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ジャンガリアンハムスターの飼い方は?特徴や寿命を解説

ジャンガリアンハムスターの飼い方・特徴を解説
手のひらサイズのコロコロとしたフォルムと、つぶらな瞳がかわいいジャンガリアンハムスター。ゴールデンハムスターなどと同じく高い人気を集める種類のハムスターで、比較的飼育がしやすいペットとしても知られています。小さなケージで飼えるので、一人暮らしの間取りでも生活をともにしやすいペットですが、しっかりと行き届いたお世話が欠かせません。そこで今回は、ジャンガリアンハムスターをお迎えするにあたって、知っておきたい特徴や飼い方、必要な飼育環境など、詳しくご紹介していきます。

ジャンガリアンハムスターの特徴

ジャンガリアンハムスターは、毛色や性格など個体差が出やすい動物です
ジャンガリアンハムスターは、毛色や性格など個体差が出やすい動物です

ジャンガリアンハムスターは、ドワーフハムスターに分類される小柄な種目で、正式名称はゲッ歯類ネズミ目キヌゲネズミ亜科ヒメキヌゲネズミ属と呼ばれます。ハムスターの種類のなかでも大柄なゴールデンハムスターと比べると、3分の2~半分くらいのサイズで、手足の裏までしっかりと被毛があるのも特徴。ちなみに夜行性なので日中は基本的に寝ていて、夕方から活動をはじめるので、お昼に働いている人にとってもお世話がしやすいハムスターです。ここからは、もう少し詳しくジャンガリアンハムスターの特徴を見ていきましょう。

小柄でなつきやすい

ジャンガリアンハムスターの場合、一般的には50gにも満たない個体が多く、片手にすっぽり収まるくらいの愛らしいサイズ感です。なおオスとメスでは、多少ではありますが、次のような大きさの違いがあります。

性別 体重・体長
オス 体重:35g~45g
体長:7cm~12cm
メス 体重:30g~40g
体長:6cm~11cm

小動物なので、最初は警戒心が強くなりがちですが、基本的にはやさしく穏やかな性格。慣れてくれば、人の手にも乗って一緒に遊んでくれます。ただし触りすぎは、ジャンガリアンハムスターにとって大きなストレスにもなるので、スキンシップは適度にするようにしましょう。

多様な毛色

ジャンガリアンハムスターは、カラーによって豊富な種類に分かれる特徴もあり、さまざまな個性を持っているのも魅力です。なおジャンガリアンハムスターの毛色の種類として、次のような例が挙げられます。

ちなみに毛色の違いによる生体価格の差は少なく、一般的には1,000円~2,000円前後が目安です。

イメージ 毛色 特徴
ノーマル
(原種)
背中側が濃い茶褐色
背中に黒いストライプ模様
インペリアル インペリアル 原種と比べてお腹側の毛が真っ白
背中側の黒いストライプ模様も薄い
プディング(イエロー) プディング
(イエロー)
全体的に明るいベージュ色プリンのような色味
遺伝子的に肥満になりやすい
パールホワイト パールホワイト 根元から白い
毛先が明るいベージュ色になるホワイトプディングと毛先まで白くなるスノーホワイトがいる
ブルーサファイア ブルーサファイア 背中の毛色が薄い灰色
背中のストライプも薄い

オスとメスで異なる性格

ジャンガリアンハムスターは、おとなしくて人なつっこい性格がベースになっていますが、オスとメスでは少し違いがあります。もちろん個体差もあるので、例えば「警戒心が強くて慣れるのに時間がかかる」などの子も。一概にはいえませんが、飼いはじめる前には、次のような特性を参考にしてみてください。

オスの特徴

  • 活発
  • 好奇心旺盛
  • 環境変化に弱く神経質 など

メスの特徴

  • 温厚
  • マイペース
  • 環境変化に順応しやすい など

先ほども出てきたように、なかには上記とは多少異なる個体もいます。それぞれで細かな性格には差があるので、どの子なら自分に合いそうなのか、あらかじめじっくり観察して探すのがおすすめです。

ジャンガリアンハムスターの寿命

ジャンガリアンハムスターの寿命は2年から2年半。老化のサインを知って、適切に対応しましょう
ジャンガリアンハムスターの寿命は2年から2年半。老化のサインを知って、適切に対応しましょう

