住みタイム 東京都中野区

東京都中野区の中心にある中野駅は、朝から大忙しです。東京都中野区は東京23区の中でも特に人口密集率が高い、“暮らし”の街。ここで暮らす人たちが、東京都新宿区や千代田区、港区といった都心エリアへ毎日通勤・通学するのですから、その数は相当なもの。夜が明ける前の始発から通勤ラッシュまで休む間もなく人が訪れる様子は、東京都中野区の朝の代表的な風景です。

そんな慌ただしい中野駅周辺ですが、近年の再開発で大きく変わってきました。その中心的な存在が「中野セントラルパーク」。広々とした芝生の「中野四季の森公園」を囲むように、緑あふれるウッドデッキのテラススペース、レストランやカフェなどが集まったさわやかな空間は、街の新しい“顔”。通勤時が過ぎた遅い朝に訪れてみると、ぽかぽか陽気の中でのんびりと過ごす住民の姿が見られます。近くの幼稚園から大勢の子どもたちと保育士さんが散歩にやってくると、朝の風景は一層にぎやかに。青空の下、テラスでおしゃべりしたり、読書にふけっているのは近くの大学の学生たちでしょうか。もうすっかり、中野区民たちにとってなくてはならない場所になっているようです。

駅から少し離れれば、こんな風にスローな朝の時間が流れる場所はたくさんあります。中でも四季折々の多彩な草花が迎えてくれる「哲学堂公園」や、花見の名所としても知られる「新井薬師　梅照院」は、中心地からは想像できないほどのどかな空間。近所の人たちが思い思いの朝の時間を楽しんでいます。お気に入りの朝の場所で思いっきり深呼吸すれば、今日1日の元気がムクムクと湧いてくる。晴れ晴れとした気持ちで毎日を過ごせそうです。