このページの一番上へ

【インテリア】ワンルーム・1Kでも叶う!一人暮らしのおしゃれなレイアウト術

いざ一人暮らしを始めるとなると、自分の部屋を好きなテイストにしていきたくなるもの。
それこそが一人暮らしの醍醐味でもあるのですが、部屋をおしゃれな空間にしたいと思っても、何をどうレイアウトしたらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか?
そこで、6帖のワンルーム(1R)や1Kなどでもおしゃれなインテリアを楽しむコツをご紹介いたします。

一人暮らしの方必見 今流行っているのはどのようなインテリア?

コロナ禍によっておうち時間が増えてきた今、一人暮らしでも自宅のインテリアを好みのテイストに模様替えして楽しむ人が増えています。
では、実際にどのようなインテリアスタイルがあって、どのようなテイストが流行っているのでしょうか。
インテリア事例集「こだわり部屋FILE」から、真似してみたいおしゃれな部屋を実際に見ながらインテリアテイスト別にシミュレーションしてみましょう。

北欧スタイル

白壁と木の床に映えるビビットな指し色。色数を絞ることで色があってもまとまった印象に(こだわり部屋ファイル「創作意欲が湧く 色と形に囲まれたデザインROOM」)

日本人にとっても親和性の高いデザインで人気の「マリメッコ」や、北欧を代表する照明ブランド「ルイスポールセン」などが人気となり広がったのが『北欧スタイル』です。木や布地など自然素材を使った機能的で美しいデザインの家具やインテリアは、それだけで空間が洗練されたものに。
長い時間を室内で快適に過ごすために生まれた北欧スタイルは、忙しすぎる現代日本人が根本的に求める生活にぴったりハマったスタイルだといえますね。
家具はシンプルな木製のもので統一して、マリメッコなどのソファカバーやラグなど好きなテキスタイルでアクセントに。

カーテンやロールスクリーンのファブリック柄一つで部屋の印象を大きく変えることが可能に
出典:(Tuiss Décor

その他のインテリアには、木製・布地などその素材自体もナチュラルなものを選んで素材の統一感を持たせるのもポイントです。
また、レンガや石などの素材を取り入れることで男子っぽい演出も可能に。家具自体がシンプルなので、1Kなど狭い部屋でも、赤・黄・青・緑などはっきりした色柄を取り入れることでさらにデザイン自体を引き立たせることができます。
清潔感がありつつおしゃれになるので、一人暮らし女子に人気のスタイルの一つです。

ブルックリンスタイル

異素材のインテリアを組み合わせて無骨のなかにも温かみをプラスした「ブルックリンスタイル」
(こだわり部屋FILE:「レンガと鉄で作る インダストリアルな ヴィンテージROOM」)

近年人気のテイストの一つです。アメリカのニューヨークにある工場や倉庫が立ち並ぶ「ブルックリン」で、使わなくなった工場や倉庫や古いアパートをリノベーションして暮らし始めたのが発祥。
コンクリートがむき出しの壁や仕切りのない無骨な空間を、カフェやレストランにしたそのスタイルが「ブルックリンスタイル」と言われるようになりました。
今まであまりインテリアに興味のなかった層の人たちにも広がったスタイリッシュなスタイルです。
モノトーンで無骨にまとめた家具やインテリアを、シックでインダストリアル(工業的)な雰囲気に仕上げた大人カッコいい空間を演出することができます。
素材は異素材のものを組み合わせるのがおすすめ。

インダストリアルな雰囲気に合うブラインドやカーテンのチョイスも重要。
出典:(Tuiss Décor

ヴィンテージ感のあるアイアン・レンガ・ガラスなど無骨な質感のものが相性抜群です。
その際、アクセントカラーとして赤や緑などを入れることで全体が引き締まった印象になります。
また照明に丸みのあるものを使うなど「カフェ風」寄りにすることで女子っぽさを出すことができるので、かわいくなりすぎるのが苦手な女子の一人暮らしにもおすすめのスタイルです。
また、コンクリート打ちっぱなしを模した壁紙など復元可能なアイテムなどを使うことでさらに雰囲気のあるお部屋に。賃貸などでも思い切ったリノベーションを楽しむことができるアイテムがたくさん出ているのでそのあたりもぜひチェックしてみてください。

西海岸スタイル

白とベージュを基調としたなかに爽やかな青をポイントに活かした「西海岸スタイル」
(こだわり部屋FILE「海を感じるインテリアで作る南国リゾート空間

西海岸スタイルは、その名のとおりアメリカ西海岸をイメージした爽やかでリラックスできるテイストを指します。古材などをリメイクした家具やデニム生地などのファブリックを織り交ぜて、まるでおしゃれな海の家のような空間を演出できます。木製製品はもちろん、ナチュラルな麻素材やガラス素材などもおすすめ。