ジャンガリアンハムスターは、体が小さいこともあり、2年~2年半くらいの寿命になるのが一般的です。また非常に繊細な一面もあり、健康管理には十分な配慮が不可欠。ではジャンガリアンハムスターが高齢になってきた時、特に注意して見ておきたい老化のサインも、以下でご紹介していきます。

ジャンガリアンハムスターの老化のサイン

ジャンガリアンハムスターと一緒に暮らすなかで、次のような症状が見られる際には、老化が進んでいるサインです。

  • 毛のつやが減った
  • エサを食べる量が減った
  • 転びやすくなった
  • 寝ている時間が増えた など

ハムスターも人間と同じように、年を取ってくると関節が弱って足腰が動かしづらくなったり、だんだんと体力が衰えてきたりします。また食欲や毛づくろいが減ってくると、少しずつ毛並みにつやがなくなってくることも。こうした老化のサインが見られる時には、お別れの時期が迫っている可能性があります。あまり無理はさせずに、少しでもおかしいと感じることがあれば、早めに動物病院で受診するようにしましょう。

ジャンガリアンハムスターを長生きさせるコツ

動物としての寿命の目安はあるものの、きちんと健康管理や飼育環境に配慮ができていれば、多少なりとも元気に過ごしてくれる期間は延びる可能性も。ジャンガリアンハムスターと、できるだけ長く一緒に暮らせるように、次のようなポイントは頭に入れておきましょう。

与えるエサに気を付ける

ジャンガリアンハムスターのエサを頬張る姿は、見ていてとてもかわいいですが、どんどん食べるからといって与えすぎるのはNG。食べすぎて太ってしまうと、人間と同様に、糖尿病や高血圧などの生活習慣病につながってしまいます。基本的には、ハムスター専用のペットフードを主食に、決まった量をあげるようにしましょう。なかには低カロリータイプなど、健康面に配慮した飼料もあります。体重が増えすぎた場合など、状況に合わせて使い分けながらお世話していきましょう。

ケージを清潔にする

例えばエサが何日も放置されていたり、排せつ物がそのままになっていたりすると、雑菌が繁殖して病気にもかかりやすくなってしまいます。どのようなペットにとっても、不衛生な環境は健康面に悪影響をおよぼすので、ケージ内は必ず清潔に保ちましょう。またジャンガリアンハムスターは、エサを自分の巣箱に持ち込んで貯めておく習性もあります。知らない間に貯蔵しているエサが腐っていくことのないように、こまめに掃除をして、食べ残しを見逃さないことも大切。前述のようなエサの与えすぎ防止にもつながるため、しっかりとケージを掃除する習慣を付けておきましょう。

健康チェックを欠かさない

食欲・便の状態・運動する様子・体重など、毎日観察して健康チェックをするのも大切。日頃から健康チェックをしておけば、ちょっとした異変にも気付きやすくなり、病気やケガの早期発見にもつながります。また食欲や便の状態を確認しておけば、エサの相性や水分の摂りすぎなどの確認もでき、こまめな栄養管理にもつながるでしょう。

温度管理を徹底する

ジャンガリアンハムスターにとっての適切な室温は、20度~25度前後といわれています。環境の変化に敏感で、暑さ・寒さのどちらにも弱いため、徹底した温度管理は必須。体調不良を引き起こす原因にもなりかねないため、きちんと適温が維持できる飼育用品や設備を整えておきましょう。

ストレスを与えない

ジャンガリアンハムスターにとって、ストレスは大敵。ここまでにも出てきた衛生環境や室温なども、ジャンガリアンハムスターのストレスの大きな原因になります。できるだけ快適に過ごせるようなケアこそ、長生きの秘訣です。エサの与えすぎには注意が必要ですが、ひまわりの種や野菜などをおやつにして、楽しみを作ってあげるのもおすすめ。ストレスにならないように配慮するのはもちろん、ケージ内のおもちゃなども工夫しながら、楽しく暮らせるようなお世話をしていくのも重要です。

ここまでに見てきたような、ジャンガリアンハムスターに長生きしてもらうためのコツを押さえるためには、まず万全の飼育環境を整える必要があります。そこで以下からは、ジャンガリアンハムスターと一緒に暮らしていくために、あらかじめ用意しておきたいアイテムをご紹介。それぞれの選び方の注意点なども、あわせて解説していきます。

