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愛犬の防災グッズを準備しよう!必要なもの19選と普段からできる対策

愛犬の防災グッズ必要なものと普段からできる対策
2024年1月1日に発生した能登半島地震を中心に、国内でも海外でも地震が多く発生しています。そんななか、愛犬と暮らす飼主の多くは愛犬との避難方法や防災グッズの準備など、不安が多いのではないでしょうか。そこで本記事では、愛犬との具体的な避難方法や避難時に必要な防災グッズについて詳しくご紹介します。万が一の災害時のために、愛犬用避難グッズも含め万全の準備をしておきましょう。

災害が起きたら?愛犬と一緒の避難方法

ペットを連れての避難には「同行避難」と「同伴避難」があります
ペットを連れての避難には「同行避難」と「同伴避難」があります

災害時の愛犬との避難方法には、「同行避難」と「同伴避難」の2つがあります。安全な場所で、愛犬のストレスや健康状態に配慮して避難方法を検討することが大切です。

同行避難・同伴避難とは?

飼主にとって混同しやすいのが、同行避難と同伴避難です。同行避難は、災害時に愛犬とともに避難することですが、同じ避難場所で避難生活を送ることはできない可能性もあります。

環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」では、「同行避難=ペットとともに安全な場所まで避難する行為」と定義されています。なお、より細かく分類すると、同行避難には避難所に愛犬を連れて避難させるケースと、「分散避難」の2種類があります。

分散避難では身内や知人宅、受け入れ可能な保護シェルターや動物病院、ペットショップなど、災害が少なく安全な場所に愛犬を預ける避難方法です。昨今ではどこでどのような規模の災害が起こるか予測できないため、分散避難場所についても身内や相談できるペット関連事業者に相談しておくとよいでしょう。

一方、同伴避難とは愛犬と一緒に飼主が同じ場所に避難をして、飼主が愛犬の面倒を見ることです。同じ施設内で避難生活を送ることを指しますが、一概に同じ部屋に避難できるとは限りません。同じ施設内でも寝泊まりする部屋が別になる可能性もあることを理解しておきましょう。

愛犬との避難方法は?

愛犬と避難する際は、まずは飼主と愛犬の安全確保が第一です。愛犬をキャリーバッグやケージに入れて安全確保をしましょう。キャリーバッグに関しては、上から物が落下してきても潰れにくいハードタイプを準備します。

キャリーバッグに愛犬を入れて移動する場合は、扉が開かないように粘着性の強いビニール製のガムテープや養生テープを貼っておくと、愛犬の脱走防止に役立ちます。キャリーバッグに愛犬を入れる前に、普段使用しているハーネスや首輪を装着しておくとさらに安心です。

持ち上げることができない大型犬の場合は、すぐに一緒に避難できるように常に車にハードクレートを置いておいてください。車が安全な場合はハードクレートに速やかに避難させて、飼主と愛犬の防災グッズを忘れずに入れましょう。

避難所はペット不可?

避難所によっては、ペット不可の場所も多いので注意が必要です。早めに、近隣でペットと一緒に受け入れてくれる避難所があるか確認しておきましょう。自治体の避難場所はもちろん、それ以外にも民間で受け入れてくれそうな場所も把握しておき、問い合わせておくことをおすすめします。

自治体のペット受け入れ可能な避難所は、各自治体のホームページで確認できます。自治体によっては、風水害時避難所一覧表に地震の時のペット同行避難可否についても書かれていたり、避難所でのペットの受け入れのガイドラインを別途設けられていたりする場合もあります。

災害が発生する前に、お住まいの自治体の避難所のペット受け入れ情報を把握し、不明点は問い合わせをしておきましょう。

避難所以外の選択肢もある?

近くに愛犬の受け入れができる避難場所がない場合は、自宅や車内で避難生活を送る可能性があるかもしれません。

愛犬と車で避難する場合は、避難中に万が一外から何かが飛んできても窓ガラスが割れて飛び散らないように、養生テープで窓ガラスを補強しましょう。さらに、普段から車に防災グッズを積んでおくのもおすすめです。

自宅避難の場合は安全確保のため、まずは食器棚の扉や窓ガラスは養生テープで固定しておきましょう。窓ガラスに関しては、割れた時に破片が飛び散るリスクがあるので十分注意が必要です。安全確保ができたら、高い場所にあるものは降ろして、高さがある家具類は倒れる前に横に倒してください。棚を壁に固定しておくなど、災害発生前にできる対策はあらかじめおこなっておくと、万が一の災害時にも安心です。また、自宅避難の場合も、防災グッズはすぐ持ち出せる場所に準備しておきましょう。

愛犬との避難のために準備することは?

