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同棲前に親への挨拶は必要?
服装や当日の流れ、反対されないための対処法

同棲を決めたカップルが、最初に悩むのはお互いの親への挨拶ではないでしょうか?
「もう立派な大人だしいちいち報告しなくてもいいのでは?」、「この先結婚するかわからないし、結婚が決まってからでも遅くないのでは?」と考えている人も少なくないと思います。
そこで、同棲を経験した先輩カップルのみなさんに「同棲前の親への挨拶について」のアンケートを実施し、親に挨拶をすることについてどう思っていたのか、実際に挨拶へ行ったのかなどを聞いてみました。
また、成人したお子さんがいる親御さんや、実際にお子さんが同棲していた経験のある親御さんに親の本音も聞いてみましたので、併せて参考にしてみてください。

記事の目次

親への挨拶って必要?

先輩カップルのみなさんに、そもそも親への挨拶は必要だと思うのか聞いてみました。

同棲する前に親への挨拶は必要だと思う?

同棲する前に親への挨拶は必要だと思う?

(回答サンプル数:211人)
行くべきだと思う…81票 行かなくてもよい…74票 結婚を前提とした同棲なら行くべき…35票 女性の親には挨拶に行くべき…4票 どちらともいえない…17票

挨拶に行くべき

みんなの声
  • 行ったほうがいいと思う。顔を知らないのに同棲させるのはキツいと思うから。20代/男性
  • 結婚を見据えていてもいなくても礼儀として挨拶はしたほうがよいと思います。当人同士も親もそのほうが安心感と信頼感が増すと思う。30代/女性
  • あとからだとどんどん挨拶しにくくなるため、はじめに挨拶したほうがいいと思う。30代/女性
  • 急に来られてバレるより、最初に伝えたほうがよいと思う。できれば対面で相手の口から挨拶はして欲しい。40代/男性

約4割の人たちは親へ心配をかけさせないためにもきちんと挨拶に行くべきだと考えているようです。急に来られてバレたら困るという意見もありましたが、彼しかいない部屋に彼女の親が抜き打ちで遊びに来て大騒ぎになった。なんてこともあるかもしれませんね。

挨拶に行かなくてもいい

みんなの声
  • 必要ないと思います。お互いが合意して同棲するのに、親の許可は必要ないと思うからです。30代/男性
  • する必要はないと思います。結婚と同棲は別だから。30代/男性
  • ただ同棲するだけなら必要ないと思います。挨拶は結婚するときに行けばいいと思うので。30代女性
  • 私はうまくいかなかったので別れたが、その際親に挨拶に行っていたら相当気まずい思いをしたと思う。40代/女性

わざわざ挨拶に行かなくてもいい理由として、特に目立っていたのが「挨拶は結婚が決まってからでいいのでは?」という意見でした。同棲したからといって必ずしも結婚するとは限りません。挨拶に行くことで、結婚に対する親からのプレッシャーがさらに強まってしまうかもしれませんね。

結婚が前提なら行くべき

みんなの声
  • 結婚を考えているのならしたほうがよいのでは。30代/男性
  • 結婚を見据えているのであれば、顔合わせも兼ねていく必要がある30代/女性
  • 親のタイプによると思いますが結婚も視野に入れる相手ならしたほうがいいと思う。30代/女性
  • 結婚を考えての同棲であれば、そのあとの円滑なお付き合いのためにも挨拶しておいて損はないと思います。50代/男性

挨拶に行くべき派の意見にも「あとからだとどんどん挨拶がしにくくなる」という意見もありましたが、時間がたってからの事後報告だと、会ったときに気まずくなってしまう可能性も。将来を見据えている同棲なら交際の報告とともにきちんと挨拶に行っておいたほうがよさそうですね。

