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【保存版】引越しやることリスト!新居探しから引越し後までやるべきことを徹底解説

引越しやることリスト!引越しでやるべきことを徹底解説
住まいを新たにする引越しは、人生のなかでも重要な一大イベント。準備すべきことがたくさんあるので、どこから手を付けたらいいのか、なんとなく悩んでしまいますよね。とはいえ、いざとなって慌てたり後悔したりしないためにも、一つずつきちんとこなしていくことが大切です。そこで今回は引越しの際にやるべきことを、時系列に沿って整理していきましょう。それぞれ詳しい準備方法などは、別途関連記事でもご紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。

記事の目次

はじめにやること

引越しを決めたら、新居探しからはじめましょう
引越しを決めたら、新居探しからはじめましょう

まずは引越しを検討しはじめた時に、必要な準備や手続きなどをご紹介。引越しのスタートラインとなる段階なので、余裕を持って荷造りなどの工程も進められるように、できることから早めに着手しておきましょう。

引越し前にやることリスト

  やること 連絡先
新居探しと新居先の決定 (新居の)不動産会社
引越し希望日の検討
新居に関わる諸契約の締結 (新居の)不動産会社
引越し会社の選定 引越し会社
引越し会社への見積もり依頼 引越し会社
管理会社・大家さんへ契約解除の連絡 (旧居の)不動産会社、管理会社、大家さん(貸主)
旧居の駐車場の解約と新居の駐車場の契約 不動産会社、管理会社
引越し会社と日取りの決定 引越し会社
(旧居の)不動産会社、管理会社、大家さん(貸主)

最初のステップとしては、上記の作業を進めていきます。詳しいスケジュールは以下の記事でもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。ここからは、新居を決める段階以降の流れを、簡単に見ていきましょう。

新居探しと新居先の決定

新たな物件探しは早めからスタートします。インターネット上にてさまざまな物件情報も調べられるため、ある程度の目星を付けてから、不動産会社に相談してみるとスムーズです。

引越し希望日の検討

新居が確定したら、いつから入居できるのか確認し、引越しのタイミングを決めていきます。荷物の搬出・搬入にも関わってくるので、しっかりと先の予定も見据えながら検討していきましょう。

新居に関わる諸契約の締結

物件を決めて入居の申し込みをしたら、賃貸なら賃貸借契約、購入なら売買契約を結びます。いずれも契約の際には、身分証明書・収入証明などの書類提出が求められるのが通常です。また賃貸では入居審査、購入では住宅ローン利用に向けた事前審査が発生します。それぞれ審査が通ったら、初期費用を支払い、重要事項説明を受けて成約となるのが一般的な流れです。

引越し会社の選定

引越し会社といっても種類は幅広く、例えば大手と地域密着系、引越し専業型や運送との兼業型など、さまざまな部分に違いがあります。まずは運びたい荷物などに合わせて、引越し会社を検討するのがおすすめです。

引越し会社への見積もり依頼

引越し会社を選ぶ際には、料金やサービス内容なども会社ごとに異なるため、複数社を候補に挙げて比較検討をする相見積もりを取ることをおすすめします。複数社で相見積もりをすると、相場感が見えやすくなり、例えば料金が高すぎる会社などもわかりやすくなります。

不動産情報サイト アットホームでは、引越し会社の相見積もりができるので、活用してみてください。

管理会社・大家さんへ契約解除の連絡

賃貸物件に住んでいる場合には、退去の予定が決まったら、その旨を速やかに連絡します。一般的には契約解除の1カ月前が退去連絡の期限となっていることが多いですが、契約書に詳しく記載されているので確認してみましょう。すでに日取りが決まっている際には、最初の電話連絡の時点で、引越しの日取りを伝えておくとベターです。

旧居の駐車場の解約と新居の駐車場の契約

車やバイクなどの駐車場を借りている場合には、忘れずに解約の手続きをします。また新居でも、物件とは別に駐車場が必要な場合には、新しく探し直して契約しておきましょう。

引越し会社と日取りの決定

相見積もりを取った複数社から、より自身に適した引越し会社を決めて、具体的な作業の日取りを決定します。賃貸物件に住んでいる場合には、引越し日が確定したら、あらためて大家さんや不動産管理会社の担当者に伝えましょう。

