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インテリアの種類8選!おしゃれなインテリア事例つきで徹底解説

おしゃれな部屋を作るには、最初に好きなテイストを決めて、インテリアを統一させていくのが基本。せっかく置いている家具や小物に凝っていても、それぞれのスタイルが異なっていると、どこか野暮ったく見えてしまいます。インテリアのテーマがまとまっていれば、それだけでどこか垢抜けた印象になりますし、自分にとっても居心地のいい空間にできますよ。

ちなみにインテリアといっても種類はいくつもあるので、まずはどのようなスタイルがあるのか知っておくことも大切です。そこで本記事では、人気のインテリアパターン8種類をピックアップしてご紹介!実際の事例も写真付きで解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

インテリアのスタイルでお部屋の雰囲気が変わる

例えば「シックで落ち着いたイメージにしたい」「フェミニンでかわいい印象にしたい」など、好みの雰囲気を出すには、そのテイストに合ったインテリアにまとめるのがコツです。おしゃれな部屋を作りたい時には、まずは次のような流れでインテリアを決めていきましょう。

  • STEP 1部屋の雰囲気をイメージする(クール、ガーリー、大人感、カフェ風、シンプル など)
  • STEP 2その雰囲気に適したインテリアの種類を選ぶ
  • STEP 3内装に使いたいカラーを決める
  • STEP 4家具や小物などの各種アイテムをそろえていく

上記にもあるように、取り入れたいインテリアのスタイルを決めたら、その次に重要なのがカラーリングです。インテリアで色数を使い過ぎてしまうと、せっかくテイストがまとまっていても、使用しているカラーによって部屋がごちゃごちゃして見えてしまうケースがあります。そこで壁紙や床材といった部屋全体の基調となるベースカラー、大きめの家具などに使うメインカラー、差し色にするアクセントカラーの3つを決めておくのがおすすめ。インテリアのテーマと色味が統一されていると、より洗練された印象にできます。

人気のインテリアスタイル8選をご紹介

ここからは、人気のインテリアスタイルについて、それぞれの種類ごとに分けてご紹介。各インテリアの基本的なポイントや作り方のコツなど、実際の事例とあわせて解説していきます。

ナチュラルスタイルのインテリア

ナチュラルインテリアとは、その名前のとおり、明るい自然感とぬくもりのある雰囲気をテーマにしたインテリアです。例えば家具ならウッド調、ソファやラグなどの布類はオーガニック品というように、全体として自然素材を使っていくのがポイント。カラーリングも、ライトブラウン・ベージュ・ホワイト・ライトグレーといった、明るめの淡い色合いを使っていくのが基本です。あまり派手な装飾はせず、やわらかい印象のあるシンプルなインテリアにまとめていくと、ナチュラル感も出しやすくなります。

ナチュラルスタイルのインテリア事例

【一人暮らしインテリア×1K】程よい生活感が心地良いナチュラルROOM

こちらは、フローリングにも使われているライトブラウンやホワイトをベースにした、個性的でポップな印象も強いナチュラルインテリアです。キャンプ椅子や登山用品ブランドの小物なども取り入れることで、どこかアウトドアっぽい自然感があるのも特徴。さらに所々に置かれた観葉植物も、ナチュラルなスタイリングにつながっています。

モダンスタイルのインテリア

モダンインテリアとは、現代的かつ都会派な雰囲気をテーマにしたインテリアです。特に前述のナチュラルインテリアとは対照的で、使っていく素材もガラス・アイアン・ステンレスなど、無機質なものにまとめていきます。カラーリングも黒か白をベースとした、無彩色を中心に使用するのがポイント。
落ち着いた色味や外観のアイテムをメインに取り入れることで、クールなスタイリッシュ感が生まれます。このようにダークトーンに統一していくのが基本ですが、アクセントとして赤や黄などの原色や、カラフルなアイテムをあえて加えるのもテクニックのひとつです。

モダンスタイルのインテリア事例

シックモダンな大人の安らぎスペース

こちらは、モノトーンとグレーにまとめた、まさに王道のモダンインテリアです。リラックススペースとなるテーブルやソファもダークトーンに統一し、おしゃれなサロンのような雰囲気もあるのが特徴。またウッド調の天板・黄色ベースのファブリック・観葉植物なども取り入れることで、ちょっとした抜け感になっているのも素敵ですね。

北欧スタイルのインテリア

北欧インテリアとは、ヨーロッパ北部の住宅でよく見られるスタイルから発祥したインテリアです。北欧は白夜が発生することからもわかるように、特に冬場は日照時間が短く、室内で過ごす時間が長い土地でもあります。こうした背景から、北欧では明るく温かみのあるインテリアでそろえることが多く、ほっこりとしたイメージになりやすくて日本でも人気です。