女性の親には挨拶に行くべき

みんなの声
  • 女性側の親は心配すると思うので一応顔は見せておいたほうがいい。20代/女性
  • 女側の親には挨拶するべきと思う、挨拶なく見ず知らずの人と住むのと顔を見せて話をして「この人と住みます」と伝えたら親も安心すると思う。結婚を考えているのならなおさら必要。30代/女性
  • 女性側の親にはしたほうがよいかと思います。30代/女性
  • 特に女性の親御さんには必要だと思います。子供ができてからでは遅いし、信用の問題。50代/女性

“箱入り娘”という言葉があるように、親は娘に対していろいろと心配してしまうもの。特に離れて暮らしているのであればなおさらです。親御さんに安心して二人の同棲を見守っていてもらうためにも、挨拶をしておくべきかもしれませんね。

どちらともいえない

みんなの声
  • 親によると思う。必ずしも必要とは思わない。家庭環境が複雑な人もいるので。20代/男性
  • 20代だったらしたほうがいいと思う。30代~はもう好きにしたらいいのでは。30代/女性
  • 挨拶をしたほうがいいとは思うけれど、してしまうと重荷のような気もする。30代/女性
  • 二人の付き合い方のスタンスでいいと思う。挨拶したければすればいい。40代/女性

挨拶は親の性格や親との関係性にもよるといった意見もありました。昔に比べ同棲に対してのハードルは低くなってきているものの、人によってはあまりいい印象にとらえられないことも。そのときの状況や切り出すタイミングが重要となりそうですね。

親が子どもの同棲に対してどのような考えを持っているのか事前にリサーチして、挨拶に行くか行かないか二人で話し合って決めるといいかもしれませんね。お互いの実家が遠い場合、気軽に帰省することもできないですし挨拶には行かずとも、何かあった際にお互いの実家に連絡できるよう同棲の報告はしておきましょう。

みんなは同棲前に親にきちんと挨拶した?

上記で挨拶の必要性について聞いてみましたが、実際にはどれくらいのカップルが親に挨拶をしたのでしょうか。

同棲する前に親に挨拶しに行った?

同棲する前に親に挨拶しに行った?

(回答サンプル数:211人)
両家に行った…68票 彼の家のみ行った…6票 彼女の家のみ行った…34票 行かなかった…103票

どちらか一方の親への挨拶も含め、実際に親に挨拶へ行ったカップルは約5割という結果に。実家が遠い場合は、同棲前に挨拶に行くのはなかなか難しいかもしれませんね。同棲をすることだけでも報告しておき、帰省する際や親が遊びに来るタイミングであらためて恋人を紹介するのもよいかもしれません。

同棲前に親へ挨拶をするメリットとは?

半数ほどが同棲前の挨拶へ行かなかったという結果ですが、挨拶に行った場合、どのようなメリットが考えられるのでしょうか?以下で、考えられる4つのメリットをご紹介します。

堂々と同棲生活を始められる

一緒に住んでいることを親に隠していると、いざという際に何かと慌てるシーンがあるものです。例えば電話がかかってきたとき、音が聞こえないよう静かにしなくてはいけない。あるいは、急に遊びに来たときにパートナーが家にいることで偶然を装ったり、部屋に同棲しているとわかるものがあれば片付けたり。実際のところ、隠していてもいずれ親にバレてしまう可能性は高いでしょう。しかし、同棲前にちゃんと挨拶しておけば、慌てることなく堂々と生活を送れます。

困った時に相談できる

例えばパートナーがケガや病気で入院したり、生活が苦しくなってしまったり。そうした際にも、事前に挨拶しておけば連絡を取って相談することができます。また、同棲する部屋の契約に保証人が必要となれば、親にお願いすることもできるでしょう。やはり何かあったとき、親は心強い相談相手になるものです。もし同棲を秘密にしていれば、その説明から始めなければいけませんし、協力してもらえないかもしれません。

結婚までスムーズに進められる

同棲前に挨拶しておけば、親も「いずれ二人は結婚するのかもしれない」と考えるものです。また、挨拶を通じて人となりを知ってもらえていれば、いざ結婚しようと改めて挨拶に行ったときも祝福してもらえます。万が一、結婚前に子どもを授かることがあっても、一緒に暮らしていることを知っていれば入籍しやすいでしょう。本当に結婚を考えているなら、同棲前に挨拶して親と良好な関係を作っておくことは、大きなメリットになります。

親を安心させられる

特に女性の場合、親は防犯面で心配しているもの。また、食事の管理や病気になったときの面倒を見てもらえるなど、誰かと一緒なら何かあったとき親としても安心です。

親への挨拶に手土産は持っていくべき?

