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フローリングの張り替え費用はいくら?ベストなタイミングや注意点を解説

フローリングの貼り替えはいくらするのでしょうか?ベストなタイミングについても解説します
フローリングの張り替えは、費用がどれくらいかかるのか不安という方もいるでしょう。実際の費用は、工法や床材の種類によって異なります。どの程度の費用がかかるのかを知るためには、工法と床材の種類を理解することが必要です。

本記事では、フローリングの張り替え工法と床材の種類について解説します。工法や床材の種類に応じた費用相場も紹介していくため、張り替え工事がいくらかかるのか不安な方はぜひ参考にしてみてください。

フローリングを張り替えるタイミングはいつがベスト?

フローリングの張り替え時の目安は?
フローリングの張り替え時の目安は?

フローリングを張り替える際には、いつ工事をおこなうべきか、タイミングを見極めることが大切です。具体的には、フローリングが以下の状態になった時が張り替えのタイミングだと言われています。

傷やへこみ、剥がれが目立つ
劣化して色褪せや変色が目立つ
シミやカビなどが目立つ
床を歩くと鳴る・きしむ
床が浮いている・沈んでいる

一般的に、フローリングの張り替え時期は10~20年が目安です。ただし、上記のような状態になった場合は、経過年数に関係なく早めの対応が必要とされています。また、子どもの成長や高齢化、ペットの飼育など、ライフスタイルの変化に合わせ、滑りにくい床材に変更するケースもあります。

フローリングの張り替え方法は大きく2つ

フローリングの張り替え方法とは?
フローリングの張り替え方法とは?

フローリングの張り替えをする方法は、大きく分けて「張り替え工法」「上張り工法(重ね張り)」の2つです。それぞれの方法がどのようなものなのか、メリット・デメリットは何かについて解説します。どちらの工法が適しているのか参考にしてみてください。

張り替え工法

張り替え工法とは、既存のフローリングを撤去し、新しい床材を貼り直す方法です。それでは、張り替え工法のメリットとデメリットを見ていきましょう。

張り替え工法のメリット

張り替え工法のメリットは、以下のとおりです。

  • 床下を確認し状態を改善できる
  • 断熱材や防音材の追加施工ができる
  • 床の高さを調整してバリアフリー化できる

張り替え工法では既存のフローリングを撤去するため、床下の状態が確認できます。シロアリの食害や腐食・カビを発見できるため、被害が拡大する前に対処可能です。

また、張り替え工法を採用すれば、床下と新しいフローリングの間に断熱材や防音材、かさ上げ用の部材を入れられます。張り替え工法は既存のフローリングを撤去するため、再施工の自由度の高さがメリットと言えるでしょう。

張り替え工法のデメリット

張り替え工法のデメリットは、以下のとおりです。

  • 費用が高くなる
  • 工期が長くなる
  • 近隣に迷惑をかける可能性がある

張り替え工法では既存のフローリングを撤去する際に、廃棄処分費や下地補修費用が発生します。撤去には時間もかかるため、施工期間が長くなりがちです。

さらに、工事中は騒音や振動が発生しやすく、近隣に事前告に通知しないとトラブルになる可能性があります。特に、分譲マンションで施工する場合は、管理規約の内容に基づいた告知や工事が不可欠です。

上張り工法(重ね張り)

上張り工法(重ね張り)とは、既存のフローリングの上に新規の床材を重ねて施工する方法です。それでは、上張り工法のメリットとデメリットを見ていきましょう。

上張り工法のメリット

上貼り工法のメリットは、以下のとおりです。

  • 費用を抑えられる
  • 工期が短くなる
  • 振動や騒音が発生しにくい

上張り工法で施工する場合、既存のフローリングの撤去が必要なく、処分費も補修費用もかかりません。撤去工事にかかる日数も減り、比較的短い期間で工事が完了します。

また、上張り工法は騒音や振動が発生しにくく、近隣に迷惑をかけにくい工法です。費用を抑えつつ、近隣に迷惑をかけにくいため、手軽にできるリフォームとして人気があります。

上張り工法のデメリット

上張り工法のデメリットは、以下のとおりです。

  • 床下の状態を確認できない
  • 床が二重になり段差が生じる場合がある
  • 既存のフローリングの状態によっては施工できない

既存のフローリングを剥がさずに施工するため、床下の状態は確認できません。もし、腐食やカビが発生していたとしても見逃してしまうため、のちのち大きなトラブルに発展するおそれがあります。

また、床が二重になると段差が生じるため、無計画に施工を進めるとドアの開閉に支障が出るケースもあります。さらに、既存のフローリングもしくは床下が大きく沈んだり、浮いたりしている場合は施工できません。状態によって施工が限られる点もデメリットと言えるでしょう。

床材の種類

主な床材の種類は?
主な床材の種類は?