引越し日が決まったらすぐにやること

引越しの日取りが決まったら、逆算して全体のスケジュールも立ててみましょう
引越しの日取りが決まったら、逆算して全体のスケジュールも立ててみましょう

具体的な引越しの日取りが決まったら、荷造りの準備や入退去にともなう各種手続きなどもしていきましょう。

引越し日が決まったらすぐにやることリスト

  やること 連絡先
全体のスケジュールの決定
インターネット・固定電話の移転手続きや見直し 契約している回線事業社
不用品の処分・粗大ごみの収集依頼 各自治体、不用品回収会社、リサイクルショップ、フリマ(アプリ)など
荷造りに使うものの準備
火災保険の住所変更手続き 契約している保険会社
転校・転園の手続き 通学・通園している学校・幼稚保育園・保育園、教育委員会

全体のスケジュールの決定

引越し日から逆算して、どの作業をいつまでに進めておくといいのか、具体的な計画を立てておくのがおすすめ。最初に「○○日までに△△を済ませておく」などのスケジュールを決めておくと、やみくもに作業を進めるよりも、必要な手続きや準備を漏らさずに対応しやすくなります。

インターネット・固定電話の移転手続きや見直し

インターネットや固定電話を使用している際には、新居に同じものを移設するのか、引越しを機に見直すのか、まずは検討してみましょう。

ちなみに年度の変わり目など契約が集中しやすい繁忙期は、手続きに時間がかかってすぐに使えないなど、思うように手配が進まない可能性もあります。なるべく早めにインターネット回線会社に連絡して、移設や解約・新規契約を進めるようにします。

不用品の処分・粗大ゴミの収集依頼

引越しにともなって大型家具などの不用品を処分したい場合には、「解体して一般ごみとして捨てる」、「粗大ゴミとして回収してもらう」、「リサイクルショップに引き取ってもらう」などの方法があります。なお粗大ゴミは通常とは異なり、一定の料金と事前予約が必要です。自治体ごとに粗大ゴミの出し方は変わってくるので、まずは各地域の専用窓口に連絡をして確認してみましょう。

荷造りに使うものの準備

引越し会社を使う場合、一般的には、ダンボール・緩衝材・ガムテープなどの梱包資材は、あらかじめ先方から支給されます。もし自前で引越しをしたり、ダンボールの荷物だけ運送会社に頼んだりするのであれば、自分で購入して用意するようにしましょう。

火災保険の住所変更手続き

居住形態によって異なりますが、転居にともなって火災保険の住所変更(異動・継続契約)や、解約・新規加入の手続きが必要です。賃貸の場合は、管理会社などに加入する火災保険を指定されることもあるので、新居の契約時などに確認してみましょう。きちんと引越し当日から補償が受けられるように、余裕を持って手続きをしておくことが大切です。

転校・転園の手続き

子どもも含めた家族で引越しをする場合には、転校や転園の手続きも必要です。今通っている園や学校、転入先ごとに手続きは異なります。どのような手続きをすべきなのか、自治体や通っている園・学校に確認しましょう。ちなみに高校は小中学校とは異なり、一定の要件を満たしていないと転校ができないので要注意。各自治体や学校に確認して、子どもと相談しながら、転校の手続きを進めていきましょう。

引越し前に早めにやること

新居のレイアウトを検討しはじめるのもこの時期がおすすめ
新居のレイアウトを検討しはじめるのもこの時期がおすすめ

ここからは、なるべく早めに済ませておくと、引越しがスムーズに進みやすくなる準備についても見ていきましょう。できることは、できるだけ先回りして着手しておくと効率的です。

引越し前に早めにやることリスト

  やること
新居のレイアウトを検討
オフシーズン・使用頻度の低いものの荷造り
転居はがきの作成

新居のレイアウトを検討

引越し当日の搬入がしやすいように、どの部屋のどこに何を置くのか、具体的なレイアウトも事前に考えておきましょう。あらかじめ家具や家電などの配置が決まっていれば、引越し会社に搬入をお願いする際にも便利です。さらに引越し会社の担当者に、配置図を渡しておくと、よりスムーズに作業がしやすくなります。

