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不動産投資のおすすめ勉強法は?始め方から学習方法を紹介!

不動産投資のおすすめ勉強法は何でしょうか
公的年金の減少やなかなか賃金があがらない社会情勢から、漠然と将来が不安と思う方もいらっしゃるでしょう。あるいは、手元の資産を有益に活用したい、活かせる方法はないかと探している方もいらっしゃるかもしれません。資産運用の方法はいくつかありますが、その一つである不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンの投資です。不動産投資が資産運用の選択肢になった人のなかには、不動産投資を学びたいけど、どのように勉強していくかわからない方がいると思います。

そこで本記事では、不動産投資の勉強はどのようにすればよいか、おすすめの勉強法と不動産投資の始め方について解説します。不動産投資を始めたいけれどどのように進めていけばよいかわからない方や、不動産投資を勉強したい方は必見です。

不動産投資の始め方と勉強法

不動産投資の始め方と勉強法を解説します
不動産投資の始め方と勉強法を解説します

不動産投資を始めるにあたり、どのように勉強すればいいのかわからない方に向けて、本章では不動産投資の始め方の3つのステップを紹介します。

不動産投資の始め方

不動産投資をはじめるまでの主なステップは3つです。

  • STEP 1不動産投資の知識を身につける
  • STEP 2投資用物件を検討する
  • STEP 3投資用物件を購入して運用する

勉強を進めていくとわかりますが、不動産投資は物件選びがかなり大切です。そのため、物件選びに至るまでの学習、よい物件を選べる知識を付けるのが、不動産投資の成功には欠かせません。不動産投資の始め方をステップに分けると、3段階しかなくてシンプルですが、1でおこなう内容が大きなウエイトを占めています。では、不動産投資の知識を身につけるにはどうすればよいのでしょうか。

不動産投資の勉強方法

不動産投資の知識を身につける勉強方法は以下です。

  • 書籍を読む
  • インターネットで調べる
  • 不動産投資セミナーに参加する
  • 不動産投資専門家に聞く

不動産投資に興味を持ったら、まずは概要を知りましょう。将来、安定的な収入を得られるから始めてみたいなと漠然と思っている段階から、具体的な情報を収集します。不動産投資とは何か、どのような種類があるのか、メリットやデメリット、注意点などを学習します。

学習方法は、書籍を読んだり、インターネットで検索するなどして独学で学ぶ方法と、セミナーに参加したり、有識者に直接聞くなど、人に教えてもらう方法があります。どの方法が合うのかは好みによるので、自分がやりやすい方法を選択しましょう。次章以降では、それぞれの方法のメリットやデメリット、注意点などを詳しく解説していきます。

不動産投資の勉強を独学でする場合

不動産投資の勉強を独学でする場合の方法を解説します
不動産投資の勉強を独学でする場合の方法を解説します

不動産投資の勉強を独学で進める場合には、書籍を読んだり、インターネットを利用する方法があります。本章では、おすすめの書籍や、それぞれの方法のメリット・デメリットを解説します。

書籍を読む

なかには書籍を読むのが苦手で、インターネットで検索したほうが手軽だと感じる方もいらっしゃるでしょう。自分に合った方法で学ぶのが一番ですが、インターネットのみだとどうしても断片的な情報収集になってしまいます。体系的な知識を得るには、書籍を読むのが有効です。

書籍は、初心者向けから上級者向けまで、さまざまなレベルの本が販売されています。不動産投資は物件選びが重要とはいえ、初心者の段階で物件選びや購入の知識を学んでも意味がありません。まずは基礎知識や投資方法の種類、メリットやデメリット、不動産投資の注意点を学びましょう。人に聞くにしても、基礎知識がなければ、正しい判断をする材料が持てません。そこで、基礎知識を身につけるのに効果的な本を紹介していきます。

おすすめ書籍1:世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生

初心者向けで教科書のように体系的に書かれており、とにかくわかりやすいのが特徴です。図やイラストを多用しているため、文字ばかりの書籍は読むのが苦手と思う方でも読みやすく作られています。内容は不動産投資の基礎知識がまとめられていますが、後半では物件選びや、儲け方の戦略、リスク回避法も紹介されており有用です。具体的な地名を示した物件選びのコツも紹介されており、初心者向けですが不動産投資で知っておくべき知識を包括的に学べる本です。

