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人気の韓国インテリアで一人暮らし!特徴や部屋づくりのポイント、実例も紹介

シンプルで飽きもこなく、さりげなくおしゃれな韓国インテリア
近年、SNSなどで人気の韓国インテリア。Instagramのハッシュタグ数を見てみると、実際に何十万件もの投稿がされているほど、特に若い女性を中心に話題を集めています。最近では、韓国インテリア専門のショップや雑貨店も数多く登場。「おしゃれでかわいい部屋にしたい!」とお考えであれば、韓国インテリアはぜひ注目しておきたいトレンドです!

そこで今回は、韓国インテリアを上手に取り入れて、より魅力的なお部屋にするためのコツをご紹介していきます。

韓国インテリアとは?

韓国インテリアとは、韓国のおしゃれなカフェを思わせる家具・照明・小物などを指します。人気の韓国ドラマに登場する部屋でも、韓国インテリアをうまく取り入れた、シンプルながらもかわいいデザインが多く見られました。例えば「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」「社内お見合い」「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」など、ヒロインが住んでいるお部屋はどれもおしゃれで可愛いと話題になり、SNSやメディアでもよく取り上げられています。

ちなみに韓国インテリアは、全体的にナチュラルテイストのやさしい印象にまとめられているのが一般的。色味も、淡色の落ち着いたカラーで統一されます。

韓国インテリアの特徴

やさしくてやわらかい心地のよい雰囲気が魅力的な韓国インテリア

では具体的に、どのような要素があると韓国インテリアのイメージになるのか、いくつか特徴をピックアップして解説していきます。

ふんわり・やわらかい

先ほども出てきたように、韓国インテリアのベースはナチュラルテイストです。基本的には淡いカラーのみを使うので、全体としてふんわりと品のある印象になります。またラグやクッションなどの布製品が使われることも多く、やわらかめの素材で統一するのもポイントです。すっきりまとまりつつも、オーガニックなイメージに仕上がっているのが韓国インテリアの特徴でもあります。

かわいい

韓国インテリアでは、家具や小物をはじめ、あまり角張ったものは使われないのも特徴です。例えば鏡・照明・テーブルなど、どちらかというと丸みのあるデザインを中心に取り入れるケースが多く見られます。ガーリーなアイテムでそろえるのが一般的なので、やさしげな印象ながらも、かわいらしい仕上がりになりやすいのが韓国インテリアの魅力ですよ。

シンプル

日本と同じように、最近では韓国でもミニマリストが流行っていて、韓国インテリアでもシンプルな仕上がりにしているケースが多く見られます。色合いも淡色にまとめるので、あまりごちゃごちゃして見えないのが韓国インテリアのよさでもあります。あまり細々とものを置き過ぎず、キレイに収納された、いい意味で生活感のないイメージも韓国インテリアの特徴の1つです。

取り入れやすい

韓国インテリアなら、家具や小物などを少し工夫するだけで雰囲気が出しやすく、わりと手軽にコーディネートしやすいのも魅力でしょう。例えば模様替えする場合であれば、ソファやテーブルに韓国インテリア風のカバーをするだけでも、印象は大きく変わります。また新しく住む物件を探す場合には、白やナチュラルカラーのフローリングになっている物件を選べば、簡単に韓国インテリアのベースをつくることが可能。こうした取り入れやすさも、韓国インテリアのよさといえます。

一人暮らしで韓国インテリアをつくる4つのポイント

大人系インテリアを目指すなら、グレー系のペールトーンがおすすめです「ハッテミー・TERT-03 / アクセントベージュ」(出典:壁紙屋本舗)

それではここまでに出てきた特徴を踏まえて、一人暮らしの部屋を韓国インテリア風にするために、押さえておきたいポイントをご紹介します。次のように工夫していくと、おしゃれな韓国インテリアにぐっと近付きますよ。

家具の素材は木やラタン

今までにも紹介してきたように、韓国インテリアの基本はナチュラルなので、家具の素材も自然っぽい種類でそろえるのがベター。例えば収納棚なら、メタルラックよりも木目調のチェストにすると、韓国インテリアの雰囲気が出ます。木の素材も、淡くやわらかい色味のパイン・ヒノキ・ブナなどがおすすめです。また網目調のラタンでもオーガニックな印象になりやすく、チェアや小物入れといった家具で取り入れるとかわいく仕上がりますよ。

ファブリックの素材はリネンやコットン

カーテン・テーブルクロス・クッションといった、布製品を総称してファブリックといいます。韓国インテリアではファブリックがよく使われますが、これらの素材も、リネンやコットンなどのナチュラルテイストにするのがおすすめ。オーガニック製品を取り入れると、ふんわりやわらかいイメージにできるので、韓国インテリアとの相性はバツグンですよ。