ジャンガリアンハムスターの飼育に必要なもの

ジャンガリアンハムスターをお迎えするときに必要なものをご紹介。
ジャンガリアンハムスターをお迎えするときに必要なものをご紹介

ジャンガリアンハムスターをお迎えする際に、事前に揃えておきたい飼育用品は以下のとおりです。

  • ケージ
  • 床材
  • エサ・エサ箱
  • 給水器
  • 回し車
  • 砂場(お風呂)
  • かじり木
  • トイレ
  • ハウス
  • 寒さ・におい対策グッズ

ケージ

ジャンガリアンハムスターの体長に合わせつつ、ケージのなかでも運動しやすいような、少し大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。具体的なイメージとしては、幅30cm~40cm・奥行き25cm~30cm、高さ25cm程度が目安。またお出かけ用のコンパクトなキャリーケースも準備しておくと、動物病院などに連れていくのも安心です。ケージの掃除をする時にもキャリーケースがあると、ジャンガリアンハムスターの避難場所にできて便利でしょう。

床材

ケージ内の湿度・温度維持や、手足の負担軽減などのために、床材は必ず必要です。またハムスターには穴を掘って潜る習性もあるので、ある程度の厚み(5cmほど)を持たせて敷くようにしましょう。なお床材には、パルプ(紙)・牧草・わらなどのチップを使います。ウッドチップでも問題ありませんが、木の匂いが強いとストレスになる可能性もあるので、香りがしやすい木材は避けたほうが無難です。

エサ・エサ箱

ジャンガリアンハムスターの主食になるペットフードも欠かせません。また、食事量の管理のためにも、きちんとエサ入れも用意しておきます。なおエサ入れは、ケージの中で遊んでいて倒してしまう可能性があるので、不安定なものや軽すぎるタイプは避けたほうがよいでしょう。しっかりと重さのある陶器製にするか、ケージに固定できるエサ箱がおすすめです。

給水器

当然ながら、人間と同じく飲み水は欠かせないので、ケージ内に常備する給水器を準備しましょう。また水がこぼれて床材が濡れてしまうと、カビなどの雑菌が繁殖する原因になりかねません。お皿などの簡単な容器ではなく、きちんと飲み口のある給水器を用意します。なお給水器の種類として、吊り下げ型と据え置き型の2種類があります。こちらはケージの仕様に合わせて、どちらか選ぶようにしましょう。

回し車

ケージの中で過ごしていると、どうしても運動不足になりがちなので、回し車は必須。回し車で遊ぶことで、ストレスを解消する意味でも欠かせません。またジャンガリアンハムスターは夜行性のため、夜中に回し車を使って遊びます。カラカラと走る音が気になりそうであれば、静音タイプの回し車を選んでおくのがおすすめです。

砂場(お風呂)

ジャンガリアンハムスターは水に濡れるのに弱く、体を洗うのに砂を使います。砂で体をこすって汚れを落とす習性があるため、お風呂用の砂場も用意しましょう。ジャンガリアンハムスターはキレイ好きでもあるので、こまめに砂浴びをさせてあげることも重要です。

かじり木

ジャンガリアンハムスターをはじめとした、ゲッ歯類の動物は、前歯が生涯伸び続ける性質があります。適度にかじる機会がないと伸びすぎてしまうので、歯を削る用のかじり木も準備しておきましょう。またストレスが溜まってくると、ケージなどを噛んでしまうこともあるので、いつでもかじりやすい木の板や小枝などを用意します。

トイレ

ジャンガリアンハムスターは、一度排せつをした場所で、繰り返しトイレをする習性もあります。トイレを覚えてくれたほうが掃除もしやすいので、ジャンガリアンハムスターの体長にあったもの選んで、ケージに設置するようにしましょう。また便を吸収して清潔に保てるように、トイレ砂も用意しておきます。

ハウス

ジャンガリアンハムスターは、暗くて狭い場所を好むので、体を隠せるようなハウス(巣箱)もケージに入れておきます。あまり大きすぎても落ち着かないため、体がすっぽり入って少し余裕があるくらい(体長の2~3倍程度)のサイズ感がおすすめです。

寒さ・におい対策グッズ

ジャンガリアンハムスターは環境の変化に弱く、気温や匂いなどにも敏感です。もちろん暑すぎても体調を崩してしまいますが、10度~5度以下になると疑似冬眠に入ってしまうので、寒さには十分な注意が必要。冬眠から目覚めずに亡くなってしまう場合もあるため、ペットと過ごす部屋には暖房器具が欠かせません。またケージに取り付けられるヒーターなども市販されているので、寒さ対策として用意しておくと安心でしょう。さらにイヤな匂い防止として、掃除クリーナーや消臭スプレーなど、小動物専用のタイプを準備しておくのがベストです。