白とブルーを基調とした潮騒を感じる「西海岸スタイル」。ヒトデモチーフのインテリアもアクセントに
出典:(Tuiss Décor

青や白など爽やかなカラーでまとめたり、少しくすんだカラーを取り入れてシャビーにしたりと、同じ西海岸テイストでもまとめ方を変えることでまた違った雰囲気に。全体のカラーバランスもよくなりグッと空間がまとまるので、少し大きめの観葉植物を取り入れるのもおすすめです。
また、「星」や「貝殻」など選びやすいモチーフがあることも大きなポイントです。

一人暮らしの部屋に家具を配置・レイアウトするコツ

一人暮らしとなると、部屋の広さにも制限があるため、家具やインテリアなどをどのように配置するかがとても重要なポイントになってきます。
置き方一つで同じ部屋だとは思えないほど雰囲気が違ってくるので、しっかりそのポイントをおさえていきましょう。

背の高い家具を置かない

家具の高さを低く統一することでより部屋をスッキリ広く見せることが可能に

実際の部屋の広さ自体はどうすることもできない中、重要になってくるのが「視覚」です。
いわゆる「広く見せる」という方法の一つに「高さのある家具を使わない」という点があげられます。高さのある家具が室内にあると、視覚的にどうしても圧迫感があり部屋を狭く見せてしまう原因になってしまいます。
棚やテーブルや椅子など、主要な家具はできるだけ低いもので統一するだけでスッキリとした印象の部屋に。
どうしても背の高い家具を使いたい場合は、できるだけ部屋の角に置くことで圧迫感を軽減することができます。

広く見せるインテリアを使う

実用的でありながら、視覚的に奥行きのある広がりを持たせることができる「鏡」

視覚的な方法でもう一つ有効なのが、「鏡」です。
一人暮らしの部屋は、賃貸であることが多く物理的にそれ以上に空間の広がりを持たせることができません。そこでおすすめなのが、部屋に鏡を置くことです。
身だしなみを整えるための壁かけタイプのものや、全身チェックができる姿見など、鏡の種類は生活スタイルに合ったもので構いません。鏡が室内を映しだすことで、視覚的に空間を広げつつ実用性も兼ね備えることができます。
鏡を配置する際、空間の広がりを持たせたい場所に配置するのがポイントです。

突っ張り棒でデッドスペースを有効に使う

突っ張り棒を使い、デッドスペースを有効活用することで収納力アップ

そして忘れがちなのが、「デッドスペース」です。そのような室内の空間も、圧迫することなく最大限に有効活用できるのが「突っ張り棒」です。
一人暮らしの部屋はどうしても収納が十分ではないことも。
そこで、生活上干渉しない位置に突っ張り棒を使うだけで、ちょっとした物を収納できるスペースを確保することが可能に。リビングはもちろんですが、おすすめなのはトイレやキッチンなどのプライベート空間です。
トイレットペーパーやティッシュなどのストックや、季節ものの調理器具などを収納することができます。玄関頭上にシーズン物の靴などを収納するのもおすすめです。

一人暮らしで押さえるべき家具選びのポイント

やはり一人暮らしには一人暮らしに合う家具やインテリアがあります。
では実際に一人暮らし用の家具を選ぶ際に、どのような点に気を付けたらいいのでしょうか?ポイントごとに確認していきましょう。

脚付きの家具

床面を広く取ることで空間をスッキリと見せる「脚付き家具」

一人暮らしの家具選びに重要なことの一つが「掃除のしやすさ」です。
いかに効率的に掃除ができるかどうかで、日々のリセットのしやすさが決まってきます。そこでおすすめなのが「脚付きの家具」です。
ベタ付けの家具は、どうしても家具をどかさないと完璧に掃除をすることができません。その点脚付きの家具であれば、そのまま掃除機をかけたり拭き掃除をしたりすることができるので、掃除のプチストレスを軽減することができます。
家具の下に掃除機のヘッドが入る高さがあるかどうかも調べておきましょう。

家具の統一感を持たせる

白やブラウンを基調とした自然素材を活かした「ナチュラルテイスト」なインテリア

狭い空間でさまざまな素材や色の家具やインテリアを一度に置いてしまうと、どうしても雑多な印象になってしまいます。
部屋に置く家具の素材や色は、それぞれ3つずつまでにおさえるようにしましょう。
どのように絞ったらいいのかわからないときは、前述の「自分の好きなインテリアスタイル(北欧・ブルックリン……など)」をあらかじめイメージしておくようにしましょう。ある程度の素材や色を絞り込むことができます。
他にもさまざまなインテリアのスタイルがあるので、自分のイメージにピッタリ合うテイストを探してみましょう。

