大学生の一人暮らし、いつから準備すべき?必要なものとやるべきことを解説
この記事では、入居前・入居時にチェックしておいたほうがよいポイント、一人暮らしに向けて新しく用意するもの、実家から持っていったほうがよいものなどをピックアップしました!いつからお部屋探しを始めるのがよいかタイミングも併せて参考にしてみてくださいね。
記事の目次
大学生の一人暮らし、いつから準備すればいい?

大学受験では複数の入試を受けている場合もあり、合格発表が出ないと通学先も決まらないため、一人暮らしの準備がはじめにくい部分もあります。特に遠方の学校を受験した場合、内見に行く際にも交通費がかかるため頻繁に行くことは難しいと思います。
最近では、不動産会社のスタッフが物件に訪問し、インターネットを使ってオンライン上で物件の映像を投影しながら、映像と声で物件の詳細情報や周辺環境を案内してくれる「オンライン内見」もあるため、積極的に利用するとよいでしょう。
部屋を決めた時期は?

全国大学生活協同組合連合会「大学進学ガイドブック」によると、合格発表後に入居先を決めて準備しているケースが多く見られました。なお国公立大学の一般入試は、2~3月の遅めの時期に実施されることもあり、半数ほどは合格発表前から準備しているようです。このように大学進学に向けた一人暮らしの準備は、受験時期によっても変わってきます。ではここからは受験の種類別に、どのようなスケジュールで一人暮らしの準備をしていくのがスムーズなのか、詳しく見てみましょう。
推薦入試・AO入試組
- STEP 1 【10月~11月】家族と話し合う
- STEP 2 【11月~12月】住みたいエリアや希望する条件を決める
- STEP 3 【1月~2月】不動産に問い合わせをする
- STEP 4 【2月~3月】申し込み・契約手続きをする
- STEP 5 【2月~3月】引越し会社を手配する
- STEP 6 【3月】入居する
推薦・AO入試は受験時期が早く、多くの場合は、合格発表も11月~12月中に実施されます。年末頃には、これから住む部屋の条件も決めやすいので、不動産情報サイトなども使いながら希望の物件を探しはじめるのがおすすめ。
少し早いように感じるかもしれませんが、その後は一般入試組と部屋探しの時期が被ってしまうので、思うような物件が見つかりにくい可能性もあります。そのため年始には不動産会社に相談して、各物件の内見などの手配ができるように準備しておくとよいでしょう。一般的には、入居希望時期の2カ月ほど前から情報収集、1カ月ほど前には不動産会社への問い合わせをしていくのが大まかな目安です。
一般入試・センター入試組
- STEP 1 【12月~1月】家族と話し合う
- STEP 2 【1月~3月】住みたいエリアや希望する条件を決める
- STEP 3 【2月~3月】不動産に問い合わせをする
- STEP 4 【2月~3月】申し込み・契約手続きをする
- STEP 5 【2月~3月】引越し会社を手配する
- STEP 6 【3月】入居する
一般入試・センター入試組では、推薦やAOに比べて受験時期が遅く、年明けからの選考開始となる場合もあります。合格発表も2月~3月中となるのが一般的ですが、結果が出てからの準備だと間に合わない可能性もあり、できれば年始辺りから不動産情報を調べておくのがベター。
2月以降は引越しシーズンとなるため、部屋の候補が少なくなりやすい傾向にあります。合格発表が出たらすぐにでも不動産会社に相談できるように、あらかじめ情報収集しておくのがおすすめ。入居希望時期の1カ月前後を目安に、不動産会社に問い合わせできるのが理想です。その後の申し込みや引越し会社の手配なども、なるべく早めに進めていくようにしましょう。
物件の契約後は新生活に必要なものを用意する

