
- 同棲の初期費用、みんなはいくらかかった?平均金額や分担方法、節約のコツ
- 同棲を始める前に、初期費用としていくら用意すればよいのでしょうか。この記事では、部屋を借りる際に必要な費用や家具や家電、生活用品の購入費など、先輩カップルの意見とともにご紹介いたします。
恋人とのデートは楽しいですが、食事代や交通費などなにかとお金がかかりますよね。おうちデートをするにしてもお互い一人暮らしをしている場合は、相手の家を行き来するにも時間もかかるし「一緒に住んでしまったほうがいいのでは?」と考えるカップルも少なくないと思います。
同棲経験者に「同棲したいと思った理由」を聞いてみたところ「家を行き来する時間がもったいない」「家賃や生活費を抑えたい」との意見も多く見られました。
家賃はもちろん光熱費や食費などの支出をシェアすれば費用を抑えることはできると思いますが、一方で今までは自分のペースで毎月やりくりできていたけど、同棲したらパートナーの生活もあるわけですから今までどおりにはいきません。
毎月どれくらい生活費がかかるのかが見えてくれば、やりくりしていけるのかわかるはず……。そこで、同棲したら毎月生活費はどれくらいかかるのか、生活費の平均額や費用の負担について調べてみました。
記事の目次
同棲経験者のなかには「家賃や生活費を抑えたい」との理由で同棲を始めた方もいらっしゃいますが、単身者向けの1R(ワンルーム)や1Kの部屋から1LDKや2LDKに引越しをしたら部屋が広くなる分家賃も上がりますし、水道・光熱費も高くなります。実際のところ本当に節約できるのでしょうか……。
総務省統計局が公表している「家計調査(2023年)家計収支編 世帯人員別」をもとに、二人世帯の生活費を調べてみたところ、毎月おおよそ34万円かかるようです。
生活費の内訳
内訳 | 金額(円) |
---|---|
住居(※) | 76,801 |
食料 | 72,399 |
光熱・水道 | 21,619 |
家具・家事用品(※) | 11,187 |
被服及び履物 | 7,190 |
保健医療 | 15,641 |
交通・通信 | 36,472 |
交際費 | 21,166 |
教育(※) | 368 |
教養娯楽(※) | 26,250 |
その他 | 54,074 |
合計 | 343,167 |
家賃は住むエリアによって金額が大幅に変わってきますが、食費や日用品の購入費など、その他の項目については、よほどの贅沢をしない限りどのエリアに住んでもあまり大差はないので、目安にするとよいでしょう。
実際に同棲しているカップルが毎月なににどれくらいのお金をかけているのか、気になりますよね。
そこで、インテリア事例集の「こだわり部屋FILE」から、二人暮らしをしている20代・30代のカップルを例に生活費の割合を見てみましょう。
Aさん(27歳)&Bさん(26歳)
間取り:1LDK(19帖)
生活費の内訳
毎月の生活費はおおよそ20万円で、さきほどお伝えした平均額30万円よりも低い結果となりましたが、上記の費用以外に二人で毎月貯金をしているとのことでした。将来結婚を考えているのであればしっかりと貯蓄していきたいところですね。
Cさん(30歳)&Dさん(30歳)
間取り:1R(63帖)
生活費の内訳
毎月の生活費は、おおよそ332,100円という結果に。
こちらのカップルはご結婚されていて、上記の費用以外に貯金と投資をおこなっているとのことでした。
子どもが産まれた際の教育資金や住宅の購入などを考慮すると、今のうちから資産形成しておくことも重要ですね。
生活費には毎月かかるものとそうでないものがあります。固定費として毎月いくらあれば生活していけるのでしょうか。必要となる費用が見えてくれば、一人暮らしの生活費と比べてどれくらい節約できるのかがわかります。先ほどの平均額をもとにそれぞれ詳しく見ていきましょう。
家賃や食費など、生活していくうえで毎月固定でかかる費用をまずは把握しておきましょう。
最低限かかる費用が事前に予測できていれば、同棲に対しての心の準備もできるでしょう。
家賃は一般的に二人の合計手取り収入の25%~30%が目安とされています。まずは、自分たちが住みたい街や駅の家賃相場を調べて比較してみましょう。
ちなみに、同棲経験者に「家賃は収入の何%だったのか」アンケート調査をしてみたところ、11%~20%が一番多い結果となりました。二人の生活に負担にならない金額の範囲内で探すように心がけましょう。