それぞれの家具の大きさを考える

最後にもう一つ家具選びのポイントとして挙げられるのが、家具の大きさです。
最初に家具を置いていないがらんとした部屋を見ただけでは、イメージするよりも部屋を狭く感じたり、逆に思っていたよりも広かったりと、体感と実際のサイズ感が違うこともしばしば。
いざテーブルや椅子などを配置してみると、椅子を後ろにひくスペースを考えていなかったという事例も。
そのため、部屋の大きさをあらかじめ測っておくことが非常に大切になってきます。
理想の部屋にするためにも部屋の大きさや家具の大きさはきちんと細かく計っておくようにしましょう。

一人暮らし向けの家具はどこで買うのが良いの?

実店舗はもちろん、最近ではネット通販でも低価格・高品質な家具を購入することができます。
しかし、あまり買い替えることのない大物の家具を買うのはなかなか勇気がいるものですよね。
そこでお店やネットで家具を購入する際のポイントをご紹介します。

実店舗で家具を購入する

メリット

実店舗で購入する良さは、なんといっても現物を見て触れられるということです。
また直接気になる点を店員さんに質問ができることなども含め、実際のイメージを肌感覚でつかみやすく、購入の際に失敗が少ないというのも大きなメリットです。
そこで、まずはいくつかの店舗で実際に商品を見るようにしましょう。同じ素材を使っていても、その質感・色・雰囲気などは実にさまざま。こればかりはネットでは感じることができません。
実際にいろいろな家具を見ることで、しっかりした造りのもの・安っぽく感じてしまうものなど少しずつ商品の感覚がつかめてくるので、まずはその感覚を養うためにも実店舗はいくつか見ておくようにしましょう。

デメリット

ただ、お店で購入するときのデメリットとして「商品の種類がすべてそろっているわけではない」という点が挙げられます。
実店舗ではスペースの関係上在庫をあまり抱えることができないため、どうしても家具のメーカーや種類は限られてしまいます。

インターネット通販で購入する

メリット

一方インターネット通販では、無限にある商品の中からより理想に近い商品を探し出す楽しみがあります。
その際「大きさ」「形」「素材」「機能」「使う場所」など、できるだけイメージに合うキーワードを組み合わせて検索しましょう。膨大な商品の中から効率よく自分の好みやイメージに合ったアイテムを探し出すことができます。

デメリット

やはり気になるのは、「実際に物を見ることができない」という点ではないでしょうか?
パソコンやスマートフォンなどモニターの都合上、掲載写真と実際の色が異なることも。
そのようなネット購入時の不安を減らすためにも需要なのが、販売サイトのサービスやサポート面です。
商品の良し悪しはもちろんですが、購入前に実際の生地などの“サンプルの請求”ができるかどうかや、商品に問題があった場合にきちんと“保証”してくれるかどうかは、ネット購入の際に失敗を防ぐ大きなポイントの一つです。
購入の際は商品だけではなく、安心して購入できるサイトかどうかも合わせてチェックするようにしましょう。

まとめ

一人暮らしの大きな醍醐味でもある、自分好みのお部屋作り。それと同時に使い勝手はいいのか、予算内に収まるのかなどいろいろと悩みはつきませんよね。
今回、ほんの少しの工夫で、理想の部屋作りをより効率よく叶えられることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
これらのヒントを参考に、ぜひ理想のお部屋作りを楽しんでみてくださいね。

取材協力:Tuiss Décor

関連する記事を見る
引越しのときには、近隣へのあいさつを忘れないようにしましょう。近所付き合いが少なくなっているとはいえ、隣にはどんな人が住んでいるか、自分としても相手側としても、「なんとなく見たことがある」という程度では不安に感じてしまいますよね。きちんと顔を合わせておくことで、その場所での暮らしに安心感が生まれます。
賃貸借契約が終了し借主が借りていた住まいを退去すると、貸主は「原状回復」工事を行います。簡単に言えば「借主が住む前の状態に戻す」ということですが、このとき原状回復に対する借主と貸主の責任の範囲、負担割合について、認識に違いが出てくることがあります。それは「敷金返還」という金銭面でのトラブルに発展する可能性があるので、そうならないように、契約前から正しく理解しておく必要があります。
不動産お役立ち記事・ツールTOPへ戻る