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住みタイム 神奈川県鎌倉市

住みタイム
神奈川県鎌倉市

大仏にアジサイ寺、江ノ電に鶴岡八幡宮…。関東有数の観光地として知られる神奈川県鎌倉市は、一方で、海と山に囲まれた住み心地抜群の土地でもあります。鎌倉幕府にゆかりのある寺院を参拝し、江ノ電に揺られ、海岸線でひと休み…。都会の喧噪と離れた、ゆとりに満ちた鎌倉ライフをご紹介します。

鎌倉幕府の開府以来、800年以上の歴史を持つ神奈川県鎌倉市には、寺社仏閣をはじめとする歴史スポットが点在し、街のあちこちで武家文化の名残を感じられます。また、アジサイをはじめとする四季の草花や自然も大きな魅力。心地よい海風に吹かれながら、ゆったりと時を忘れるような1日を過ごしてみましょう。
※掲載している情報は、2021年7月9日時点の情報です。

Morning

鎌倉の観光名所を
独り占めする贅沢な朝

学生服を着た修学旅行生やカメラを首からぶら下げた外国人、観光客で年中にぎわっている印象の鎌倉。そんな観光都市も、平日の早朝は意外にも人はまばらで、辺りには静けさが漂っています。駅前から南北に延びる若宮大路では、犬を連れて散歩する地元の人や、開店の準備にいそしむ雑貨屋や菓子店の店主の姿がちらほら。車道の中央に位置する参道「段葛」は、並木や歩道の改修が完成。新たな桜の木が植えられ、観光都市のメインストリートとしてより美しく生まれ変わりました。

その若宮大路を歩いていくと、緑豊かな山に抱かれた「鶴岡八幡宮」の荘厳な社殿が見えてきます。鳥居をくぐると左右に広がる源平池に新緑の木々が映え、朝日を浴びるコイやカメもどこか気持ちよさそうです。有名な伝統行事「流鏑馬(やぶさめ)神事」が行われる馬場を越えて奥へと進んでみると、鶴岡八幡宮の中枢にあたる、朱色に輝く本宮が見えてきます。国の重要文化財に指定される本宮が今の形になったのは1191年のこと。翌年には、源頼朝公がここを宗社にして鎌倉幕府を開きます。頼朝公は鎌倉の街を整備し、相撲や舞楽、流鏑馬などの行事を盛んに開催。以後、神奈川県鎌倉市は武家の都市として発展を遂げ、今日に至ります。

61段が連なる大石段を登って、本宮へ。一段一段進むごとに、鎌倉の街並みが眼下に広がってきます。古い民家や生い茂る木々の彼方には、朝日を浴びてきらきらと輝く穏やかな水平線。空気が澄んだ日には、相模湾から伊豆大島までを望むことができるそう。この美しい光景は、見る者の心をすっと浄化してくれるようです。天下を統一した頼朝公も、きっとこの光景に魅了され、幕府を鎌倉に置いたのかもしれません。

さて、鎌倉時代に花開いた武家文化の傍らで、もうひとつ育まれたのが仏教文化です。建長寺、寿福寺をはじめ、神奈川県鎌倉市内にはたくさんの歴史的寺院があり、例えば映画監督の小津安二郎が眠る円覚寺のように、それぞれのお寺が訪れたくなる理由を持っています。なかでも、外せないのは神奈川県鎌倉市のシンボルとして名高い大仏様のある「鎌倉大仏殿高徳院」。ここは法然上人を開祖とする浄土宗の寺院で、国宝に指定される大仏様の参拝は鎌倉観光の定番コースです。“日本一有名”という形容詞がふさわしい大仏様ですが、実は作者や造立の経緯には不明な部分が多く、かつては金色だったという説もあるミステリアスな一面も。また、像の内部へと入れる“胎内拝観”ができる点も特徴的です。

