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住みタイム 埼玉県草加市

住みタイム
埼玉県草加市

埼玉県南東部にあり、東京都足立区に隣接している埼玉県草加市。都心へ30分圏内という立地から、通勤・通学にも便利なベッドタウンとして人気があります。また、江戸時代には日光街道の宿場町として栄え、その面影が残る街並みや、特産品の草加せんべいは全国的に有名です。古き良き伝統を守りつつ、時代に合わせた変化を遂げる埼玉県草加市の今を紹介します。

歴史を感じさせる神社や、ゆったりとした時間が流れる綾瀬川、旧日光街道に作られた休憩所など、昔ながらの土地に人情味あふれる人々が暮らす埼玉県草加市。近年は話題のカフェや家族に人気の癒しスポットなど、ファミリー層や若者の移住者も増えています。新旧の魅力を備えた草加の街を散策してみましょう。
※掲載している情報は、2021年8月6日時点の情報です。

Morning

松尾芭蕉さながらに練り歩く
綾瀬川沿いと旧日光街道

埼玉県草加市は江戸時代に千住の宿に次ぐ日光街道第二の宿駅・草加宿として繁栄し、かの松尾芭蕉も「奥の細道」にしたためた江戸~奥州の道すがら、この地を訪れました。埼玉県草加市の朝はまず、松尾芭蕉さながらに歴史を感じる街歩きからはじめましょう。

新田駅から徒歩9分の場所にある「旭神社」には、埼玉県草加市内唯一の算額(江戸時代から昭和にかけて数学者が問題や解法を記した絵馬)が保存されており、貴重な文化遺産として埼玉県草加市の指定文化財に指定されています。江戸時代の草加地域の数学者の一人である大川図書(ずしょ)は、草加宿開宿に携わったと伝わる人物です。江戸時代のはじめに徳川幕府の命により、付近の村々と相談して沼地だった土地に近隣から土を運び、そこに木の枝を束ねたものをかぶせ、さらに草を加え(これぞ草加の由来!)、大きく迂回していたそれまでの日光街道をまっすぐにする新道を開いたと言われています。

開拓精神に溢れた偉人が草加をつくったことに心を打たれつつ綾瀬川沿いへ向かうと、立派な松並木が見えてきます。江戸時代から“草加松原”“千本松原”などと呼ばれ、日光街道の名所とされた道を整備し、現在では1.5kmにもわたって634本の松の木が植えられた遊歩道です。また、草加松原は旧日光街道の名所であり、松尾芭蕉のゆかりの地として、国指定名勝「おくのほそ道の風景地」のひとつとして、全国25地点を一群として指定されています。しばらく歩くと現れる矢立橋と百代橋は和風の太鼓型歩道橋で、南北に通る遊歩道をつなぐ草加のシンボルとも言える存在。その中間にある橋を渡った向こう岸に広がるのが、「まつばら綾瀬川公園」。市営の公園として開園された広場には、噴水やベンチ、健康遊具などがあり、老若男女問わず、埼玉県草加市民の憩いの場となっています。また、草加松原の脇を流れる綾瀬川では、月1回程度、和船の乗船体験を行っており、水辺から草加松原の松並木を楽しむことができます。

朝から歩きっぱなしだったので、このあたりでひと休みしましょう。

向かうのは旧日光街道沿い、神明宮の並びにある「草加宿神明庵」です。ここは150年以上前から建つ久野家の建物を改築した休憩所で(無料にて湯茶接待)、18人の運営協議会のメンバーと約40名のボランティアスタッフが無償で運営しています。2Fのギャラリーは埼玉県草加市で活動している人へ優先的に貸し出していて、使用料は無料。草加宿神明庵運営協議会の副会長・角田さんが「ここは営利を目的としている場所ではないので、みなさんの草加への思いに支えられています」と話すように、ここは埼玉県草加市への愛がつまった空間なのです。お茶を飲みながら埼玉県草加市の生き字引のような方々の話を聞いていると、時間が経つのを忘れてしまう居心地の良さを感じました。

9:00

  • 旭神社
  • 旭神社
旭神社
埼玉県草加市金明町1333
境内自由

10:00

  • まつばら綾瀬川公園
  • まつばら綾瀬川公園
まつばら綾瀬川公園
埼玉県草加市松江1-10
園内自由

11:00

  • 草加宿神明庵
  • 草加宿神明庵
草加宿神明庵
埼玉県草加市神明1-6-14
営業時間:11:00~16:00
定休日:月(祝日の場合は直後の平日)、年末年始
Daytime

