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大学生になったら一人暮らしがしたい!親に納得してもらう方法を紹介

地元から遠く離れた大学に通う場合、一人暮らしは必須となりますが、希望する大学が近郊他県である場合は実家に住みながら大学に通うケースが多いと思います。しかし、いざ通学してみるとバスや電車の乗り換えなど思っていた以上に通学時間がかかった……なんて方も少なくないと思います。はじめのうちは環境の変化に楽しさを感じていても、生活に慣れてくると早起きするのが辛くなったり、帰宅する際も終電時間を気にしていなければなりません。

できることならもっと大学に通いやすい距離に引越ししたいなぁと思いますよね。もし親に「一人暮らしをしたい」と相談したとしたら?すんなりOKしてくれるのでしょうか。「一人暮らしはまだ早い!」、「勉強しないで遊んでしまうからダメ!」など反対する親御さんもいると思います。では、親に理解してもらうためにはどうしたらいいのでしょう。ここでは、親がなぜ反対するのかその理由と、親に納得してもらえる方法をお教えします!

一人暮らしが必要なのはなぜ?理由を明確にしてみる

せっかく大学生になったのですから学業はもちろんアルバイトやサークル活動などで、さまざまな体験をして多くのことを学んでいきたいですよね。
しかし、実家暮らしをしている大学生のなかには通学時間などの問題で、なかなかサークル活動に参加できなかったり、アルバイトができず周りの友達となんとなく距離を感じるようになり、実家を出て学校に通いやすい場所で一人暮らしをしたいと考えるようになる方も少なくありません。

学生生活では、学業も大切ですが、今まで知らなかったことやモノに対して興味や関心を広げたり、新たな価値観を形成させていくことも重要です。
一人暮らしをすれば、部活やサークル活動に活発に参加したりアルバイトに打ち込むことができるので、人との出会いが増えたり新しい発見ができるかもしれません。そのほかにも、家事のスキルやお金の管理などが身につくので、大人として一歩成長できそうです。

親に聞いた!大学生の子どもの一人暮らしに賛成?反対?

では、実際に親は子どもの一人暮らしについてどう思っているのでしょうか?実際に子どもに一人暮らしがしたいと言われた親の意見を聞いてみました。

Q. 子どもに「一人暮らししたい」と言われたとき賛成した?反対した?

子どもに「一人暮らししたい」と言われたとき賛成した?反対した?
  • 賛成した…69人
  • 反対した…28人
  • 仕方なく賛成…5人
  • どちらでもない…5人

回答サンプル数:107人

子どもの一人暮らしに反対する親が多いのでは?と予想していましたが、意外にも賛成意見が多い結果となりました。
「家から通える距離の大学に通って欲しかったけれど、遠方の大学を希望していたので仕方なく賛成した」という親御さんも。そのほかにも、最初は家から通っていたけど「周りのみんなが一人暮らしをしているから自分も一人暮らしがしたい」と子どもに言われて一人暮らしを許可したという親御さんもいました。
できれば実家にいてほしいと思う親御さんが多い一方、きちんと話し合えば許してくれることが多いようです。

Q. 子どもが一人暮らしを始める年齢は何歳が適齢?

子どもが一人暮らしを始める年齢は何歳が適齢?
  • ~20歳…64人
  • 21歳~25歳…35人
  • 26歳~30歳…7人
  • 一人暮らしにはそもそも反対…1人

回答サンプル数:107人

「自分も経験してきたから」や「いずれは独り立ちしなければならないので」という理由で早いうちから一人暮らしをさせてもいいと考えている親御さんが多い印象でした。自分の経験上、大学生のときに一人暮らしをしておいてよかったと思えるからこその意見ですよね。
帰省した際には、ご飯を作ってあげたり、率先して掃除をするなど、一人暮らしで身に付いた家事スキルをみせてあげれば親御さんもホッとするかもしれませんね。