賃貸契約をしたお部屋に引越す前に、室内に据え付けの家具家電があるかどうか事前にチェックしましょう。また、カーテンは初日から必要になるため窓のサイズを測っておくことも必要です。
据え付けの家具家電のチェック
まずチェックするポイントは以下の3つです。
- エアコンの有無
- 照明の有無
- コンロの有無
エアコンや照明がお部屋に付いていない場合は自分で購入することになるため事前に確認しておきましょう。
据え付けのコンロがある場合、タイプにより使えない調理器具があるので、ガスコンロ・電気コンロ・IHクッキングヒーターのどのタイプかもチェックしましょう。
窓サイズのチェック
続いて窓サイズの確認です。カーテンは、入居して夜を迎えた際に「買い忘れてた!」と気づくことの多い忘れがちなアイテムです。
採寸箇所は、カーテンレールの長さとカーテンの丈です。窓の長さでなく「カーテンレール」を基準に測ります。お部屋に窓が複数ある場合は、それぞれのサイズを測っておきましょう。
時間に余裕がなかったり、距離が遠かったりする場合は頻繁にお部屋に行くのは難しいと思いますので、物件を内見する際にある程度、据え付け家具家電のチェック、窓を含めた部屋のサイズを測っておくと安心です。
限られた期間の一人暮らしであれば、家具の購入コストが省ける「家具付き」の物件を検討することも一つの方法です。なかには冷蔵庫など家電も付いている物件もあります。
大学生の一人暮らしに必要な家具・家電は?

一人暮らしをはじめる時に、必要な家具・家電は何があればよいのでしょうか。「これだけは揃えておきたい」アイテムをピックアップしました。
一人暮らしに必要な家具
- ベッド(寝具)
- デスク&チェアもしくはローテーブル&ソファ
- 収納家具
- カーテン
- ラグ・カーペット
長時間座って勉強や作業をする場合には、パソコン用のデスクとチェアがあると体への負担も軽減されます。テレビを置く場合はテレビ台(テレビボード)もあるとよいですね。備え付けの収納だけで足りない場合は収納家具があると便利です。ラグやカーペットは家具配置前に敷くため早めに用意しておきましょう。
一人暮らしに必要な家電
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- 電子ケトル
- 炊飯器
- ドライヤーや髭剃り、電動歯ブラシなど身だしなみ家電
- 掃除機
前途のとおり、お部屋に付いていない場合は以下の家電も必要になってきます。
- エアコン(冷暖房器具)
- 照明
- コンロ
テレビについてはお金もかかりますし、必要かどうかは人それぞれかもしれませんね。
加えて大学生活で必須なパソコン、授業で必要であればプリンターなども揃える必要があります。電化製品が多い場合は電源タップも用意しておくとよいでしょう。
大学生の一人暮らしに必要な日用品は?

続いて、一人暮らしをはじめる時に必要な日用品を紹介していきます。
- トイレットペーパー・ティッシュ類
- ゴミ袋
- バス・トイレ・洗面用品
- 調理器具・食器類
- ハンガー
- タオル類
- 洗剤類
- 物干し竿・洗濯ばさみ
- 掃除グッズ(フローリングワイパーなど)
コンビニや100円均一ショップでも揃えられるものが多くありますが、引越し初日にはトイレットペーパーや簡単な掃除グッズ、ハンガーがあるとよいでしょう。ゴミ袋については自治体の指定収集袋が必要な地域もあるので、引越し先の自治体のごみの出し方について調べておきましょう。
大学生の一人暮らしに必要なものについては、こちらの記事で詳しくまとめていますので併せてご覧ください。
引越し会社に依頼する?実家から何を持っていけばいい?

いよいよ引越しの準備です。まずは実家から新居に持っていくもの、新居で揃えるものを整理しましょう。持っていくものが多いと引越し料金も高くなりますし、かといってすべてをイチから揃えるとなると初期費用がかなりかかってきてしまいます。事前に決めておくとスムーズです。
実家から持っていくアイテム
- 寝具
- 洋服、靴、アクセサリー、バッグ
- 日用品(タオル類)
- 食器や調理器具
趣味の本や漫画、ゲーム類などつい持っていきたくなりますが、一人暮らしのお部屋の収納は十分でないケースが多いので必要最低限にしておきましょう。また、寝具やタオル、食器や調理器具も揃えるとお金がかかるので、生活が落ち着くまではこれまで自分が使っていたもの、実家で使っていないものを持っていくのもよいでしょう。
新居で揃えるアイテム
- 大型家電(洗濯機、冷蔵庫など)
- 大型家具(ベッド、収納家具など)
- 日用品(消耗品)
実家で使っていた家具や家電が玄関や部屋に入らないなんてこともあるため、基本的に大きな家具・家電は新しく購入することをおすすめします。
また、古い家電製品においては東日本と西日本で周波数が異なり使えないケースもありますので確認しましょう。(周波数が、「50/60ヘルツ」と記載されていれば、全国どこでも使用が可能です)。
何をどれだけ実家から持っていくのか決まったら引越し会社に依頼するか、自分たちで運ぶか判断しましょう。
電気・水道・ガスなどのインフラ手続きは?