先ほどのナチュラルテイストに似た部分もあり、例えば家具なら、木目の強い淡色系の無垢材がよく使われます。一方で北欧インテリアでは、シンプル感よりもポップ感が重視されやすく、カラフルな柄物のアイテムが多用されるのも特徴です。

北欧スタイルのインテリア事例

カラフルなアイテムに囲まれた、北欧スタイル

こちらの部屋では、淡いナチュラルカラーをベースに、カラフルな家具や小物で北欧テイストをうまく演出しています。数多くの観葉植物によるグリーンやウッド調のテーブルで温かみを出しつつ、ビビッドで個性的なオブジェを使って、ポップにまとめているのがおしゃれなポイントです。

インダストリアルスタイルのインテリア

インダストリアルインテリアとは、工場や倉庫のような雰囲気を取り入れた、シックでかっこいいイメージにできるインテリアです。インダストリアルには工業的といった意味合いがあり、あえて錆びっぽさやむき出し感を出すのがポイント。例えば壁はコンクリート打ちっぱなし、天井のダクトはそのまま見せるなど、どこか武骨に見せる特徴があります。使う家具なども、スチール・アイアン・ステンレスなどの金属系をメインにして、全体を重みのあるダークトーンにまとめるのがコツ。モダンインテリアにも似ていますが、もう少し荒っぽい印象になるのがインダストリアルインテリアです。

インダストリアルスタイルのインテリア事例

武骨さがアクセントのインダストリアルな趣味空間

こちらは、大きめのスチールラックや窓のブラインドなどから、インダストリアル感をうまく醸し出した部屋です。ソファ・チェスト・テーブルにブラウンを取り入れ、さらに観葉植物も複数使うことで、全体のイメージが重くなりすぎない印象になっています。自宅ながらもオフィスのようなスタイリッシュ感があるのも、おしゃれなポイントです。

ヴィンテージスタイルのインテリア

ヴィンテージインテリアとは、価値の高い年代物の味わいがある家具やアイテムなどを取り入れたインテリアです。ヴィンテージとは単純な中古品ではなく、何年も経過することで独特の風合いや質感が生まれたものを指します。例えばスモーキーな色合いや素材感が味わいやすい塗装など、全体的にくすんだようなイメージにするのが特徴。革・木材・レンガ・アイアンなどを中心に取り入れて、落ち着いたダークトーンにまとめていくと、古きよきヴィンテージ感が演出できます。

ヴィンテージスタイルのインテリア事例

ヴィンテージ家具とグリーンでできたシンプル大人空間

こちらの部屋は、木目が見えやすいウッド家具をベースにした、どこか温かみがありながらもシックなイメージになっているヴィンテージインテリアです。シャビーな風合いも感じる壁の雰囲気をうまく活用しつつ、古材のような木の装飾を各所に散りばめることで、ヴィンテージ感を演出しています。

アンティークスタイルのインテリア

アンティークインテリアとは、古い骨董品や美術品をイメージさせる、古代西洋風の雰囲気をテーマにしたインテリアです。先ほどのヴィンテージよりも古い時代を想起させるようなテイストで、例えば家具なら彫刻の装飾や猫脚など、クラシカルなスタイルを多用する特徴もあります。またヴィンテージインテリアと似たように、全体的にダークトーンでまとめるのもコツ。明るい淡色よりも重厚感が出やすく、アンティークならではの上品さが生まれやすくなります。

アンティークスタイルのインテリア事例

アンティークの風合いが漂うクラシカルスペース

こちらは、重厚感のあるカーペットや木材の家具を使って、うまくアンティーク感を出している部屋です。古きよき時代を感じる、大きなロッキングチェアも深い味わいを出しており、どこか英国風の雰囲気になっているのも特徴。落ち着いたトーンにまとめつつ、観葉植物を集めたグリーンスペースを取り入れ、ダークな印象になりすぎていないのもポイントです。

韓国スタイルのインテリア

韓国インテリアとは、淡くやわらかい印象にまとめた、韓国のおしゃれなカフェ風のインテリアです。ガーリーでやさしい印象になりやすいことから、特に女性からの人気を集めています。ナチュラルインテリアとも少し似た部分があり、全体的に自然なぬくもりのあるシンプルなイメージにまとめるのが基本。またカラーリングもホワイトをベースに、アイボリーやベージュなどの淡色に統一します。

例えばアクセントを加えるにしても、ピンクや薄いブルーといったパステルカラーを使うのがベターです。その他にも、ウッド調の家具やドライフラワーなどのナチュラル感を取り入れていくと、より韓国インテリアっぽさが出ます。