古民家カフェでのんびりしたら
再び草加を知るぶらり散歩へ

神明庵でのんびりしていたら、いつのまにかお昼を回っていました。たくさん歩いてお腹も減ってきたので、このあたりでランチにしましょう。

向かったのは草加駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街にある「cafe gallery CONVERSION」。ここは築50年の物件をオーナーの今井さん自らデザイン、リニューアルした古民家カフェ&ギャラリーです。また、店内で使用する食器はすべて、陶芸が趣味の今井さん自身の作品というこだわり。日替わりランチはパスタやカレーなど多彩なメニューがあり、コーヒーは1滴1滴ネルドリップで淹れた本格派を味わえます。いちばんの目玉メニューはホットケーキ。厚さが4~5cmはあるボリューム感で、プレーンやクリームチーズ、抹茶といった甘い系と、BLTCやチリビーンズなどの食事系が季節によってラインナップ。まずは王道をと思い、「プレーンほっとけーき」を注文。表面はパリッと焼き上げられ、中はふわふわでほんのり甘い生地のホットケーキを豪快にほおばります。気がついたらその大きさに怯んだはずのパンケーキが残りひと口に。それを大事に噛み締め、ビターなコーヒーで流し込むと、満腹感と昼下がりのぽかぽかした気候が相まって、一気に眠たくなってきました…。

しばらくのんびりした後、眠気を断ち切って埼玉県草加市巡りを再開します。もっと埼玉県草加市の歴史を深く掘り下げるために向かったのは「草加市立歴史民俗資料館」です。ここは埼玉県草加市の歴史資料や民俗資料を無料で見られる施設で、収蔵品には縄文時代の丸木船や古墳時代の土器、江戸時代の古文書などがあります。また「縄文時代のある時期には草加は海の底だった」という復元地形図や、江戸時代の草加宿を再現したジオラマなどを見ると、かつて沼地だった草加という土地が、どのようにして今の状態に変化したのかを時代の流れとともに知ることができます。

埼玉県草加市の成り立ちを学んだ後は、伝統産業を学びに綾瀬川沿いの「草加市文化会館」内にある「伝統産業展示室・ぱりっせ」に行ってみましょう。“ぱりっせ”とは、おせんべいを割る「ぱりっ」という音と、「せっせ」と働く職人さんのイメージからつけられた愛称とのこと。ここではせんべいやゆかた、皮革製品の展示や販売を行っており、それら地場産業の体験コーナーも定期的に行っています。埼玉県草加市といえばせんべいのイメージが強いですが、実は皮革産地としても有名だと知り、驚きました。埼玉県草加市及び近辺には約180社もの皮革に携わる企業があり、靴やバッグ、財布など多くの商品が埼玉県草加市から生まれているそうです。新たな発見にますます埼玉県草加市に興味がわきました。

13:00

  • cafe gallery CONVERSION
  • cafe gallery CONVERSION
cafe gallery CONVERSION
埼玉県草加市高砂1-10-3
営業時間:11:00~19:00(LO 18:00)
定休日:日

14:00

  • 草加市立歴史民俗資料館
  • 草加市立歴史民俗資料館
草加市立歴史民俗資料館
埼玉県草加市住吉1-11-29
開館時間:9:00~16:30
定休日:月(祝日の場合は翌平日休み)、年末年始

15:00

  • 草加市文化会館/伝統産業展示室・ぱりっせ
  • 草加市文化会館/伝統産業展示室・ぱりっせ
草加市文化会館/伝統産業展示室・ぱりっせ
埼玉県草加市松江1-1-5 草加市文化会館 コミュニティ棟 1F
営業時間:10:00~18:00(草加市文化会館は9:00~21:30 ※受付は21:00まで)
定休日:第1水曜、年末年始、年2回臨時休館あり
Night

