マンションリノベーション事例「古さを生かした味わいある家は猫の居場所もいっぱい」

とご夫妻。

購入したのは、駅近で築50年以上の物件。角部屋で3面に窓があり、眺めも抜群です。リノベーションで要望したのは、「築年数が経っているのが魅力なので、新築のようにきれいにするのではなく、古さを生かしたい」（ご主人）ということ。すでに何度かリノベされており、個室の壁をなくしたらキッチンのものだったと思われる横長の窓が出てきたそう。そこで、窓を生かしてキッチンをもとの位置に戻し、LDKを拡張。
寝室もあえて建具で仕切らず、空間の広がりを強調しています。

とご主人。

本当は壁も天井もすべて躯体現しにしたかったそうですが、何重にもクロスが貼られていたためきれいにするのは限界があり、LDKの壁は白く塗装。床材は味わいがあって経年変化が楽しめる足場板やモルタルを採用しています。

と、古さを楽しむ家は猫にもやさしい住まいになったよう。

米軍基地で使われていたというキャビネットなどのヴィンテージな家具や、りんごやワインの木箱などを生かしたインテリアも、躯体現しの無骨な空間に見事に調和しています。

と奥さま。猫も人もハッピーになれるリノベーションが実現したようです。