韓国スタイルのインテリア事例

韓国のトレンドを取り入れた塩系ROOM

こちらは、小物からファブリックまでホワイトで統一した、韓国インテリアらしい上品さが演出されている部屋です。テーブルやテレビ台などの家具も、ナチュラル感のあるウッド調でそろえ、ナチュラルかつやさしい印象になっているのが特徴。シンプルながらもフェミニンにまとまっているのがおしゃれなポイントです。

グレースタイルのインテリア

グレーインテリアとは、グレーの無彩色を使ってスタイリッシュにまとめていくインテリアです。基本的に家具・小物・布製品など、グレーの濃淡によってイメージを作っていきます。例えば淡いライトグレーならナチュラルに、深いダークグレーならシックで大人風など。また、黒や白を取り入れることでアクセントにするのもグレーインテリアのコツです。グレーのカラーリングで統一するだけで洗練されたおしゃれな印象にできるため、インテリア初心者にもおすすめできます。

グレースタイルのインテリア事例

モノトーンでまとめたシンプル大人部屋

こちらはライトグレーとホワイトをベースにした、きちんと明るさもあるシンプルなグレーインテリアの部屋です。黒枠の窓がいいアクセントになっており、淡いカラーリングながらも引き締まった印象になっているのがポイント。デスクや椅子にアイアンを取り入れることで、ナチュラルになり過ぎず、よりスマートなイメージになっています。

賃貸で好みのインテリアを楽しむコツ

自分の家として購入した場合には、例えば床材や壁紙を変えるなど、自由にリフォームをしてインテリアを楽しめます。一方で賃貸の場合は、退去時の原状回復義務があり、「自分の好きにアレンジするのは難しそう……」と思っている方もいるかもしれません。

もちろん内装工事をするといった、大きく物件の内部を変更するのはなかなかできませんが、ちょっとした工夫で部屋の雰囲気を変えることは可能。最近では手軽なDIYグッズも数多く出ているので、こうしたアイテムを活用すれば、おしゃれな部屋作りができます。そこで以下から、賃貸物件でインテリアを楽しむためのコツをご紹介します。

リメイクシートを活用する

例えばキッチンの壁紙など、貼って剥がせるタイプのリメイクシートが何種類も市販されています。レンガ調やコンクリート風といった、デザイン性の高いリメイクシートがいくつもあるので、部屋の一部に取り入れるだけでも雰囲気をガラリと変えることが可能です。ただしメーカーごとに糊の強度は異なるため、商品によっては貼った跡が残ってしまう場合も。なかなかうまく剥がせないこともあるので、買う前に口コミなどできちんと確認し、部屋の目立たない部分で何日か貼って試してみましょう。

クッションフロアを敷く

通常の床の上から敷いてデザインを変えられる、クッションフロアを活用してみるのもひとつのアレンジ方法です。わざわざ床材を張り替えなくても、カラーや模様など、手軽に部屋のイメージを変えられます。またクッションフロアは、例えばマスキングテープと両面テープを使って貼り付けたり、接地面が吸着素材になっていたり、商品によって使用方法はさまざま。どれが使いやすそうなのか、きちんと検討してみるのも大切です。

2×4(ツーバイフォー)材でラックをつくる

2×4材を使って、壁に沿わせるような形のラックを作れば、ちょっとした小物や観葉植物などが置ける飾り棚を手軽に設置できます。壁に穴を開けたり傷付けたりしなくても、おしゃれなウォールラックが作れるので、見せる収納によって部屋の雰囲気をアレンジすることも可能ですよ。

穴が目立たないピンやフックを使用する

写真・絵画・時計など、壁かけのアイテムを取り入れたい場合には、穴が目立たないピンやフックを使うのもひとつの方法です。刺した部分をこすると、穴が隠れる仕組みになっているものが多いですが、こちらも商品ごとに差があるので要注意。目立たない壁や使わない布などで一度試してから、本格的に使ってみるとベターです。

まとめ

いかがでしたか?
ここまでに見てきたように、インテリアのテイストにはさまざまな種類があり、どれか1つに決めてまとめていくとおしゃれな部屋作りができます。またスタイルごとに醸し出せる雰囲気は大きく異なるので、まずは自分がどのような部屋なら居心地がいいのか、イメージすることからスタートしましょう。

さらに最近では、便利なDIYグッズも数多く出回っており、賃貸物件でも手軽に好みのインテリアに工夫することが可能です。ぜひ本記事も参考に、自分らしい素敵なアレンジをしてみてくださいね。

執筆者

たけなつ

2019年よりフリーで活動しているWebライター。
広告会社でのコピーライターを経て、現在は幅広いジャンルのコラム記事などを執筆。 愛知・東京・北海道と各地を渡り歩き、19歳からの10年で7回引っ越しを繰り返す好奇心旺盛人。

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