配色は白やベージュなどのペールトーン

前述したように、韓国インテリアでは、濃い色や原色はほとんど使われません。韓国インテリアでは通常、白・ベージュ・グレー・アイボリーといった、ペールトーンと呼ばれる色味を使用。仮にアクセントを付けるにしても、水色や桜色のような、パステルカラーにすると統一感が出て韓国インテリア風にできます。

ちなみに韓国インテリアに限らず、すっきりおしゃれな部屋にしたい時には、3色までにまとめるのが基本。“ペールトーン×3色”と覚えておくと、垢抜けた印象になりますよ。

ドライフラワーやグリーンを添える

韓国インテリアのベースになっている今時の韓国カフェでも、店内の装飾としてドライフラワーや観葉植物がよく取り入れられます。特にドライフラワーならペールトーンにまとまりやすいので、韓国インテリアに使用しやすいですよ。また観葉植物なら、白っぽいパステル調に見える、多肉植物のクラッスラがおすすめ。ぷくっと丸みのある見た目もかわいいので、韓国インテリアの雰囲気にもぴったりです。

一人暮らしで韓国インテリアを取り入れるコツ

購入したマイホームなら家の内装は自由に変えられるので、好みの壁紙を貼るなど、自分らしいインテリアが楽しめますよね。ただ賃貸物件だと、部屋を出る際の原状回復義務があるため、「好きにアレンジするのは難しそう……」と感じている方も多いのではないでしょうか?
ですが韓国インテリアは、わりと取り入れやすいテイストなので、例えば床材を取り替えるといったリフォームまでしなくても簡単に工夫できます。そこで特に賃貸物件で韓国インテリアにしたい場合に、おすすめの方法も見ていきましょう。

ウォールステッカーやタペストリーを活用する

色を抑えすぎて殺風景になったときは、ウォールステッカーで壁をデコレーション「アブストラクト・ ニュアンス MC23-HMAB-NU」(壁紙屋本舗)

やはり壁紙は部屋を大きく印象付けるものなので、例えばナチュラル調のタペストリーなどで
装飾して、韓国インテリア風にしている例も多く見られます。またウォールステッカーやリメイクシートといった、簡易的に壁紙アレンジができるアイテムを利用するのも1つの方法です。きちんと剥がせるタイプを使えば、退去時の後始末も簡単なのでおすすめ。ただしメーカーによっては、剥がした時に糊が残ってしまう種類もあるため注意しておきましょう。事前に商品の口コミなどもチェックしたうえで、検討してみてくださいね。

クッションフロアを敷く

床の色が濃い色味の場合、白やアイボリーの木目調のクッションフロアを使用しましょう「エルム SCF-9533」(出典:壁紙屋本舗)

例えばフローリングがダークブラウンなどの濃い色味の場合には、シート状になっている床材のクッションフロアを敷いて、韓国インテリア風にアレンジする方法があります。部屋に合わせてハサミやカッターでカットし、床の上にそのまま貼り付けていくだけなので、DIYアイテムとしても人気です。手軽にペールトーンを基調にした部屋に変身できますよ。

ワイヤーネットでラックをつくる

簡単に壁かけ収納ができるワイヤーネットを使えば、小物を飾りたい時にも便利です。あえて見せる収納にしておけば、クローゼットが狭かったり棚を置くスペースがなかったりする場合にも重宝します。室内の装飾としてはもちろん、片付けたいものを床に置きっぱなしにすることも防げるので、すっきりと垢抜けた韓国インテリアを保ちやすくなります。

穴が目立たないピンやフックを使用する

最近では通常の画鋲ではなく、インテリア用の押しピンやフックも出てきています。針が細くなっているなど、壁に直接刺しても穴が見えにくい加工がされていて、賃貸物件にはおすすめ。こうした原状回復がしやすいピンやフックを活用すれば、小物類やオブジェなどの壁かけも簡単にできます。またこれらのアイテムは、針を引き抜いた部分を手でこすると、穴が見えなくなる仕組みになっている場合が多いですが、メーカーによって良し悪しは変わるもの。あらかじめ商品詳細は十分に確認しましょう。

韓国インテリアで失敗しないためのコツ

では実際に韓国インテリアにアレンジする場合に、失敗しないためのポイントを解説していきます。次の点に気を付けておかないと、いざ完成してみると、思うような韓国インテリアになっていない可能性もあるので要注意です。

背の低い家具を使う

韓国には座式文化が根付いており、古くからの家屋でも、床に座る家具がよく使われます。そのため韓国インテリアでも、背の低い座卓や座椅子などを取り入れるのが一般的です。反対に脚の長いテーブルなど、背の高い家具は北欧系インテリアの特徴でもあります。家具の背丈だけでも、ガラッと部屋の印象が変わりやすいので注意しましょう。

