テーマ:二次創作 / ピーターラビット

うーさぎ、うさぎ

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えーつ! うさぎ?
そうですよ、月に。
お餅つき、も、しますし。
十五夜には、ね。
分かりました!
そうでしたか、そのことが。
おっしゃり、たかったんですね。
私のしたことが。
ご理解、いただけた!
あなたは、お見掛け、通りです。
は?
博学。
そう、博学の、御仁でした。
それは、有難う。
ついでに、十五夜と、申します、と。
インド、です。
えっ! えっ!
本当に、突然だらけ、です、ね。
まぁ、それは、いいこととしましょう。
で、なんで、インド?
はい、ジャータカ神話。
ああ、あの。
おや、おや。
ご存じ、だったの、ですね。
たまたま、ですよ。
さる、きつね、うさぎ。
ある日、ある時。
己の、獣の姿に、なぜ?
と、いう、話になりました。
前世での、悪行、なんだろう、か?
そこで、人間に。
役立つことを、しよう!
と、いうこととなる。
そんな、展開、ですよ、ね。
ええ。
それ、耳にし。
不憫に思った、お釈迦さま。
疲れ果てた、老人の姿に。
そして、食べ物を、求めます。
善行を、確かめるため、に。
さる、と、きつね、は。
食べ物を、差し出せ、ます、が。
自分の身、しか、差し出せない、うさぎ。
そこで。
火の中に、飛び込み、身を捧げます。
これを見て、お釈迦さま。
うさぎ、に。
人間への、生まれかわり。
そして、永遠に、月に。
うさぎ、の姿を、残す。
この、二つを。
行い、ました・・、と、さ。
そうそう、面白い、伝説です。
実に、面白い。
で、餅つき? こちらの由来も。
ほー、欲張り、な、ことで。
あなたは、伝説、知って、ましたよね。
ほんの、大筋です、から。
餅つきの件は、博学の。
あなたに、お任せ、したいです。

まぁ、そういう、お気持ち、なら・・。
月での、生活が。
暇、とか。
そんなところで、いいでしょー。
本当―、ですか?
な、なんと。
任せて、おきながら、失礼な。
ああ、すみません、すみません。
ほー、すみません、と、二度も。
あまり、誠実さ、感じません、がね。
まぁ、いいでしょー。
とにかく、時間が、もったいない。
で?
ほら、望月、でしょう。
望月?
満月の、ことですよ。
それが?
望月、もちづき、て、読むでしょう。
これが、餅つき、に。
ほうほう、そんな感じです、か、ねー。
一応、感心します。
なんと、一応、ですと。
こんな話、もう沢山だ!
家を、探している、ん、ですよ。
家を!
はいはい。
そうでした、そうでした。
かしこまり、ました。
で、どんな、物件を。
うーん、いざ、そう、聞かれますと。
えっ! またですか。
家を、探しに、こられたんです、よね。

うーさぎ、うさぎ

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