家賃についてもっと知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
住みたい街や駅の相場を調べてみる
「食費」には、自炊代のほか、お酒や外食も含まれ平均額が72,399円。
一人当たり、1日1,200円ほどになります。外でランチを食べれば500円~1,000円くらいかかることからお弁当を持参しているカップルも少なくなさそうですね。また、食費は手取りに対し10~15%が理想とされていますので、自分たちの収入に応じた金額を算出することが大切です。
水道や光熱費の平均額は21,619円。内訳としては、電気代はおおよそ10,940円。 ガス代は4,971円、水道代は4,242円、その他光熱が1,466円という結果に。
季節や住んでいるエリアによって異なりますが、2万円~2万5千円程度と考えておきましょう。
夏や冬などエアコンを使う季節は、なるべくリビングで一緒に過ごしエアコンを1室のみで使うようにしたり、お風呂時も一緒に入ったり、間をあけず立て続けに入ることで光熱費の節約にもつながります。
家具・家事用品費のなかで、炊事・洗濯・掃除・裁縫などの家事に関する「家事用消耗品」の平均額は2,933円。
炊事や洗濯は、二人分となるため食器洗剤、洗濯用洗剤、ハンドソープなどの消耗品の消費サイクルも早まります。消費期限がないものに関しては、セール時にまとめて購入しストックしておくと便利ですよ。
交通・通信費のなかで、「通信費」の平均額は10,430円。
一緒に暮らすことで連絡頻度も減ってくるので、スマートフォンの通話料やデータ通信料も抑えることができますし、今まで個々で払っていたインターネット回線の使用料も1回線で済むので節約につながります。
新居でインターネットを使うには、現在契約しているプロバイダーで「引越し手続き」をするか、解約をして「新規契約」するか選択することになります。
それぞれ回線工事が必要となるため工事費が別途かかります。
なるべく費用をかけたくない場合は、インターネットの使用料が無料の物件もあるので検討するのもいいかもしれませんね。
家賃や水道・光熱費など毎月かならずかかる生活費のほかにも、カップルによって金額が異なる支出があります。これらの費用については、生活費とせず個々のお小遣いから捻出しているカップルもいるようですが、おおよそどれくらいかかるのかお互い事前に知っておくことが重要です。
交際費とは友人や同僚との会食などにかかる費用のことで、平均額は21,166円。一人当たり10,830円ほどになります。飲みに行けば1回5,000円~7,000円ほどかかることから、毎月1~2回ほど友人や同僚と会食に行っているようですね。
同棲がうまくいくためには「お互いを干渉しないようにする」ことが挙げられますが、たまには友人や同僚と過ごす時間も作りましょう。
娯楽費とは映画やライブ、レジャーなどにかかる費用のことで、平均額は26,250円。一人当たり13,125円となります。
ゲームやスポーツ、ライブなど、共通の趣味で知り合ったカップルなら一緒に趣味を楽しむことができますが、パートナーと趣味が異なる場合、趣味にかける時間や費用は今までどおりにはいきません。
週末は趣味を優先して二人で過ごす時間を作ってくれない、コレクションしているものを高額で購入したことがパートナーにバレてしまい怒られた……なんて話もよく聞きます。
パートナーに迷惑をかけないよう常識の範囲内で趣味を楽しみましょう。
交通費の平均額は、4,660円。一人当たり2,330円となります。
同棲をすれば、お互いの家を行き来きしていた分の交通費がなくなるので節約につながりますね。
また、休日も出かける場所をなるべく定期券内にするなど、工夫次第でさらに費用を抑えることも可能です。健康のために一駅歩くのもいいですね。普段通らない道を歩いておしゃれなカフェを見つけたり、昔ながらのお惣菜屋さんを見つけたり、新たな発見ができるかもしれません。
保険・医療費には、治療費以外に家庭薬(市販薬)や、サプリ、体温計なども含まれ平均額は15,641円。
毎月かかる費用ではありませんが、通院が続いたり検査が必要となればそれなりに費用もかかります。ある程度の医療費は毎月確保しておきましょう。
毎月かかる費用を目安に自分たちのケースではどうなるのか、まずはシミュレーションしてみましょう!