同棲の挨拶をしにいく際に、手土産はもっていくべきなのでしょうか?持っていくとしたら、予算はどれくらいを考えて、どのようなものを用意すればいいのでしょうか。先輩カップルに聞いてみました。

親に挨拶をする際、手土産は持っていった?

まずは、実際に親へ挨拶をしに行く際、手土産を持参していったかどうか見てみましょう。

親に挨拶をする際、手土産は持っていった?

(回答サンプル数:130人)
持っていった…116人 持っていっていない…14人

約9割の人が、手土産を持って行ったと回答しました。一部では持参しない人もいますが、基本的には用意した方がよさそうです。

親に挨拶に行く際、どんな手土産を用意した?

では、親に挨拶に行く際に持参する手土産は、どのようなものを選べばいいのでしょうか。

親に挨拶に行く際、どんな手土産を用意した?

(回答サンプル数:130人)※複数回答可
持っていったもの 票数
お菓子 93
お茶や紅茶 2
お酒 2
高級タオル 1
ジュース 1
チーズ 1
何を渡したか忘れた 5
みんなの声
  • お互いの両親の出身の銘菓。話の糸口になるから。30代/女性
  • 夏だったので、お菓子屋さんの水羊羹とゼリーの詰め合わせを持っていきました。30代/女性
  • 住んでいる地域の自分と相手が美味しいと思う和菓子を持って行きました。お義父さんがあんこ好きだと聞いていたので。30代/女性
  • 紅茶の葉っぱ。お菓子は食べないと聞いていたから。30代/女性
  • 同棲の時、「結婚しますよ」とビ-ルを持って行った。相当ビ-ル好きなお母さんだったので。40代/男性
  • 洋菓子とお酒だったと思います。よろこんでもらえると思ったからです。50代/男性

アンケート結果を見ると、日持ちするお菓子を持っていく人が多いようです。地元に有名なお店があれば、そこのお菓子をチョイスするのもいいかもしれません。また、あらかじめ何が好きなのかリサーチし、それをもとに手土産を選んでいるという方も。面識がなければ、パートナーに確認してみましょう。同じお菓子でも、洋菓子と和菓子では好みが異なります。

ただし、なかには甘いものが苦手という人も少なくありません。そうした場合には、お茶やお酒などを持参することもあるようです。もちろん、お酒を飲めない人もいますので、やはりできるだけ事前に好みを知っておいた方が無難かもしれません。

手土産の予算はいくら?

続いて、手土産の予算について聞いてみました。

手土産の予算はいくら?

(回答サンプル数:97人)※複数回答可
金額(円) 人数
~1,000 1
1,001~2,000 34
2,001~3,000 39
3,001~4,000 14
4,001~5,000 8
5,001~ 1

全体的に見ると、1,001~3,000円がボリュームゾーンのようです。2,001~3,000円という回答が最多ですので、この程度を目安に選ぶとよいでしょう。少し高めの予算で手土産を用意する人もいるようですが、逆に高すぎると、相手に気を遣わせてしまうかもしれません。

手土産を持参しなかった人、理由を教えて!

