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子どもの一人暮らし、親にできることは?知っておくべきことや親目線の物件選び

初めて子どもが一人暮らしをするとなったとき、どうしても親は不安になってしまいますよね。子どもの一人暮らしを応援・支援できるよう、子どもの一人暮らしについてさまざまな観点から役に立つ情報をお届けします。

子どもの一人暮らし、親には何ができる?

初めて子どもが一人暮らしをするとなったとき、どうしても親は不安になってしまいますよね。「一人で生活ができるのかな」「生活費は足りるのかしら」「どんな部屋を選んであげたらいいのかわからない」――。考えれば考えるほど一人暮らしが心配になってしまう気持ちもわかります。

しかし、子どもが一人暮らしを経験することで得られるメリットはたくさんあります。例えば自炊ができるようになったり、さまざまな社会の仕組みを知るきっかけになったり、金銭感覚が養われたり……。挙げればきりがないほど、子どもの成長には欠かせないよいことがたくさんあるはずです。

そんな子どもの一人暮らしを応援・支援できるよう、今回は子どもの一人暮らしについてさまざまな観点から役に立つ記事を用意しました。お部屋探しの参考にしてみてくださいね。

お部屋探しで注目すべきポイント

一人暮らしで最も気になるのは、「どういう場所、どういう部屋に住めばいいのか」ですよね。大学の近くに住んだ方がいいのか、どういう条件でお部屋を探せばいいのかなど、下記で項目ごとに詳しく解説していきます。

引越す時期・手段

転勤や生活の変化、合格発表が多い2月、3月が引越しの繁忙期です。合格が決まるまでは物件選びもできずもどかしいですが、合格が決まったらすぐにお部屋探し・引越しができるよう心構えをしておきましょう。

地方の学生さんが都内の学校へ引越す場合は引越し会社にお願いすることが多いと思いますが、節約をするために家族で協力して荷物を運ぶという手段もあります。自家用車、または大きいレンタカーを借りて荷物を搬入し、大型の家具や家電を新しく購入した場合は新居へ送ってもらいましょう。

また、推薦などで事前に合格が決まっている学生さんであれば、この引越し繁忙期を避けることができるので、じっくりとお部屋を吟味するのもいいですね。

大学からの距離

大学までどのくらいの距離の場所に住むのがいいか、迷いますよね。大学に近ければ近いほどいい!と思いがちですが、近くに食材や日用品が買える施設がないと生活が不便になりますし、大学が高級住宅街にあった場合、家賃が高すぎて住めない……なんてことも。

逆に大学から遠すぎても通学がめんどうに感じる原因にもなってしまいますので、自分にとってちょうどいい場所を見つける必要があります。通学時間が15~20分程度の場所に住むことが理想ではありますが、それだけで決めるのではなく周辺施設や家賃相場、治安なども考慮して選ぶことがポイントです。

最寄り駅・エリア

生活をする上で、どのエリアに住むかはとても重要です。駅ごとに雰囲気や治安は異なってきます。まずは大学の最寄り駅からアクセスしやすい駅やエリアをいくつかピックアップしてから各駅や各エリアの周辺環境や治安を調べると良いでしょう。

駅やエリアごとの住みやすさや雰囲気については、アットホーム タウンライブラリーで調べることができるので、こちらも参考にしてみてください。

駅からお部屋までの距離

大学生になると、生活費や交際費を得るために、授業やサークル終わりにアルバイトをする学生さんも多いです。夜遅くまでバイトをして「さあ、帰宅」となったときに、長時間夜道を歩くのは危険と感じる人もいるでしょう。そのような人はなるべく駅に近い物件を選びましょう。また、気に入った物件が駅から離れている場合でも、駅から物件まで、街灯や人通りの多い道があると比較的安全です。

周辺の治安やお部屋のセキュリティ

「治安の良さ」は、お部屋探しにおいて最も気になるポイントのひとつではないでしょうか?内見の際にはできるだけ、実際に駅から物件までの道を歩いたり、夜になったときの雰囲気や街灯の有無などを確認しておきましょう。

実際に内見に行くことができない場合でも、各都道府県警察のウェブサイトには各エリアの犯罪件数などが掲載されていますので、そちらを確認してみましょう。

また、お部屋のセキュリティについても考える必要があります。オートロックや防犯カメラ、モニター付きインターホンなど、防犯に効果的な設備が整っている物件を選ぶのも一つの手です。賃料が高くなる傾向はありますが、万が一のために備えておきたいものです。ただ、どんなにセキュリティ上安心な物件であっても、絶対に防犯ができるという保証はありません。戸締りは必ずして、自分の身は自分で守れるようにしましょう。