二人の収入の合計を基に、家賃30%、食費15%として生活費を算出してみたところ以下となりました。
生活費シミュレーション
合計収入(手取り) | 20万 | 30万 | 40万 | 50万 | 60万 |
---|---|---|---|---|---|
家賃 | 60,000 | 90,000 | 120,000 | 150,000 | 180,000 |
食料 | 30,000 | 45,000 | 60,000 | 75,000 | 90,000 |
水道・光熱費 | 21,619 | 21,619 | 21,619 | 21,619 | 21,619 |
日用品費 | 2,933 | 2,933 | 2,933 | 2,933 | 2,933 |
通信費 | 10,430 | 10,430 | 10,430 | 10,430 | 10,430 |
合計 | 124,982 | 169,982 | 214,982 | 259,982 | 304,982 |
上記の表を見てなんとなくイメージできましたか? 現在一人暮らしをしている方であれば、同棲することで生活費が少しでも節約できるのかわかると思います。
ちなみに、同棲経験者に「お金についてのルール」について聞いてみたところ、生活費についての負担は同棲する前に決めておいた方があとあと揉めないようなので、生活費の負担方法についてはあらかじめ話し合っておくとよいでしょう。
生活費がどれくらいかかるのかわかったら、家賃はもちろん食費や水道・光熱費はどちらが払うのか費用の分担方法も決めておなかければなりません。支払いの分担パターンや、実際にはどちらが多く支払っていたのか、同棲経験者の方たちに聞いたアンケート結果をご紹介します。
お互い公平でいたいと考えるカップルには、二人が一定の金額を毎月出し合い共通の口座やお財布のなかで生活費をやりくりしていく方法がおすすめです。
二人で生活費を管理することで生活費の「見える化」もできます。
余った分は新しい家電を購入したり、旅行費に充てたりと二人で楽しみながら節約できるのもポイントです!
二人で生活費を出し合う場合でも、収入に差があると負担率も大幅に変わります。
例えば、毎月の手取りが彼は25万円で彼女が15万円の場合、10万円ずつ生活費を出し合うとなると毎月自由に使えるお金は、彼が15万円で彼女が5万円となり大きく差が出ることとなります。
一方が多く支払う分、もう一方は家事を多めに分担するなどしてバランスを取るとよいでしょう。
家賃と光熱費は自分、食費や日用品の購入費はパートナーなど項目ごとに分けて支払うケースもあります。
部屋を契約する際に、賃貸契約以外に水道・電気・ガスやインターネット回線などを契約しますが、必ずしも部屋の契約者である必要はありません。
部屋とインターネット回線の契約は彼、ライフラインは彼女が契約しているカップルもいるようで、支払いはそれぞれのクレジットカードや銀行口座で引き落としをおこなっているようです。
同棲中に喧嘩する理由のひとつに、金銭トラブルが挙げられます。毎月支払わなければならない生活費の支払い。具体的にどのようなトラブルがあるのか、同棲経験者に聞いてみました。
そもそも、生活費について揉めたことのあるカップルはどれくらいいるのでしょうか。
生活費について揉めたことは?
(回答サンプル数380人)(※4)いくら仲の良いカップルといえど、金銭面はお互いの生活に大きく影響します。そのため、揉めてしまうケースもあるようです。特に収入や支払い金額などに差があり、どちらかに負担が偏ってしまうと、日頃の不満から喧嘩になってしまうことも。
一方、生活費について揉めたことがないカップルの場合、「あらかじめ話し合ってルールを決めた」「約束ごとを守るようにした」などの回答が大半を占めました。例えば収入や生活費の支払い方法など、事前にしっかりと認識をすり合わせておくことで、きちんと生活費のバランスも取りやすくなります。同棲をはじめるとなれば、まずお互いに納得できるまで話し合いをすることが、喧嘩にならないためのコツの1つといえるでしょう。
では、具体的にどのような理由で揉めたのでしょうか。詳しくみていきましょう。
生活費についてどのような理由で揉めた?
