大学生の一人暮らしの初期費用は?平均金額や内訳を解説
記事の目次
初期費用の相場は家賃の4~6カ月分

一般的に部屋を借りるためには、敷金、礼金、家賃、鍵交換費用、仲介手数料、保険料、保証会社利用料といった費用がかかります。 一般的に、一人暮らしの部屋を借りる際に必要となる初期費用は家賃の4~6カ月分が相場となります。
仮に、家賃43,000円の物件に3月10日から入居すると初期費用にかかる金額の目安は以下となります。
また、この他にも引越し費用、家具・家電の購入費がかかることになるため、あらかじめ予算を設定しておきましょう。
| 費用 | 金額 |
|---|---|
| 家賃 | 43,000円 |
| 日割り家賃 | 29,129円 |
| 敷金/保証金 | 43,000円 |
| 礼金 | 43,000円 |
| 仲介手数料 | 47,300円 |
| その他費用 | 20,000円 |
| 保証会社利用料(※) | 21,500円 |
| 火災保険 | 10,000円 |
| 合計 | 256,929円 |
※家賃は、「第60回学生生活実態調査の概要報告」(全国大学生活協同組合連合会)【図表1】1カ月の生活費(下宿生)の住居費から財務省統計局の「家計調査(家計収入編)2024年」の水道・光熱費を差し引いたものを使用。敷金/保証金、礼金は家賃1ヵ月分、仲介手数料は、家賃1カ月分+消費税、その他費用は、鍵交換代とし、保証会社利用料(※)は、家賃の半額。
大学生の一人暮らしにかかる代表的な初期費用

大学生がアパートやマンションなどの賃貸契約をする際に必要となる初期費用について説明します。
家賃
家賃とは、住宅の貸主に支払う住宅の使用料(賃貸料金)のことです。
通常は月ごとに支払います。ただし、契約月分において月の途中から入居する場合は日割りで計算し、翌月分の家賃とともに前払いすることもあります。詳細は契約ごとに細かく異なりますので、契約内容をしっかり確認しましょう。
家賃については、『大学生の一人暮らしの家賃平均はいくら?いい部屋の探し方も解説』も参考にしてください。
敷金(保証金)
敷金とは、賃貸物件を契約するときに借主(借りる人)が貸主(貸してくれる人)に預け入れるお金のことを指します。借主が不注意でお部屋に傷などを付けてしまったり家賃を滞納した場合の費用に充当するものとされています。
また、最近では敷金がかからない物件も増えてきています。初期費用は抑えられますが、敷金の代わりに退去費用が高額になることもあるため、それらも考慮しながら物件を選びましょう。
礼金
礼金は、賃貸物件を契約するときに貸主にお礼として支払うお金です。お礼として渡すものなので、敷金のように退去時に返ってくることはありません。礼金の相場は地域や物件によって異なります。
なお、最近は礼金のない物件が増えています。また、そもそも礼金という習慣のない地域もあります。
鍵の交換費用
賃貸物件を契約する際、入居前に鍵が新しいものに交換されます。
鍵の交換を実施するか否かを借主側が判断できることもあります。しかし、前の住人が鍵を複製していた場合、不法に部屋へ侵入される可能性があります。自分の身を守るためにも鍵の交換は必ずおこなったほうがいいでしょう。
なお、一般的な賃貸物件のドア用の鍵として普及しているディスクシリンダー錠の場合、鍵交換費用の相場は2万円前後となっています。物件や鍵の種類などによって金額は異なります。
仲介手数料
仲介手数料とは、物件を仲介してくれた不動産会社に対して支払う手数料のことをいい、国土交通省の「宅地建物取引業法(第46条)」によって「家賃1カ月分+消費税」以内と、上限が定められています。
例:毎月の家賃が43,000円の場合
仲介手数料の上限は43,000 +4,300円 =47,300円
また、支払い額においては、借主と貸主の双方が折半して負担するケースもあれば、借主あるいは貸主のどちらかが全額負担するケースもあります。

