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タワーマンションの方角選びのポイント!住戸の向きはどこがよい?

今回は首都圏のタワーマンションにお住まいの方を対象に「住戸の向いている方角」についてアンケート調査を行いました。タワーマンションの人気の方角に加えて、それぞれの方角のメリットについて説明します。
「住戸の向いている方角」についてのアンケート調査
住戸の向いている方向
購入したタワーマンションの「向いている方角」についてアンケート調査を行ったところ、もっとも購入者が多いのは「南向き」で、方角の選び方は一般的な住戸と同様の傾向がみられました。それぞれの回答結果を詳しく見ていきましょう。
・南向きを購入された方は46.8%
タワーマンションの「南向き」は一般住宅と同じように人気が高く、今回のアンケートでは46.8%と半数に近い方が南向きの住戸を購入されていました。
ただし、日当たりが良く冬場の暖房使用も抑えられるメリットがある反面、高層階では夏の暑さが強いと感じることもあるようです。
・2番人気は東向きの住戸で24.7%
一般的な住戸でも南向きの次に人気なのが東向きですが、タワーマンションにお住まいの方からも2番目に人気が高いという結果となりました。東向きのタワーマンションの住戸は朝日が部屋の中にしっかり差し込みます。
・西向き住戸は東向きと接戦の第3位
東向きと僅差で、21.1%の方が購入しているのが「西向き」でした。タワーマンションの場合は、周りに日を遮るものが少ないため、西向きであっても日中から日が入りやすくなります。
・北向きは7.1%と少数派ながらも今注目の方角?!
北向きの住戸を選ばれた方は7.1%と少なめの結果となりました。しかし、南向きの住戸の夏の暑さを経験した方から「タワーマンションでは北向きであっても日が入るから、南向きよりもおすすめできる」といった声が聞かれるようになり、今、北向きの住戸も注目を集め始めています。
タワーマンションの方角ごとのメリット
タワーマンションの住戸が向いている方角によって、それぞれ異なるメリットがあります。
・南向きのメリット
南向きの物件のメリットは、日当たりの良さにあります。なかでも高層階は日当たりが良いため、冬場も比較的暖かく過ごすことができます。
・東向きのメリット
東向きの物件の場合、午前中の日照に優れるというメリットがあります。また「初日の出」を自宅から拝めるということに喜びを感じる方もいらっしゃるようです。ちなみに東向きは南向きとほぼ同等の明るさが得られるという調査結果もあります。
・西向きのメリット
東向きとは対照的に、朝日の代わりに美しい夕焼けの景色を堪能できることがメリットとして挙げられます。タワーマンションの場合は西向きでも日中の採光は確保しやすくなっています。
・北向きのメリット
南向きでは太陽との位置関係で景色が逆光となるのに対し、北向きでは順光となるため「日中の眺望を堪能できる」ともいわれています。北向き物件では強い日差しが入りにくいため夏も比較的涼しく過ごせる傾向があります。
タワーマンションの方角を選ぶときのポイント
タワーマンションの方角を選ぶ際には、一般的な低層住宅の場合とは異なる観点を持っておく必要があります。
一般的に日当たりに関して不利になりやすい北向きですが、タワーマンションの場合は高層階であれば北向きでも十分な採光を得られることもあり、デメリットにならないことがあります。
また、一般的に日当たりの良さがメリットになる南向きですが、タワーマンションの高層階では、夏の日差しが強く対策が必要になることもあります。このように、タワーマンションの住みやすさを決める方角は条件によって事情が異なってきます。
まとめ
アンケート調査では、タワーマンションにおいても人気のある方角は南向きという結果でした。タワーマンションの場合、方角によるメリットが一般的な住戸とは異なっていることもあります。実際の物件に足を運んでみるなど、さまざまな方角の部屋を見てみるのもよいでしょう。
(今回実施したアンケート調査について)
アンケート実施日:2016年11月
アンケート対象者:首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)
有効回答数:190名