(回答サンプル数119人)(※5)もっとも回答数が多かった金銭感覚は、育ってきた環境や今までの生活スタイルなど、それぞれのこれまでの背景が大きく影響する部分です。よほど似た境遇でないと、金銭感覚は多少なりとも差が出るものでしょう。そのため、事前にお互いの意識を確かめておくことも必要かと思われます。
また、次に多かったのは、支払い分担や負担の偏りでした。うまく話し合いができていないと、「同棲してから出費が増えた」といった不満につながってしまいます。あとから喧嘩にならないためには、たとえ相談の段階では意見が食い違ったとしても、どうすれば解決できるのか十分に検討していくことが大切です。
カップルとはいえ、元々は異なる生活環境で暮らしてきた他人です。そのため、双方で金銭感覚に大きな差があるケースは少なくありません。コストをかけたいと感じる部分や、貯金・節約の優先度などが違っていると、相手のお金の使い方が気になって喧嘩になってしまうようです。
さらに上記のコメントの他にも、「家電を買い替えるタイミング」「消耗品の価格帯」など、買い物の感覚で揉めたとの声もありました。また、お互いの趣味にかける費用が理解できず、価値観のズレを感じてしまうケースも。どちらも気持ちよく生活していくためには、例えばどの範囲まで折半するのか、何をお小遣い負担にするのかなど、細かく相談しておいたほうが無難かもしれません。
各支払いの分担方法は、2人のルールが曖昧になっていることが原因で揉めるケースがあるようです。ちなみに、生活費の折半で揉めたとの意見は女性のほうが多い印象でした。
生活費の支払いについては、どうすれば2人にとって不満がないのか、きちんと相談しておく必要があります。折半するにしても、何にどれほどの費用がかかるのか確認したうえで、それぞれどのように負担するのか決めていきましょう。どちらも同額くらい支払うのか、収入のバランスを見て割合を決めるのか、まずはじっくりと相談することが大切です。事前にお互いの現状についても話し合っておくといいでしょう。
平等に生活費を負担できるのが理想ですが、お互いに収入の差がある場合など、なかなかそうもいきません。また、最初に折半の仕方を決めておかなかったり、いつの間にか同棲がはじまっていたりすると、気付かないうちにどちらかの負担が大きくなっているケースもあるようです。その他にも、生活費の分担が適切でないと一方に支払い額が偏ってしまい、揉めてしまうことも。
上記のコメント以外にも、「家賃は折半なのに、食費は出してもらえない」「明らかに自分の負担が大きい」などの声もありました。実際に暮らしはじめると、生活費が想定と異なる場合もあるので、定期的に見直すことも大切です。
せっかく生活費の負担額を決めたにも関わらず、相手側の支払いがきちんと守られないこともあるようです。同棲生活が続いていくと、なんとなく油断してしまい、たまには約束ごとを忘れてしまうこともあるでしょう。ですが、お互いのルールをしっかりと守る気がないと、2人の生活はうまく成り立ちませんよ。
特に家賃や水道光熱費などは支払いの期日があるので、日常生活に大きく影響することも。また、場合によっては最初に折半の方法を決めていたとしても「仕事を辞めた」「給料が以前より下がった」などの理由から実際には支払う余裕がなくなるケースもあるでしょう。
相手が払ってくれるだろう……。と考えるのではなく、しばらくの間は支払い額の負担を減らしてもらうことや同棲生活がそもそも現実的なのか見直すことも重要です。状況次第では、同棲は一度見合わせたほうがいいかもしれません。
続いて、同棲カップルの生活費の支払いについて項目ごとにどちらが多く払っていたか、調査してみました。
食費はどちらが多く支払う?
(回答サンプル数299人)(※1)食費の負担は折半しているカップルが45%と多く、続いて男性が多めに出しているというカップルが28%となりました。お酒を飲むのであれば晩酌分のお酒として食費は多めに払う、買い物中に購入したスイーツは自分のお小遣いで買うなどちょっとした心遣いも大切ですね。
水道・光熱費はどちらが多く支払う?
(回答サンプル数237人)(※2)水道・ガス・電気のライフラインについても折半しているカップルが43%と、一番多い結果となりました。生活に関しては、やはり財布をひとつにしているカップルが多い印象ですね。
毎月の家賃はどちらが多く払う?