オフシーズン・使用頻度の低いものの荷造り

日常生活であまり使わないものや、オフシーズンのアイテム(例:冬場なら扇風機など)から、先に荷造りするのがおすすめ。日用品を梱包してしまうと、引越しまでダンボールから出し入れすることになるので不便です。荷物の搬出までに間に合うように、少しずつ片付けられるものから箱詰めしていきましょう。

転居はがきの作成

知人・親族などに引越しの挨拶をする場合には、転居はがきを送る準備もはじめておくとベターです。引越し後になってしまうと、何かの入れ違いが生じてしまう可能性があるため、早めから送付して案内しておくのがおすすめです。

引越し1週間前にやること

引越し日が近付いてきたら、役所での各手続きも進めましょう
引越し日が近付いてきたら、役所での各手続きも進めましょう

引越しがだんだん近付いてきた1週間前までを目安に、済ませておきたい各種手配についても見ていきます。もちろん必ず1週間前に準備しなければならないわけではないので、例えば1カ月前や2週間前でも、できることは早めから少しずつ進めておきましょう。

引越し1週間前にやることリスト

  やること 連絡先
新居で使うものの荷造り
転出届の提出 市区町村の役所、役場の窓口
国民健康保険の資格喪失手続き
印鑑登録の廃止手続き
電気水道の停止 契約している電力会社・水道局
ガスの停止手続き・新居での開栓予約 契約しているガス会社
福祉・介護・手当の手続き 市区町村の役所、役場の窓口
ケーブルテレビ・衛星放送の手続き 各ケーブルテレビ局・衛星放送局
郵便物の転送手続き 郵便局
新聞の住所変更(解約・継続) 管轄の新聞販売店

新居で使うものの荷造り

衛生用品や下着など、日常的な必需品以外は、ダンボールに詰めて運べるようにしておきましょう。例えば調理器具なら最低限使いそうなものだけ出しておき、食器類などはできるだけ梱包しておくようにすると、直前で慌てて荷造りせずに済みます。

転出届の提出

引越しをして住所が変わる場合には、各自治体に転出届を提出し、転出証明書をもらう必要があります。例外的に同じ市内なら不要なケースもありますが、自治体ごとに取り扱いは異なるので、必ず自治体の公式ホームページなどを確認して手続きを進めていきましょう。

マイナポータルからも転出届が提出できる

元々住んでいた自治体から離れるための手続きとなる、転出届に限っては、マイナンバーカードを所持していればマイナポータルからのオンライン申請が可能です。なお引越し先の自治体で手続きをおこなう、転入届と転居届は、各役所での対面での申請が必須となっているので覚えておきましょう。ちなみにマイナポータルから転出届を提出した場合には、その際に転入届を申請するための来庁予約をします。

国民健康保険の資格喪失手続き

個人事業主や求職中などで国民健康保険を利用しているケースでは、元の自治体で資格喪失の手続きをして、転居先にて新たに加入し直す必要があります。
社会保険の場合は、勤務先の職場の人事・総務に連絡して住所変更をしてもらいましょう。

印鑑登録の廃止手続き

印鑑登録は、多くの場合は転出届の申請にともない、元の自治体では廃止されるのが一般的です。ただし取り扱いは地域によって異なるので、転出する地域の公式ホームページなどを確認してみましょう。また役所関連の手続きは、委任状にて代理人への依頼も可能です。どうしても難しい時には、委任状を使って手続きを進めていきます。

電気水道の停止

電気や水道は、元の物件では解約(利用停止)、新居では新規契約(利用開始)の手続きをする必要があります。引越し直前になってしまうと、例えば「入居日に利用開始が間に合わない」などのトラブルになる可能性も想定されるので、なるべく早めに対応しましょう。

ガスの停止手続き・新居での開栓予約

ガスも電気や水道と同様に手続きをする必要がありますが、利用停止や開栓には立ち合いが発生するケースもあり、日程を調整しなければならない場合もあります。混み合っている時期だと、希望の予約ができない可能性もあるので、なるべく早いタイミングから進めておくのが無難です。

