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同棲準備はいつから?
必要な期間やお金と同棲までの流れを徹底解説

ALT同棲準備のスケジュールはおおよそどれくらい?

お互い一人暮らしのカップルの場合や付き合いが長くなってくると、そろそろ同棲しようかな……と考えるカップルも少なくないと思います。 また、賃貸物件の更新時期が近づいてきたタイミングで同棲について考える方も多いのではないでしょうか。仕事が忙しい場合などは、お互いの家を行き来するよりも一緒に住んだほうが確実に会えますし、お金も節約できるかもしれません。 もし同棲をする場合、いつまでにいくら貯め、どういった流れでスタートするのがよいのでしょう。近々同棲しようと考えているカップルは必見です!

同棲準備をする前に確認すること

「好きだから」と一緒に暮らしはじめても、生活スタイルは人それぞれ異なるため、ストレスを感じることもあると思います。あとから後悔しないためにも、まずは同棲をする前に、お互いの考えをしっかりと話し合いましょう。
まずは、同棲をはじめる前に以下の3点について話し合っておくようにしましょう。

同棲の目的は?

はじめに、どういう理由で同棲をしたいのか、お互いの気持ちについて話し合いましょう。同棲することで、お互いにどのようなメリットやデメリットがあるのか確認しておくことが重要です。
同棲をはじめる理由として、「家賃や生活費を節約したい」といった金銭的な理由から、「結婚前に生活を共にして問題ないか確認したい」といったこれからの関係を見据えた理由までさまざまなものが挙げられます。そのため、同棲したいという想いは同じでも、目的や目指すところが異なる可能性もあります。同棲をはじめる前に、何を目的として同棲するのかよく話し合っておきましょう。

同棲の期間は?

同棲するにあたり、期間を決める必要があるのか疑問に思った方もいるかもしれません。
確かに、賃貸物件の契約と違って同棲に明確な期限は決められていません。しかし、決められていないからこそ目安を定めておく必要があります。
実際に、「同棲をするとなかなか結婚に踏み切れない」といった声がよく聞かれます。もし、近い将来結婚したいと思うのであれば、同棲をスタートする前に「1年間だけ同棲してみる」などと期間を定め、「その後も一緒に暮らしていくならば結婚をする」と決めておけば、のちのちのトラブルを防ぐことができるでしょう。

同棲にかかるお金の分担方法は?

同棲カップルの揉めごととしてよくあるのが「金銭問題」です。どちらかの家で一緒に暮らしはじめる場合は別ですが、新しく部屋を借りる場合には、部屋を借りる際の初期費用、引越し代、家具・家電の購入代といった大きなお金がかかります。

初期費用は折半するか、お互いの納得のいく比率で分担するとよいでしょう。生活していくうえでかかるお金は、家賃、光熱費、通信費、食費などさまざまです。すべての項目を折半するのもいいですが、面倒な場合は共同の財布を作って、そのなかから支払いをするとよいでしょう。負担の割合を半々にするのか、別の割合にするのかは、家事の負担なども考慮して考えましょう。

同棲の初期費用はいくら?

家賃10万円の部屋で同棲するとしたら、部屋を借りる初期費用はいくらくらいかかるのでしょうか。家賃1カ月分で保証会社を利用した場合としてシミュレーションしてみましょう。

家賃1カ月分で保証会社を利用した場合のシミュレーション

※敷金・礼金・仲介手数料がそれぞれ1カ月分だった場合
項目 金額(円)
敷金 100,000
礼金 100,000
仲介手数料 110,000
前家賃 100,000
鍵交換 20,000
家賃保証料 100,000
火災保険 20,000
合計 550,000

家賃10万円の部屋を借りる際には、おおよそ55万円かかるようです。初期費用をなるべく抑えたい場合は、敷金・礼金がない物件もあるので、検討してみてください。
上記の他にも、家具や家電、食器などを買い揃えるための費用がかかってきますので、持っているものを使うのか新しく買い直すのかによっても違いますが、初期費用として計算しておきましょう。

同棲の生活費は毎月いくら?

総務省統計局が公表している「家計調査(2023年)家計収支編 世帯人員別」をもとに、二人世帯の生活費を算出してみました。

生活費の内訳

内訳 金額(円)
住居(※) 76,801
食料 72,399
光熱・水道 21,619
家具・家事用品(※) 11,187
被服及び履物 7,190
保健医療 15,641
交通・通信 36,472
交際費 21,166
教育(※) 368
教養娯楽(※) 26,250
その他 54,074
合計 343,167
※住居…札幌市、仙台市、東京23区、大阪市、横浜市、さいたま市、千葉市、名古屋市、福岡市の1DK~2DKの家賃相場から算出(※アットホームに公開されている1DK~2DKの家賃相場 2024年9月時点)
※家具家電用品…家具・家事に必要な商品およびサービス
※教育…授業料や参考書など
※教養娯楽…書籍やDVD・CDなど
※その他…美容室代、たばこ代など

家賃や物価などは地域によって異なりますが、2人でおおよそ34万円程度が目安です。家賃はもちろん、インターネット通信費や動画配信サービスなども一緒に利用することで費用を半分に抑えることもできるなど節約できる点は多そうです。自分ひとりのために料理を作るのは面倒でも、一緒に買い物に行ったり、料理したりと2人なら楽しめそうですね。一人暮らしだとどうしても外食に頼ってしまうこともありますが、自炊することで食費も節約することができます。

家事の分担方法は?