お部屋の条件

続いて、どういった条件でお部屋を探せばいいのかポイントをまとめました。お部屋を選ぶ条件の取捨選択は難しいですが、とても重要なのでよく検討してみましょう。

築年数

築年数はよほどのことがない限り妥協してもいいポイントです。なぜなら、築年数が経っていてもリノベーションのしてあるお部屋であれば比較的内装がキレイで設備も新しくなっているからです。また、築年数が経っているほど家賃は抑えられる傾向にあるので、少しでも出費を減らしたいのであれば築年数は気にしないことが吉です。

階数

セキュリティが気になる方と、通りを歩く人の目が気になる方は、1階は避けた方がいいでしょう。2階以上のお部屋を選ぶ場合、エレベーターがない物件だと階段を上り下りしなくてはならないという点を押さえていればOKです。特に家電や家具の搬出時に階段の幅などは重要になってきますので、事前に測っておくといいでしょう。

間取り

よほど広い間取りに住みたいということでない限り、「ワンルーム」か「1K」がいいでしょう。1K以上の間取り(1LDK、2LDKなど)になると、一般的には家賃も上がってしまう傾向にあるので注意が必要です。

キッチンやバス・トイレ

自炊をするのであれば、「まな板を置ける幅が十分にあるか」「コンロが二口以上あるか」などを確認する必要があります。

また、バスとトイレが一緒になっているユニットバスは家賃が抑えられる傾向にあることや掃除が楽にできるというメリットがあるものの、バスとトイレが一緒になっているお部屋はイヤだという人も一定数いるので、ここはお子さんとしっかり話し合っておきましょう。

日当たり

よっぽどのこだわりがない限り、学生のお部屋探しにおいて「日当たりがいい」ことは優先度の低い条件です。というのも、日中は講義やサークル、バイトなどで家にいないことも多いからです。洗濯物もセキュリティの観点から外干しせず室内干しする方が増えていますし、「日当たりがいい」ことの恩恵を最大限受けることは難しいのではないでしょうか?

初期費用や生活費は妥当かチェック

一人暮らしを開始するとなると、家具や家電、賃貸契約の際の初期費用、引越し費用、生活費など、色々とお金がかかります。住む地域やお部屋の条件によって差はありますが、学生の家賃平均は約5万円です。
初期費用(敷金、礼金、家賃、鍵交換費用、仲介手数料、保険料、保証会社利用料)はだいたい家賃の4、5倍程度が相場といわれているので、だいたい20~25万円はかかります。ここから大きく価格が離れる場合はお財布と相談するか、家賃や契約内容を今一度見直してみましょう。

また、生活費は毎月およそ9万円かかります。家賃、食費、光熱費、通信費、交際費など、さまざまな費用がかかることを想定しておきましょう。

仕送りは可能?どのくらい必要になる?

仕送りの相場額は8~14万円程度です。学費が国立や公立に比べ高い私立は、その分親からの仕送り額も多くなるようです。仕送りだけでは足りなかった分の生活費はお子さんがアルバイトをして補うことになるので、仕送り額については親子でしっかりと相談しておきましょう。

仕送り額を増やすことが難しい場合は、食料品を送るなど別の手段で支援することを視野に入れてみては?お米や、日持ちするインスタント食品・レトルト食品、缶詰などを送ってあげると喜ばれると思いますよ!食品以外では、洗剤類などの日用品を送ってあげるのもいいですね。

実際に聞いてみた!子どもの一人暮らしを経験した保護者の声

ここまで子どもが一人暮らしをする上で重要なポイントをお話ししてきましたが、実際に子どもが一人暮らしをしたことのある親御さんへ、不安だったことや譲れないお部屋条件などがあったかどうかを聞いてみました。参考にしてみてくださいね。

Q. 子どもの一人暮らし、不安だったことはありますか?

はい…89% / いいえ…11% (回答数 : 190)

ほとんどの親御さんが、子どもの一人暮らしについて不安があったようです。具体的にどういった不安があったのか、コメントを見てみましょう。

  • 食生活や生活リズムに乱れがないか。病気にかかった時にひとりで対応できるか。(60代/男性)
  • 不審者が現れないか心配だった。(50代/女性)
  • 掃除ができないタイプだったのでトイレやお風呂など水回りがきちんと掃除できていたか退去するまで心配でした。(50代/女性)
  • まともな食生活ができるのか、掃除や洗濯がきちんとできるのかが一番心配でした。残念ながら親の不安は的中しました。(60代/女性)

