この伝説。
知って、ますか？
な、なんですか。
突然に。
由来ですよ。
由来？
ええ。
でも、何ですか、突然。
だから、由来、です。
何度も、言わせないで、くださいよ。
なんと、勝手な。
あなたが、脈絡、無視して。
言い出したんでは、ないんですか。
ほんとに、勝手な。
まぁ、それは、いいですが。
家を、探しているんです、から。
そのために、来たのです、から。
あなたの店。
ウインドーに、物件が。
ええ、勿論ですよ。
それ、扱っている、ものですから、ね。
でしょ！
だつたら、家を。
分かりました。
で、どんな、物件を。
うーん、いざ、そう、聞かれますと。
えっ！　なんですか？
家を、探しに、こられたんです、よね。
ええ、間違いありません、よ、勿論。
なら。
だから・・・。
だから？
改めて、聞かれますと。
なんですか。
私の、せい、だと、でも。
いえいえ。
そういう、わけでは。
なら、どんな、家を、ご用意すれば。
どんな・・・。

思い出しました！
えっ？
うさぎ、と、月。
この伝説の、由来ですよ。
餅つき。
そう、餅つき、餅つき！
と、突然、なんですか！
私としたことが。
これ、でした。
全く、分かりません、よ。
あなたの、おっしゃること。
だから、餅つき、ということは。
そこに、住む＝生きる＝家。
なんです、なんです。
この、イコール。
　このことが、大切、なのです、よ。
そう、イコール、が。
そうでした、そうでした。
住む、生きる、それが、家。
それで、この店に、それ、求めて。
なるほど、そうだったんですか。
私のしたことが。
ちょつと、まってください。
ここで、あなた、までが。
私のしたことが、ですか。

まあ、まあ。
表現に、こだわっている。
そんな、時間。
ありません、ので。
それは、私だって。
じゃー。
話題を、変える。
潮時かも、知れません、ね。
異存、有りませんよ。

で、9月、秋ですからねー。
だから、なんですか？
十五夜、です。
またまた、突然。
十五夜、ですか。
まぁ、秋ですから。
これ、話題になっても。
確かに、不思議では、ありません、が。
ですよね。
ええ、まー。
あれ！
ちょつと、ちょつと。
まってくださいよ。
なんですか、不都合でも？
ええ、ええ。
いやいや、私としたことが。
ついつい、また、話に巻き込まれ・・。
でも、十五夜が、どうしたのですか？
　続けてください。
はい、では。
住んでいる。
えっ！
住む、ですか。
そうです、よ。
家を、探している、んです、よね。
ええ。
で？　住んでいる？　
誰が、ですか？
何を、おつしゃいます。
うさぎ、に、決まっている、でしょー。

うーさぎ、うさぎ