ここまでに見てきた飼育用品は、あくまで一例となるので、お迎えした子の性格や生活習慣も見ながら必要なアイテムを揃えていきましょう。上記以外には、おもちゃやおやつなども状況に応じて準備します。より快適に過ごしてもらえるように、はじめのうちは特に注意して観察してあげるとよいでしょう。

ジャンガリアンハムスターを飼う時の注意点

ジャンガリアンハムスターと一緒に暮らす際、注意すべきことがあります。
ジャンガリアンハムスターと一緒に暮らす際、注意すべきことがあります

前述にも出てきたように、ジャンガリアンハムスターはストレスに弱く、とてもナイーブな生き物です。ちょっとしたことで体調不良を引き起こす場合もあるので、飼育方法には注意が必要。特に、次のような部分に気を付けながらお世話するようにしましょう。

触りすぎない

スキンシップは大切ですが、あまりに構われすぎても疲れてしまいます。むやみに触りすぎず、きちんと遊ぶ時間を決めてコミュニケーションを取るようにしましょう。特に日中は寝ていることが多くなりますが、睡眠中に触るのはNG。せっかく眠っているところに触られると、睡眠に集中できずにストレスになってしまいます。また最初のうちは、あまり近寄ってきてくれないかもしれませんが、無理に距離を縮めすぎるのも避けましょう。はじめはやさしく見守りながら、徐々にエサやおやつを手であげたり声をかけたりして、じっくりと慣れさせてあげることが大事です。

多頭飼いを避ける

ジャンガリアンハムスターは、縄張り意識や序列意識が強く、何匹かを同じケージで飼うのは難しい動物です。同じ空間にいると、激しく喧嘩をしてケガをしてしまう可能性が高く、多頭飼いは危険。どうしても複数匹飼いたい時には、必ずそれぞれでケージを分けてお世話するようにしましょう。

環境変化に気を配る

ここまでにも出てきているように、ジャンガリアンハムスターは周りの環境に左右されやすく、とてもデリケートです。例えば1日の気温差が10度を超えると、体調を崩してしまうことも。人間と同じように風邪を引くこともあり、室温の管理には十分な注意が必要です。また強い匂いや音にも敏感なので、ケージを置くスペースにも配慮が不可欠。出入り口やキッチンに近い場所は避けるなど、安心して過ごせる空間を確保してあげましょう。

ケージを清潔に保つ

ジャンガリアンハムスターは、実はとてもキレイ好きな性格。ケージが汚いとストレスになりますし、何よりも不衛生です。とはいえ掃除をしすぎても、ケージ内に自分の匂いがしなくなって不安になってしまうので、適度なお手入れが大事。頻度の目安としては、汚れたトイレ砂・床材の交換は毎日、簡単な拭き掃除(床・給水器・遊具など)は2~3日に1回程度です。なお月に1回ほどは、ケージ全体の丸洗いをして大掃除するようにしましょう。

水で濡らさない

ジャンガリアンハムスターは、水をかぶってしまうと、体温の調節がうまくできなくなってしまいます。基本的には砂浴びをして体を洗うので、シャワーやお風呂に入れる必要はありません。たとえ汚れてしまっても、その部分だけ軽く拭き取ってあげる程度に留めましょう。

ペット不可物件でもジャンガリアンハムスターは飼える?

賃貸でジャンガリアンハムスターを飼うときは、ペット可物件がおすすめ
賃貸でジャンガリアンハムスターを飼うときは、ペット可物件がおすすめ

物件にもよりますが、ジャンガリアンハムスターのような、体の小さいおとなしい動物なら飼ってもいいケースはあります。ただし契約書などに明記されていない場合、勝手な判断はできないので、必ず大家さんや管理会社にあらかじめ確認するようにしましょう。とはいえ夜間に動き回る音などで、トラブルになる可能性もあるため、ペット可の物件を探すほうが無難です。ちなみに賃貸での小動物の飼育については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

飼育可でも気を付けること

たとえペット可の賃貸物件でも、集合住宅では何人もの入居者が集まって暮らすので、配慮は不可欠です。ご近所さんの迷惑になったり、退去時にトラブルになったりしないためにも、以下の点には十分に注意しましょう。