福祉・介護・手当の手続き

各自治体より、児童手当や介護支援などの補助を受けている場合には、市・区役所または町村役場の専用窓口(福祉課など)にて転出にともなう手続きをします。例えば児童手当なら受給事由消滅届の提出、介護保険なら証明書の返納など、必要に応じて対応していきます。
その他、医療給付などを受けている場合にも、転出地での手続きが発生することがあります。福祉関連の行政制度を利用している際には、どこで何の手続きをするのか、自治体の公式ホームページなどを確認しましょう。

ケーブルテレビ・衛星放送の手続き

ケーブルテレビや衛星放送を利用している場合には、引越しにともなって視聴設備の工事が発生します。退去物件での撤去(解約)と、新居での設置(継続契約)のそれぞれの工事が必要なので、引越しが決まったら早めにケーブルテレビ局や衛星放送局に連絡しましょう。またインターネット回線とセットで契約している場合には、忘れずにまとめて手続きするようにします。

郵便物の転送手続き

退去した物件に届いた郵便物を、新居に自動で郵送できる転送サービスがあるため手続きしておくとベストです。例えば各サービスで住所変更を忘れていた時でも、一定期間は旧住所に届いた郵便物が新居まで転送されるので、重要書類などを取り逃がすこともなく安心。なお手続き完了までに数日かかるため、転送を開始したい日10日ほど前には申し込みをしましょう。

新聞の住所変更(解約・継続)

契約している新聞社ごとに異なりますが、場合によって転居にともなう解約は、販売店で直接手続きしなければならないケースも。また地域限定新聞の場合、転居先が配達エリア外だと解約となるため、新居で新たに契約し直す必要があります。継続利用ができる際にも、住所変更をするので、できるだけ早めから手続きしておくと無難です。

引越しの直前までにやること

直前まで使用した冷蔵庫なども、搬出の準備をしておきましょう
直前まで使用した冷蔵庫なども、搬出の準備をしておきましょう

引越しを目前に控えたら、次のような準備にも取りかかりながら、万全の状態で当日を迎えられるようにします。

使用頻度の高いものの荷造り

引越し日の数日前になったら、徐々によく使う日用品などの荷造りもしていきます。当日までに梱包しておかないと、引越し会社に荷物を運んでもらえないので、漏れがないように箱詰めしていきましょう。この際に、引越し直前まで使用したり、新居ですぐに取り出したりする荷物は、分けて梱包しておくのがおすすめ。使用頻度の高いものは、別でまとめておくと、荷物の出し入れもしやすく便利です。

冷蔵庫や洗濯機の準備

大型の家具や家電は、基本的に引越し会社にそのまま運んでもらえますが、なかでも冷蔵庫や洗濯機は搬出・搬入で困らないように準備が必要。冷蔵庫は、冷凍部分に霜が残っていると運んでいる最中に水漏れするので、あらかじめ霜取りと水抜きをしておきましょう。また洗濯機も、ホースから残った水が漏れてきてしまうため、水抜きをしておきます。

貴重品や手回り品の準備

貴重品や自分で持っていきたい手回り品は、引越し前日にカバンなどにまとめておくと、スムーズに動きやすくなります。特に貴重品は万が一の紛失や破損などのリスクがあり、引越し会社に運搬してもらうのは難しいので、自分で運べるように用意しておきましょう。

挨拶の手土産を用意

旧居と新居のそれぞれで、ご近所の方々に挨拶回りをする際には、手土産もあらかじめ準備しておきます。値段の相場は1個500円~1,000円程度で、お菓子やタオルなどが一般的でしょう。

旧居近隣・大家さんへの挨拶

引越し前日には、作業で道をふさいでしまったり物音がしたりする可能性もあるため、近隣の方や大家さんに簡単に挨拶しておくのがおすすめです。「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします」など、一言伝えておくだけでも印象は大きく変わります。

旧居の掃除・ゴミの処理

家財を運び出す前に、水周りなども含めて、キレイに掃除しておきましょう。また冷蔵庫の中身もすべて出しておく必要があるので、食品類の整理もしておき、どうしても足の早いものが残っている際には処分します。そして前日までに出せるゴミは片付けておき、どうしても間に合いそうになければ、転居先で処分できるように準備しましょう。

新居の掃除

引越し前に鍵をもらって部屋に入れる場合には、家財を搬入する前に掃除しておくと、隅々までキレイにできます。当日の搬入前でも問題ありませんが、やはり作業する日は何かと忙しくなるので、前日までに掃除できるとベストです。

