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同棲の初期費用、みんなはいくらかかった?
平均金額や分担方法、節約のコツ

みなさんのなかには、パートナーともっと長い時間一緒にいたいし、お互いの家を行き来する時間や費用を考えると、そろそろ同棲してみようかな……と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、いざ同棲についてきちんと考えてみると、さまざまな問題が見えてくるものです。特に同棲へ一歩踏み出せない悩みの一つとして、お金の問題が挙げられます。

同棲を始めるには、まず2人で一緒に生活をする部屋が必要となりますが、初期費用としていくら用意すればいいのかわかりませんよね。
今回の記事では、部屋を借りる際に必要となる費用や、家具や家電など生活用品の購入費について、先輩カップルの意見とともにご紹介いたします。

同棲するのに100万円かかるって本当?

一人暮らし経験者ならわかる方もいらっしゃると思いますが、部屋を借りる際にはさまざまな費用がかかります。部屋を借りるための初期費用のほか、家具や家電などを購入するためにもある程度まとまったお金が必要となります。
同棲を始めるには100万円ほどかかるなんて話も聞きますが、果たして本当なのでしょうか……詳しく見ていきましょう!

部屋を借りるのに必要な初期費用は?

まずは、同棲するための部屋を借るとなると、いくらかかるのでしょうか……。地域によっては「敷金」「礼金」などの差はあるものの、一般的には、家賃の4カ月~6カ月分といわれています。

家賃10万円の部屋を借りる場合、初期費用はいくら?

家賃10万円を例に、家賃1カ月分で保証会社を利用した場合としてシミュレーションしてみましょう。

家賃1カ月分で保証会社を利用した場合のシミュレーション

※敷金・礼金・仲介手数料がそれぞれ1カ月分だった場合
項目 金額(円)
敷金 100,000
礼金 100,000
仲介手数料 110,000
前家賃 100,000
鍵交換 20,000
家賃保証料 100,000
火災保険 20,000
合計 550,000

住んでいる地域や、物件によって礼金や敷金の金額も変わってきますが、家賃10万円の部屋を借りる場合、50万円以上はかかるようです。案外お金がかかるなぁ……と思った方もいらっしゃると思います。
何にどれだけの費用がかかるのか詳しく見ていきましょう。

賃貸契約に必要な初期費用の内訳

では具体的に初期費用の内訳についてご説明していきます。内容を事前に理解しておくことで契約もスムーズにおこなうことができるでしょう。

敷金

敷金とは、借りた部屋の設備を汚したり、傷つけたり、故意に破損させてしまった場合に充てられる修繕費用や、万が一家賃を滞納した際に支払われる預り金のことです。
金額は1カ月分~3カ月分など物件によって異なりますが、担保として預けるお金ですので、家賃を滞納せずに床や壁など傷つけずにきれいに使っていたのであれば、基本的には退去時に戻ってくるお金となります。
また、ペットを飼育する際には、敷金に1カ月分プラスされるケースが多いので、ペットを飼う予定の方は予算に余裕を持たせておきましょう。

礼金

礼金とは、借主(部屋を借りる人)が貸主(部屋を貸している人)に対してお礼として支払う費用です。敷金同様、金額は1カ月分~3カ月分など物件によって異なりますが、最近では礼金がかからない物件も増えてきています。

仲介手数料

仲介手数料とは、部屋の紹介や契約を仲介してくれた不動産会社に対して支払う費用のことです。
不動産会社が受け取る手数料は、法律で「賃料の1カ月分以内」と定められています。
貸主、借主それぞれから受け取る仲介手数料は「賃料の半分以内」とされていますが、依頼者(貸主と借主)の承諾があれば、どちらか一方から受け取ることも可能です。
また敷金や礼金と違い、仲介手数料には別途消費税がかかるため家賃10万円の部屋で仲介手数料が1カ月分だった場合、仲介手数料は11万円となります。

家賃(前家賃・日割家賃)

入居申し込みをおこない、賃貸借契約を結ぶ際に入居日が決まります。入居日とは実際に引越しをして入居をする日ではなく、入居が可能となる日のことで、「家賃発生日」と同じ意味で使われることが多いです。

