新築マンション・分譲マンション（一年以上の未入居マンション含む）、新築タウンハウス・分譲タウンハウス（一年以上の未入居タウンハウス含む）が公開されています。
住みタイム 東京都文京区
東京都文京区は、夏目漱石、森鴎外、樋口一葉ら、文豪たちが居を構えた“文の京（ふみのみやこ）”という特徴から命名されました。東京都文京区内には、そんな文豪ゆかりの地をはじめ、日本の歴史や伝統工芸を今に伝えるスポットが満載。住み心地のよさと知性があふれる街として、幅広い年齢層に支持されています。
人情味あふれる商店街が残る東京都文京区。小石川後楽園や六義園など、四季折々の景色を楽しめる公園も充実しています。日々の暮らしに安らぎをもたらしてくれる、そんな東京都文京区の1日を見てみましょう。
※掲載している情報は、2021年6月23日時点の情報です。
時を経ても色褪せぬ美しさに
思いを馳せる“知的な朝”
“文の京（ふみのみやこ）”と呼ばれる東京都文京区で1日を過ごすなら、この地が育んできた歴史や知性の一端に触れてみたい。まずは、そんな一日のお供となる一冊を探しに、千駄木にある「往来堂書店」にやってきました。
一見すると普通の本屋さんに見える「往来堂書店」ですが、店内に足を踏み入れると個性的な本棚に出合います。作家別でも出版社別でもない、その本の持つ“意味的なつながり”によって本が並べられた棚、その名も“文脈棚”です。例えば、宇宙の本の隣に仏教の本が、その隣に数学の本が並び、本の持つ意味がめくるめく“本棚の物語”を紡いでいきます。今まで興味のなかった本にも次々と手が伸びる、新しい出合いをもたらしてくれる本屋さんです。
「往来堂書店」で買ったのは、東京都文京区を舞台にした夏目漱石の名作「三四郎」。その文庫本をポケットに入れて、300年以上の歴史を持つ「六義園」へ向かってみましょう。風光明媚な池や峠に彩られ、春にはしだれ桜の名所として賑わうこの庭園の名物は、なんといってもツツジ。江戸時代の園芸ブームの際に植えられたツツジの古品種が、今も鮮やかに花を咲かせています。園内のつつじ茶屋に腰を下ろし、文庫本のページをゆっくりとめくれば、時代を超えて咲き誇るツツジの美しさに魅了されるでしょう。
明治時代を生きた三四郎、江戸時代に造られた「六義園」に触れた後は、さらに時代を遡り、458年に創建された湯島天満宮（湯島天神）へ。ここは“学問の神様”として知られる菅原道真公を祀った神社です。受験シーズンともなれば全国の受験生たちが参拝に訪れ、合格祈願の絵馬に願いをしたためます。もしかしたら、東京大学に進学した三四郎も、この湯島天神にお参りしたかもしれませんね。
10:00
営業時間：10:00～20:00（日・祝日は11:00～）
定休日：年末年始
10:30
開園時間：9:00～17:00（最終入園は、～16:30）
定休日：12月29日～1月1日
11:30
開門時間：6:00～20:00
日本ならではの情緒を
感じる“美しい昼下がり”
気づけばもうお昼時。たまにはちょっぴり贅沢に、「ホテル椿山荘東京」のレストランでランチをいただくことにしましょう。ホテルの園内に一歩足を踏み入れると、広大な敷地に木々が生い茂る、まさに“都会のオアシス”。静寂と寄り添うかのように、水のせせらぎや小鳥のさえずりが聞こえてきます。
豊かな自然に身を浸して心がほぐれてきたら、「料亭 錦水」へ。数寄屋造りの風流な店内でいただけるのは、四季の恵みを大切にした美しいお料理ばかり。窓から庭園を眺めながら舌鼓を打つと、「日本人に生まれて良かったなあ」としみじみ思います。
日本ならではの美食をいただいた後は、“日本ならではの美”を探しに「竹久夢二美術館」へ足を運んでみましょう。都内で唯一、夢二作品を常設しているこの美術館では、常時200～250点の作品を展示、年4回ほど企画展を行っています。
夢二といえば、数々の美人画を残した大正を代表する画家。浮世絵を思わせる鮮やかな色彩で描かれた女性は、和美人の代名詞として語り継がれています。詩歌「宵待草」で「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな」と綴ったように、恋多き人生を送ったロマンチストの夢二。彼の創作の原動力が女性への愛であったことを実感し、色褪せぬ美しさの秘密を垣間見たような気がしました。