多くの人が、手土産を持参していることがわかりました。しかし一方で、手土産を持参していない人も1割います。それでは、なぜ手土産を持参していかなかったのでしょうか……。その理由を教えてもらいました。

みんなの声
  • 何も持って行っていない。普段から結構会っていたので改まる必要はなかった。20代/女性
  • もっていきません。対等な立場で会話するため。30代/男性
  • その前からよく実家へ行ったり、食事に行ったりしていたので特別感はなかった。50代/男性
  • なにも持って行きませんでした。長い付き合いだったので必要なかった。50代/男性
  • 持っていっていない。幼馴染で両家とも知り合いだったので。50代/女性

手土産を持参していない人は、普段から両家の親に会っているケースが多いようです。いつも顔を合わせているので、わざわざ手土産を用意する必要はないのでしょう。ただし、特に初めて相手の親御さんに会う場合は、大人のマナーとして手土産は持参していくべきといえます。手土産の要不要は、相手との関係性から判断するのがよさそうです。

同棲の挨拶に行く際の注意点!

アポ取りのスケジュールは余裕を持って!

休日に挨拶に行くのであれば、アポ取りは1カ月前におこなうのがベストでしょう。また、日程を決めるときは、親の都合を第一に優先するようにし、時間帯はお昼や夕食の準備の時間帯を避け14時~15時くらいに伺うのがよいでしょう。

挨拶に行くのは女性側が先!

特にどちらの親から挨拶をするなどのルールはありませんが、結婚の挨拶同様、女性側の親の許可を得てから男性側の親へ挨拶にいくのが一般的のようです。子どもの同棲に対して心配しがちになるのも女性側の親が多いようなので、スムーズに同棲をはじめるためにも女性側の親から挨拶に行ったほうがよさそうです。

同棲の挨拶にはどんな服装でいけばいい?

結婚の挨拶に比べ同棲の挨拶はかしこまった場ではありませんが、Tシャツにジーンズなどあまりにもラフな格好では失礼にあたりますので、TPOに合わせた服装を選ぶよう心がけましょう。どのような服装で行けばいいのか悩んでいる人は、下記を参考にしてください。

男性の服装

スーツが無難ですが、ジャケットに襟のついたシャツ、チノパンなどきれいめのカジュアルファッションでも問題ありません。靴を脱いだときに靴下に穴があいていた、汗を拭くために取り出したハンカチがシワだらけだったなんてことがないように、靴下やハンカチなどの小物もきれいなものを用意しましょう。また、人によっては男性のアクセサリーに抵抗がある場合も。時計以外のアクセサリー(ピアスや指輪など)は外していきましょう。

女性の服装

袖のあるひざ丈ワンピースや、シャツにテーパードパンツなど肌の露出の少ない服装を選びましょう。夏場など、どうしてもノースリーブを着る場合にはカーディガンを持参していくとよいでしょう。アクセサリーはたくさんつけすぎず小ぶりのデザインのものを選ぶとよいでしょう。また、ネイルやメイクはナチュラルに、派手な色のものは避けましょう。また、素足で家に上がるのはマナー違反となりますので夏場でもストッキングを着用しましょう。

同棲前の挨拶、当日の流れ

挨拶に行く際はあらかじめどのような話をするか、事前に考えておきましょう

特に初めて親へ挨拶に伺うのであれば、誰だって緊張してしまうのは当然のこと。しかし、それでうまく挨拶できず、相手から悪い印象を持たれては本末転倒です。そこで、同棲前の挨拶についてどのような流れで進めるべきか、事前にここで確認しておきましょう。あらかじめ頭の中でシミュレーションしておけば、緊張していてもスムーズに挨拶できます。

玄関で挨拶

玄関のチャイムを鳴らしたら、ドアが開くまで待ちます。インターホンがあれば相手の応答を待ち、自分の氏名と挨拶に伺った旨を伝えましょう。玄関で挨拶しますが、まだ手土産は渡しません。改めて名乗ったうえで、「本日はお時間を頂き、ありがとうございます」などと挨拶してください。室内に通されたら靴を脱いで上がりますが、靴はちゃんと揃えること。つま先を玄関ドア側に向けて置きましょう。
スリッパが用意してあれば「スリッパをお借りしてよいでしょうか?」と聞き、了解を得たうえで履かせてもらいます。恋人の親とはいえ他人の家ですので、そこに用意されたものを勝手に使うことは避けてください。