例えば、入居日(家賃発生日)が15日となった場合、その月の分は日割り計算となり半月分の家賃と翌月分の家賃を先に支払うこととなります。
入居日(家賃発生日)と実際に入居するが同日となるのがベストですが、ガスや水道などのライフラインの契約や、一人暮らしをしている場合には、前の住まいの退去手続きなどもあるため、なかなかスムーズにはいかないものです。
契約から実際の入居日まで間が空くようであれば、一定期間の家賃が無料となる「フリーレント物件」を探すのもひとつの方法です。また、気に入った物件がフリーレント物件でない場合でも、短期間であればフリーレントとして扱ってくれるケースもあるので、契約前に不動産会社に一度相談するとよいでしょう。

鍵交換費用

新築物件に入居する際には、自分たちが初めての住人となるため鍵交換は必要ありませんが、以前入居者がいた賃貸物件では入居前に鍵交換がおこなわれ、その費用を借主が負担することとなります。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、入居者の入れ替わりによる鍵の取替えは物件管理上の問題であり、賃貸人(借主)の負担とすることが妥当とされています。
鍵の種類などにより費用は変わりますが、おおよそ1万円~2万円となることが多いようです。

家賃保証料

家賃保証料とは、保証会社を利用した際にかかる費用のことです。部屋を契約する際には、連帯保証人を立てることが一般的とされていますが、連帯保証人を頼める人がいなかったり、親や友人に頼りたくないという方もいらっしゃいます。そのような場合に保証会社を利用すれば、連帯保証人をたてずに物件を契約することができます。また、最近では保証会社を必須としている物件も多くなっているので、予算のなかに入れておいたほうがいいかもしれません。
費用は保証会社によって異なりますが、1カ月分家賃の50%~100%となることが多いようです。

火災保険料

賃貸物件を借りる際には、火災保険に入ることになります。万が一火災を起こしてしまった際に、貸主などへの補償という点だけではなく、自分の資産を守るためにも加入をしておく必要があります。
ちなみに火災保険は基本的に火災のみに補償される保険であり、地震や水害は対象となりません。それぞれ対象となる保険に別途加入することになります。
保険に関する詳細は、「読めば完璧!賃貸住宅の火災保険完全マニュアル」をご覧ください。

家具・家電を購入する際にかかる費用は?

部屋を借りる以外にも、引越し時にかかるお金や、生活していくうえで必要となる家具・家電の購入費も用意しておく必要があります。

家具・家電を新調するといくらかかる?

家具や家電購入するとなると、おおよそいくらくらいかかるのかシミュレーションしていきましょう。

家具や家電の購入費シミュレーション

項目 費用の目安(円)
ダブルベッド 30,000~100,000
掛け布団 20,000~40,000
ダイニングセット 10,000~50,000
テーブル 5,000~50,000
ソファ 15,000~50,000
テレビ台 10,000~50,000
カーテンやラグ 2,000~10,000
冷蔵庫 30,000~70,000
電子レンジ 6,500~30,000
洗濯機 50,000~100,000
掃除機 5,000~50,000
テレビ 25,000~60,000
照明 5,000~20,000
合計 213,500~680,000

同棲に必要な家具や家電をすべて揃えるとなると、20万円以上かかるようです。

家具の購入費用の内訳

生活していくうえで、一般的に必要とされている家具を例に挙げてみました。家具の選び方についても記載していますので、ぜひ参考にしてください!

ベッド

同棲経験者に「同棲時に使っていたベッドのサイズ」を聞いてみたところ、セミダブルという答えが多かったのですが、セミダブルは基本的に一人用のベッドサイズです。きちんと疲れをとるためにも、ダブルサイズ以上を選ぶようにしましょう。

ベッドサイズの大きさと相場

※ベッドの大きさはメーカーによって異なります。
サイズ 大きさ 相場 必要な部屋の大きさ
シングル 幅97センチ×長さ195センチ 10,000円~35,000円 4.5帖以上
セミダブル 幅120センチ×長さ195センチ 25,000円~50,000円 4.5帖以上
ダブル 幅140センチ×長さ195センチ 30,000円~100,000円 4.5帖以上
クイーン 幅160センチ×長さ195センチ 50,000円~130,000円 6帖以上
キング 幅180センチ×長さ195センチ 80,000円~150,000円 8帖以上

ベッドの金額はサイズや素材によってさまざまで、高価なものであれば30万円以上するものも。
おおよその相場感は、ダブルで3万円~10万円、クイーンで5万円~13万円、キングで8万円~15万円の範囲で考えておくとよいでしょう。
また、マットレスはサイズや仕様によって異なりますが、おおよそ3万円~10万円くらいを想定しておきましょう。