照明をやわらかい色にする

特に間接照明は、ぼんやり明るくなる白熱ランプのほうが韓国インテリアの雰囲気に合います。また部屋全体の照明には一般的に蛍光灯が使われますが、できれば赤や黄味がかっているほうが、やわらかい印象をつくりやすくておすすめです。韓国インテリアならではの落ち着いたムードをかもし出せますよ。

ナチュラルになりすぎない

韓国インテリアのベースはナチュラルですが、やはりカフェっぽいおしゃれさを出すには、垢抜け感も大切です。ガーリーなテイストや上品さも意識して部屋をつくっていくと、より韓国インテリアっぽさが出せますよ。あまりナチュラル過ぎると、韓国的なかわいさがうまく見えてこなくなってしまうので気を付けておきましょう。

韓国インテリアの一人暮らし事例を紹介!

おしゃれでこだわりのある部屋作りを紹介する『こだわり部屋FILE』から、「韓国インテリア」の実例を紹介いたします。実際のお部屋づくりの参考にしてみてくださいね。

白と黄色で作る憧れのオルチャン部屋

むさんのお部屋「白と黄色で作る憧れのオルチャン部屋

こちらの部屋ではペールトーンのホワイトを基調に、ベージュとパステルイエローでアクセントを付けた、ガーリー感たっぷりの韓国インテリアになっています。ベッドも韓国の伝統的な生活スタイルに沿った、低めの座式になっているのもチェックポイント。また壁際には、こだわりのかわいい雑貨類が飾られていて、おしゃれな遊び心にもあふれています。

オフホワイトでまとめた韓国女子風アトリエルーム

KOTONOさんのお部屋「オフホワイトでまとめた韓国女子風アトリエルーム

こちらの部屋は、やわらかい雰囲気ながらも、少しシックな印象のある韓国インテリアになっています。ふんわりとしたベースカラーのオフホワイトのなかに、アクセントのグレーが入ることで、すっきり引き締まったイメージになっている好例です。座式の家具やファブリックを多めに取り入れつつも、荷物自体は少なく、シンプルにまとまっています。

天窓からの光に包まれる、ぬくもりのある暮らし

hiromiさんのお部屋「天窓からの光に包まれる、ぬくもりのある暮らし

こちらの部屋では、濃い目のベージュをアクセントにしつつ、ホワイトカラーとのバランス感で韓国インテリアの雰囲気をうまくつくり出しています。統一感のあるホワイトと寒色系のクッションで、すっきりスマートな印象にしながらも、所々にナチュラルテイストを取り入れることで韓国インテリアに成功している例です。

ナチュラル×フェミニンなデザイナーズワンルーム

RUNAさんのお部屋「ナチュラル×フェミニンなデザイナーズワンルーム

こちらの部屋では、アクセントカラーのパステルピンクが印象的な韓国インテリアになっています。フローリングやカーテンなどのベースは、全体的にナチュラルなテイストで統一。そこにガーリーなデザインのソファを置くことでちょうどいいコントラストになり、ぐっとおしゃれなイメージになっている例です。

韓国アイテム×白で作るフレンチシャビー部屋

shioriさんのお部屋「韓国アイテム×白で作るフレンチシャビー部屋

こちらの部屋では、レトロ感のあるフレンチ家具と、韓国インテリアをうまく混ぜ合わせたデザインにしています。ドライフラワー、ナチュラル系のファブリック、背の低い家具など、韓国インテリアの要素はしっかりとカバー。さらに猫足といったアンティーク調のアイテムを取り入れて、上品なイメージに仕上げています。

韓国のトレンドを取り入れた塩系ROOM

こちらの部屋では、ホワイト系統のカラーに統一した、上品かつトレンド感たっぷりの韓国インテリアになっています。低めのベッド、ラグ、間接照明、テーブルクロスなど、まさしく韓国インテリアのポイントをしっかりと押さえています。シンプルで開放感のあるデザインに成功しています。

まとめ

いかがでしたか?
ファッション・メイク・音楽など、さまざまな韓国カルチャーが人気を集めている昨今。韓国好きな方にとっては、自分の部屋でもその雰囲気を楽しめたら最高ですよね。ちなみに韓国インテリアは、ブルックリンやインダストリアルといったシック系のデザインよりも取り入れやすく、自由にアレンジが利きやすいテイストでもあります。小物や雑貨であれば、プチプラ系のバラエティショップでもそろえやすく、ちょっとした工夫もしやすいのでおすすめです。
ぜひ本記事を参考に、韓国インテリア調のおしゃれな部屋にしてみてくださいね。

取材協力:壁紙屋本舗

執筆者

たけなつ

2019年よりフリーで活動しているWebライター。
広告会社でのコピーライターを経て、現在は幅広いジャンルのコラム記事などを執筆。
愛知・東京・北海道と各地を渡り歩き、19歳からの10年で7回引越しを繰り返す好奇心旺盛人。

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