(回答サンプル数212人)(※6)家賃に関しても折半しているカップルが38%と一番多い結果となりました。生活費の内訳のなかでもっとも割合を占める家賃ですが、収入に見合った物件を選ぶことがポイントです。
家賃の分担方法についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
同棲したら生活費が安くなると期待していたけど、一人暮らしの時とさほど変わらず「もう少し貯蓄できればなぁ」と思っている方も少なくないと思います。近い将来パートナーと結婚したいと考えていればなおさらですよね。同棲経験者にどのように生活費を抑えていたのか聞いてみました。
節約できる部分といえば、日々の生活に大きく関わる食費が挙げられるでしょう。1人分の食事を作るとついつい量が多くなりがちですが、2人分なら食材を使いきれることもメリットといえそうです。
上記のコメント以外にも「月の外食回数を決めておく」「記念日や遠出する日など、特別な日以外は自炊」といったように、メリハリをつけてやりくりしているというコメントも多く見られました。その他にも「新しいレシピに挑戦して楽しむ」など、自炊を趣味として楽しんでいる方もいるようです。休日には2人で一緒にフレンチや本格インド料理に挑戦してみるなど、おうちデートを楽しむのもいい節約方法かもしれません。
どうしても外食は費用がかさんでしまうので、なるべく控えるのも節約につながります。特に飲兵衛の方であればお酒代が高くついてしまった……なんてご経験もあると思います。外で飲む回数を減らし、家でゆっくり晩酌を楽しむのもいい節約方法ではないでしょうか。
また、コメントにもあるように、最近ではテイクアウトをはじめ宅配などのデリバリーも充実しています。外で食べるより安く済むことが多いので、仕事の帰りが遅く食事を用意する時間が取れなかったり疲れていて自炊するのが面倒な時には、宅配サービスを利用するのも一つの方法です。なるべく自炊を意識しながら、自宅でも存分に楽しめるように工夫をすれば、食費を軽減させつつ食卓に変化をもたらすことができます。
外で働いていると、意外とお金がかかっているのがランチです。1日ずつの出費はさほど大きくないかもしれませんが、1カ月で計算してみると、案外まとまった金額になっているケースは少なくありません。
例えば1日のランチ代を500円として考えて、仮に月に20日勤務したら月1万円かかることになります。お弁当を持参することで1人あたり年に12万円、二人合わせて24万円と考えるとかなり節約できることがわかります。休日に何品か作り置きしておけば時短になりますし、最近は冷凍食品も充実しているので、上手に活用していけば無理なく続けられるでしょう。また、お店でランチするより低カロリーのメニューにもしやすいので、上記のコメントにもあるように、健康面が気になる場合には、弁当を持参するとよいでしょう。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアに足を運ぶと、新しく発売されたお菓子やスイーツなどついつい購入してしまいますよね。“ついで買い”を防ぐためにも、買い物は週に1~2回まとめ買いをすることをおすすめします。
ちなみに、アンケートでは「買い物は週1回」との声が多く見られました。開封前のシャンプーや洗剤などは製造後3年程度が使用期間とされているため、収納できるスペースがあれば、ある程度買い置きすることも可能です。
食品類も上記のコメントにあるように冷凍しておけばある程度保存が効くため、まとめ買いすると節約になるでしょう。大量に食材を買っておき、カット・下処理・作り置きといった仕込みをしておくと、調理もしやすく時短に繋がります。
食材はなるべく常備しておくようにすると、コンビニや外食に頼る回数も大幅に減らせるでしょう。何度も買い物に行く手間も省けて家事の負担も軽減でき、賢く節約できる方法でもあります。
夏や冬など、エアコンを使う季節になると気になるのが電気代です。
同じ部屋に住んでいても、2人が別々の空間で過ごす場合、その分だけ照明や空調も使うことになります。そのためなるべく同じ空間で過ごすようにするなど、余計な電力をできるだけ使わないようにするなどの工夫も必要です。
気温の厳しい夏や冬にはどうしても冷暖房費がかさみますが、少し工夫するだけで軽減することも可能です。例えば、エアコンを使う際には扇風機やサーキュレーターを利用し部屋の空気を効率よく循環させるなど電気代があまりかからない省エネ家電を取り入れてみるのも一つの方法です。さらに、古い家電であればあるほど電力を使いやすいので、買い替えることも検討してみるとよいでしょう。
その他の変動費でいえば、「ガス代節約のためにお風呂は一緒に入る」「まとめて洗濯して節水する」などの声もありました。
何も気にせず生活費を使うよりは、きちんと家計簿で記録してお金を管理するほうが、余計な出費が減りやすい傾向にあるようです。家計簿をつけておけば、何にどれほどの費用がかかっているのか見直しやすく、節約すべき部分もはっきりとわかるでしょう。