親が心配になるのはどんなところ?意見を整理する

子どもの一人暮らしについて、親はどのようなことを心配しているのでしょうか
子どもの一人暮らしについて、親はどのようなことを心配しているのでしょうか

子どもが何歳になろうが親はいつまでも子どものことが心配なもの。
炊事や洗濯など家事について親が不安視するのはもちろん、つい最近まで朝起こしてもらったり、学校まで忘れ物を届けてもらうなどしていた場合はなおさらです。
ここでは、子どもの一人暮らしに対して心配になる・気になるポイントを整理していきます。

お金がかかるから

日本学生支援機構の「令和2年度学生生活調査」によると、1年間にかかる学費の平均は、国立大学で592,000円、公立大学で605,000円、私立大学で1,310,700円という結果が出ています。
入学時にも入学金などまとまった金額の支払いが必要ですし、学部によっても差があります。

実家から通学する場合、このほかに、交通費やランチ代などがかかりますが、一人暮らしとなると家賃はもちろん、生活費などが別途かかることになります。
学校から近い場所に引越しすることで、交通費は節約できるかもしれませんが、交通費を差し引いても出費は明らかに増えることがわかります。

親も「子供に一人暮らしをさせてあげたい」と思っていても、自分たちの生活があります。食費や光熱費はもちろん家のローンや車の維持費、兄弟姉妹の教育費など毎月やりくりをしていかなければなりません。さらに子どもに仕送りすることとなると、金銭的負担がかかることがわかります。

親の意見

  • 反対しました。理系の私立大学に通っているし、大学院に行きたいと言っているので一人暮らしのお金を進学の方に使いたいから。(50代/女性)
  • わが家全体の生活費を考慮して反対した。1年間は自宅から通学したが、社会勉強を兼ねて大学2年から大学院卒業までは1人暮らしをさせた。(70代/男性)

現役大学生のなかには、アルバイトをしたり、学費免除・減免制度や、奨学金を利用するなどして仕送りなしでやりくりをしている人たちもいます。
なるべく親に負担をかけずに一人暮らしをするにはどんな方法があるのか、事前に調べておくとよいでしょう。

学業に専念できるか不安だから

過去に宿題を後回しにして遊んでしまったり、塾や予備校をさぼってしまったなんてことはありませんか?さぼり癖がある、誘いを断れないタイプなど、子どもの性格は親が一番知っています。
知っているからこそ、自分の目が届かないところへ行ってしまうと「怠けてしまうのでは?」と親は心配になるのです。

親の意見

  • 反対しました。家から十分通える距離だったので。近いので当然大学の寮にも入れないし、高校出たばかりの世間知らずに一人暮らしは早いと判断しました。(50代/女性)
  • 近くに良い大学がなかったので、自分の勉強のため良い選択だったから賛成した。遊びたいための一人暮らしなら反対するかも。(50代/女性)

多くの大学では大学を卒業するために、4年間で124単位が必要となります。1年で31単位取得すればよい計算になりますが、3年生の後半からは就職活動の準備も始まることから、1年~2年生のうちになるべく多くの単位を取得しておかなければならないため、遊んでいる時間などはあまりありません。
親にもきちんと学業に専念していることを伝えることも大切です。定期的にコミュニケーションを取り、近況報告をしましょう。

防犯面や安全性が心配だから

一人暮らしにはなにかと不安がつきものですが、なかでも特に気になるのは「防犯面」ではないでしょうか。
親であれば、自分たちの目の届かないところで、子どもがトラブルや事件に巻き込まれてしまわないか……。などと不安になるものです。特に娘を持つ親御さんなら、なおさらです。

親の意見

  • 片道2時間半だから反対はしなかったけど、女子なので、女子専用の学生会館にした。(50代/女性)
  • 反対。女の子なので心配。(60代/男性)

防犯対策として、オートロックや防犯カメラ、モニター付きインターフォンなど、防犯面で安心できる設備が整っている物件に住むのが理想的ですが、そのぶん家賃も高くなる傾向にあります。
どのような部屋に住めば親が安心できるかを意識しながら、事前に設備についても調べておくとよいでしょう。