約11mの大仏様を改めて見上げてみると、表情はどこか優しげ。猫背ぎみの姿勢は、鎮座というよりは座ってひと休みしているようにも見えて、親しみが湧いてきます。鎌倉という街にゆったりと落ち着いた空気が流れているのは、穏やかな表情の大仏様がどっしりと街を見守っていてくれるからかもしれません。

仏像といえばもうひとつ、「長谷寺」の金色に輝く観音様も見逃せません。高さは約9mと大仏様に負けませんが、どこか親近感を覚える大仏様に対し、こちらの十一面観世音菩薩立像は荘厳な佇まい。如来、菩薩面(慈悲の表情)、忿怒面(ふんぬめん・怒りの表情)など11の顔を持ち、外界のすべての方向を見守るその表情が暗がりに浮かび上がると、思わず背筋がぴんと伸びるようです。

ここ長谷寺の開創は736年。観音山の中腹で、鎌倉時代以前から街を見守ってきた名刹です。仏教における理想の世界「西方極楽浄土」をイメージして作られた回遊式庭園も見事で、美しいハスの花と池を眺めていると、時間を忘れて穏やかな心地になります。そして何より、長谷寺は“アジサイ寺”とも称される神奈川県鎌倉市有数の観光名所。初夏に訪れれば、入り組んだ傾斜に色とりどりのアジサイが咲き誇り、まるで別世界を歩いているよう。神秘的な美しさを湛えた空間に身を置けば、日常の嫌なことも全部吹き飛んでしまいそうです。

鶴岡八幡宮、高徳院、そしてアジサイ寺と、鎌倉観光の主要スポットを巡った朝。日中は多くの人が行き交う観光名所ですが、朝は静かな空気を独り占めすることができます。早起きした朝は、歴史が育んだ悠久の時の中で心を落ち着ける、そんな贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

8:30

  • 鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮
神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
拝観時間:10月~3月6:00~21:00、4月~9月5:00~20:00
※当面の間、20時閉門

10:00

  • 鎌倉大仏殿高徳院
鎌倉大仏殿高徳院
神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
拝観時間:8:00~17:00(大仏胎内拝観は休止中)

11:00

  • 長谷寺
  • 長谷寺
長谷寺
神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
拝観時間:8:00~17:30(最終入山17:00) ※10月から2月は~17:00(最終入山16:30)
Daytime

古都の美しさと商業都市の
にぎわいを楽しむ昼下がり

街の至るところに歴史的建造物があり、老舗の飲食店や雑貨店が建ち並ぶ神奈川県鎌倉市。歩くたびに発見や感動があり、散歩していても飽きることがありません。絶好の散歩日和の午後、鎌倉駅から若宮大路を南へ進んでいくと、「由比ガ浜海水浴場」に到着。夏場には大勢の海水浴客でにぎわうこの海岸も、オフシーズンは地元の人やサーファーたちがのびのびとした時間を過ごしています。浜辺に腰をかけ、寄せては返す白波を眺めていると、まるでここだけ時間が止まったよう。ごろりと寝そべって青空を見上げ、悠々と風を切るトンビに向かって「空ってこんなに広かったんだ。」とつぶやいてみます。

この由比ヶ浜界隈は、かつて夏目漱石、芥川龍之介、川端康成ら、名だたる文豪に愛された地でもあります。“鎌倉文士”と呼ばれた彼らは、海と山と青空に囲まれたこの景色を求めて居を構え、「鎌倉カーニバル」を発案したり、貸本屋「鎌倉文庫」を開いたりと、さまざまな活動を行ったそうです。そんな古き良き時代の文学ロマンに想いを馳せながら、「鎌倉文庫」で店番を務めた川端康成の「山の音」のページをめくります。小説の舞台は神奈川県鎌倉市の長谷。ページをめくれば、今朝歩いた長谷寺近辺の情緒ある風景が甦ってきます。

