一人暮らしの大学生、バイト代はいくら?平均額やおすすめのバイトを紹介

記事の目次
大学生の一人暮らし、生活費はどのくらいかかる?

全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)が発表した「第59回学生生活実態調査の概要報告」によると、一人暮らしをしている大学生(昼間部)の年間の生活費は、1カ月あたり127,500円となります。毎月およそ12万円の生活費がかかると想定しておけばよいでしょう。
大学生の一人暮らしの生活費については下記の記事でも詳しく紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
一人暮らしの大学生が生活費を工面する方法

大学生が一人暮らしをするための費用はどのようにして工面すればいいのでしょうか? その方法をここでは3つご紹介します。
親からの仕送り
一人暮らしの大学生が生活費を得るにあたり、まずは「親からの仕送り」が挙げられます。
全国大学生活協同組合の「第59回学生生活実態調査の概要報告」によると大学生への仕送り額の平均は約70,120円。
ただし、同報告書によると一人暮らしをしている大学生のうち7.5%は仕送りが0円であるとも記載されています。このことから、仕送りに頼らず別の方法で生活費を得ている大学生が一定数いることがわかります。
大学生の仕送り事情については、以下の記事でも詳しく紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
奨学金
奨学金を生活費として使うのも一つの方法です。
「令和4年度学生生活調査報告」によれば、日本学生支援機構の奨学金などを利用して大学(昼間部)に通う学生の割合は55.0%。大学生のおよそ半数は奨学金を利用しているということになります。
ちなみに、奨学金には給付型と貸与型があります。可能であれば、返済不要の給付型または無利子タイプの貸与型を選択したいところです。貸付型の奨学金は社会人生活がスタートすると同時に返済が始まりますので、のちのちの生活の負担とならないように考えて利用しましょう。
アルバイト
仕送り以外で大学生が生活費を手に入れる場合、アルバイトが定番の方法として挙げられます。収入が得られるのに加えて就職前に社会勉強ができるため、一般企業や公共機関などで働くのは有意義なことといえるでしょう。
また、学生のうちにさまざまなアルバイトをしてみることで、自分自身の仕事への適性を確かめることもできます。お客様への対応や社会人としてのマナーなども身につけることができ、アルバイト中の経験が就職活動に活きることもあります。
大学生のアルバイト代、平均額は?

「令和4年度学生生活調査報告」によれば、大学生(昼間部)の約83.8%はアルバイトをしており、収入は1年間で375,900円。1カ月あたり31,325円となっています。
東京都の地域別最低賃金である時給1,163円(2024年11月時点)で計算した場合、26.9時間ほど働けばこの金額に達します。ただし、前述の通り大学生の1カ月あたりの生活費はおよそ12万円となっていますので、アルバイトだけですべての生活費を賄うにはかなりの時間を要することになります。
大学生のおすすめのアルバイト

