「失敗しない賃貸物件選び」のために、内見でチェックすべきポイントまとめ

賃貸物件を探すとき、キッチンに備え付けられているコンロの数を気にされる方もいらっしゃると思います。確かに、コンロの数が多いほうがより効率的に料理ができるはず。しかし、「実際に使ってみたら一口でも十分間に合った!」という方も少なくないようです。
この記事では、物件を探す際に一口コンロを選ぶか二口コンロを選ぶかの判断のポイントと、一口コンロの物件で料理を楽しむためのキッチン活用術をご紹介します。
コンロの数が一口か二口かは、賃貸物件探しの際によく挙がるこだわり条件です。コンロが二口あれば調理を同時進行で進められますし、片方では手早く、もう片方では時間をかけてコトコト煮込んで…といった調理もできます。料理が好きな方や日頃から料理を作る方にとっては、こだわりたいポイントではないでしょうか。
一方で、「時間がないのでほとんど料理をしない」、「外食がメインで家ではお湯を沸かす程度」といった方は一口コンロでもそこまで不便ではないかもしれません。このように、一口コンロがよいか二口コンロがよいかは、それぞれのライフスタイルや生活サイクルに応じて変わってきます。
また、二口コンロをこだわり条件に加えると、その分物件数が絞られてしまいます。二口コンロにこだわることで暮らしやすさにどのくらい影響するかどうか、見極めることが必要です。
ここからは、物件を探す際に二口以上のコンロにこだわるべきかどうかの判断ポイントをご紹介します。
日頃から料理をする方、料理が趣味の方、なるべく自炊して食費を節約したいと思っている方は、一口コンロでは調理の際にストレスを感じてしまうかもしれません。また、小さなお子さんがいるご家庭などでは、二口以上のコンロが必要になることが多くなってきます。
料理をする習慣がある方、複数人で生活をする方は、二口以上コンロのある物件を探すのがおすすめです。
コンロが二口あれば、複数の料理を効率的に調理することが出来ます。また、友達を呼んでホームパーティーをするようなときも調理に困ることがありません。
一口コンロではこのような同時進行の調理は難しくなります。一つの料理を作った後にもう一つの料理を作ることになるので、先に作った料理が冷めてしまうこともあります。一度の食事で何品も作らない方は一口コンロでもそこまで不便ではないといえます。
もともと電子レンジやオーブントースターなどの調理家電を持っている、あるいは引越しの際に購入する予定があるのであれば、一口コンロを使いながら調理家電を併用して調理をすることで、効率がぐんと上がります。
工夫次第では、一口コンロでもそこまで制限を感じることなく料理がしやすい環境を作ることができます。ここでは、一口コンロでも料理を楽しめる方法をまとめてご紹介します。
キッチンの横に小さなテーブルや棚を置くスペースがあれば、そこに卓上コンロを設置して二口コンロのように同時並行して料理することが出来ます。
卓上コンロは寒い季節にリビングで鍋をするような時にも重宝しますし、万が一ガスが止まった場合でも使うことができるので、一台あると非常に便利です。災害時の対策としても用意しておくと良いでしょう。
電子レンジがあれば、通常はコンロで行う調理も電子レンジで代用出来ます。簡単な温めや解凍はもちろん、最近は電子レンジ専用の調理グッズが充実していますので、そういった商品を使って野菜を下ごしらえする、蒸し料理を作る、魚を焼くなど、さまざまな活用ができます。
また、電子レンジだけでなく保温調理器や炊飯器、自動調理器を利用するという方法もあります。最近は多機能な調理器具も多く発売されているため、料理にこだわりのある方は一口コンロと調理器具を併用して使うことで楽しく調理できるようになるかもしれません。
やかんでお湯を沸かすのは意外と時間がかかるものですが、電気ケトルを使えばスピーディーにお湯を沸かすことができます。お湯を沸かすだけであればむしろ電気ケトルやポットを使ったほうが便利かもしれません。
最近では、大小さまざまな容量のもの、また見た目もおしゃれでかわいいものもたくさん売られていますので、「お湯を沸かすことができればOK」という方にはおすすめです。
毎日料理するのにストレスがかかる場合は、時間があるときにおかずをまとめて作っておくと、お弁当や食事の準備がラクになります。
例えば、ひじき煮やラタトゥイユ、切り干し大根の煮物やスペアリブなどは、ある程度日持ちもしますし、毎回のご飯にもお弁当のおかずにも入れられます。
また、肉に下味をつけて1食分ずつ小分け冷凍しておくと、使う分だけ解凍して調理することができるので便利です。
一口コンロでも他の調理器具や家電を利用したり、作り置きをしたりするなど、工夫次第で効率よく自炊をすることができます。卓上コンロや電子レンジの活用法を知ることで料理のバリエーションも増やせますし、時短のテクニックやアイディアレシピの知識も身につけられるかもしれません。
二口コンロを希望していたけれど、条件が合わず一口コンロの物件に住むことになったという場合でも、十分料理を楽しむことができるはずです。