続いて、同棲カップルの揉めごとに多い、「家事について」です。
同棲経験者に「家事の分担方法」について聞いてみたところ、以下のようになりました。

同棲時の家事の分担はどうしていた?

(回答サンプル数240人)
同棲時の家事の分担はどうしていた?
時間が空いたほうがやる…90票 家事ごとに分担…88票 女性が全ておこなう…55票 曜日ごとに分担…7票

2人で家事を分担するカップルは約8割、そのうちの半分は「家事ごとに分担」や、「曜日ごとに分担」ときっちりと分担しているようです。お互いにどの家事ならできるのか、同棲する前に話し合ったほうがよいでしょう。お互い得意・不得意があれば、家事ごとに分担すればいいですし、お互いがなんでもこなせるのであれば、曜日ごとに分担するのもよいですね。

部屋の契約者や世帯主はどうする?

引越しする前に、部屋はどちらの名義で契約するか、世帯主はどうするかを決めておきましょう。契約の名義人が保証人もお願いすることになります。もし、同棲を解消して、契約者ではないほうが部屋に住み続ける場合、契約し直すか借主・連帯保証人の変更手続きをおこなう必要があります。

同棲をスタートするときに同棲解消後のことを想定した話をするのは嫌だと感じるかもしれませんが、同棲をはじめる前だからこそ認識を合わせておかないと、のちにトラブルになる可能性もあります。住民票を移す際に世帯主の届出が必要ですが、収入が別で、各自で生計を立てているのであれば、同じ物件であっても、それぞれを世帯主として届けることができます。

どちらか一方を世帯主とする場合、もう一方を同居人として届け出ることもできます。この場合、同居人の年間収入が130万円以下など一定の条件を満たしている場合、内縁関係と認められ扶養控除の対象にすることができます。

同棲準備の期間は、おおよそ2カ月

同棲開始までのスケジュールの目安は下記となります。

同棲開始までのスケジュールの目安

2~4日程度 住みたいエリアや物件情報を決める
4~5日程度 不動産情報サイトで物件を探す
5~14日程度 不動産会社に相談・内見
3~7日程度 入居申込・審査
1日 契約
3~7日程度 引っ越し会社見積依頼・選定
1~2週間程度 引っ越し準備(転出届の提出・ライフラインの手配り・荷造り等)
同棲開始

こちらはあくまでも一例です。住みたい物件がすでに決まっている場合は、「住みたいエリアや物件の条件を決める」、「不動産会社に相談・内見」までの期間をグッと短縮できます。入居申込・審査の期間はだいたいどの物件でも同じですので、すばやく引越したい場合は、入居審査にかかる1週間の間に準備を進めておきましょう。逆に2人ともが納得できる条件の部屋をこだわって探す場合は、時間がかかるかもしれませんが、いろいろと妄想しながら部屋を探すのも楽しい時間です。

同棲前にやることリスト

二人の新生活を考えただけで、どきどき・わくわくしますよね

親に報告をする(挨拶にいく)

一緒に暮らすのであれば、お互いの親に報告しておいたほうがよいでしょう。
「結婚ではないから挨拶しなくても」と思うかもしれませんが、相手の親が一緒に暮らしていることを知らず、連絡なしに家に遊びに来てはじめて同棲していることを知られる、ということもありえます。
また、パートナーがケガや病気で急遽入院することになる可能性もあります。そうした際に慌てず対処するためにも、相手の親にすぐ連絡が取れるようにしておくことがベストです。できれば同棲する前にお互いの両親にご挨拶に行くことが理想ですが、仕事の都合などでなかなか実家に帰ることが難しい場合は、ゴールデンウィークやお盆休みなどを利用して改めて挨拶にいくようにしましょう。

住むエリアや物件の条件を決める

お互いの職場や学校への通勤・通学時間などを考えて、どちらにも便利なエリアを決めましょう。2人で出せる家賃の上限額、部屋の広さ、間取り、キッチンの広さ、周辺環境などお互いに譲れない条件を書き出し、条件を絞り込みましょう。

物件を探す

物件探しは、不動産情報サイトで探すと便利です。2人で決めた条件で検索して、候補にあがった物件から、実際に見てみたい物件を選びましょう。なかなか理想の物件に出合えない場合は、決めた条件のなかで妥協できるポイントを探し、条件をゆるめて探すことで選択の幅が広がります。不動産情報サイト アットホームで、まずはお互い重要視したい条件を洗い出すところからはじめましょう。