フローリングの床材は、主に以下の4つに分けられます。

床材の種類 特徴
無垢フローリング 天然木を一枚板として加工した床材のこと。
合板などを使わず、木そのものの質感や風合いを楽しむことができる
複合フローリング 合板の上に天然木の化粧材やシートを貼り合わせた床材。
費用も安価なことから一般的に多く採用されているフローリング
クッションフロア 塩化ビニル素材でできたシート状の床材。
クッション性があり、水や汚れにも強いためトイレや洗面所など水回りに利用されている素材
フロアタイル 塩化ビニル素材でできたタイル状の床材で、クッションフロアと異なり、1枚ずつ施工するタイプ。
デザイン性と耐久性を兼ね備えているため飲食店やオフィスなどでも使われている素材

特徴は床材によって異なるため、張り替えする前には必ず違いを理解しましょう。違いを理解したうえで施工すれば、イメージに近い生活が送れるはずです。

床・フローリングの張り替え相場は?

床を張り替え際の相場は?
床を張り替え際の相場は?

床・フローリングの張り替え相場は、以下のとおりです。

  6畳 12畳 16畳 20畳
張り替え 上張り 張り替え 上張り 張り替え 上張り 張り替え 上張り
無垢フローリング 12~21
万円
9~18
万円
24~42
万円
18~36
万円
32~56
万円
24~48
万円
40~70
万円
30~60
万円
複合フローリング 9~18
万円
6~14
万円
18~36
万円
12~28
万円
24~48
万円
16~37
万円
30~60
万円
20~47
万円
クッションフロア 5~6
万円
4~6
万円
10~12
万円
8~12
万円
13~16
万円
11~16
万円
17~20
万円
13~20
万円
フロアタイル 6~10
万円
5~7
万円
12~20
万円
10~14
万円
16~27
万円
13~19
万円
20~33
万円
17~23
万円

表のように、フローリングの張り替えは、施工する面積が増えるほど高くなります。ただし、相場は施工部分の面積や状態、リフォーム会社によって異なります。正確な金額を知りたい場合は、リフォーム会社から見積もりを取得して確認しましょう。

フローリングの張り替えリフォームに使える補助金は?

フローリングの張り替えに使える助成金とは?
フローリングの張り替えに使える助成金とは?

一般的に、フローリングの張り替えのみでは補助の対象にはなりません。しかし、断熱性を向上させる工事やバリアフリー化工事に対して補助されるケースがあります。代表的な例として、以下の補助制度があります。

補助制度の名称 内容 対象工事
住宅省エネ2026
キャンペーン
最大100万円 床下断熱材の設置など
介護保険を利用した
住宅改修
最大20万円 バリアフリー化工事

出典:国土交通省「みらいエコ住宅2026事業
出典:厚生労働省「介護保険による住宅改修

どちらの補助制度にも適用条件があり、特定の工事のみに対して補助をおこなっています。どのような条件か気になる方は、リフォーム会社といった専門家に確認しましょう。

なお、自治体によっては個別に補助制度を設けている場合があります。すべての自治体が補助しているわけではありませんが、補助を利用できるかどうか、お住まいの自治体に確認してみるとよいでしょう。

フローリングの張り替え工事の流れ

張り替え工事の流れは?
張り替え工事の流れは?

フローリングの張り替え工事は、以下の手順で進めます。

  • STEP 1現地調査・見積もり
  • STEP 2床材を選定する
  • STEP 3既存のフローリングを撤去する
  • STEP 4下地造作をおこなう
  • STEP 5新しいフローリングに張り替える
  • STEP 6引渡し

フローリングの張り替え工事をおこなう際は、リフォーム会社に現地を確認してもらい、見積もりの提示を受けます。その後に床材を選定し、正式な工事費用が決定するという流れです。

金額や内容に納得できたら工事請負契約を締結し、工事を開始してもらいましょう。工事は既存のフローリング撤去から始まり、下地造作をおこなったうえで新しいフローリングに張り替えます。張り替え後、リフォーム会社が清掃をおこない、仕上げに問題なければ引渡しを受けます。

工事にかかる期間は?

フローリングの工事にかかる期間は、工法や施工面積などによって異なります。張り替え工法では3日~1週間程度、上張り工法であれば1~2日程度で完了するケースが一般的です。ただし、床下の補修や断熱材・防音材などの追加工事が必要な場合は、工期は伸びる可能性があります。

また、マンションの管理規約上、リフォーム工事の届出が必要な場合、受理されるまでに一定の時間がかかります。さらに、工事してもよい時間が制限されるケースもあるため、分譲マンションでの工期は長くなりがちです。フローリングの張り替えをおこなう際は、余裕を持ったスケジュールを組み、工期が少し延びても問題ないよう対策しておきましょう。

フローリングを張り替える際の注意点

フローリングを張り替える際の注意点は?
フローリングを張り替える際の注意点は?

