新築マンション・分譲マンション(一年以上の未入居マンション含む)、新築タウンハウス・分譲タウンハウス(一年以上の未入居タウンハウス含む)が公開されています。

Column #13

タワーマンション入門

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これからタワーマンションに住もうと考えている方も、今住んでおられる方も「タワーマンションの定義」や「“タワーマンション”はいつ頃誕生したの?」といった基礎情報は意外と知らないのではないでしょうか。タワーマンションに住む/住んでいるなら押さえておきたい「タワーマンションの定義や歴史」をご紹介します。

そもそもタワーマンションってどういうマンション?

実は、「タワーマンション」という呼称についての法的な基準は存在していません。そのため超高層マンションを建設し、建築会社などが「これはタワーマンションだ」と決めれば「タワーマンション」として売り出すことができます。

一般的には、「高さ60m以上のマンション」をタワーマンションと定義することが多く、高さ60m以上とほぼ同程度の高さとなる「階数20階以上のマンション」をタワーマンションと呼ぶこともあります。「高さ60m以上または20階以上のマンション=タワーマンション」と定義されていると考えておくとよさそうです。

なかには、環境アセスメント条例が適用される「高さ100m以上、かつ、延べ面積10万㎡以上で住戸数1,500戸以上(東京都の場合)」をタワーマンションと定義する場合も見られます。

「タワーマンション」として売り出されている(いた)物件が、どんな定義に当てはめて考えられているのかを押さえておくと、これから住む/今住んでいるマンションについてより正しい理解をもてるようになるといえるでしょう。

タワーマンションの歴史

1976年(昭和51年)に住友不動産が埼玉県与野市(現在のさいたま市中央区)に21階建て、高さ66mの分譲マンション「与野ハウス」を竣工させ、これが日本における高層マンションの第1号とされています。

JR埼京線「北与野駅」の目の前に建設されている与野ハウスは、高さの異なる4棟のマンションが集まって1つのマンションとなっており、与野ハウス内のタワーマンションは4棟あるマンションのうち2棟のみで住戸数は279戸あります。他の2棟は11階建てで184戸の計463戸で形成されており、公園として開放されている広い中庭や店舗が敷地内にあります。

100m以上を定義とする場合の、タワーマンション第1号は、1987年(昭和62年)に大阪市都島区ベルパーク内に建設されたベル・パークシティ・G棟(高さ116m、36階建て)だとされています。

日本のタワーマンションの高層ランキング

2016年現在、日本で最高層の超高層マンションは、大阪市中央区の「The Kitahama」(高さ209m ・54階建て)だとされています。東京では、港区にある「虎ノ門ヒルズレジデンス」がもっとも高いとされており、高さ247m・52階建て(住戸部分は37〜46階)です。純粋な建築上の高さでは虎ノ門ヒルズレジデンスのほうが高いため、全国ランキングでも虎ノ門ヒルズレジデンスが1位になることがあります。

現在(2016年現在)計画中のもので建設が完了すれば日本最高層となるものが、東京都新宿区に建設予定の「西新宿三丁目西地区再開発」65階建(予定)、高さ235m(予定)です。2026年に完成予定で東京オリンピックには間に合いませんが、「新しい新宿や東京のシンボルになるのでは……」と期待されています。

まとめ

タワーマンションの定義や歴史を知ることで、タワーマンション購入時の参考に活用できます。これからタワーマンションを購入しようと考えている方は、「どんな定義でタワーマンションと呼ばれているのか」をチェックしながら選ぶのもよさそうです。

また、今タワーマンションに住んでいる方も「日本国内のタワーマンション高さランキング」と比較して、どのくらいのランクに自宅のあるマンションがいるのかを見てみるのもよいでしょう。安心して住み続けるためにも、住む/住んでいる場所について正しく理解しておくことも大切です。

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