布団・寝具

ベッドサイズが決まったら、掛け布団を選ばないといけません。布団も綿や羽毛など素材によって金額はさまざまです。

ベッドサイズごとの掛け布団の大きさと相場

※ベッドの大きさはメーカーによって異なります。
サイズ 掛け布団の大きさ 相場
ダブル 幅190センチ×長さ210センチ 20,000円~40,000円
クイーン 幅210センチ×長さ210センチ 35,000円~70,000円
キング 幅230センチ×長さ210センチ 50,000円~100,000円

クイーンやキングのサイズは、もともと生産数が少なく種類も少ないため、価格も高い傾向にあります。
おおよその費用感は、羽毛合掛け布団(羽毛の量が少なく春秋も使える)の場合、ダブルは2万円~4万円、クイーンは、3万5,000円~7万円、キングは5万円~10万円ほどを想定しておきましょう。
ちなみにキングサイズはシングル2つ分のサイズとなるため、クイーンやキングの大きめのベッドサイズを選ぶ際は、掛け布団や毛布はシングルサイズを2つ用意するのもおすすめです。
1人1枚使えばパートナーの寝相が悪くても布団を奪われる心配がありませんし、シングルサイズは種類も豊富で、洗濯機でも洗えるサイズ感なので清潔に保てるのもポイントです!

ダイニングセット

食事を一緒にとるなら食事用のテーブルと椅子が必要となります。通販サイトなどでは、2人用のダイニングセット(テーブルと椅子2脚)が1万円以下から手に入ります。
食事時以外にも、テレワーク時のワークスペースとしても利用できるので、アフターコロナを見据えて購入を考えるとよいかもしれません。

テーブル

リビング用のテーブルは、一般的にセンターテーブルやコーヒーテーブル、ローテーブルなどと呼ばれています。
ソファに座って使うのであれば、座面から±5cm程度、床に座るのであれば、床からテーブルの天板までは30~35cm程度がよいとされています。
身長や座高によって理想となるテーブルの高さは変わってくるので、二人の間でちょうどいい高さのものを選ぶとよいでしょう。リビングが狭くテーブルが置けない場合は、折りたたみ式のテーブルを選ぶとよいでしょう。
テーブルの金額も素材や大きさによってまちまちですが、安価なものであれば5,000円以下で手に入ります。

ソファ

一般的に二人掛けのソファの幅は140~160cm程度で、背もたれが高いハイバック、背もたれの低いローバックに分かれます。

ハイバック
背面は60~90cm程度。背中や頭まで支えてくれるので長時間テレビを観る時に便利です。また、リビングとダイニングのスペースを分けたい時には、ソファの背面を部屋の仕切りとして使うこともできます。
ローバック
背面は50~60cm程度。圧迫感がないので、部屋を広く見せることができます。また、カフェ風や、リゾート風などさまざまなインテリアテイストに合わせやすいのも特徴です。

ソファの金額は素材によって異なりますが、ファブリック素材であれば安価なものは、1万5,000円ほどで購入できます。オシャレなソファであれば、5万円~10万円程度と考えておくとよいでしょう。

収納

同棲であると便利なもの」のなかに、各自の収納という意見がありました。収納に関しては、しまい方もそれぞれ独自の方法があるようでした。
収納が充実している物件であるなら問題ないですが、自分たちの荷物に対して収納が不足している場合は、室内に収納できるスペースを設置しなければなりません。
最近は、用途に合わせて自分で設置できるディアウォール(室内で簡単に柱を立てることができるパーツ)や有孔ボードなどを使ったDIY収納が主流のようです。ディアウォールのサイズにもよりますが、木材を含め金額は5,000円~2万5,000円ほどで作れます。部屋を広く使うためにもデッドスペースなどをうまく利用していきましょう。

ディアウォールを使った収納例
端材で作ったキッチン棚
ベンチやテーブル台などを作った際に、余った端材でDIY。コーヒーグッズを見せて収納
(こだわり部屋FILE「DIY×植物で作った二人のオリジナル空間」)

テレビ台

テレビ台はハイタイプとローボードがあります。最近ではおしゃれなデザインが多いことからローボードが人気のようですが、選び方としては普段どこに座ってテレビを観るのかが重要となります。
映画やスポーツ観戦など長時間テレビを観る場合、目線が合っていないと首や肩を痛めてしまいます。
ソファに座ってテレビを見るのであればハイタイプ、床に座ってテレビを見るのであればロータイプのものがおすすめです。
費用としては、収納扉などが付いていないシンプルなものであれば1万円くらいから手に入ります。