12:00
営業時間：11:30～18:00 LO
定休日：無休
14:00
開館時間：10:00～16:30（最終入館は～16:00）
定休日：月・火、展示替え期間中、年末年始
明日への活力を与えてくれる
下町の温もりと“癒しの夜”
日が暮れ始めてきたら、夕飯のおかずを買いに商店街へ出かけてみましょう。向かった先は、言問通り沿いにある根津の商店街。昔ながらの鮮魚店、青果店をはじめ、レストランや用品店などが建ち並んでいます。道すがらせんべい屋さんの香ばしい匂いを嗅ぐと、どこか懐かしい気分に。“谷根千”の名で知られる谷中・根津・千駄木界隈は、こうした下町風情漂う商店街が住人たちに愛されています。
根津から千駄木へ足を延ばして、ちょっと寄り道してみましょう。お目当ては、伝統的なあめ細工を今に伝える「あめ細工 吉原」。うさぎや虎にトイプードルなど、精巧に作られたさまざまなあめ細工が並んでいます。このお店の大きな魅力は、オーダーするとその場であめ細工を作ってくれる実演販売。80℃に熱せられたあめが、華麗な手さばきによって形を成していく様はまさに職人技！ 店先に集まった子どもたちが歓声をあげ、大人たちまで童心に返って目を輝かせていました。
「今日は少し歩き疲れたなあ」。そう感じたら、迷わず「スパ ラクーア」へ。スパゾーンにある天然温泉にゆっくりと浸かり、1日の疲れをとりましょう。ボディケアや酸素カプセルなどの施設も充実していて、身も心も軽やかにしてくれます。もちろん、締めはくつろぎのスペースでお風呂上がりのビール。眼下には「ラクーア」内のライトアップされた観覧車など、華やかな夜景が広がります。飲み干したグラスを置いて、「よし、明日もがんばろう」。東京都文京区は、そんな癒しと活力を与えてくれる街です。
18:00
18:30
営業時間：13:00～18:00（土・日・祝日10:00～18:00）（実演販売は～17:00）
定休日：火（祝日の場合は営業）
19:00
営業時間：10:00～20:00（スパ）
定休日：土・日・祝日、春季4月1日～2日、秋季11月18日～19日
東京都文京区の暮らし情報
- 交通
- 東京都文京区内には、東京メトロ丸ノ内線・南北線・有楽町線・千代田線、都営三田線・大江戸線の駅があります。東京都文京区を囲むように巣鴨駅・駒込駅・秋葉原駅などのJR山手線が走っていて、中心部へのアクセスが快適です。
- 買い物・散歩
- 下町情緒の残る商店街や落ち着いたカフェが集まる「谷根千」は、度々メディアに取り上げられる人気エリア。大型施設では、東京ドームシティアトラクションズやラクーアのある東京ドームシティが有名です。
- 医療・健康
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院など、信頼性の高い総合病院が数多くあります。また、文京区地域医療連携推進協議会を組織し、かかりつけ医・歯科医・薬局の定着、高齢者の円滑な入退院などを促進しています。
- 子育て・教育
- 「文京区子育てフェスティバル」を開催し、保育サービス施設・幼稚園の紹介、親同士の交流促進などを実施。私立の中学校・高等学校の数、および大学の進学率も東京都内トップクラスです。
- コミュニティ
- 東京都文京区や地域住民・ボランティア・NPO・企業・大学が連携した「地域連携ステーションフミコム」では、地域の活性化や地域課題の解決のために、住民同士の交流会や各種講座を開催中。また、イベントやグッズ制作などで地域ブランドを創出する試みも行っており、地域の活性化に期待が高まっています。
- イベント・行事
- 2月上旬～3月上旬の梅まつり（湯島天満宮境内）から、文京さくらまつり（播磨坂さくら並木）、文京つつじまつり（根津神社境内）、文京あじさいまつり（白山神社境内）、11月の文京菊まつり（湯島天満宮境内）まで、文京花の五大まつりが有名です。
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