  • タイトル:世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生
  • 著者:浅井佐知子
  • 出版社:ソーテック社
  • 定価:1,738円(2024年3月現在)

おすすめ書籍2:確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書

会社員で不動産投資を始めることを想定して書かれた書籍です。物件探しや投資用不動産の契約、運用など、この本を読んで実践できるような具体例がかかれています。また、金融機関や不動産業界の情報も紹介されていて、実際にローンを組む際に参考になる内容です。管理会社の選び方にもふれられており、再現性の高い具体的な情報が盛り込まれているのが特徴です。

  • タイトル:確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書
  • 著者:姫野秀喜
  • 出版社:明日香出版社
  • 価格:1,980円(2024年3月現在)

インターネットで調べる

インターネットを検索すると、不動産投資に関する情報が多数提供されています。YouTubeやSNSでも情報収集できます。本の内容でわからなかった情報や、載っていない情報を手軽に検索できるのが便利です。YouTubeではわかりやすく解説している動画もあるので、活字を読むのが苦手な人や楽しく学びたい人に最適です。不動産投資会社が運営しているWebサイトもあるので、多くの情報を収集するのにインターネットが役立つでしょう。不動産情報サイト アットホームでは、投資用不動産の情報や、投資コラムなどを紹介しています。

ただし、インターネット上の情報をうのみにしてはいけません。情報元がわからないものについては、必ずしも正しい情報ではないため、常に真偽を確かめる目をもって情報を確認しましょう。インターネットでは誰でも情報を発信できてしまいますし、なかには間違っていたり根拠がない情報、古い情報も含まれます。情報元や公開日を確認し、正しい情報か精査しましょう。

不動産投資の勉強でセミナーを利用する場合

不動産投資の勉強でセミナーを利用する場合の選び方やメリット、注意点はどのようなところでしょうか
不動産投資の勉強でセミナーを利用する場合の選び方やメリット、注意点はどのようなところでしょうか

不動産投資の勉強を独学で進める方法には、セミナーを利用する方法があります。本章ではおすすめセミナーや、セミナー利用のメリットと注意点を解説します。

不動産投資セミナーに参加する

不動産投資関連のセミナーは、リアルでもオンラインでも多数開催されています。運営会社は、投資用不動産の会社や、大手の不動産会社、セミナー企画会社などさまざまです。不動産投資の基礎知識を紹介する初級者向けのものから、実際の物件情報や、不動産投資をすでに始めている人が知りたい情報を提供する上級者向けのものまで、さまざまなセミナーがあります。座学のみの講義タイプのものや、参加者と交流したり専門家や経験者と対談できるもの、質問ができるタイプもあるので、目的に応じて適切に選びましょう。

セミナーの選び方

セミナーを選ぶ時に重要な点は、以下のとおりです。

  • 目的を明確にしておく
  • 対象の知識レベルを確認する
  • 主催者の実績を確認する
  • 参加形態で選ぶ

まず、何を目的にセミナーを受けるかを明確にしておきましょう。基礎知識を学びたいのか、具体的な投資物件を知りたいのか、わからないことを質問したいのか、参加者と交流したいのかなど。また、初心者向けなのか、上級者向けなのかも十分確認しましょう。
併せて、どのような会社が運営するセミナーなのかも知っておく必要があります。なかには、自社商材の勧誘がメインだったり詐欺被害に遭ったりするケースも考えられますので、信頼できる会社のセミナーに参加するのをおすすめします。

セミナー参加のメリットと注意点

セミナーに参加すると、不動産投資の専門家や実際に不動産投資をしている人から話を聞ける機会が得られることもメリットです。また、自分が勉強していてわからないことを専門家に質問する機会も持てるでしょう。なかには有料のセミナーもありますが、無料で基礎的な知識を紹介してくれるセミナーも多いです。いきなり対面はハードルが高い……という場合は、オンラインのものから参加してみることをおすすめします。

どのセミナーでもいえることですが、セミナーに参加するだけで満足してしまう方も多くいます。あくまでセミナーは自分の知識の補強・補助と考え、自分で主体的に調べる意識と意欲を持って参加するようにしましょう。

不動産投資の勉強で専門家に聞きに行く場合

不動産投資の勉強で専門家に聞きにいく場合のメリットや注意点はどのようなところでしょうか
不動産投資の勉強で専門家に聞きにいく場合のメリットや注意点はどのようなところでしょうか