カーテンやラグ

部屋のなかでも大きな面積を占めるカーテンやラグは色や素材で部屋の印象を大きく変えてくれます。
家具の色や素材を考えてから選んでいかないと、がちゃがちゃした雰囲気になりがちです。
まずはどのようなインテリアテイストにするのかを決めてからカーテンやラグの色や素材を選んでいきましょう。
カーテンの費用は、遮光や防炎などタイプによって変わりますが、既製品であれば、2,000円~1万円ほどで購入できます。
ラグは、素材によって異なりますが、1平方メートルあたり1,000円くらいを想定しておきましょう。

家具はインテリアでも大きい面積を占めます。購入したら長く使うことになりますし、廃棄処分する際にも費用がかかります。家具のサイズ選びを失敗しないためにも、生活動線を考えて家具を配置していきましょう。

インテリアテイストによってどのような素材や色を選べばいいのか悩んだら……こちらの記事も参考に!

家電の購入費用

家電を購入するにはどれくらい予算をみておけばいいのでしょうか。生活していくうえで、一般的に必要とされている家電の価格を調べてみました。

冷蔵庫

冷蔵庫の最適な容量の目安は、70リットル(1人当たり)×人数+100リットル(常備食材)+70リットル(予備食材)とされており、二人暮らしであれば、310リットルが理想となります。
しかし、最近ではコロナ禍による巣ごもり需要でまとめ買いをする人が増えたことにより、大型タイプが人気だそう。
冷蔵庫の機能は、鮮度保持はもちろんお肉や野菜の賞味期限を教えてくれたり、出先から冷蔵庫にある食材が確認できたり、冷蔵庫の食材で作れるレシピを教えてくれたりとIoT冷蔵庫の機能は日々進化を遂げています。
冷蔵庫は機能によって金額は変わりますが、安価であれば3万円~7万円。高機能であれば、18万円~25万円が相場となります。

電子レンジ

電子レンジは、飲み物や食べ物を温めるだけでなく時短調理にも役立つマストアイテムです!
温めるだけのシンプルな機能の単機能レンジは、6,500円~1万5,000円。温める機能のほか、オーブンやグリル機能を搭載したオーブンレンジは、1万5,000円~3万円。
また、水蒸気で蒸す機能が付いたスチームオーブンレンジはやや高価で3万5,000円以上が相場となります。
料理もできる電子レンジを購入したのに機能を使いこなせていないといった声もよく聞きますので、自炊レベルに合わせてうまく選んでいきましょう!

洗濯機

1人あたりの1日分の洗濯量は1.6 kg程度といわれています。毎日洗濯するのであれば2人分で3.2 kg程度の容量が必要となり、2~3日に1回まとめて洗濯するのであれば、7 kg~10 kgあると便利です。
8 kg容量の洗濯機で費用は縦型で5万円~10万円程度、ドラム式で15万円~30万円程度となります。

掃除機

掃除機にはサイクロンと紙パック、コードレスとコード式など多種多様でどれを選んでいいのかよくわからないですよね。
特にこだわりがないのであれば、掃除頻度や掃除する時間帯などで選ぶとよいでしょう。
日中掃除ができるのであれば問題ありませんが、早朝や深夜に掃除機をかけると近隣に迷惑をかけ騒音トラブルの原因になるので音の静かなものを選びましょう。
掃除機の費用は、1万5,000円~5万円が相場となります。

同棲経験者に「同棲生活にあると便利なもの」を聞いたところお掃除ロボットという回答も。共働きカップルの場合、平日はお掃除ロボットにお任せして週末に二人で一緒に掃除をするのもいいですね。

テレビ

テレビのサイズは、テレビを観る場所との距離(視聴距離)を目安に選ぶとよいでしょう。
2Kテレビ(HD)の場合、画面の高さの約3倍 離れた場所が最適視聴距離とされています。
たとえば、テレビの高さが34cmだった場合、34cm×3倍=102cmとなります。
また、4Kテレビの場合は、画面の高さの約1.5倍となり、34cm×1.5倍=51cmとなります。
テレビの価格は、2Kテレビで32V型が2万5,000円~、40V型が4万円~。4Kテレビで43V型が4万円~、50V型が6万円~程度で購入できます。
視聴距離と部屋の広さに応じて目が疲れないサイズを選ぶとよいでしょう。