物件を内見する

内見時は2人で暮らすことを念頭にチェックしましょう。アットホームの不動産情報ネットワークに加盟する不動産店に「同棲カップル」に関するアンケートをおこなったところ、内見中に喧嘩になるカップルも多いようでした。物件探しの前の条件決めで出した譲れない条件の採点表を作ってお互いに採点するなど、楽しみながら部屋探しができるように工夫しましょう。

今住んでいる物件の退去告知

実家暮らしなら必要ありませんが、一人暮らしの部屋から新居に引越す場合は1カ月前に「退去告知」が必要です。物件によっては2カ月前から告知が必要なケースもあるため、賃貸借契約書を確認しておきましょう。退去告知を怠ると、住んでいないのに二重に家賃を支払わないといけなくなります。

引越し会社を手配する

どちらかまたは両方が一人暮らしだった場合は、引越し会社を手配して、荷物を運ぶ必要がありますが、荷物が少ない場合、一人暮らしのときの家具・家電を処分して新しいものに買い換える場合は、レンタカーを借りるなどして、自分たちで引越し作業をおこなうことも可能です。
3月~4月は進学や就職・転勤などで引越しが多いことから、引越し会社は繁忙期に入ります。就職や転勤をきっかけに同棲をする場合は、早めに引越し会社に連絡をしておきましょう。

新生活に必要なものを購入する

恋人と同棲する際の、一番の楽しみは新居で使う家具や家電を選ぶときではないでしょうか?
「おしゃれなソファが欲しい」「照明はシャンデリアがいい」など、これからの同棲生活を想像しながら新生活に必要なものを選ぶのは楽しいですよね。
とはいえ、新生活はお金がかかるもの。「必要なものリスト」を作成して、なくてはならないものから順番に買うようにしましょう。同棲生活に必要なものリストは、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

不要なものを処分する

元の一人暮らしの部屋から持っていかない大きな家電や家具は、リサイクルショップに買取してもらいましょう。製造されて5年以内の家電で壊れていない状態の洗濯機であれば数千円~数万円で買い取ってもらうことができます。
また、家具・家電を粗大ゴミに出す場合は、今住んでいる自治体に粗大ゴミ収集の申請をして、引越し日までに処分しておきましょう。

電気・ガス・水道の解約と開始手続きをする

今住んでいる部屋の電気・ガス・水道を解約すると同時に、新しい部屋に引越ししてもすぐ使えるように開始の手続きをしておきましょう。うっかり忘れていると、部屋を解約していても昔の部屋の公共料金を払い続けることになりますので要注意です!

転出届の提出

今まで住んでいた市区町村以外の場所に引越す場合は、転出届の提出が必要です。転出届を提出すると「転出証明書」を発行してもらえます。これは、転居先で必要になりますので、引越しのドタバタで紛れてしまわないように保管しておきましょう。

郵便物の転送サービスの手続きをする

郵便局では1年間、旧住所に届いた郵便物を新住所に転送してくれるサービスがありますので、利用しましょう。ネットで申し込める「e転居」というサービスもあります。よく利用するネット通販やECサイト、フリマアプリなどに登録している住所も変更しておきましょう。定期購読している雑誌や会報誌が届くサービスなども住所変更や停止の手続きをしておかないと、旧住所に送り続けられることになります。

同棲後にやることリスト

荷ほどき作業

引越しが完了したら、まずは持ち込んだ荷物の荷ほどき作業をおこないます。新しく購入した大型の家具・家電も引越し当日または翌日に届くように日にち指定しておきましょう。冷蔵庫や電子レンジ、コンロなど生活必需品がないと生活に困ります。

日用品などを購入

シャンプーや石鹸、洗剤、歯ブラシ、トイレットペーパー、食器などの生活必需品を揃えます。まずは当面必要なものを購入しておき、徐々にこだわりの品を少しずつ買い足していくと、部屋を育てていく楽しみがあります。

転入届けの提出

前まで住んでいた市区町村で転出届を出した際に発行してもらった「転出証明書」を新居のある市区町村の役場に提出します。転入届の提出期間は「転入日から14日後以内」と決められているので、なるべく早く提出するようにこころがけましょう。

転入届に必要な持ち物

  • 住民異動届(転入届)
  • 転出証明書
  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • マイナンバーカードまたは通知カード
  • 印鑑(自治体による)
  • 印鑑登録証明書、印鑑登録証(印鑑登録をしている方のみ)
  • 国民健康保険証、介護保険被保険者証など(該当者のみ)

まとめ

同棲生活を想像しながら部屋選びをしたり、インテリアを選んだり。同棲準備はワクワクすることもいっぱいありますが、役場への手続きや住所変更など面倒な雑務もたくさんあります。事前に必要な情報を知っておくだけでも、スムーズに同棲生活がスタートできるはずです!本記事の内容を参考に、同棲生活の準備をはじめましょう。

執筆者

小西尋子

京都ライター事務所

京都市内を拠点にフリーランスの編集ライターとして活動。大学卒業後、出版・広告業界に20年以上携わる。間取りを見ながら引越しを妄想するのが趣味。レトロ物件好きで、取り壊しのために2度の立ち退き経験あり。宅建士の資格取得に向けて勉強中。

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