本章では、不動産の知識がある人や、専門家に直接相談する場合のメリットや注意点を紹介します。

不動産投資経験者に話を聞く

身近に不動産投資をしている人がいる場合には、直接話を聞きましょう。経験者ならではの、実体験をもとにした具体的な意見が聞けます。知り合いに不動産投資を経験している人がいない場合は、経験者に話が聞ける機会を自分で作りましょう。例えば、セミナーに参加して交流した人に依頼をしたり、不動産会社に経験者を紹介してもらったりする方法があります。また、SNSを通じて不動産投資をしている人を探して、問い合わせしてみるのも一つの手です。

ただし、なかにはフォロワー稼ぎのために嘘をついているアカウントも少なくありません。SNSで知り合った人に不動産投資の話を聞く際は充分に注意しましょう。

不動産投資会社に話を聞く

不動産投資会社に直接出向いたり、オンラインで話を聞く方法もあります。不動産会社に問い合わせをすれば、近隣エリアの情報や、具体的な投資物件の話も含めて、有益な情報が取得できるでしょう。また、具体的な物件の紹介をしてもらえることもあります。さらに、自分の収入状況から投資が可能なのか、いくらくらいの融資を受けられるのかなど具体的な話も可能です。物件決定後に融資ができないと判明すると物件選択に費やした時間が無駄になってしまいます。そのため、事前にどのくらいの融資が可能なのか把握しておくのがいいでしょう。不動産投資を前向きに検討したい人は、利用してみましょう。

ただし、不動産投資会社へ問い合わせる場合、物件検討前の基礎的な知識は先に習得しておくのが好ましいです。不動産投資とはそもそも何か、不動産投資で把握しておくべき専門用語の知識を、その場で勉強するのには向きません。基礎知識は、書籍やインターネット、セミナーで習得するのがおすすめです。

不動産投資のその他の勉強法

その他の不動産投資に関する勉強法にはどのようなものがあるでしょうか
その他の不動産投資に関する勉強法にはどのようなものがあるでしょうか

ここまで不動産投資の主な勉強法を紹介してきましたが、本章ではその他の応用的な勉強法を紹介します。自分に合う勉強法を見つけてみてください。

実際の物件を見に行く

不動産投資が初心者の人は、実際の投資物件を見に行くのも勉強になります。駅からの距離や、近隣施設、街並みや、騒音の状況などをみれば、物件の良し悪しがわかります。実際の物件を見ることで、入居者ニーズを判断する材料になります。今後投資物件を選ぶ際の参考にできるでしょう。

不動産投資に関係した資格の取得

不動産投資の勉強をして資格を取得するのも効果的でしょう。不動産投資に関係する資格には以下のものがあります。

  • 宅地建物取引士(宅建士)
  • 不動産鑑定士
  • FP技能検定
  • マンション管理士
  • 不動産実務検定

どの資格も、不動産に関する十分な知識が身についていなければ合格できないため、体系的な知識が習得できているかを証明するよい指標になります。もちろん、資格はなくても投資はできるので必須ではありません。ただ資格を持っていると、本業に役立ったり副業に使えたりする場合があるので、検討してみる価値はあるでしょう。

まとめ

本記事では、不動産投資の勉強はどのようにすればよいか、不動産投資の始め方もあわせて解説しました。そして、おすすめの勉強法を紹介しました。不動産投資の勉強にはいくつかの方法があり、どの方法が向いているかは好みによって異なります。自分に合った方法で、効率的に不動産投資の学習をしましょう。

長谷川賢努

執筆者

長谷川賢努

AFP(日本FP協会認定)、宅地建物取引士

大学を卒業後、不動産会社に7年勤務、管理職を務めたが、ひとつの業界にとどまることなく、視野を拡げるため、生命保険会社に業界を超え転職。しかしながら、もっと多様な角度から金融商品を提案できるよう、再度転職を決意。今までの経験を活かし、生命保険代理業をおこなう不動産会社の企画室という部署の立ち上げに参画し、商品、セミナー、業務内容の改善を担う。現在は、個人の資産形成コンサルティング業務などもおこなっている。
株式会社クレア・ライフ・パートナーズ

ライフマネー研究所
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