照明

賃貸物件を借りる際、アパートやマンションによっては照明器具が付いていないこともあります。以前住んでいた住人がそのまま置いていくケースもありますが、基本的には自分で用意しなければなりません。
部屋の広さにもよりますが、天井に設置するシーリングライトであれば、5,000円~2万円ほどで購入できます。
また、管理会社や大家さん(貸主)によっては事前に設置してもらえる場合もありますので、一度不動産会社に相談してみましょう。

エアコン

部屋数が多い物件では、一部の部屋にエアコンが設置されていないなんてことも。エアコンは6~8帖で、4万円~10万円、10帖~12帖で7万円~15万円を目安にするとよいでしょう。
また、エアコンに関しても交渉次第で設置してもらえる可能性もあるので、契約前に不動産会社に相談してみるとよいでしょう。

ガスコンロ

ガスコンロも物件によっては設置されていないもののひとつです。2口コンロのものであれば、1万5,000円~3万円くらいで購入できます。ガスコンロに関しても交渉次第で設置してもらえるケースもあるので、不動産会社に相談してみましょう。

家具同様、一からすべて揃えるとなると思いのほかお金がかかることがわかりますね。
初期費用にあまりお金をかけられない場合は、家具や家電が付いている物件を検討してみるのもいいかもしれませんね。

その他にかかる費用は?

前途で紹介した部屋を借りる際の初期費用や、家具家電の購入費用の他にも必要となる費用があります。以下で詳しく紹介します。

引越し費用

引越し先までの距離や引越す時期にもよりますが、移動距離が20km~30km圏内であれば、1人分の引越し費用は2万円~5万円ほどになります。
引越しの繁忙期は新生活が始まる3月~4月、人事異動で転勤が増える9月~10月といわれているので、その時期を避けると費用を抑えることができますよ。

インターネット回線費用

家でパソコンやオンラインゲームを利用する際、必要となるインターネット回線。テレワークで仕事をするのであればなおさらネット環境は整えておきたいところです。基本的にはインターネット回線は自分たちで契約しなければなりませんが、賃貸物件のなかには「インターネット完備」の物件もあり、引越ししたその日から使うことができます。インターネット回線について詳しいことは下記の記事を参考に自分たちに合ったネット環境を作りましょう。

先輩カップルに聞いた!実際にかかった初期費用はいくら?費用負担は折半?

同棲の初期費用においての分担割合も事前に話し合っておきましょう

同棲するために部屋を借りたり、家具家電を購入したりするのにいくらかかったのか、費用はどちらが負担したのかを同棲経験者の方たちに聞いてみました。

同棲の初期費用いくらかかった?

同棲の初期費用いくらかかった?

(回答サンプル数270人)
~100,000円…138人 100,001円~300,000円…78人 300,001円~500,000円…49人 500,001円~900,000円…4人 900,001円~…1人

同棲するのにかかる費用で一番多かったのは10万円以下でした。少額で済んだ理由のひとつとしては、「もともと住んでいた部屋で同棲を始めたから」でした。

同棲の初期費用はどちらが多く負担した?

同棲の初期費用はどちらが多く負担した?

(回答サンプル数273人)
折半した…104人 男性が全額…87人 男性が多め…59人 女性が全額…16人 女性が多め…6人 その他…1人

同棲する際にかかった費用は折半していることが多いようですね。
お互いの負担を減らすためにはじめた同棲も、どちらか一方の負担が大きくなるようではうまくいきません。
もし相手の部屋で同棲を始めるのであれば、買い足しが必要となったものについては自分が費用を負担するなど心遣いも大切です。

同棲の初期費用を抑えるコツは?

新生活に支障がないよう、初期費用はなるべく抑えるようにしましょう

今後の生活費のことなどを考えると、初期費用はなるべくかけたくないですよね。費用を節約するにはどのような方法があるのでしょうか。

もともと住んでいる部屋で同棲を始める

すでに一人暮らしをしているのであれば、その部屋で同棲を始めれば初期費用を抑えることができます。
しかし、ここでひとつ注意しておかなければならないことがあります。
単身者向け物件で同居を始めた場合、契約違反とみなされ強制退去となる可能性も。同居を始める前に賃貸借契約書を確認してみましょう。
また、二人入居可の物件で一人暮らしをしている場合でも単身者として契約しているので、同居申請をおこなう必要があります。また申請には事務手数料や、敷金・礼金が別途必要となるケースも。同居申請をおこなう前に不動産会社に相談してみましょう。