愛犬との避難で必要なものは、ドッグフードやお水、ケージや首輪を中心とした防災グッズです。可能であれば車と自宅両方に準備しておくと安心でしょう。災害はいつ起こるか分からないため、今準備できるものは早めに準備しておいて、愛犬と防災訓練をおこなっておくことも重要です。

飼主、愛犬の防災グッズは、避難時にすぐ取り出せる場所に保管しておきましょう。詳しくは、次章でご紹介します。加えて、一人暮らし、ファミリーなどそれぞれのライフスタイルで必要な防災グッズは以下の関連記事でも紹介していますのでぜひご参考ください。

災害時に愛犬と過ごすために必要なもの

愛犬との避難の際にはケージやリードなどさまざまなものが必要です
愛犬との避難の際にはケージやリードなどさまざまなものが必要です

ここでは、災害時に愛犬と過ごすために必要な防災グッズを、必ず必要なもの、あると便利なものに分けてご紹介します。病気を発症していて投薬をおこなっているなど、それぞれ必要な防災グッズは異なります。以下を参考にしながら、どのようなものが必要になりそうか考えて備えておきましょう。また、普段の生活で使っているものは普段用と防災用の2つを準備しておくと安心です。

必ず必要なもの

必ず必要なものは、生命維持に欠かせないドッグフードや水、迷子対策に必要なリードやハーネス、生活用品などです。具体的なものについて、以下に挙げていますので参考にしてください。

  • ドッグフード・お気に入りのおやつ
  • お水
  • リード・首輪・ハーネス
  • ペットシーツ
  • ケージ・クレート
  • お気に入りのおもちゃ・毛布
  • マナーポーチ(散歩時に使用しているセット)
  • ウェットシート・洗浄綿

ドッグフード・お気に入りのおやつ

ドッグフードは賞味期限に注意して、普段食べているものを1週間分準備しておくことをおすすめします。さらに、ローリングストックとして常に一カ月分程度を備えておくと、日々の買い忘れのときも役立ちます。

賞味期限の早いものから与えるようにすると、いつ災害が起こっても安心です。また、意外に重要なのがお気に入りの愛犬用おやつ。犬は環境の変化に弱く、ストレスでドッグフードを食べなくなってしまうことも少なくありません。そのため、非常時にも食べてくれそうなお気に入りのおやつも備えておきましょう。

お水

もうひとつ重要なのが、お水です。犬種などによって異なりますが、一般的には1週間程度水を摂取しない状態が続くと、命を落とす危険性があります。飼主と同様に、水はとても重要な防災グッズです。

自宅避難でも断水の可能性があるため、避難場所に関わらず水の準備は必須です。ミネラルウォーターを準備する場合は、軟水がおすすめ。犬が硬水を長期間継続して飲むと、尿路結石など病気を発症するリスクがあるといわれています。

フードボウル

フードボウルは、災害場所で必要になるので準備しておきましょう。愛犬の防災グッズが嵩張らないように、折りたたみ式の軽い素材のフードボウルがおすすめです。防災グッズは多すぎても持ち運べなくなってしまうので、コンパクトなものを選ぶようにしましょう。

首輪・リード・ハーネス

災害時に愛犬が逃走して迷子になってしまわないよう、リードや首輪、ハーネスを準備しておきましょう。普段身につけているもので大丈夫ですが、接続部分を中心に劣化していないか都度確認しておく必要があります。普段は冷静な犬でも、災害発生時はパニックを起こすことがあるので、強度のあるリードを準備しましょう。
なお、首輪やリードは体から抜けにくいか確認しておき、必要に応じて首から抜けにくいサイズのハーフチョークを準備しておくと、より安心です。