食生活や生活リズム、掃除や洗濯など、多岐にわたって不安があるようですね。ただし、過干渉になりすぎたところで子どもの一人暮らしが充実するわけではありません。本人の主体性に任せ、何か困ったことがあったときだけ助けてあげられるような環境づくりに努めましょう。

また、一人暮らしで体調が悪くなってしまったら、誰も看病をしてあげられないので不安ですね。そんなときのためにあらかじめ救急箱を用意しておくこと、近くの病院を調べておくことを伝えましょう。

Q. 子どもと一緒にお部屋探しをしましたか?

はい…52% / いいえ…48%  (回答数:139)

意外に感じるかもしれませんが、子どものお部屋探しに関与しない親御さんも多くいるようです。

  • 大学入学時一緒に見に行きました。大学の生協のマンションでしたが、それでも親が部屋代を払うので安心できる物件を選びたかったので。(60代/女性)
  • 安全性や場所も含めて、生活のしやすさのチェックは子どもだけでは不安なので。(50代/女性)
  • 探さなかった。本人が自分の責任で一から十までやりたがっていたので(口出しされるのを嫌がっていた)。物件の間取り図を見せてきて『こんなところだけど…』という報告は受けましたが内覧から契約、引っ越しまで自分一人で行っていました。息子なので男のスタートとして良い経験になったのではないかと思っています。(50代/女性)
  • 大学入学の時でしたが、社会勉強のためという事で、全て本人にやらせました。私が動いたのは保証人のサインだけです。(60代/男性)

「子ども一人でお部屋探しをさせるのは不安なので」という理由で一緒にお部屋を探した親御さんのほか、「これもいい経験だから」と、子ども一人で部屋を探させたという親御さんも多かったです。一人暮らしをきっかけに、あえて何も手伝わないという選択肢もいいかもしれませんね。

Q. 子どもの部屋探しで譲れなかった条件はありましたか?

はい…77% / いいえ…23%   (回答数:137)

77%の方が譲れないお部屋の条件があったと回答しました。実際にどういう点を重視していたかは以下の通りです。

1位 セキュリティが高い (39票)
2位 2階以上 (28票)
3位 大学までの通いやすさ (17票)

4位 家賃 (13票)
5位 駅に近い (11票)
※複数回答可

  • 本人の希望が優先でしたが、2階以上、オートロック、駅近など。(50代/女性)
  • オートロックのあるマンションで、駅から近い事です。女の子なので、セキュリティがしっかりしていないと安心できないからです。(50代/女性)
  • 学校への距離。交通費がかからないから。(60代/女性)
  • 家賃。バイトが決まるまではこっちが持つことになるし、バイトが決まって自分で払うにしても限界があると思ったから。高望みせずに探しました。(50代/女性)

防犯上の理由から、セキュリティのしっかりしたお部屋に住んでほしいと思っている親御さんが多いみたいです。また、大学から遠くなると交通費がかかってしまうので、大学に通いやすい場所に住んでほしいという意見も。その他では、お部屋周辺の「治安の良さ」「バス・トイレ別」「耐震」などを気にしている方もいました。どこで何を妥協するのかをじっくりと考えて、納得のいくお部屋探しをしましょう。

まとめ

いかがでしたか? 実際に子どもが一人暮らしをするイメージはできたでしょうか。「アットホームであった!」アプリを使えば、学校名からお部屋を探すこともできます。親子で“トーク”する機能も搭載されているので、楽しくお部屋が探せますよ。ぜひダウンロードして、親子でぴったりなお部屋を探してみてくださいね。素敵な一人暮らしが始められるよう応援しています!

【調査概要】

調査方法:インターネットリサーチ
対象:10代~70代男女(全国)
調査期間:2021年9月1日~2021年9月8日
※小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
※アンケートによっては複数回答可にしているため、合計が100%を超える場合もございます。

学生におすすめのお部屋探しアプリ「アットホームであった!」

あったアプリスマホ画面
  • point1

    簡単な質問に答えるだけ!ぴったりの条件を
    自動設定

  • point2

    気になるお部屋は
    チャットで共有
    トーク機能

  • point3

    先輩たちのアドバイス特集など初心者にうれしい
    情報がいっぱい!

学生の一人暮らしにぴったりな住まいが簡単に見つかるアプリ
「アットホームであった!」

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あったアプリアイコン

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