お菓子の家
お菓子?
そう。
あの、お菓子、よ、ね。
なんだい、お菓子、知らない、のー。
バカに、しないで、よ!
だって、あの、お菓子、よ、ね、つて。
唐突、だから、よ。
なにが、唐突、さ。
家、の話、でしょ。
だから、お菓子の、家。
なんで、住む話、お菓子の家、なのよ。
だって、食べてない、だろ。
なによ、今度は。
お腹、すいている、し。
朝、食べてない、だけでしょ。
そう、だけど・・・。
二日酔い、だから、食べない、って。
そう、だった。
呆れる、わ、ねー。
えっ! 呆れる、僕のこと、を。
好ましくないこと、かい。
意外なこと、かい。
はなはだしさに、驚いた、の、かい。
どうしてよいか、分からなく、・・・。
な、な、によー、急に、並べ立て、てー。
ギーギー、ギーギー。
ギーギー、うるさいわ、ねー!
えっ?
ロッキングチエアー、よ。
これ?
気にならない、の。
全然。
床板、変なの、よ。
それが、アンティーク。
アンティーク。
そう、アンティーク。
なによ、アンティーク、って。
勿論、家、が、だろう、さ。
この、家!?
そう、アンティーク、だろ、この家。
もしかして、この、家のこと、を、アンティークって、思い込んでいる わけ。
なんだ、よ。
なにも、かにも、ない、でしょ。
な、な、だよ。
ボロ屋! ただのね。
ボロ屋。
そう、ボロ屋。
この、アンティーク、の、家、がー。
ボロ屋は、ボロ屋、よ。
君は、アンティーク、好き、だって。
だから、何、よ。
家ごと、アンティーク、だろ。
呆れた、わ。
あっ、また、呆れた、って、言った。
好ましくないこと、かい。
意外なこと、かい。
はなはだしさに、・・・。
またー、並べ立て、て。
呆れる、って、意味、さ。
呆れた、わ。
ほらほら、また・・。
ギーギー、ギーギー。
ギーギー、うるさいわ、ねー!
えっ?
ロッキングチエアー、よ。
これ?
気にならない、の。
全然。
床板、変なの、よ。
それが、アンティーク・・・。
あれ!
これ、ちょっと前の。
会話の。
シーン、だよ。
えーっ!
それに、気付く、男と女。
その、瞬間。
少年と、少女の、姿、に。
なぜか、頭の中身は、そのままに、だ。
な、な、何なんだ???
何、したのよ。
君こそ、何、したんだ、よ。
えっ! えっ! えー。
どうして、こんな姿に。
あなた、まるで、子供、よ。
君だって、完全に、子供、だろ。
それも、外人、よ。
金髪だ。
全部、外人、よ。
お菓子の家