- 賃貸の仲介手数料とは?消費税がかかる?上限や相場・値引き交渉についても解説
- 賃貸住宅に入居する際、仲介手数料が初期費用としてかかる場合があります。仲介手数料とはどのような費用なのでしょうか
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保証会社利用料(賃貸の保証料)
賃貸の保証料とは、家賃の遅れや未払いなどがあった場合に、賃貸保証会社(家賃保証会社)が家賃を立て替えるための保険料です。近年では、賃貸借契約の際に保証会社の利用が必須となるケースも多くなっています。
賃貸保証会社(家賃保証会社)に支払う保証料は、保証会社や物件によって異なりますが、以下の支払い方法となるのが一般的です。
- 初回保証料:1カ月の家賃の50%~100%(入居時に支払い)
- 月々保証料:1カ月の家賃の1%~2%(毎月支払う)
火災保険料
賃貸物件の契約時は火災保険への加入が条件となっていることが一般的です。借主が保険会社を選べる場合もありますが、ほとんどの場合は不動産会社または貸主が指定する会社の保険に加入します。
しかし、地震時に発生した火災による損害は火災保険では補償されないため、地震保険の契約もおこなうとよいでしょう。地震保険は単独契約ができないので火災保険とセットで契約します。保険金額は火災保険の30~50%の範囲となります。
家電や家具などの購入に必要な費用はどれくらい?

家電量販店では、新生活に向けて洗濯機・掃除機・冷蔵庫・電子レンジをセットにしてお買い得な価格で販売しており、5万円~20万円で購入できます。
家具においても家具の量販店やホームセンターなどを利用することで費用を抑えることが可能です。ベッドや寝具、テーブル、カーテン、収納、食器類など5万円~15万円で購入できます。
家電や家具は個人の暮らし方によって必要となるものが異なります。自分の価値観や必要に応じて、家電や家具を買い足したり減らしたりしましょう。
引越し費用はどれくらい?

実家で使っていた家具や家電を引越し先で使うためには、引越し費用がかかります。引越し費用は、引越会社の繁忙期によって金額が異なるため、一概にはいえませんが、引越し費用についてのアンケートをおこなった結果、単身の引越しでは50km圏内であれば5万円以下で収まると回答した方が6割いました。引越し会社によって費用が異なるため、いくつかの会社に相見積もりを取るとよいでしょう。
最初にかかる費用を抑える方法

このように、一人暮らしをはじめる際はどうしてもまとまった費用が必要になります。可能であれば、費用はできるだけ抑えたいですよね。
ここでは、初期費用を抑える方法をご紹介します。
フリーレント物件や敷金、礼金のない部屋を探す
フリーレント物件とは、賃貸契約の開始から一定期間において家賃が無料に設定されている物件のことです。フリーレントとなる期間は2週間ほどのこともあれば1~3カ月間の場合もあるなど、物件ごとに異なります。
フリーレント物件の多くは一定期間内の解約に対して違約金などが発生する契約となっていますが、すぐに引越しをする予定がないのであれば初期費用を抑えるのにうってつけの物件といえるでしょう。
賃貸契約時の初期費用を安くするためにはこうしたフリーレント物件や、敷金・礼金のない部屋を探す方法が考えられます。ただし敷金や礼金がない場合でも初期費用としてクリーニング代が必要となる場合もあります。
フリーレント物件や敷金や礼金のない物件に限らずどのような賃貸物件を契約する場合でもいえることですが、契約書をよく読み、内容に納得してから契約するようにしましょう。
自力で引越しをする
自分で車を運転したり、親や兄弟、友人に車を運転してもらったりして自分たちで引越しをおこなうことで、引越し会社に依頼する費用を抑える方法もあります。
たとえばレンタカーを利用する場合、ワンボックスバンタイプを24時間借りるレンタル料は15,000円~20,000円ほどが相場です。
家具や家電は中古で手に入れる
中古市場には、まだ十分に使える高品質な家具や家電が多く出回っています。状態のいい中古品を選ぶことで、コストパフォーマンスに優れた家具や家電を手に入れることが可能です。
家具や家電は徐々に買い足す
初期費用を抑えるためには、家具や家電を最初にすべて買わず徐々に買い足していくのもひとつの方法です。
必ず使うベッドや初日から必要になるカーテンなどは最初から揃えておく方がよいですが、どのような家具や家電が必要になるか実際に生活をしてみないとわからない場合もあります。
まずは必要最低限のものだけを買い、その他は必要性を感じてから購入すれば、最初にかかる費用を抑えられます。
家具や家電については以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
ここまで一人暮らしの初期費用について解説してきました。引越しの際に必要な初期費用は家賃の4~5倍、家具や家電にこだわるとさらに多くのお金が必要になります。フリーレント物件や礼金・敷金のない物件、中古家電や中古家具などを活用するなど、さまざまな工夫を重ねることで初期費用は通常より抑えられますが、決して小さい金額ではありません。
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