ここからは、大学生向けのおすすめのアルバイト職種をご紹介します。
飲食店
飲食店は非常に多くのアルバイト募集が出ている業種であり、多くの大学生が初めてのアルバイトに選ぶ業種でもあります。
飲食店には大きく分けてチェーン展開している店と個人経営の店があります。チェーン展開している飲食店はマニュアルや教育制度が店舗全体で用意されていることがあります。一方個人経営の飲食店の場合、かっちりとしたマニュアルはないケースがありますが、その分経営者や店長と従業員の距離が近く楽しく働けることも。
また、飲食店でアルバイトをすると、「まかない」として無料もしくは低額で食事ができる場合があります。自分の好きなメニューのあるお店で働くのも楽しいかもしれません。
スーパー、コンビニ
スーパーマーケットやコンビニエンスストアでのアルバイトもおすすめです。
スーパーの場合、レジ打ちや品出しなど担当部署が決められていることが多いです。役割が決まっているぶん、仕事内容を覚えてしまえば気楽に働けるかもしれません。
コンビニは24時間営業の店が多く、自分の都合に合わせて好きな時間に働けるのがメリットです。ただしレジ業務の他に商品補充や清掃などもおこなうほか、チケット購入発券機やコピー機の操作のサポート、宅配便の手続きなど、最初は覚えることがたくさんあります。
家庭教師、塾講師
大学生のアルバイトといえば家庭教師や塾講師を連想する方も多いのではないでしょうか。
どちらの場合でも、教える内容について多少の予習が必要です。また生徒側の都合に合わせる必要がありますが、大学生のアルバイトとしては時給が高い場合が多く、効率的に稼げます。また成績アップに貢献できれば生徒や保護者から感謝されるやりがいのある仕事です。
事務
人気の事務アルバイトは、WordやExcelを使って資料を作成したり、郵便物の仕分けをしたり、電話対応やメールの送受信、来客の応対などをおこなう場合があります。勤務先によって仕事内容が変わるので求人情報を確認しましょう。
「会社で働く」ということを間近で体感でき、将来の自分の姿をイメージしやすくなるかもしれません。ただし土日や祝日は会社が休みのことが多いため、このあたりも併せて確認するとよいでしょう。
イベントスタッフ
イベントスタッフは、イベントの運営作業に関わることができるアルバイトです。会場で機材を運んだり、チケットの確認をしたり、来場者の誘導や会場内の警備、グッズの販売などを分担しておこないます。
体力勝負の仕事内容となるため、時給が高めに設定されている求人も。イベントの開催日時に合わせて働くため、土日や祝日の稼働で1日中拘束されることもあります。一方、普段は入れないような場所や味わえないような経験ができるため、イベント好きの人にとっては楽しめる仕事です。
ホテル、ブライダル
ホテルやブライダルのアルバイトは、配属される企業や部署によって仕事内容が多岐にわたります。ホテルの場合は受付や客室のベッドメイキング、掃除、食事の準備のほか、レストランでの接客を任される場合もあります。
またブライダルの場合は、結婚式場でのサービスを担当します。料理の提供やディスプレイの作成、飾りつけ、パーティーの演出のお手伝いなど、お客様の大切な一日を支えるやりがいのある仕事です。
先輩に聞く、やってよかったなと思うアルバイトは?
学生時代にどのようなアルバイトを経験したか、アンケートを取ってみました。
このアルバイトをやってよかったと思うエピソードも聞いてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q. 学生時代にしていたアルバイトで「やってよかったなと思うものをひとつ」教えてください。よかったと思う理由も合わせて教えてください。

1位 飲食・フード…246票
2位 販売…141票
3位 教育…101票
4位 サービス…63票
5位 軽作業・物流…40票
6位 事務・オフィスワーク…29票
7位 イベント…26票
その他…51票
居酒屋やレストラン・カフェなど「飲食・フード」がダントツで多く、次点でスーパーやコンビニ等での「販売」、家庭教師など「教育」と続く結果になりました。このアルバイトをやってよかった理由も見てみましょう。
- 焼肉居酒屋。人見知りだったけど、バイトを通して少し話ができるようになったしとてつもなくコミュニケーション能力が上がった、今でもバイトの先輩や後輩とは外食するほどの仲で、とてもいい経験をしたなと思った。(20代/女性)
- 飲食店のキッチンで働きました。社会人になり食事を作ることが嫌ではなく健康的な食生活だと思います。(30代/男性)
- コンビニでのアルバイトです。就職先が接客業だったのである程度のノウハウを学べたから。コンビニの仕事はテキパキと迅速にこなさなければいけないのでその点も臨機応変に対応する能力に繋がったかと思います。お客さんやほかの従業員さんとのコミュニケーション力も身につけることができました。(20代/女性)
- スーパーの惣菜のアルバイト。手作り惣菜が売りのお店で野菜の仕込みや惣菜の調理などしていましたが調理の基本が身に付いたのでよかったと思っています。あとは同時進行でしないとピークまでに仕上げられないので何を優先するかなど作業動線を頭で考えるスキルも身に付きました。(30代/女性)
- 塾の講師。保護者対応も含めて、コミュニケーション能力の養成に役立った。(30代/男性)
- 塾のアルバイト。子どもとのコミュニケーションを通して、子供との関わり方を学んだ。子どもに勉強を教えたり、進路相談を受ける中で、子供を長期的に育てていく視点を学ぶことができた。(20代/女性)
- 結婚披露宴の配膳のアルバイト。一生に一度の貴重な瞬間に立ち会えたこと、社会勉強になった。(サービス/30代/女性)
- 引っ越し。筋トレの代わりにもなった。(軽作業・物流/30代/男性)
- 巫女。冬場だけのバイトでしたが、たくさんの方に良いお年をと言うと気持ちが良かった。無意識に人の幸せを願えた自分が誇らしいから。(その他/30代/女性)
- 稲刈り。給料がよかった。(その他/30代/男性)