波の音に癒やされたら、今度は緑を感じに神奈川県鎌倉市北部へ。お目当ては、園芸植物を中心に展示する植物園「日比谷花壇大船フラワーセンター」です。ゲートをくぐると歩道の脇に小さな花壇が連なり、きれいな季節の花が咲き誇っています。チョウやミツバチが優雅に舞うツツジの花々、白と薄紫のグラデーションが清涼感をもたらしてくれるハナショウブ。ブロックごとに区分けされたさまざまな花をのんびりと楽しむことができます。中央の休憩所を抜けると、なにやら甘い香りが漂ってきました。そこは約1200株、370品種が栽培されたバラ園。香りの強い芳香種が多いため、鮮やかな色合いはもちろん、その甘い香りもたっぷりと楽しめます。さながら“天然のアロマテラピー”のような空間で、心とからだを存分にリラックスしてみましょう。

自然を満喫した後は、にぎわいを求めて「大船駅」へ。まずは、山の上の木々から突き出した巨大な観音様にびっくり。大船のシンボル・大船観音のお出迎えです。清らかな柏尾川を渡って駅東口へ向かうと、街の人々の活気ある声が聞こえてきました。東海道線、京浜東北線、横須賀線、湘南モノレールが交わる交通の要所である大船の街には、大船ルミネウィング、イトーヨーカドー大船店といった商業施設、飲食店などが軒を連ねる商店街があり、今日も大勢の買い物客でにぎわっています。なかには、かつて松竹の大船撮影所が存在したころに、映画人たちが撮影終わりに杯を交わした昔ながらの飲食店も(ちなみに、小津監督の名作「東京物語」が撮影されたのもこちら)。言うならば、鎌倉が歴史に彩られた古都であるのに対し、大船は食事やショッピングに事欠かない商業都市。このふたつの顔こそ、神奈川県鎌倉市の住み心地の良さを支えているのです。

12:00

  • 由比ガ浜海水浴場
由比ガ浜海水浴場
神奈川県鎌倉市由比ガ浜

13:30

  • 日比谷花壇大船フラワーセンター
  • 日比谷花壇大船フラワーセンター
日比谷花壇大船フラワーセンター
神奈川県鎌倉市岡本1018
開園時間:9:00~17:00(3月~10月)、9:00~16:00(11月~2月)
入園料:ホームページにて要確認
休み:第2・4月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始

15:00

  • 大船駅
大船駅
Night

鎌倉の新名所と温かいディナーに
時が経つのを忘れる夜

太平洋に夕陽が沈み始める夕暮れ時、次は江ノ電に乗って“鎌倉の新名所”へ足を運んでみましょう。藤沢駅から江ノ島を経由して鎌倉駅へと至る江ノ電は、100年以上も前から地元の人に愛されてきた名物電車。メディアにも度々取り上げられるレトロな車両や、民家の間近を走る線路など、乗っているだけでワクワクします。最高設計速度60km/h(300形と500形)というのんびりとした車両に揺られていると、まるでこの街だけ時間がゆっくりと進んでいるよう。景色が開けて海が現れると車内から歓声が。夕陽を浴びる水平線に見とれているうちに、目的の「鎌倉高校前駅」に到着しました。「ここが鎌倉の新名所?」と首をかしげる人もいるかもしれませんが、駅の周辺には大勢の観光客が。何を隠そう、ここは人気マンガ「SLAM DUNK」の舞台となった地。駅そばの踏切はアニメ版のオープニングシーンに登場していることから、「SLAM DUNK」に影響を受けた海外(主に台湾)の若者たちが“聖地巡礼”に訪れているのです。

海が見渡せるホームには、鎌倉高校の学生たちがベンチに腰かけ、楽しそうに談笑しています。彼らの目線の向こうには、夕陽が沈むオレンジ色の江ノ島。こんな景色に囲まれた学生生活を、ちょっぴりうらやましく感じてしまいます。

神奈川県鎌倉市内を回った1日の終わりは、ディナーを求めて鎌倉駅に戻ってみましょう。観光客向けの店舗の多くはすでに暖簾を外し、代わって仕事帰りの地元住民を待つ飲食店に灯りがともり始めます。駅近くの路地裏を歩いていると、緑に囲まれたアトリエのような建物が。「GARDEN HOUSE」と書かれたその店を覗いてみると、ガーデンテラス付きの広々としたレストランでした。キャンドルで照らされたテーブルに案内されてメニューを開いてみると、地元の人が作った食材をふんだんに使った手料理がずらり。