部屋に入り手土産を渡し着席

部屋に入ったら、改めて正式に挨拶しましょう。手土産を渡すのは、この挨拶が済んだタイミングです。なお、席は指定されない限り、出入り口にもっとも近い「下座」に座るのがマナーです。

手土産の渡し方

前述の通り、手土産は玄関では渡さず、部屋に通されて正式に挨拶を終えたタイミングで渡します。実際の渡し方について、以下で流れを確認しておいてください。

Step1:親が席に着く前に渡す

親が席に着いてしまうと、受け取るのにまた立ち上がらせてしまうことになります。そのため、親が席に着く前に渡してください。

Step2:紙袋から取り出して両手で渡す

手土産は紙袋から取り出し、両手で持って渡します。そして、紙袋は自分で持ち帰るのがマナーです。

Step3:相手から見て品物が正面になるように渡す

手土産は相手から見て、品物が正面になるよう持って渡します。紙袋から取り出した際、あらかじめ正面になるよう入れておくのもよいでしょう。

Step4:ひとこと添えて渡す

「喜んで頂けると嬉しいのですが」「お口に合うとよいのですが」など、一言添えて渡しましょう。よく「つまらないものですが」と言う人がいますが、人によって不快に感じることもあるので、避けた方が無難です。以下にフレーズの例をいくつか挙げましたので、参考にしてください。

【手土産を渡すときに使うフレーズ】

・「お口に合うとよいのですが……」

・「お気に召していただけると……」

・「ささやかではございますが……」

・「おいしいと評判でしたのでお持ちしました」

・「お好きだとうかがいましてお持ちしました」

改めて挨拶をする

相手の親御さんを目の前にし、どのようなことから話せばいいのか悩んでしまいますよね。会話がスムーズにいけばお互いの緊張もほぐれていくでしょう。下記を参考にして、相手の親御さんに自分はどのような人柄なのかアピールしましょう。しっかり誠意を持って挨拶すれば同棲も許可してくれるはず。

まずは、挨拶する時間を作ってくれたことに対するお礼

たとえば、「〇〇さんとお付き合いさせていただいている××です。本日は、貴重なお時間をいただきましてありがとうございます」など、挨拶に応じてくれたことへ感謝の気持ちを伝えましょう。

自己紹介、どのような人柄なのか知ってもらおう

名前、年齢、勤務先、出身地、趣味や休日の過ごし方など雑談をして本題に入る前にアイスブレイクをおこないましょう。

二人の馴れ初めは?交際期間はどれくらい?

二人が付き合うことになったきっかけや、付き合ってどれくらい経つのか親も気になるところです。相手のどのようなところに惹かれたのか、どれだけ好きなのか伝えることができれば親御さんも安心してくれるはず。

なぜ同棲をしたいと思ったのか

同棲をしたいと思った理由とともに、将来を考えているのであれば、今どうしていきたいのか話しておくとよいでしょう。

同棲をはじめる時期や住む場所について

同棲するまでのスケジュールやいつ頃から部屋探しをはじめるのか事前に話をしておきましょう。ある程度目途をたてておかないと二人の同棲に対する思いがいい加減なものだと思われてしまいますよ。

何事も最初が肝心です!成人して立派な大人だからこそ、挨拶へ行く際はきちんとした身だしなみで、手土産も持参し失礼のないように心がけましょう。まずは自分がどのような人柄なのか知ってもらうことが重要です。自分を大きく見せたりせず、自然体で挑みましょう!

【親に質問】子どもが恋人と同棲したいと考えていたら挨拶には来て欲しい?

