住みタイム 神奈川県大和市

仕事や家事で疲れて眠りについたその翌日、いつもなら寝過ごしてしまいそうな休日の朝でも、少し早起きして出かけたくなるようなスポットがあったらうれしいですよね。神奈川県大和市の朝はそんなスポットにあふれています。

まず向かったのは、「やまとプロムナード古民具骨董市」。地域商業の活性化を目的に、商店街、行政、出店者の方々の手によって、1998年から大和駅前で始まった歴史ある骨董市です。毎月第3土曜の朝6時から、雨の日も休まず開催されています。
当初は67店舗からスタートしたそうですが、現在では約300店舗以上ものお店が並ぶ、全国でも有数の骨董市にまで成長。書画や西洋骨董、古陶磁器、工芸品、宝飾品、雑貨、レコード類など数多くの骨董品が取り扱われているほか、ライブなども行われています。地元の商店や骨董関係者の方とのふれあいも楽しみのひとつ。会話を交わすことで、思いもよらない一生ものの宝物に巡り合えるかもしれません。早朝から骨董品を眺めるなんて、ちょっと粋な1日の幕開けです。

骨董品を楽しんだあとは、広大な面積を誇る「大和ゆとりの森」でひと休みしましょう。少年サッカーのグラウンド2面分の広さを誇る芝生グラウンドやテニスコート、大規模多目的スポーツ広場に、バーベキュー広場や芝生広場などを備えた公園は、晴れた日にはいつも多くの人でにぎわっています。
入り口を入ると、まず目に飛び込んでくるのがピクニック広場。公園全体が見渡せるこの場所でお弁当を食べたら気持ちよさそうです。その向こうのカラフルな遊具が並ぶエリアからは、ひときわ大きなはしゃぎ声が聞こえてきます。大きなすべり台やネットのタワー、ターザンライド、長いローラーすべり台など、遊具が充実した「わんぱく広場」は子どもたちに大人気。小さなすべり台や3～9歳が利用できるふわふわドームなどの幼児向け遊具、さらには健康遊具ゾーンもあり、幅広い年齢の子どもはもちろん、大人や高齢者も楽しめます。子どもたちの笑顔を横目に、中央にせせらぎが流れる修景池ゾーンへ。東京ドーム約1個分の広さを誇る芝生の広場では、寝転がったり、裸足で感触を楽しんだり、ウォーキングをしたり…。新鮮な朝の空気を吸って、広がる風景と陽を浴びる気持ちよさに、日頃の疲れも飛んでいきます。

もうひとつ立ち寄りたいのが、日々の喧騒から離れて静かな時間を満喫できる「泉の森」です。ここには引地川の源である大和水源地を中心に約42ha（東京ドーム約9個分！）の広大な森が広がり、植物約900種、約50種の野鳥をはじめ、たくさんの生き物を見ることができます。木々や植物に囲まれたさわやかな小路を散歩すれば、森林浴効果で心からリラックス。ほどなくして、水鳥が気持ちよさそうに泳ぐ「しらかしの池」に辿り着きました。覗き込んでみると大きなコイの姿も。池の反対側を流れる小川のせせらぎに耳をすませながら休憩していると、散歩のあとの心地よい疲労感に酔いしれたくなります。夏は小川のきれいな水に足を浸すのも気持ちがよさそうです。趣深い水車小屋や全長53ｍ、幅2ｍの緑のかけ橋などもあり、どれだけ歩いても飽きることがありません。また、敷地内にある郷土民家園やバーベキューができるふれあいキャンプ場は、入園料や使用料が無料なのもうれしいところ。自然に癒やされに、バーベキューを楽しみに、足繁く通いたくなるスポットです。