引越し会社との最終チェック

具体的な搬出・搬入の予定時間や当日の動きなど、あらためて確認しておくと安心。当日は時間に追われる部分も多いので、どのタイミングで自分は何をするのか、事前にシミュレーションしておくと引越し作業もスムーズになります。

引越し当日にやること

引越し当日。運搬方法など、引越し会社の担当者と連帯しながら進めます
引越し当日。運搬方法など、引越し会社の担当者と連帯しながら進めます

いよいよ当日を迎えたら、無事に荷物を運んで入退去できるように、旧居と新居ではそれぞれ次のように対応していきます。

引越し当日に旧居でやること

荷物の搬出や退去にあたっては、以下のような段取りで進めていきます。

引越し当日に旧居でやることリスト

  やること 連絡先
直前まで使っていたものの荷造り
引越し担当者への指示 引越し会社
忘れ物の確認
ガスなどの利用停止手続き ガス会社
旧居の明け渡し立ち合い・鍵の返却・敷金の精算 旧居の大家さん(貸主)・管理会社

直前まで使っていたものの荷造り

当日の朝まで使っていた衛生用品などは、引越し会社が到着するまでにダンボールに梱包しておきましょう。もし手で運べる程度の量なら、手回り品のカバンなどに入れて、箱詰めせずに自分で持っていくのもいいかもしれません。忘れ物をしないように、荷物の最終的な整理をしていきましょう。

引越し担当者への指示

搬出時には必ず立ち合いをして、運搬方法などの指示出しをします。引越し作業の担当者から「これはどうしますか?」などの確認が入ることもあるので、適宜対応していきましょう。

忘れ物の確認

搬出後には、置きっぱなしになっている荷物や手回り品がないか最終確認をして、忘れ物がないように注意します。特に遠方への引越しだと、忘れ物のやり取りをするのも大変なので、しっかりと隅々までチェックしましょう。

ガスなどの利用停止手続き

ガスの利用停止時には、ガスメーターの設置場所までガス会社の係員が入れない場合に立ち合いが必要な場合もあるので、退去日に合わせて予約をしておくのがベストです。なお基本的には、ガス会社の訪問に対応して終了します。

旧居の明け渡し立ち合い・鍵の返却・敷金の精算

賃貸物件の場合は原状回復義務があり、借主側で何か手を加えていたり明らかな過失があったりする場合、責任を持って対処しなければなりません。そのため退去時には、入居者と管理会社などの立ち合いのもと、部屋の状態を確認します。そして敷金の清算をして鍵を返却したら、部屋の明け渡しは完了です。

引越し当日に新居でやること

荷物をすべて運び出して退去が完了したら、次は新居での作業に入ります。

引越し当日に新居でやることリスト

  やること 連絡先
新居の近隣・大家さんへの挨拶
引越し担当者への指示 引越し会社
ガスなどの利用開始手続き ガス会社
搬入荷物の確認 引越し会社
引越し料金の精算
荷ほどき・整理整頓

新居の近隣・大家さんへの挨拶

引越しの当日には、新居のご近所さんと大家さんに挨拶回りをします。引越し作業で迷惑になるかもしれないので、荷物の搬入があることと、「これからよろしくお願いします」など一言伝えておきましょう。退去時と同様に、500円~1,000円程度の手土産を用意して渡すようにします。

引越し担当者への指示

搬出時と同じく、引越し作業の担当者に指示出しをして、どこに何を置くのかきちんと伝えるようにします。また例えば荷物の量が多いなど、大変な作業になってしまった場合には、自分からの厚意で心づけや差し入れを用意しておくのもいいかもしれません。合間を見て、一言お礼を添えながら渡すとよいでしょう。

ガスなどの利用開始手続き

特にガスは、利用開始に向けた開栓作業があるため、立ち合いの必要があります。引越し当日に開栓予約をしている際には、ガス会社が訪問するまで待機して、立ち合いをします。

搬入荷物の確認

荷物を運び終わったら、必要なものがすべて揃っているか、しっかりと最終チェックをします。漏れがあると、あとから問い合わせをして確認してもらうことになって大変なので、必ずその場で十分に見直すようにしましょう。