■飲食・フード(飲食店など)
■販売(スーパー・コンビニなど)
■教育(家庭教師、塾講師など)
ほかにもさまざまなアルバイトの種類と、エピソードがありました。
■その他のアルバイト
生活が苦しい…そんな時にチェックしたいポイント
「忙しくて長時間のアルバイトは難しい」「アルバイトをしていても生活費がまかなえない」そんな時は、出費を減らす工夫や収入を上げる工夫をしてみましょう。
食費など節約できる生活費がないか
外食を減らし自炊するなど、食費を節約できないか考えてみましょう。
コンビニやスーパーで毎日お菓子や飲み物、お弁当などを買い続けると、積み重なっていつの間にか大きな出費となるものです。食費以外にも無駄な出費となっているものがないかをチェックしてみましょう。
また、単に自炊するだけではかえって高くつくことも。食材選びなどで上手にやりくりできるスキルは今後も役に立つはずです。
奨学金などの支援制度を利用できないか
これまで奨学金を利用していなかった人は、申し込めそうな奨学金を探してみることをおすすめします。公共団体や公益法人のほか、市区町村や民間企業による奨学金なども隈なく調べてみると、利用できるものが見つかるかもしれません。すでに奨学金を利用中の人は増額できないか問い合わせてみましょう。
もっと条件のよいアルバイトがないか
現在のアルバイト先より時給の高い仕事を探すのも一つの方法です。求人サイトはもちろん、口コミでいいアルバイトが見つかる可能性もあります。「条件のよいアルバイトを探している」と友達に話しておくとお得な情報がもらえるかもしれません。
住んでいる部屋の家賃が高くないか
多くの人にとって、月々の出費の大部分を占めるのが家賃。食費を見直したり日常的に節約をしたりすることも大切ですが、出費を減らすうえで最も効果が高いのは、固定費である家賃を下げることです。
現在の部屋と似たような間取りでも、数駅先や駅から距離のある立地の物件だと数万円変わることもあります。これからお部屋探しをする方や契約の更新タイミングをむかえた方は、アットホームサイトでお部屋探しから始めてみましょう。
まとめ
ここまで、大学生のアルバイト代の平均額や、おすすめのアルバイトについて紹介しました。
アルバイトは社会勉強をしつつお金を稼ぐこともできるため、大学生時代にぜひ経験しておきたいものです。しかし、勉強に力を注ぐことが大学生の本分ですし、サークル活動を楽しむことも大切。勉強、遊び、アルバイトのバランスをうまく取りながら生活費を確保することが理想です。
「もっと自由に使えるお金を増やしたい」と思っている方は、アルバイトを探すだけでなく家賃を抑えることも考えましょう。アットホームのアプリ「あった!」なら、いくつかの質問に答えていくだけで自分の条件にぴったりのお部屋が無料で見つけられます。ぜひダウンロードしてくださいね。
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
回答サンプル数:697
対象:18歳~80代男女(全国)
調査時期:2021年10月
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