ペットシーツ

ペットシーツは愛犬の排泄時に必要ですが、その他に避難場所で粗相してしまった時にも役立ちます。枚数が多いと防災グッズに入れる時に嵩張ってしまうため、尿も臭いも吸収力の高いものを選びましょう。また、ペットシーツは汎用性が高いので、備えていれば飼主も避難場所で活用できます。

ケージ・クレート

ケージやクレートは、避難時以外に避難場所でも使用します。車に避難する場合も、避難場所で使用する可能性が高いので、強度のあるハードタイプのケージやクレートを準備しましょう。

ケージやクレートは、愛犬が安心して過ごせる場所になるだけでなく、他の人や他の犬との境界になるので、特に避難所では重要です。預かってもらう場合もケージやクレートがないと、受け入れてもらえないケースが多いでしょう。

お気に入りのおもちゃ・毛布

愛犬の避難時ストレス対策に、お気に入りのおもちゃを準備しておくとよいでしょう。おもちゃに関しては、他人や他犬がいる場所では極力音が鳴らないものがおすすめです。

また、小型犬を中心に寒さに弱い犬種や冬場に災害が起こった時には毛布が役立ちます。毛布はケージやクレートに被せて外が見えないように工夫すると、慣れない景色や環境から遮断され、ストレス軽減が期待できます。さらに、普段から慣れ親しんだにおいなどがあると、愛犬の安心感にもつながるでしょう。

マナーポーチ(散歩時に使用しているセット)

マナー袋や排尿後に水をかけるボトル、排泄物を拾うものなど、愛犬の散歩時に普段使用しているグッズを愛犬の防災グッズに入れておきましょう。ボトルは、水を飲ませる時にも役立つ皿付きの折りたたみ式ボトルもおすすめです。

ウェットシート・洗浄綿

ウェットシーツや洗浄綿は、愛犬の散歩後の四肢の汚れを拭き取ったり、耳や目回りを拭いたりなど、清潔維持のために必要です。その他に、粗相してしまった時にも使うことができます。一般的なウェットシートは、アルコールなどで愛犬に刺激が強すぎてしまう可能性も。そのため、ペットにも安心して使えるものを備えておきましょう。

あると便利なもの

ここでは愛犬手帳や写真、薬など、あると便利なものについてご紹介します。なお、ペット受け入れ可能な自治体避難所や民間の保護施設、動物病院等、檻札や狂犬病予防注射済票が必須の場所もあるので注意が必要です。檻札と狂犬病予防注射済票に関しては、事前に避難予定の場所に必須か確認をとっておきましょう。

  • ネームプレート
  • 檻札
  • 注射済証
  • 愛犬手帳・飼育メモ
  • 愛犬の防災用ハンドブック
  • エマージェンシーカード
  • 愛犬の写真
  • 犬用靴下

ネームプレート

愛犬の名前や住所、緊急時の電話番号が記載されたネームプレートを準備しておきましょう。迷子になった際の情報源になるので、ネームプレートは愛犬の首輪やハーネスに付けておくことをおすすめします。普段からネームプレートを装着している場合は、万が一の時のため、文字が禿げていないか定期的に確認しておいてください。

鑑札

鑑札は、愛犬の情報を自治体に畜犬登録した際に交付されます。自治体にしっかりと登録されていることの証明にもなり、登録番号があるため迷子の際に飼主の特定ができる重要なものです。

2022年6月1日からマイクロチップが義務化されました。そのため、ブリーダーまたはペットショップでお迎えした場合はマイクロチップでも追跡できます。しかし、住所を中心とした情報を変更していない飼主も多いため、災害時は鑑札の番号で確認できる方が迷子時にスムーズに対応できます。

注射済証

前述の鑑札で狂犬病の接種歴も確認できますが、災害時には確認に時間がかかります。そのため、狂犬病予防注射済票も首輪やハーネスに装着しておくと安心です。狂犬病予防注射済票は避難場所によって必須となることがありますので、事前に避難予定の場所に確認をとっておきましょう。

愛犬手帳・飼育メモ

愛犬や飼主の情報、狂犬病予防注射の実施履歴や健康診断の履歴、通院履歴や投薬情報等を普段から記録しておき、愛犬の防災グッズに入れておくとよいでしょう。特に常用している薬に関しては、災害の規模や場所によっては獣医師がボランティアで災害場所に訪れて処方した事例もあるので、記載しておくと安心です。