お互いの負担も見えやすくなり、出費に関わる不公平感を解消するのにも役立つ点もメリットです。
また、家計簿を活用すると同時に、例えば食費の上限・貯金額・お小遣いなどを決めておき、予算内に収めることで節約しているケースも見られました。あらかじめ使える金額が決まっていれば、無駄遣いせず自然と節約する癖も付いてくるでしょう。特に結婚を考えているカップルは、将来的な資金を貯めておくためにも、家計簿でしっかりと収支を管理しておいたほうが無難です。
ほとんどのカップルが、自炊をすることで食費を節約しているようです。家賃は毎月の変動がないので、食費や水道・光熱費を節約することが一番なのかもしれません。
ちなみに、先ほどご紹介した「こだわり部屋FILE」で紹介している二人暮らしのカップルに週に何回自炊をしているのかを聞いてみたところ、ほとんどのカップルが週4日以上自炊しているとの結果に。節約をすることも大事ですが、土日のどちらかは息抜きのためにも外食をしたり、宅配サービスを利用したり、メリハリをつけると家事のストレスもなくなりそうです。
光熱費や通信費は、現代の生活には必須といえる費用です。日常に影響するものだからこそ、きちんと自分たちの生活に合った契約プランにすることで、しっかりと節約できる部分でもあります。
例えば、最近では電力の自由化が実施されたこともあり、幅広い選択肢から電気の小売会社を選べるようになりました。より電気料金の安い企業と契約すれば、節約にもつながるでしょう。また、電気代は1つの住居で同時に使える電気量(アンペア数)によって基本料金も異なります。契約しているアンペア数が大きくなっていると、余計な出費になっている可能性もあるため、一度確認してみるのもおすすめです。
ガス代についても、都市ガスとプロパンガスでは料金に差がありますが、都市ガスの場合では電気代とガス代の支払いをセットにし、双方の料金を抑えるプランも出てきているので、まとめて検討してみるのもおすすめです。
ガスの種類については入居後に変更するのは難しいため、お部屋探しの段階からどの種類を使用しているか、変更できる可能性はあるかガス使用の条件も確認しておくとよいでしょう。
さらに、スマートフォンにも格安SIMや大手キャリア携帯各社の低価格プランがあり、通信費を抑えたいのであれば一度見直しをしてみるといいかもしれません。
また、自宅でインターネットを利用する際には、インターネット無料の物件を選択することでインターネット使用料を抑えることもできます。
インターネットの使用料を抑えるポイントについてはこちらの記事を参考にしてください。
「賃貸でインターネットを使いたい!ネット完備と対応、どっちがおすすめ?」
家賃のような固定費は、少し安くなるだけでも年間で考えると大きな節約につながります。特に設備が充実している、立地がいい、築年数が浅いといったように、好条件になるほど家賃は高くなる傾向にあるので、何か妥協できる部分はないか見直してみるとよいでしょう。
希望条件を緩めることで物件の幅も広がるため、よりいい物件に出合える可能性も高くなります。
最寄り駅からの距離や部屋の階数などによっても金額は異なるので、希望条件を変えてみながら検討するとよいでしょう。
実際に「同棲であると便利なものは?」をアンケートで聞いてみた結果、「共通の財布(口座・クレジットカード)を作る」との回答が多くありました。生活費の支払いに使う銀行口座やクレジットカードを1つにまとめておけば、引き落としの履歴が自動的に残るため、出費の見える化が可能です。
きちんと2人の生活費の動きが正確にわかれば管理しやすくなり、金銭面のトラブルも防げるようになります。さらに公共料金などは、口座振替やカード払いにしておけば支払いも楽になるでしょう。
また、共通の口座を作っておくことで浮いた生活費で旅行したり貯金にまわしたり、2人の暮らしを充実させるためのお金が作りやすくなるメリットも。
いつまでも仲良く一緒に暮らしていくためには、共通の財布を活用したお金の管理がおすすめです。
同棲期間が長くなると、部屋の模様替えをしたくなったりペットを飼いたくなったり、もっと広い部屋に引越したくなったりと、今の生活よりランクアップしたくなるかもしれません。しかし、新しい家具を買うにも部屋を引越しするにもお金がかかります。いざという時にお金に困らないためには、日ごろから無駄な出費をなくすことが大切です。
これから同棲を考えているカップルは、まず自分たちの年収に見合った家賃を割り出し、どのエリアなら無理なく借りられるのか調べることからはじめましょう。「不動産情報サイト アットホーム」では路線や駅、市区町村から家賃相場がわかります。部屋を探す時の参考にしてくださいね。
<アンケート調査概要>
対象/全国16〜60歳の二人暮らし経験者
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2020年9月(※1・2)・2021年2月(※3・6) 2022年6月(※4・5)
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