ここからは、フローリングを張り替える際の注意点について解説します。

床材は機能性も重視して選ぶ

床材を選ぶ際は、デザインだけでなく機能性も重視しましょう。例えば、小さな子どもがいる家庭では滑りにくく防音性を併せ持つ床材、洗面所やキッチンなど水がはねる場所では防水性が高い床材などです。

近年は、機能性の高いフローリングの種類も豊富になっています。そのため、ショールームやカタログなどで実物を確認し、生活環境に適した床材かどうかを確認しましょう。

見積もりは複数社から取る

フローリングの張り替え工事を検討する際は、複数社から見積もりを取得しましょう。1社だけでは価格の妥当性が確認できず、相場よりも高額な金額で契約するおそれがあります。

複数社の見積もりを比較すれば相場が分かるうえに、施工内容や利用する材料なども確認が可能です。担当者の対応の質や説明の分かりやすさなども把握できるため、リフォーム会社を選定する時の重要な材料となります。

見積もりは3~5社程度に依頼し、比較するのが理想です。価格面も含め、総合的に判断できるようにすることがポイントです。

マンションの場合の管理規約を確認する

マンションの室内のフローリングを張り替える場合は、事前に管理規約の内容を確認しましょう。特に分譲マンションの多くは、管理規約によってリフォームに利用できる床材の種類、遮音性に関する規定を設けています。管理規約に違反する施工はできず、勝手に工事を進めると大きなトラブルに発展するかもしれません。

また、工事の時間や搬入経路、騒音対策の方法についても明文化しているケースもあるため事前の確認が必要です。一般的に、工事前には管理組合への申請が必要となるため、会社と連携して進めましょう。

防音性能(遮音等級)の確認をする

マンションでフローリングを張り替える際は、防音性能(遮音等級)を確認しましょう。下階への生活音を軽減させるためには、一定以上の防音性能が必要です。防音性能は数値化されており、一般的にはLL-45以上の性能を求められます。

なお、数値が低くなるほど防音性は高くなるため、近隣トラブルが心配であれば、LL-40のフローリングを選択するとよいでしょう。

将来のことを考えてバリアフリーも検討する

フローリングの張り替えを検討する時は、将来のことも考えてバリアフリーを検討しましょう。歳を重ねた際に、滑りやすい床材を利用していたり、段差がある状態を放置していたりすると、転倒のリスクがあり大変危険です。リスクを回避できるよう事前に施工すれば、安心して住み続けられます。

また、バリアフリー化する際は、補助制度を利用できる場合があります。そのため、リフォーム会社に対象となるのか確認してから施工しましょう。

フローリングの張り替えに関するまとめ

フローリングに関する内容をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

フローリングを張り替えるサインは?

フローリングは、以下のサインが現れた時に張り替えを検討しましょう。

  • 傷やへこみ、剥がれが目立つ
  • 劣化して色褪せや変色が目立つ
  • シミやカビなどが目立つ
  • 床を歩くと鳴る・きしむ
  • 床が浮いている・沈んでいる

サインのなかには、床下の腐食が原因となるものもあります。早急に対応しないとのちのちトラブルになったり、高額なリフォーム費用が発生したりするため注意が必要です。

住みながらフローリングの張り替え工事はできる?

施工範囲や工法によっては、住みながらでもフローリングの張り替え工事は可能です。フローリングの張り替え工事は比較的工期が短く、騒音も振動も少ないため、生活に支障が出ない範囲で施工する場合は住みながらでも工事できます。住みながら工事できるのか判断に迷う場合は、リフォーム会社と相談し、仮住まいの必要性を判断しましょう。

20畳のリビングのフローリングを張り替えるにはいくらかかる?

20畳のリビングのフローリングを張り替える場合の費用目安は、以下のとおりです。

  • 無垢フローリング:40~70万円
  • 複合フローリング:30~60万円
  • クッションフロア:17~20万円
  • フロアタイル:20~33万円

ただし、下地の補修や断熱材・防音材を追加する際は目安よりも高くなるケースもあるため、正確な金額はリフォーム会社に確認しましょう。

フローリングの張り替え工事は、工法や施工範囲、床材の種類などによって異なります。既存のフローリングを撤去する張り替え工法を選んだり、無垢フローリングを利用したりすると費用が高くなります。費用が高くなるからといって放置すると、床下の腐食やカビの発見が遅れ、のちのち大規模なリフォーム工事が必要になるかもしれません。そのため、張り替えのサインが現れていないか定期的にチェックしましょう。適切な時期にフローリングを張り替えれば、安心して快適に暮らせるはずです。

執筆者

渥美 誠

宅地建物取引士、行政書士、不動産コンサルティングマスター

大手不動産仲介会社など計5社に勤める。不動産売買仲介・不動産買取・事業用定期借地権での法人テナント誘致などに携わる。これらの業務に18年間携わり、不動産売買全般、借地、税金、相続などの分野に強い。現在、不動産・金融webライターとして執筆活動中。愛知県出身。

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