ジャンガリアンハムスターの生活音に気を付ける

ジャンガリアンハムスターは夜行性で、夜中に動き回ります。特に回し車などの音は、意外と響きやすいため要注意。前述の飼育用品の内容でも触れたように、できれば回し車は、音の鳴りにくいタイプを選ぶのが無難です。

ジャンガリアンハムスターを脱走させない

ジャンガリアンハムスターはかなり小柄なので、例えば部屋で遊ばせている時に、見失ってしまう可能性もあります。その際部屋から脱走してしまい、場合によってはご近所さんのお宅に入り込んでしまうケースも。ケージから出す時には、きちんと戸締りをして、見失わないように注意しましょう。

壁や床を傷付けない

噛み癖の強い子だと、ケージから出した時に、壁や床をかじってしまうことがあります。ジャンガリアンハムスターと一緒に遊ぶスペースでは、壁に保護シートを貼る・マットを敷くなどの対策をしておきましょう。壁や床に傷を付けてしまうと、退去時に原状回復費用を請求される可能性もあるため、十分な注意が必要です。

ニオイに気を付ける

小さいとはいえ、ジャンガリアンハムスターにも、ペット独特のニオイがあります。部屋に染み付いてしまわないように、空気清浄機を利用したりこまめに換気したり、きちんとニオイ対策をしておきましょう。

ジャンガリアンハムスターを飼うための物件探しのポイント

ジャンガリアンハムスターと楽しく暮らすための物件探しにはポイントがあります
ジャンガリアンハムスターと楽しく暮らすための物件探しにはポイントがあります

ジャンガリアンハムスターと一緒に、快適な暮らしをするためには、そもそも部屋自体が飼育環境に適していることも重要です。実際に、ジャンガリアンハムスターを飼うのに向いている物件について、以下から整理していきます。

ペット可(相談可)物件を探す

ジャンガリアンハムスターを飼っていたことによるトラブルを防ぐためにも、大前提としてペット可(相談可)の物件を探しましょう。物件によってはペット可(相談)でも、飼育できるペットの種類が限定されている可能性もあります。事前にジャンガリアンハムスターを飼うことができる物件か確認しましょう。なおペット可の物件の探し方については、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

防音性の高い物件にする

ジャンガリアンハムスターが動き回る音で、ご近所トラブルになる可能性もあるため、あらかじめ防音性の高い物件を選ぶのが無難です。やはり夜は多くの人が寝ている時間帯なので、ジャンガリアンハムスターの夜行性の習性で迷惑になることも想定されます。周りのご近所さんへの配慮の意味でも、そもそも音が響きにくい部屋を選んでおくのが安心でしょう。

飼育する部屋にエアコンがついている

ジャンガリアンハムスターは、室温の変化で体調を崩しやすく、特に寒すぎて冬眠してしまうケースも。場合によっては冬眠から目覚めずに亡くなってしまう可能性もあるので、冬眠させるのは避けましょう。そのためにも、部屋の空調設備は欠かせません。きちんと年中適温を保てるように、冷暖房完備の物件を選びましょう。

近隣に小動物可の動物病院がある

動物病院ごとに、診療できる動物の種類には違いがあります。万が一の時にはすぐに受診できるように、ジャンガリアンハムスターをはじめとした、小動物を見てもらえる動物病院に近い物件だと安心です。ジャンガリアンハムスターの健康を守るためにも、何かあった時の備えとして、動物病院に行きやすい立地のほうがベストです。

まとめ

ジャンガリアンハムスターは、ふわふわとしたマスコットのような見た目がかわいく、一緒に暮らすことで癒される存在です。ただし体が小さくとてもデリケートなので、健やかな毎日が過ごせるように、こまめにお世話してあげることが大切。また快適な生活環境を作ってあげるためには、しっかりと飼育用品や設備を整える必要もあります。
またジャンガリアンハムスターにもさまざまな個性があり、例えばトイレで寝てしまうなど、思うように生活してくれないことも。だからといって無理にしつけするのではなく、その子の性質として受け入れてあげることも重要です。ぜひ本記事を参考に、ジャンガリアンハムスターとの心地のよい毎日を叶えましょう!

執筆者

たけなつ

2019年よりフリーで活動しているWebライター。
広告会社でのコピーライターを経て、現在は幅広いジャンルのコラム記事などを執筆。
愛知・東京・北海道と各地を渡り歩き、19歳からの10年で7回引越しを繰り返す好奇心旺盛人。

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