ちなみに、警視庁の「住まいる防犯110番」のデータを見てみると、侵入手口として一番多いのが「無締り」なのだそう。
歩いて数分のコンビニまで買い物に行くときなど、「たかが数分くらいだし鍵をかけなくても大丈夫だろう」と思いがちですが、空き巣が部屋の中を物色する時間は5分もかからず、ごみ出しや買い物などのわずかな隙に狙われていることが多いのです。
外出時はもちろん、家にいるときでも常に鍵をかける癖をつけておくようにしましょう。
また、玄関の戸締りはきちんとしていても、深夜寝ている際に窓から侵入されるパターンもあるので、実家にいるときから常に防犯を意識するように心がけましょう。
セキュリティ面について詳しく知りたい方は、「賃貸物件は防犯が不安?今すぐすべき空き巣&防犯対策まとめ」をご覧ください。

健康面が心配だから

一人暮らしをすると、食事は自分で用意しなければなりません。そのためつい忙しくて食事を抜いてしまったり、好き嫌いが多いと毎日同じものばかり食べてしまい食生活が乱れてしまうことも。
栄養バランスが偏ると、肌荒れや頭痛、集中力低下、不眠症など体に不調をきたす原因にもなります。

親の意見

  • 反対しました、家から通学する約束だったし、ギリギリ通学出来る距離、通学時間だったからです。食事面の心配もありましたし。(50代/女性)
  • 子供2人とも1人暮らしで心配はありますが、自炊をしたり掃除洗濯など、1人で出来るようになり自立しています。同居だと親が手を出してしまうのでお互いにとってよかったと思っています。(50代/女性)

栄養バランスを保つために、また食費を節約するためにもなるべく自炊するのが一番ですが、料理することに慣れていない場合、食材を使い切れずに腐らせてしまったり、一度におかずを作りすぎてしまい3日間同じメニューを食べるはめになった……なんてこともあります。

そうならないためにも、野菜やお肉、お魚は一度に使う分量を事前に小分けにして、冷凍保存をしておくとよいでしょう。
使いたい食材だけ解凍して調理するようにすれば、食材を腐らせる心配もなく毎日いろいろなメニューを楽しめます。

また、食事管理がなかなかできない人には、スマートフォンの食事管理アプリがおすすめです。毎日食べた料理を記録するだけで、摂取カロリーや栄養素を自動計算してくれるので不足している栄養素がわかり、翌日のメニューを考えるときにも役立ちます。
改善方法はいくつかありますが、まずは実家にいる間に一人で食材の買い出しに行ったり、自炊にチャレンジしてみるなど親に一人でも生活できるという姿勢を見せて安心してもらうのもひとつの手です。

大学生の一人暮らしにかかる費用を明確にする

親が子どもの一人暮らしについて心配する理由のなかに「お金がかかる」というものがありました。大学生が一人暮らしをする際には、実際にどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
まず親を説得するためにも、初めにかかる費用、毎月かかる費用を整理し、アルバイトなどで収入を得ている場合はその金額も考慮して収支計画を明確にしておき、しっかり説明することがポイントです。費用について具体的にみていきましょう。

引越しにかかる費用の相場は?

例えばアットホームの引越し見積もりで「神奈川県厚木市」から「東京都八王子市」の約46kmの距離で、21~30平米の荷物量で引越し費用を調べてみたところ、おおよそ1万5千円~5万円ほどかかる結果に。
引越し会社に頼む場合、「距離」「荷物量」のほか、「スタッフの人数」によって費用が異なります。また、新生活が始まる3月~4月は引越し業界にとって繁忙期で、通常時よりも費用が高くなる傾向にあります。

引越し費用を抑えるために、親や兄弟、友人に手伝ってもらい自分たちで引越し作業をおこなうこともひとつの方法です。車がない場合でも、軽トラックや商用車(バン)をレンタカーで借りれば1~2万円(24時間利用)ほどですみます。
とはいえ、家具や家電など重い荷物がある場合は、引越し会社のプロに任せた方がいいかもしれません。家電をうっかり落として壊してしまったり、壁や床を傷をつけてしまう原因にもなりかねません。

毎月の生活費はどれくらい?