まずは、朝一番で直送されたというクラフトビールの鎌倉ビールをごくり。きんきんに冷えたビールで喉を潤した後は、1900年創業の老舗「鎌倉ハム富岡商会」とコラボしたメインディッシュをいただきます。このお店でしか食べられないという手作りのハムステーキは、ものすごいボリューム。熱々のお肉にかかったソースがジュワッと音を立て、口に運ぶととろけるような柔らかさ。コクのあるビールとの相性も抜群で、1日の疲れが一気に吹き飛びます。釜あげシラス&葉葱ピザをはじめ、メニューは地産地消。そして何より、作り手の真心のこもった温かい料理ばかりで、心も温かくなりました。

神奈川県鎌倉市で1日を過ごしていると、時が経つのを忘れてしまい、気付けば帰宅の時間です。花々が咲き誇る名刹に足を運び、さざ波の音に耳を澄ませ、あったかい料理に舌鼓を打つ。そこでは時がゆったりと流れ、東京とは違う時間軸の中で暮らしているようです。835年に及ぶ歴史と文化の名残が、あるいは街を抱く広大な大海原がゆるやかな時を刻んでいるのでしょうか。時を忘れて至福に身を浸し、日常から開放される。それが鎌倉ライフの魅力なのかもしれません。

18:00

  • 鎌倉高校前駅
鎌倉高校前駅

19:00

  • GARDEN HOUSE
  • GARDEN HOUSE
GARDEN HOUSE
神奈川県鎌倉市御成町15-46
営業時間:9:00~20:00(LO 19:00)
Information

神奈川県鎌倉市の暮らし情報

交通
神奈川県鎌倉市内をJR横須賀線、湘南新宿ラインが走り、橫浜・横須賀・東京・新宿方面へと快適にアクセスできます。大船駅からは湘南モノレール、鎌倉駅からは江ノ島電鉄が運行しており、神奈川県鎌倉市内各所を走りながら江ノ島方面へとアクセス。また、バスの利用促進が進むオムニバスタウンに指定されており、路線バスでの移動も便利です。
買い物・散歩
大船駅周辺ではルミネウィング、西友、イトーヨーカドーなど大型店舗でショッピングができます。一方で鎌倉駅周辺には個人商店が多く、オリジナリティある食材や雑貨を購入できます。また、神奈川県鎌倉市内にある無数の寺院や、鎌倉中央公園、源氏山公園などの広大な公園、腰越から材木座に至る海岸線で気分に合わせた散歩を楽しめます。
医療・健康
症状や目的に合わせた各種健康相談や講座など、行政による健康啓発の取り組みが盛んです。各地域団体に出張する「健康づくり応援団」は、健康機器による測定や実習体験などを行っています。また、湘南鎌倉総合病院、大船中央病院など、大きな総合病院もあります。
子育て・教育
小児医療費助成、幼稚園等就園奨励費、在宅子育て家庭支援事業をはじめ、多くの助成・手当が整備されています。また、保育士をはじめとする子育てのプロが、乳児から思春期までの各年齢に合わせた相談・講座を実施しています。
コミュニティ
各地区にある自治・町内会が、安全や地域振興に取り組んでおり、PTA、市民活動団体、企業などの各団体とともに、地域の課題解決に取り組む「地域会議」を、行政が推進しています。また、伝統文化の体験を通じた外国人との国際交流などの市民活動も活発です。
イベント・行事
由比ヶ浜・材木座海岸で毎年7月頃に開催される「鎌倉花火大会」には、神奈川県鎌倉市内外から多くの見物客が訪れます。また、9月に開催される鶴岡八幡宮の最大行事「例大祭」は、800年以上の歴史を持つと伝えられ、流鏑馬神事などの伝統文化が人々を魅了します。

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