引越し料金の精算

引越し料金の支払いなどが残っている際には、担当者に確認をして、各種精算を済ませます。

荷ほどき・整理整頓

荷物を搬入したら、当日から使いそうなアイテムが入ったダンボールから開けていき、少しずつ箱の中身を収納して片付けていきましょう。

引越し後2週間以内にやること

転居届提出など各種手続きは、転居から2週間以内に済ませましょう
転居届提出など各種手続きは、転居から2週間以内に済ませましょう

引越しが終わったら、次は住所変更にともなう手続きを中心に進めていきます。

転入・転居届の提出

新居の自治体にて、転入届または転居届(同市区町村内など)を提出します。なお転入届の手続きでは、転出届の際に受け取った転出証明書が必要なので、忘れずに持参するようにしましょう。

マイナンバーカードの住所変更手続き

身分証明書や、人によっては健康保険証にもなっているマイナンバーカードも、引越しで居住地が変わった場合には住所変更が必要です。マイナンバーカードの住所変更は、転居届または転入届の提出・受理後、各役所窓口にて手続きをします。また転居届または転入届は、提出後その場で受理されるので、続けて同じ日にマイナンバーカードの住所変更もしておくのがスムーズです。

国民健康保険加入手続き

自営業などで国民健康保険に加入していて、転出地にて資格喪失届を提出後、転入先の自治体にて新たに入り直す手続きをします。なお勤務先の健康保険に加入している場合には、雇用主が対応するので、職場への報告のみで問題ありません。

印鑑登録

転出の際には自動的に登録が抹消されるケースも多いですが、基本的に転入時には、新しく印鑑登録をする必要があります。転入届と一緒に、役所の窓口にて申請しておくのがベストです。

福祉・介護・手当の転入手続き

例えば、児童手当や介護認定を受けている場合には認定申請、福祉手当や医療給付などを利用している際には住所変更など。各種行政制度の適用に向けた転入の手続きも、役所の窓口にておこないます。制度ごとに手続き方法は異なるので、各自治体のホームページなどを確認してみましょう。

運転免許証の住所変更手続き

正式な身分証名証にもなる運転免許証も、引越しをして住所が変わった場合には、記載情報の更新が必要です。運転免許証は、引越し先にある警察署や運転免許センター・試験場で、住所変更の申請をします。なお運転免許証の住所変更では、新しい居住地での住民票の提出が求められるため、転居届または転入届の手続き時に発行しておくと便利でしょう。ちなみにマイナンバーカードと運転免許証を1つにまとめて、マイナ免許証のみを所持している場合には、住所変更の手続きは省略されます。マイナンバーカードの住所変更をすれば、自動的に運転免許証の情報も更新されるので、警察署などでの手続きは不要です。

自動車・原付自転車の登録変更

自動車やバイクなどの車両登録をしている場合も、住所変更の手続きが必要です。なお車両の住所変更は、125CC以下の原動機付自転車は役所、126CC以上のバイクや普通自動車は陸運局(運輸支局)、軽自動車は軽自動車協会というように、種類ごとに手続き方法が異なります。所有している車両に合わせて、各公的機関まで申請しましょう。また基本的には、いずれも引越しから15日以内が登録変更の期限となっています。

自動車保管場所証明手続き

普通自動車や軽自動車を所有している場合には、車庫証明の変更登録が必要です。転入先地域の管轄の警察署にて、普通自動車なら保管場所証明申請、軽自動車なら保管場所届出の手続きをしましょう。こちらも引越し後15日以内が期限なので、忘れずに申請をおこないます。

転校・転園手続き

お子さんがいる場合には、引越しが終わったら新しく入園・入学をする手続きも欠かせません。保育園や幼稚園なら入園申し込み、公立の小中学校なら通学先に在学証明書・教科書給与証明書・入学通知書を提出して、転園・転校の申請をしましょう。なお高校の場合は、各自治体や学校ごとに手続きは異なるため、地域の教育委員会などに確認が必要。また高校は、編入試験に合格しないと転入できないのが通常です。転校先は子どもともよく相談して決めていきましょう。