フリーレント物件や敷金・礼金ゼロの部屋を探す

フリーレントとは

一定期間の家賃が無料になることです。
フリーレントの期間は物件によってさまざまで、1カ月~3カ月程度が多いようです。
新しい部屋を借りて同棲する場合、前に住んでいた部屋を引き払うのに時間がかかり二重家賃が発生するなんてこともありますが、次に住む物件がフリーレント物件であれば二重家賃も回避できます。
引越しも一日でおこなう必要がないため引越し会社を使わず自分たちで少しずつ荷物を運びだせることもポイントです。

敷金・礼金ゼロとは

その名のとおり、敷金や礼金がかからない物件のことです。一般的に敷金や礼金は家賃の数カ月分が必要とされています。なるべく初期費用を抑えるために敷金・礼金ゼロの物件を探すのもひとつの方法です。デメリットとしては、本来であれば敷金から引かれるハウスクリーニング代や原状回復費用を退去時に支払わなければならないことです。

上記のようにフリーレント物件や敷金・礼金ゼロの物件であれば初期費用を抑えることができます。
物件の選択の幅は狭くなりますが、無理をせず自分たちの予算内に合う物件を見つけることが重要です!

家具や家電をお互い持ち寄る

家具や家電をすべて購入する場合、数十万円かかることとなります。一人暮らしで使っていた家具・家電や、実家で使っていた家具・家電をお互い持ち寄れば、新しく買わずにすみます。
また、親族や友人に使わなくなったものを譲ってもらったり、リサイクルショップやフリマアプリを利用すれば費用を抑えるだけでなくエコにもつながります。

引越し作業は自分たちでおこなう

親族に車を借りたり、レンタカーを借りて引越し作業をおこなえば、ダンボールや交通費(ガソリン代・高速料金)、レンタカー代のみで引越しができます。
ダンボールは、通販サイトなどで120サイズが10枚で1,200円~1,500円程度で購入することができます。
軽トラックは24時間で、8,000円~1万5,000円でレンタルできるので、引越し費用をグンっと抑えることができます。また、自分たちで引越しをおこなう場合は、日程や時間帯も自分たちの都合で決めることができます。

同棲開始時に用意しておくものは?

新居ですぐ必要となるもの

同棲したその日から必要となるものをまとめてみました。

新居ですぐ必要となるもの

  • 照明/寝具用品/ソファ・椅子/テーブル/カーテン/冷蔵庫/カッター・はさみ/掃除用品/トイレットペーパー/タオル・バスタオル/ハンドソープ/シャンプー・コンディショナー/ボディソープ/歯ブラシ・歯磨き粉/ゴミ袋/食器・コップ/カトラリー/生活費

引越しをした当日は、荷ほどき作業から始まりダンボールを開けるためのカッターやはさみが必要となります。引越し作業で出たゴミを片づける清掃用品やゴミ袋も事前に用意しておきましょう。
また、食事をする時、お風呂に入る時、就寝時それぞれに必要となるものをピックアップしてすぐ取り出せるようにダンボールにまとめておくとあれこれ探す手間がかからないのでよいでしょう。

また、同棲に毎月いくらかかるのかしばらく生活していかないとわかりません。生活費もある程度は余裕を持っておきましょう。

あとから買い足してもいいもの

荷ほどき作業は思いのほか時間がかかるもの。気がついたらあっという間に夜になっていたなんてことも。引越し当日の食事は外食やデリバリーを利用すると便利です。
調理器具や洗濯用品のほか、家具家電においても引越し当日から必要でないものは引越し作業が落ち着いてから買い足していくことをおすすめします。引越し前だとなにかとバタバタしがちですが、引越しが終わると時間に余裕もあるのでゆっくり選ぶことができます。

同棲生活に「必要なものリスト」は、こちらの記事で詳しく記載しています。記事を参考にして二人の新生活にすぐ必要なもの、そうでないものを事前にチェックしておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?同棲するにはおおよそいくらくらいかかるのか予想できたのではないでしょうか。出費を抑えるために始めた同棲でも初期費用にお金がかかりすぎてはあまり意味がありません。なるべく費用を抑えるために使えるものは使って、必要なものだけ買い足していくようにすればよいでしょう。
アットホームサイトでは、家具家電付きの物件や、フリーレント物件などの条件で物件を探すことができます。予算範囲内で、二人にとって素敵な住まいを見つけましょう!

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<アンケート調査概要>
対象/全国16〜60歳の二人暮らし経験者
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2021年2月

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