住みタイム 神奈川県横浜市中区

穏やかに晴れた休日の朝は、まだ涼しいうちの散歩がおすすめ。徒歩圏内に数々の名所が集まっている神奈川県横浜市中区は、散歩好きにとってぴったりな街なのです。

まずは、高台の閑静な高級住宅エリア・山手地区へ。かつて外国人居留地として多くの外国人が暮らしたこの土地には現在も古い洋館が残されており、ハイカラでセンス豊かな街並みを見ることができます。山手初心者の人は、まず各洋館や山手西洋館のホームページで無料ガイドマップ「山手西洋館マップ」を手に入れましょう。明治から昭和にかけて建てられた7つの西洋建築はどれも見学無料なので、地元の人だけでなく観光客の姿も多いよう。木漏れ日の坂道を歩けば、まるで古い映画の主人公になった気分です。歴史に裏打ちされた上品さがある神奈川県横浜市中区の路地は、それだけで住む人の気分を上げてくれます。

山手から坂を下っていくと、すぐにさわやかな海風が感じられます。1つの区内で山と海の両方を楽しめるのも神奈川県横浜市中区の特徴。朝日が降り注ぐ横浜湾はまばゆいほど明るくて、海岸沿いの公園や遊歩道では気持ちよさそうにジョギングしたり、散歩したりする人々の姿が見られます。
なかでも人気のスポットが、青い海に赤色が映える、横浜赤レンガ倉庫です。建設100周年以上を誇る歴史ある建造物ですが、一歩中に入ればそこは神奈川県横浜市の最先端の空間。個性的なショップやカフェ、レストランがずらりと並び、県内外から多くの観光客が集まってきます。甘い香りに誘われてのぞいたのは、“世界一の朝食”と称されたオーストラリア発のカジュアルダイニング「bills」。ここでぜひ注文したいのは、「リコッタパンケーキ」。ふわふわと軽い食感の生地は唯一無二の食感で、世界中にファンがいるのも納得の味です。
歴史ある建物の中にありながらカジュアルでイマドキなレストランは、リラックスできるのになんだかワクワクしてくる、1日の始まりにぴったりな場所なのです。

神奈川県横浜市中区の歴史的な建築物は、西洋のものばかりではありません。春はサクラ、夏にはアジサイなど、四季折々の景色が楽しめる「三溪園」は、17万5000平方メートルの広大な純日本庭園。実業家であり茶人の原三溪（はらさんけい）によって1906年につくられ、臨春閣や聴秋閣など国の重要文化財建造物10棟、横浜市指定有形文化財建造物3棟を含め、19棟の建築物を有しています。

生活のすぐ近くに歴史的なスポットがあり、現役で愛され続けている。それこそが、神奈川県横浜市中区の持つ品格を生み出しているかもしれません。