全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)の「第58回学生生活実態調査の概要報告」によると、一人暮らしをしている大学生の生活費は毎月12万円ほどかかるそうです。
家賃や水道光熱費、食費のほか、通信費、日用品費、趣味や交際費などなど、家賃以外にもさまざまなことにお金がかかることがわかります。
部屋に欲しい家具や雑貨は100円ショップのアイテムを使ってDIYしてみたり、ベランダで家庭菜園をはじめてみたり、趣味の一環として楽しみながら節約できる方法をみつけるといいですね。

仕送りを貰わなくても一人暮らしは可能?

現在大学に通う先輩たちのなかには、親に仕送りをしてもらわず一人暮らしをしている人もいます。
全国大学生活共同組合連合会の「第58回学生生活実態調査の概要報告」をみてみると、一人暮らしや寮で暮らす大学生のうち約8.3%の学生が仕送りなしで生活費を工面していることがわかります。
仕送りなしの学生の多くは、奨学金やアルバイトで生計を立てていますので、仕送りなしで生活していく方法を検討してみるのもいいかもしれませんね。

アルバイトを検討する場合、時給だけで決めるのではなく、まかない料理が食べられたり、売れ残ったものを安く購入できるなど生活費の節約につながる特典がついていることなども重要です。
アルバイトと学業の両立はなかなか難しいかもしれませんが、身体を壊さないよう注意しましょう。

「お金を貯めてから引越す」という作戦も

一人暮らしをするために部屋を借りる際には、敷金・礼金のほか、仲介手数料、保険料などの初期費用がかかります。おおよそ家賃の4~5カ月分が相場となりますが、そのほかにも家具や家電、日用品などを購入しなければなりません。

どうしても今すぐ引越しをしなければならない環境でなければ、ある程度お金を貯めてから引越しすることをおすすめします。
進学や就職などをきっかけに春から新生活を迎える人が増えるため、1月~3月は不動産会社の繁忙期となります。
気に入った物件を見つけたので、内見しようと不動産会社に連絡をしてみたところすでに入居申し込みが入っていた。なんてことも多々あります。

4月中旬を過ぎると新生活の引越し繁忙期もひと段落し、ゆっくりと物件を探せる時期に入ります。
繁忙期を過ぎると物件の動きも少なくなるため、交渉次第で礼金の値下げや、フリーレント(一定期間の家賃が無料になる)交渉にも応じてくれるケースもあるので、不動産会社に相談してみるのもいいかもしれません。

「一人暮らしを始める部屋を一緒に探す」のもおすすめ

親にとって子どもが住む部屋の条件として一番大切なのは、「安心して暮らしていける部屋」かどうかということだと思います。
親が心配する理由として、「防犯面や安全性が心配」とあったように、アパートやマンションの周辺はもちろん、隣にはどんな人が住んでいるのか心配なのです。
そこで、物件を探す際は一人で探さずに、親と一緒に探すことをおすすめします。

親に口うるさく反対されそう……と思いがちですが、親と一緒に探すほうがなにかと便利なこともあります。不動産会社の担当者に聞きづらいことも質問してくれたり、自分とは違う観点で物件のセキュリティ面や、周辺情報を調べてくれるので、より安心安全な住まいを選ぶことができます。
親からお墨付きをもらった物件であれば、安心して一人暮らしがスタートできそうです。

まとめ

親は「子どもの一人暮らしについて」さまざまな観点から不安を抱くものです。しかし、心のなかでは「かわいい子には旅をさせよ」といずれは自立して立派な大人になって欲しいと願っています。
親がなぜ心配しているのか、どのようにすれば心配させずに安心してくれるのかを考えれば答えが見えてくると思います。
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【調査概要】

調査方法:インターネットリサーチ
回答サンプル数:107
対象:35歳~男女(全国)
調査期間:2021年9月1日~2021年9月8日

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