいたい1,000円かかるとして、ランチと夕飯をすべて外食にすると、なんと1カ月で6万円ほどかかることになります。結構大きな額になってしまうので驚きですよね。

そこで重要になってくるのが「自炊」の回数です。自炊を一回500円(食材費のみ)とすると、すべて外食とした場合の食費の半分の3万円になるので、その差は歴然です。

とはいえ、すべての食事を自炊するのは大変ですし、時間もかかります。自分の負担にならない自炊頻度を見つけて、少しずつ慣れていくことをおすすめします。

まかないの出るバイトをする

大学生のアルバイトでもっとも選択肢として多いのは、飲食店でのアルバイトではないでしょうか。店によるとは思いますが、飲食店で働くとお店から従業員にまかないが出ることが多いようです。これをうまく活用して、夕飯代を浮かせることもできますので、飲食店でのアルバイトも視野に入れてみましょう。

格安SIM(スマホ)を使う

スマホ代、1カ月に結構かかっているな……と感じている人も多いはず。最近は政府の要請によりスマホのデータ通信料の値下げ合戦が苛烈になり、大手キャリアのスマホデータ通信料もだいぶ安くはなってきているものの、できることなら通信費は抑えていきたいですよね。そんな人におすすめなのが格安SIM(スマホ)です。キャリアメールが使えないなどのちょっとした制約はあるものの、通信料はお得になりますよ。ぜひ検討してみてください。

家計簿をつける

慣れないお金の管理は家計簿をつけることで、収支が把握しやすくなります
慣れないお金の管理は家計簿をつけることで、収支が把握しやすくなります

家計簿を使ってしっかりと収支を記録しておけば、毎月何に費用がかかっているのか、明確にわかるようになります。家計簿を見れば、どのコストが削れそうなのか見えやすくなり、節約にもつながるでしょう。
アプリなどを使って出費があるごとに入力していけば、「今月使い過ぎかも?」などの現状もすぐにチェックできますよ。月末になって「お金がない!」とならないためにも、家計簿を活用して、日ごろから収支を確認しておくのもおすすめです。

節水できるシャワーヘッドを使う

シャワーヘッドのなかには、噴射する水量を抑えて節水しながら使えるタイプがあります。単純に使用する水の量が減れば、水道代もガス代も節約できてお得です。
細かな部分ではありますが、気にせず使っていると意外に費用がかさむことも少なくないため、小さな積み重ねから節約することも大切です。

学割を活用する

電車・飛行機といった旅費や、映画館をはじめとした各種施設の利用料金などは、学割を利用するのもポイント。さまざまなサービスにおいて、大学生向けの割引をしているケースも多く見られるので、うまく活用していくと節約になります。ただし学割を利用する際には、通常は学生証の提示が求められるので、忘れずに携帯しておくようにしましょう。

古着やフリマアプリを使う

せっかくのキャンパスライフを満喫するなら、おしゃれも楽しみたいですよね。とはいえ学生だと、使えるお金も限られてくるので、洋服や靴ばかりにコストをかけるのも難しいでしょう。そうした時に便利なのが、古着ショップやフリマアプリです。格安でファッション用品が購入できることも多いので、中古品でも特に気にならないのであれば、かなりの節約になります。
また、反対に不要になったものを出品して生活費の足しにすることもできるので、使わなくなったモノは捨てる前に、古着ショップやフリマアプリを活用してみましょう。

女子大生が一人暮らしをするときに気を付けること

では女子大生の新生活にあたって、より安全な暮らしを確保できるように、覚えておきたい身を守るためのポイントを見ていきましょう。

  • 表札に名前を書かない
  • 洗濯物を外に干さない
  • 少しの外出でも戸締りを徹底する
  • ながら歩きはしない
  • 決まった道を通らない
  • 防犯ブザーを持ち歩く
  • 身に覚えのない訪問には出ない
  • 生活パターンがわからないようにする

重要なのは、若い女性が住んでいることを悟られないこと、そして外を出歩く時には油断しないことです。特に入居している物件では、表札や洗濯物を隠したり、夜遅くなる際の外出時にはカーテンを閉めたりなど。誰がどのように生活しているかわかりやすいと、空き巣などのターゲットになりやすいので、十分に気を付けましょう。

学校帰りなど屋外で一人になるタイミングでは、周りに注意を払いながら歩くのも大事です。よくあるのはスマホを見ながらや、音楽を聴きながら一人歩きすること。足音や人の気配に気づきにくくなるため、特に夜は「ながら歩き」は避けましょう。その他にも、上記のような部分を頭に入れておきながら、自分の身は自分で守る意識を持って生活することが大切ですよ。

まとめ

ここまで、女子大生がはじめての一人暮らしをはじめる際のポイントをまとめて解説しました。一人暮らしは何かと大変ではありますが、大人としての自立心を養い家事力をアップできる貴重な経験ともなります。社会人として活躍する前に一人暮らしを経験できることはとても素敵なことです。

一人暮らしの最初の一歩は、自分に合ったぴったりなお部屋探しから。
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執筆者

たけなつ

2019年よりフリーで活動しているWebライター。
広告会社でのコピーライターを経て、現在は幅広いジャンルのコラム記事などを執筆。
愛知・東京・北海道と各地を渡り歩き、19歳からの10年で7回引越しを繰り返す好奇心旺盛人。

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