Column #40

タワーマンションの屋上に設置されているヘリポートの役割

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タワーマンションの屋上にあるヘリポートはどのような目的で設置されているのでしょうか。ここではタワーマンションの屋上のヘリポートの設置目的や設置義務について説明します。

タワーマンションのヘリポートの設置目的

タワーマンションなどの高層建築物のヘリポートの設置には、火災時の救援活動や消防活動を円滑に行うための目的などがあります。

タワーマンションの火災時は、はしご車による救助は高さに限界があり、ヘリポートを設置しておくことで上空からヘリコプターによる救助活動を行うことができます。

タワーマンションに設置されるヘリポートは、原則的に緊急時以外に利用されることはなく、屋上に近い最上階居住の場合であっても、常時ヘリコプターの騒音に悩まされる心配はないでしょう。

タワーマンションのヘリポート設置義務について

タワーマンションのヘリポートについては消防庁の「緊急離着場等設置指導基準」で設置基準が規定されています。消防庁は各自治体に対して高さ100メートルを超える高層ビルに関しては緊急離着陸場の推進指導を促しています。高さ31メートル超100メートル未満の場合は、緊急離着陸場または緊急救助用スペースを設置するよう基準が設けられています。

ただし、高さ100メートルを超える高層建築物であっても、屋上の広さや設備上の理由から緊急離着陸場の設置ができない場合、緊急救助用スペースを設置するよう推進されています。そのため高さ100メートルを超えるタワーマンションであっても、緊急離着陸場が必ず設置されているというわけではありません。

緊急離着陸場と緊急救助用スペースの違い

緊急離着陸場と緊急救助用スペースの大きな違いは、ヘリコプターの離着陸が可能かどうかという点です。

緊急離着陸場の設置には、離着陸が可能な床面強度など、一定の条件を満たす必要があります。一方、緊急救助用スペースは、上空にとどまるホバリングにより災害活動を行えるよう設けられるもので、障害物がないなどの設置条件があります。

緊急離着陸場か緊急救助用スペースかを見分けるには、屋上の床面に大きく表記されている「H」または「R」の文字を確認するとよいでしょう。「H」は「Heliport」の頭文字で、緊急離着陸場を示します。「R」は「Rescue」の頭文字をとったもので、緊急救助用スペースをあらわしています。

まとめ

タワーマンションはその高さに対処できる安全対策が重視されます。緊急離着陸場や緊急救助用スペースの設置は、タワーマンションの防災機能を向上させるための設備となっています。

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