子どもが恋人と一緒に同棲の挨拶をしに来ることに対して、親はどう思っているのでしょうか?成人したお子さんをお持ちの親御さんに、親としての本音を聞いてみました。

成人した息子や娘が恋人と同棲したいと考えていたら事前に挨拶には来て欲しい ?

成人した息子や娘が恋人と同棲したいと考えていたら
事前に挨拶には来て欲しい ?

(回答サンプル数:97人)
来て欲しい…62票 来なくてもいい…7票 そもそも同棲には反対…7票 どちらでもいい…8票 その他…13票

6割以上の親が、挨拶には「来て欲しい」と考えているようです。やはり我が子のことですから、どんな人と一緒に住むのか心配なのかもしれません。しかし、一方で少数ですが、「どちらでもいい」「来なくてもいい」という声も。また、そもそも同棲に反対する回答も見られます。それぞれ、どのような意見なのか詳しく見ていきましょう。

挨拶に来て欲しい

みんなの声
  • 来てほしい。深い意味はなく、遊びに来るような感覚でいいので紹介してほしい。50代/男性
  • 挨拶に来て欲しい。もしも何かあったときに「彼氏?知りませんでした」、「同棲?聞いてませんでした」では親として困ります50代/女性
  • 基本的に、誰と付き合おうと娘の勝手だと思っているが、事前でなくてもいいので紹介して欲しい60代/男性
  • 子供が選んだ人を信じたいとは思いますが、できればどのような考えをお持ちの方か知りたいです。60代/女性

親としては、子どもが何歳になろうと心配です。同棲するのであれば相手はどのような人なのか知りたいという理由から、「挨拶に来て欲しい」と考えるケースが見られます。確かに何かあった際、知らないうちに誰かと同棲していた……では驚きますし困ります。また、同棲していることは知っていても、相手がどのような人かわからなければ、親として心配でしょう。挨拶に来てもらって顔を合わせておけば、「こういう人が相手なんだな」「この人と一緒にいるんだな」とわかるので安心です。

挨拶に来なくてもいい

みんなの声
  • 二十歳前後だと、親も心配だとはおもうが、結婚するわけではないので、必要ないかとおもう。50代/女性
  • 結婚ならそうだけど。同棲では挨拶なしでOK60代/男性
  • 来て欲しくない。同棲は親に内緒ですること。60代/男性
  • 別に必要とは思わない。子供の人生に口出しする気はない70代/女性

結婚を前提としているのではなく、ただ同棲するというだけならば挨拶は不要という声もありました。また、子どもの決めることなので、わざわざ親に知らせる必要はないという意見も見られました。確かに同棲といっても、結婚を意識したものなのか、そうでないのかで性質は違ってくるかもしれません。若い頃から同棲するたびに挨拶に来られていたら、親としても参ってしまうかもしれませんね。しかし逆に、結婚を考えているのであれば、やはり同棲前の挨拶はしておいた方がよさそうです。来なくてよいとは言いつつも、本人たちの意思で訪れるのであれば、嫌だと感じる親は少ないのではないでしょうか。

そもそも同棲には反対

みんなの声
  • 同棲自体は反対だが、もししていたのなら相手がどのような人なのかは知りたい50代/男性
  • もう大人なのだから自分たちで責任を負うべき。そもそも同棲に反対でけじめをきちんとつけるべきだ。50代/男性
  • 家を出るのだからそれなりのけじめは必要50代/女性
  • NOです。挨拶に来るくらいなら、その場で直ぐに結婚する方向に話を進める。60代/男性

結婚する前に、そもそも同棲はすべきではないという意見もあります。「けじめ」という言葉が多いようですが、つまりこれは結婚を意味しているのでしょう。ただし反対しつつも、同棲するのであれば相手のことは知っておきたいという声も。反対するのには、子どものことを心配する親心があるように感じます。