草加が誇る銘菓・せんべいを頬張り
9つのお風呂でじっくり癒される

埼玉県草加市といえば、やはりせんべい。その魅力をとことん味わえるテーマパーク「草加せんべいの庭」には、家族連れや海外からの観光客も多く訪れます。この施設では、予約無しでせんべいの手焼体験が可能。屋根付きのオープンスペースで、1人1台割り当てられた手焼体験台を使って、お店の方に教えてもらいながら1枚1枚丁寧に焼きあげます。山香煎餅本舗で働いている職人さん曰く、「コツは3秒ごとにひっくり返すことと、おせんべいが柔らかいうちに押し瓦で形を整えることです」とのこと。焼き立てのせんべいは香ばしさ、歯ごたえともに格別で、自分で焼いたらなおさら味わい深く感じました。

草加名物を堪能して外に出ると、すっかり日が暮れていました。埼玉県草加市巡りの最後は、“草津温泉”で癒されましょう。「草加健康センター」は、2017年3月にリニュアールオープンした温泉施設。“楽しみと癒しの空間”をコンセプトに、お風呂や岩盤浴、エステなどのリラクゼーションが楽しめます。9つあるお風呂の中でも特に人気を集める「露天草津温泉」は群馬の草津温泉の湯畑から直送の源泉を使用した本格派。硫黄臭が漂い、まるで草津にいるかのような極上の時間が過ごせます。風呂上がりにレストランへ向かうと、リラックスした表情で寛ぎのひとときを過ごす家族連れの姿が…。体だけでなく心までポカポカになれるスポットとして親しまれているようです。

歴史に触れ、名物を味わい、じっくり癒された埼玉県草加市巡り。伝統を守りつつ、今を生きる街にはまだまだ知られざる魅力が隠されていそうで、またの機会に松尾芭蕉さながらの街歩きを再開したいと思いました。

17:00

  • 草加せんべいの庭
  • 草加せんべいの庭
草加せんべいの庭
埼玉県草加市金明町790-2
営業時間:10:00~18:00(カフェ・手焼体験LO 17:30)
定休日:無休

19:00

  • 湯乃泉 草加健康センター
  • 湯乃泉 草加健康センター
湯乃泉 草加健康センター
埼玉県草加市北谷2-23-23
営業時間:24時間営業 ※入浴は10:00~翌朝8:00
定休日:無休
Information

埼玉県草加市の暮らし情報

交通
埼玉県草加市内には東武伊勢崎線(東京スカイツリーライン)が走る新田駅、獨協大学前駅、草加駅、谷塚駅の4つの駅があります。自動車では、南北に国道4号線、東西に東京外環自動車道が走り、羽田空港、成田空港へは直通のリムジンバスが草加駅東口から利用できます。
買い物・散歩
アコス、ヴァリエなどの商業施設がある草加駅には、多くの買い物客が訪れます。また、綾瀬川沿いにある草加松原遊歩道やまつばら綾瀬川公園などは絶好の散歩スポットで、草加宿神明庵という休憩所もあります。宿場町の面影を残す名所の数々は、埼玉県草加市民の憩いの場となっています。
医療・健康
草加市保健センターや草加市立病院、埼友草加病院など、埼玉県草加市内各所に総合病院があります。また、埼玉県草加市では1978年に「スポーツ健康都市」を宣言し、スポーツを通した健康づくりを推進、施策「SKT(スポーツ健康都市)24推進事業」では健康に関するさまざまな情報発信をしています。
子育て・教育
草加市子育て支援センターが運営する子育て応援・情報サイト 「ぼっくるん」を開設し、公募で参加した埼玉県草加市民と子育て支援団体が意見を出し合いながら、子どもの成長や子育てに役立つ情報を発信。また遊び場やおすすめのお店情報、イベントカレンダーなども公開しています。
コミュニティ
埼玉県草加市では地域の防犯、福祉、教育、コミュニティの活性化などの観点から、町会・自治体への加入を推進。現在、埼玉県草加市内では10ブロック119団体が地域活動を行っています。防災訓練や備蓄品の管理、パトロールといった防犯活動、敬老会や盆踊りなどの親睦活動など、活動は多岐にわたります。
イベント・行事
約5,000発の花火が夜空を彩る「草加市民納涼大花火大会」は埼玉県草加市の夏の風物詩として毎年多くの来場者でにぎわいます。また今様・草加宿地域再生プロジェクトのひとつ、「草加宿場まつり」は大名行列や子どもパレードを軸に、旧日光街道沿いや駅前ロータリーなどを会場にしてさまざまなイベントが実施されます。

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