一人暮らしの新生活を快適にスタートするために忘れてはならないのが、電気や水道、ガスという生活に欠かせないインフラの手続きです。さらに大学の授業登録やオンライン授業の受講、レポート課題をメールで提出するなど、インターネット環境の整備も最近では必須になりました。
電気やガス、水道の手続きをしよう
新居でトイレが使えない、電気が付かなくて困った……ということがないよう、引越しの前に確認をしておきましょう。実家から離れて、初めて一人暮らしをする方が多いと思いますので、使用開始の手続きについて説明していきます。
電気の使用開始手続き
主な手続き方法:電話、インターネット、郵送
申し込み時期:事前に申し込みをしなくても入居時から使用可能(一部例外あり)
作業の立ち会い:不要
電気については、入居した際に分電盤のブレーカーを自身で操作すれば利用できるようになります。
事前に申し込みをしていない場合は、新居の玄関などに備え付けられている「電気使用申込書」に必要事項を記入して投函、もしくはインターネットで使用開始の手続きをすれば完了です。使用開始の手続きは放置せずに、すぐに終わらせるようにしましょう。
従来型の電気メーターであれば上記の手続きで問題ありませんが、新居が「スマートメーター」の場合は注意が必要です。スマートメーターは遠隔で電気利用の開始・停止を操作できるもので、事前に申し込みが完了していないと送電が開始されません。引越し前に貸主または管理会社に確認しておきましょう。
ちなみに電気を一度に使用できる量は、お部屋に設置されているアンペアブレーカーの容量で決まっています。電力会社に依頼することで変更は可能ですが、事前にたくさんの電気を使用する場合には、(もしくは、不安な場合には)貸主または管理会社に相談することを忘れずに。
ガスの使用開始手続き
主な手続き方法:電話、インターネット
申し込み時期:引越しの1~2週間前
作業の立ち会い:必要
作業の立ち会いは、安全点検になります。ガス会社の係員が警報装置の作動確認やガス漏れの有無などの点検をおこないます。ガス開栓には必ず立ち会いが必要になり、特に春の引越しが多いシーズンは混むので、早めに使用開始手続きを済ませ開栓の予約をしておくと安心ですよ。
新居がオール電化物件の場合、ガス開栓の手続きは不要です。
水道の使用開始手続き
主な手続き方法:電話、インターネット、郵送
申し込み時期:事前に申し込みをしなくても入居時から使用可能
作業の立ち会い:不要(一部例外あり)
水道については、電気と同様に自分で開栓します。
作業の立ち会いについては基本的に不要ですが、オートロックのマンションは外部から水道のメーターを確認できず立ち会いが必要になるため、あらかじめ立ち会いの有無について確認しておくと安心です。
事前申し込みをしていない場合は、新居の玄関などに備え付けられている「水道使用開始申込書」に必要事項を記入して投函、もしくはインターネットで使用開始の手続きをすれば完了です。使用開始の手続きは放置せずに、すぐに終わらせるようにしましょう。
インターネット環境はどうする?

インターネット環境については、いくつか種類があるので新居の環境、自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。大きくは、「固定回線を整備する」、「モバイルルーター(データ通信端末)を利用する」、「スマートフォンのテザリングを利用する」ことが挙げられます。
自宅で使うことが多いのか、大学の構内やカフェなど外で使うことが多いのかなど、自分がどのようなスタイルでインターネットを利用するかを考えながら検討しましょう。
モバイルルーターやスマホのテザリングを利用する場合、物件によっては電波が入りにくいこともあるので、部屋のなかで接続が切れたり速度が遅かったりするケースもあります。自宅で使えるかサービスエリアを調べておくと安心です。
インターネット環境の整備については、以下の記事も併せてご覧ください。
まとめ
大学進学にともなう一人暮らしは、まずは入試の時期に合わせて、どれくらいから準備すべきなのか計画していくのがおすすめ。受験方法によって部屋探しのタイミングなども異なるので、入試のスケジュールを整理してみることからはじめましょう。
そして引越しまでの日程を考えつつ、今回見てきたように一人暮らしに向けて用意していくものを確認して、できることから少しずつ手をつけていくと気持ち的にも余裕を持てます。より快適な新生活のためにも、ぜひ本記事も参考に、計画的に一人暮らしの準備を進めていきましょう。
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