愛犬の防災ハンドブック

自治体や書店、ECサイトなどに、愛犬との避難に役立つ情報が記載されたハンドブックが売っています。避難訓練方法が掲載されているもの、愛犬の防災グッズ準備リストが付いたもの、迷子や万が一の時に備えて愛犬の写真が貼れるものなど、さまざまな防災ハンドブックが売っているので、購入するのもよいでしょう。また、自治体でも無料でインターネットに載せているケースがあるので、プリントアウトして活用するのもおすすめです。

マイクロチップ

2022年6月1日以降にブリーダーまたはペットショップで購入した犬に関しては、マイクロチップが義務化されているので安心です。しかし、意外に住所や飼主情報を登録し直していない飼主も多いので、飼主の情報含めて手続きしてあるか今一度確認しておきましょう。基本的には愛犬をお迎えした後、飼主が変更手続きをおこないます。

愛犬の写真

万が一避難先で愛犬とはぐれた、あるいは安否がわからないなどの状況下では、写真を見せながら周りの人に聞くとわかりやすいでしょう。そのため、愛犬の写真はスマホだけでなく、愛犬手帳や防災ハンドブックに貼っておくことをおすすめします。災害時は充電が切れてしまったり、充電できなかったりする可能性もあるので、印刷したものを持っていると安心です。

愛犬に持病がなくても、ストレスで発症してしまった場合に備えたお薬を準備しておくと安心です。特に、癲癇(かんしゃく)発作がある犬の場合は注意が必要です。癲癇発作がない犬の場合はストレスケアサプリメントも活用できますが、災害時の愛犬のストレスは大きいことが予測されます。そのため、効果について科学的根拠が示されているサプリメントがおすすめです。

犬用靴下

ファッションの一環としても販売されている犬用靴下は災害時にも役立ちます。瓦礫やガラス片など危険な道を歩く必要がある際に、愛犬の両手両足を守ることができるため、普段靴下をはかない場合も備えておくと安心です。

エマージェンシーカード

一般的にエマージェンシーカードは、緊急時の連絡先などの情報がすぐに分かるカードです。犬がいる場合は「家に犬がいます」と追記しておくとよいでしょう。外出先で災害に見舞われた際など、自分以外の愛犬を見守ってくれる人につなげてもらえるカードとして活用できます。

ここでは、災害時に愛犬と過ごすために必要なものについて、必ず必要な防災グッズとあると便利な防災グッズをご紹介しました。災害は、いつ起こるか分かりません。だからこそ、早めに準備をしておくことをおすすめします。
なお、猫も飼っている方は、下記の記事も参考に防災グッズの準備をしましょう。

愛犬との避難生活での注意点

愛犬との避難生活は、脱走対策なども必要です
愛犬との避難生活は、脱走対策なども必要です

愛犬との避難生活では、周りの人への配慮、愛犬の脱走対策、体調管理には十分な注意が必要です。避難時はストレスが生じやすく、普段元気な愛犬も体調を崩すことがあるので、愛犬の心身の変化に普段より細かく気を配りましょう。

周りの人に配慮する

飼主にとって愛犬は大事な家族ですが、避難先には犬や動物が苦手な人、アレルギーのある人などがいることを念頭に置くことが重要です。人と犬が同じ避難所では、特に排泄物を中心とした臭いにも配慮が求められますので、こまめな掃除やボディケアが欠かせません。
また、ストレスで吠えてしまうこともあるかもしれません。愛犬が吠えてしまうようなら、お散歩に行ける状態であれば外に出て気分転換をさせましょう。周りの人への配慮と愛犬のストレス対策をおこなうことも大切です。

愛犬が脱走しないように気を付ける

他人に迷惑のかからないよう、ケージやリードをしっかりと活用して愛犬の脱走対策に心がけましょう。災害時は愛犬もパニックになりやすいため、迷子になってしまったり事故に巻き込まれたりする可能性もあります。最悪の事態を防ぐためにも、脱走対策はしっかりとおこないましょう。

愛犬の体調に気を付ける

避難時は普段と環境が大きく異なり、環境の変化に弱い犬にとっては大きなストレスになります。すでに持病を抱えている犬はもちろん、健康体の犬でも体調を崩しやすくなります。そのため、普段より細かく体調を見て、愛犬が安心できる環境をできる限り整えてあげましょう。