ペット(犬)に関する手続き

ペットで犬を飼っている場合には、転入先での住所変更の手続きが必要です。転出地で交付された犬の鑑札を持参し、役所の窓口にて登録事項変更届の申請をしましょう。なお自治体ごとに、手続きの必要書類などは異なるので、事前に地域の公式ホームページを確認します。

インターネットに関する手続き

もし旧居で契約中のインターネット回線をそのまま継続するのであれば、その住所変更も必要です。元から利用しているものを新居にも移設するケースでは、インターネットの契約情報の更新手続きも忘れずにしておくようにしましょう。もちろん引越しにともない、別のインターネット回線を新規契約する場合には、新居の住所情報で登録しているので手続きは不要です。

その他の住所変更に関する手続き

その他にも利用しているサービスに応じて、契約情報に住所が入っている場合には、更新手続きが必要です。なかでもよく使われている各種サービスで、引越し時の住所変更をともなう代表例として、次のようなものがあります。

項目 補足
携帯電話
・スマートフォン
契約先の会社に手続き方法を確認。
(Web申請ができる場合もあり)
各種会員サービス
(宅配サービスなど)
契約先の会社に手続き方法を確認。
(Web申請ができる場合もあり)
NHK 公式ホームページ、または電話にて手続き
各種保険 契約先の会社に手続き方法を確認。
(Web申請、または電話、郵送など)
クレジットカード
・銀行口座
契約先の会社に手続き方法を確認。
(Web申請または電話、銀行なら窓口など)

引越し後1カ月以内にやること

引越し会社から梱包材などを借りていた場合は、転居から1カ月以内をめどに返却します
引越し会社から梱包材などを借りていた場合は、転居から1カ月以内をめどに返却します

引越直後に必要な住所変更などの手続きを優先的に進めつつ、以下の対応もしていきましょう。

引越し後1カ月以内にやることリスト

  やること 連絡先
勤務先への住所変更手続き 勤務先
パスポートの住所変更(氏名・本籍変更の場合) パスポートセンター
敷金の精算 新居の大家さん・管理会社

勤務先への住所変更手続き

引越しにともない、勤務先には各種保険や通勤手当などの処理をしてもらうことになるため、住所変更があった際には必ず報告します。なお引越しが決まった際には、配属先の上長などに事前共有しておき、社内での必要な手続きを確認しておきましょう。そして引越しが完了したら、担当部署まで住所変更の申請をおこないます。

パスポートの住所変更(氏名・本籍変更の場合)

パスポートは、ただ住所が変わっただけであれば、手続きは不要です。本籍や氏名に変更があった場合、パスポートセンターでの訂正手続きが必要なので、例えば結婚と同時に引越しをした際などには忘れずに申請するようにしましょう。

敷金の精算

賃貸物件の退去時には、原状回復の状況に応じて、入居する際に預けた敷金の精算をします。一般的には、物件オーナーや管理会社との退去時の立会いにて原状回復の具合を確認し、そこから借主負担となる修繕費を差し引いた敷金が返還されます。なお敷金の精算金額は、原状回復のレベルによって異なります。全額返還されることもあれば、ほぼ残額がなかったり、場合によっては追加徴収が発生したりするケースも。きちんと借主負担の費用のみで精算されているか、まずは内訳を十分に確認し、もし問題がありそうなら再度問い合わせをしてみましょう。

まとめ

引越しは物件探しからはじまり、荷物を運ぶための手配・転居にともなう手続き・荷解き・住所変更など、とにかく準備すべきことがたくさんあります。今回のように洗い出してみると、なかなか億劫に感じるかもしれませんが、何もかも一気に進める必要はないのでご安心を。きちんと計画を立てて、時間をかけながら少しずつ対応していくことで、きっと漏れずに対応できるはずです。時間に余裕がなく慌てていると、何か忘れてしまう可能性が高いので要注意。まずはやるべきことを把握して、何からはじめれば効率的なのか、しっかりとイメージすることからスタートしていきましょう。

執筆者

たけなつ

2019年よりフリーで活動しているWebライター。
広告会社でのコピーライターを経て、現在は幅広いジャンルのコラム記事などを執筆。
愛知・東京・北海道と各地を渡り歩き、19歳からの10年で7回引越しを繰り返す好奇心旺盛人。

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