どちらでもいい

みんなの声
  • 本人たちの意思を尊重して、来るなら拒まないですし、来なくてもいい。成人していれば任せようと思います。40代/女性
  • 来ないよりは来たほうがよいが、必須ではない。50代/男性
  • 子供が会わせたいと思えば連れてくると思うので本人にまかせたい。50代/女性
  • 成人したら大人だから、そういうことは本人たちに任せます。遠いし、わざわざ挨拶しに来なくてもよいです。50代/女性

「本人たちのことなのだから、本人たちの考えに任せる」という声。これは、大人として我が子を信頼しての意見ではないでしょうか。ただし、どちらかと言えば「来た方がよい」という回答もあり、迷っているのであれば挨拶にはいくべきなのかもしれません。

その他にこんな意見も

みんなの声
  • 本人に任せるが、相手(女性)の親御さんには挨拶に行って欲しいです。50代/女性
  • 現在子供が同棲中です。結婚を前提にしたお試し同棲なので、同棲をはじめる前に双方の親への挨拶を兼ねた食事会をしました。結婚を意識してない段階なら挨拶の必要はないかもしれません。親が口出しすべきではないと思います。50代/女性
  • 成人した子供の人生は、子供が自分で決めるものと思っているので、同棲するときに、同棲すると教えてもらえればそれでいいです。紹介されて、親がとやかくいうのも良くないと思っているので。60代/男性
  • 男の子の場合は来てほしいと思いません。女の子の場合は来てほしいです。60代/女性

相手側にはちゃんと挨拶してほしい、結婚を前提とするなら挨拶してほしいという意見もありました。また、女の子なら来てほしいなど、子どもの性別によって考えが異なるケースもあるようです。挨拶まで行かなくとも、同棲していること自体は知っておきたいという声も。挨拶に行かない場合も、何かのタイミングでさりげなく「同棲することにした」と報告しておくとよいかもしれません。

子どもの同棲に対する親の本音!同棲に賛成・反対それぞれの理由とは?

では、実際に子どもが恋人と同棲するといったら、親はどのような気持ちなのでしょうか?
お子さんが同棲していた経験のある親御さんに子どもの同棲に対してはどのような気持ちだったのか聞いてみました。

子どもが同棲する際、恋人を連れて挨拶には来た?

実際に挨拶に来られたという親御さんは、どれくらいいらっしゃるのでしょうか。

子どもが同棲する際、恋人を連れて挨拶には来た?

(回答サンプル数:23人)
挨拶にきた…14人 挨拶にこない…9人

半数を超えて、約6割の人が「挨拶に来た」と回答しました。実際には、挨拶にいくカップルが多数派のようですね。

同棲に賛成した?反対した?

子どもの同棲に賛成したのか、反対したのか、それぞれどのような理由で決断したのか聞いてみました。

同棲に賛成した?反対した?

(回答サンプル数:23人)
賛成…16人 反対…2人 どちらでもない…5人

同棲に賛成した

みんなの声
  • 賛成しました。最初に言われたときは 娘が家を出て行ってしまうことの寂しさで 引き留めるようなことをいってしまいましたが お互い本気で相手を求めあっている様子で今は応援してます。40代/女性
  • 現在同棲中です。結婚を前提に、お試し同棲をはじめたので反対はしませんでした。お試し同棲が今のトレンドなんですね。お互いを知る意味でもいいことだと思います。50代/女性
  • 賛成。成人になっていて、自分で選んだ相手ですので。60代/男性

自分の子どもが選んだ相手、そして決断した同棲ということで、賛成したという意見が多いようです。特に結婚を考えての本気の同棲であれば、親として応援しようという気持ちになるのかもしれません。

同棲に反対した

みんなの声
  • 個人的には同棲は無責任だと思っているので、娘のいう「同棲してからでないと結婚していいか判断できない」との意見は理解できません。反対しましたが、娘は同棲し結婚しました。50代/女性
  • とりあえず結婚するまでは 離れていなさいということにしました。60代/男性