もしもに備えて、普段から愛犬のためにできること

災害発生時すぐに移動できるように、移動のトレーニングなどをしておきましょう
災害発生時すぐに移動できるように、移動のトレーニングなどをしておきましょう

いざ避難所での生活になった時のために、愛犬のトレーニングやワクチン接種、情報共有など、備えておくことが大切です。

トレーニング

避難時に一番といってよいほど重要なトレーニングは、クレートトレーニングです。愛犬を速やかにクレートやケージ、キャリーバッグに誘導できるようにしておきましょう。

その他、トイレトレーニングや吠え対策も重要です。基本的な噛まないトレーニングはもちろんですが、静止状態になるお座りや伏せは、愛犬をリラックス状態に導くためにも役立ちます。公共の場所でもリラックスして過ごせるように、さまざまな環境で社会化をおこなっておきましょう。

ワクチン接種

混合ワクチンを接種して、感染症などの予防をおこなっておきましょう。混合ワクチン接種が受け入れ条件になっている避難所や民間の預かり場所もあります。

近隣での情報共有

自宅で犬を飼っていることを近隣の人に伝えておきましょう。また、近隣の犬猫の飼育状況を把握しておくと、お互いに困った時に助け合うことができます。災害時には予期せぬトラブルが起こりやすいので、近隣の飼主同士のコミュニティが重要です。その他、犬を飼っている人同士のコミュニティがある場合は、参加して人脈を増やしておくのもおすすめです。

自治体への登録

自治体への畜犬登録が義務化されているので、災害に関係なく必ず届出を出しておきましょう。特に、災害時に万が一愛犬が迷子になってしまった際を考えると、畜犬登録をおこなって鑑札を発行してもらうことが重要です。

安全な飼育場所の確保

普段の生活でも、愛犬のケージは家具などが倒れてこない安全な場所に設置しておきましょう。特に、大型家具の前や割れて破片が飛びやすい窓の近くは、災害時に危険となる可能性が高いので注意が必要です。愛犬のケージは大きな家具が倒れてきにくい、そしてガラスが飛んできにくい、安全な場所に設置することをおすすめします。

愛犬の防災についてよくある質問

愛犬の防災についてよくある質問をまとめました
愛犬の防災についてよくある質問をまとめました

愛犬の防災について、よくある質問をいくつかピックアップしてご紹介します。

愛犬を避難所に連れて行ってもいい?

ペット不可の避難所も多いので、一緒に同行避難、または同伴避難できる避難所を、あらかじめ市役所ホームページで確認しておきましょう。

「同行避難」と「同伴避難」の違いは?

同行避難とは、災害が発生した際に飼主が愛犬と一緒に避難するものの、愛犬と同じ部屋で過ごせるわけではありません。これに対して同伴避難は、同行避難した先の避難所で飼主が愛犬をお世話できます。

愛犬も避難訓練に参加すべき?

参加可能な場合もあるので、可能であれば愛犬と参加することをおすすめします。一緒に参加できるかどうかは、各自治体・避難訓練の運営側に確認しましょう。また、自治体などの避難訓練だけでなく自主的に愛犬との避難訓練をしておくことも重要です。

普段から愛犬の安全のためにできることは?

社会化とクレートトレーニングを中心とした日々のトレーニング、ワクチン接種や周囲との情報共有、安全な生活場所の確保です。

まとめ

愛犬の防災グッズで必要なもの、各防災グッズの必要性、避難方法や注意点など、愛犬との避難について幅広くご紹介しました。いざ災害に見舞われると、飼主もパニックになってしまうものです。そのため、事前に愛犬と避難訓練をおこない、万が一に備えて準備できるものは早めに準備しておきましょう。

望月紗貴

執筆者

望月紗貴

一般社団法人愛玩動物健康管理協会 代表理事、および日本UI動物医療リゾート株式会社 取締役副社長。愛犬6頭と愛猫2匹と暮らす。愛玩動物救命士やドッグトレーニングアドバイザー、ペット介護士、ドッグヘルスアドバイザー、その他数多くのペット関連資格を保有。

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