一緒に住むのは、結婚してからという意見も少なくありません。なかには反対されても同棲したカップルがいるようですが、できれば親から理解を得たいのが本音でしょう。
次章で、親に反対された時の対処法をお伝えするので参考にしてみてください。

どちらでもない

みんなの声
  • いろいろ事情があり、子供が同棲中です。賛成も反対もなく進行中だし、いい大人なんだからあまり干渉しません。60代/男性
  • 賛成も反対もしなかったです。心のなかでは、恋愛と結婚は違うから、結婚をするのは相手をよくわかってから決めたほうがいいと思いました。60代/女性

同棲するかしないかは、子どもたちの判断に任せるという意見。大人としての決断ですし、干渉し過ぎず見守ろうという気持ちが感じられます。

親に反対されないための対策は?

同棲するのであれば、やはり親からも了解を得て始めたいもの。親に同棲を反対されないためには、事前に対策を考えておくことが大切です。

同棲の挨拶をする前から親に紹介しておく

まずは相手の親に、自分のことをよく知ってもらうことが大切です。いきなり同棲の挨拶に訪れたのでは、親だって動揺します。できれば同棲の挨拶をする前から、親にパートナーを紹介しておくとよいでしょう。「この人なら大丈夫」と日ごろから認めてもらえていれば、いざ同棲となった際も反対されにくいはずです。

同棲する理由を明確に伝える

なぜ同棲したいのか、理由を明確にして伝えましょう。ただ「好きだから」ではなく、例えば「真剣に結婚を考えていて、その準備のため、お互いをもっと理解し合うために」など具体的に話すことが大切です。どうしてもという思いが伝われば、親として無碍(むげ)に反対することもできないでしょう。

結婚を視野に入れていることを伝える

同棲の理由と同様ですが、同棲の先に結婚を視野に入れていることを伝えましょう。親としても、結婚前に同棲してお互いをよりよく知ることが、大切な期間だと考えているケースも少なくありません。相手との交際がそれほど真剣なのだと分かれば、応援してくれる親が多いはずです。

もし親から同棲を反対されたら?

親が反対しているのに、それを無視して同棲を始めるのは、あまりいいことではありません。親との関係が悪くなれば、いざ結婚するとなったとき、説得が大変になります。

何度も話し合う

親が反対でも、どうしても同棲したい。それなら、何度でも話し合いの機会を持ちましょう。こちらの思いや考えを伝えるのはもちろん、親がなぜ反対するのかも受け止めて理解します。では、認めてもらうためにどうすればよいのか。何度も考え、足を運んでください。そうすれば、真剣な気持ちが伝わり、同棲を認めてもらえるかもしれません。

兄弟姉妹に協力してもらう

自分たちだけで説得が難しければ、理解してくれる兄弟姉妹に協力してもらいましょう。お互いに意見が違っていれば、なかなか自分側から折れるのは難しいもの。しかし、周囲から背中を押す意見があれば、同棲に対して前向きに考えてもらえるかもしれません。味方になってくれる人を見つけ、自分たちの真剣な思いを伝えて協力してもらいましょう。

まとめ

いかがでしたか、親に同棲の挨拶に行ったほうがよいか悩んでいるカップルにとって少しは参考になりましたでしょうか?
同棲で一番大事なものは、もちろん当人同士の気持ちの問題ですが、実際に親御さんの気持ちを聞いてみると、挨拶に来なくてもいずれは同棲相手とは会ってみたいと内心では思っている親御さんが多いようです。
また、同棲を反対する親御さんが多いのかと思いきや、意外にも同棲に賛成の親御さんが多い印象でした。
挨拶に行く際には「断られたらどうしよう」と考えるのではなく、納得してもらえるにはどうしたらいいのかを考え、誠意を持った姿勢で挑めば親御さんも安心して同棲に賛成してくれることでしょう。

<アンケート調査概要>
対象/全国16〜60歳の二人暮らし経験者、全国40~80歳の成人したお子さんがいる親御さん
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2021年2月

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