このページの一番上へ

表札も風水で選ぶべき?運気を上げる色・素材・書体や設置方法を解説

運気を上げる表札の特徴とは
最近では、セキュリティを理由に表札を設置しない家も少なくありません。しかし、表札は家の顔として重要な役割を果たしています。新居への引越しを機に、ただの名前表示に留まらない、運気もアップさせるような表札を設置しませんか。
今回は、風水の視点から表札の選び方や設置方法を紹介します。

そもそも表札のありなしで運気は変わる?

表札の有無が運気に及ぼす影響は、風水学で非常に大きなものとされています。

表札は、単に住人を示すものに留まりません。家そのもののエネルギーを象徴し、よい運気を家に導く入り口の役割を果たします。

また、表札があることで、家族を守る盾となり、外からの負のエネルギーを遮断するとともに、幸運やよい気を招き入れるといわれています。

表札がない場合、その家が持つ顔がない状態となり、外からのよいエネルギーが家に入りにくくなり運気を下げる原因となることもあるでしょう。表札はただの装飾品や目印ではなく、運気を左右する重要なアイテムとなります。

運気が上がりやすい表札の特徴

では、具体的に運気が上がりやすい表札とはどのような表札なのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。

【素材】木や石など天然素材

天然素材の表札は、紫外線や雨などで変色する恐れもあるため定期的にお手入れしましょう
天然素材の表札は、紫外線や雨などで変色する恐れもあるため定期的にお手入れしましょう

風水で、表札の素材は家の運気に直接影響を与えます。木や石の天然素材は、自然の力を家に取り入れ、家族の運気を高めるとされています。

木製の表札が象徴するのは、生命力や成長のエネルギーです。また、温かみもあります。木の種類や色合いによって運気が変わるため、家族に合った木材を選ぶことが重要です。
例えば、明るい色の木材は、家族の健康やコミュニケーションを促進。暗い色の木材は、家庭内の安定感や落ち着きをもたらします。

石製の表札は、強固な安定感と長寿を象徴し、家の守り神としての役割を果たすでしょう。石の種類によって、異なるエネルギーを持ちます。そのため、家族が望む運気を引き寄せる石を選ぶとよいでしょう。
例えば、御影石(みかげいし)は洗練された印象を与えます。風水的にもよいエネルギーを持ち、玄関周りの運気を整えるとされています。天然素材を用いることで、自然のよい気を家に呼び込み、住む人々の運気を向上させることが期待できるでしょう。

また、ガラスやプラスチック素材を選ぶ際に、運気を上げるコツがあります。
これらの素材は、清潔感や現代的なデザインが特徴です。そのためモダンな家の外観にマッチします。ガラス素材を使う場合は、透明感のあるクリアなものを選び、家のエネルギーが途切れないようにしましょう。
プラスチック素材の場合は、質感にこだわり、安っぽく見えないようにご注意ください。

いずれの素材も、表札のデザインや色が家と調和していれば、運気を引き寄せる効果が期待できます。

さらに、名前表示を明確にし、常に清潔に保つことで、よりポジティブなエネルギーを呼び込めます。

木の場合、浮き彫りがおすすめ

木製の表札では、浮き彫りがおすすめです。その理由は、視覚的な美しさと風水の意味合いの両方に基づいています。

浮き彫りにすることで、表札に立体感が生まれ、よりいっそう自然の素材感を際立たせられます。木の温もりや質感が強調され、家に暖かみと安心感をもたらすでしょう。

風水の観点で、運気をすくい上げる効果があるとされているのが浮き彫りの表札です。
名前が立体的に彫り出されていることで、よい運気が家に集まりやすくなり、家族にとって有益なエネルギーを引き寄せられるといわれています。

また、浮き彫りの表札は日陰と日なたで陰影が生まれ、変化に富んだ見た目になるのが特徴です。 
この変化は、運気の流れが活発になる象徴ととらえられ、家の運気をよりいっそう高めると考えられています。

さらに、木製の表札は自然のエネルギーを家に招き入れる役割を果たしますが、浮き彫りはその作用を強化するとも考えられています。

表札を木製の浮き彫りにすることは、見た目が美しいだけではありません。風水的に家族の運気を向上させる効果が期待できます。

【色】白やナチュラル

ナチュラルカラーの表札は、洋風のおうちにもよく合います
ナチュラルカラーの表札は、洋風のおうちにもよく合います

白やナチュラルな色の表札をおすすめする理由は、その色が持つ風水の意味合いと、視覚的な清潔感や穏やかさに基づいています。白は清潔や純粋の象徴です。
家とその住人に新鮮で明るいエネルギーをもたらすとされます。
また、ナチュラルな色は自然からのエネルギーを象徴し落ち着きと安定感を表しています。これらの色は、家の運気を高め、訪れる人々に好印象を与える効果が期待できるでしょう。

風水では、色はそれぞれ特定のエネルギーを持っていて、そのエネルギーが人の心理状態や運気に影響を及ぼすと考えられています。

白やナチュラルな色が持つのは、やわらかく穏やかなエネルギーです。家にポジティブな気を招き入れるといわれています。

白は万能色で、他の色との調和が取りやすく、どのような外壁や環境にも合わせやすい色です。これにより、家の顔となる表札が周囲の環境と調和し、よい運気の流れを作り出せます。

【書体】楷書体や楷行書

書体を選ぶ際は、素材や色とのバランスも重要です
書体を選ぶ際は、素材や色とのバランスも重要です

風水では、書体が家の運気に影響を与えると考えられています。楷書体や楷行書が表すのは、安定感と生命力です。これらの書体を選ぶことで、家によい運気が集まりやすくなります。

楷書体や楷行書を選ぶことをおすすめする理由は、それらの書体が持つ正統性とバランスのよさです。

楷書体は、その整った形と構造により、正式で堅実な印象を与えられます。これは家族の安定や調和を象徴し、家の運気を安定させるのに効果的です。

また、楷書体は読みやすさも兼ね備えていて、訪れる人々に対して好印象を与えられます。

楷行書は、楷書と行書の中間に位置する書体です。楷書の整然とした美しさと行書の流れるような自然さを兼ね備えています。

楷行書は、生き生きとしたエネルギーの象徴です。家に柔軟性と動きをもたらします。また、堅苦しさを感じさせずに格式を保てるため、現代の住宅にも適しているでしょう。

さらに、楷書体や楷行書は、長い歴史と伝統を持ち、過去から受け継がれるよいエネルギーを家にもたらすともいわれています。

そのため、楷書体や楷行書を選ぶことは、家の運気を高めるだけでなく、家族が安定し調和の取れた生活を送る手助けにもなるでしょう。

【形】縦向きの長方形

最近では、装飾されたかわいい表札も
最近では、装飾されたかわいい表札も

運気が上がりやすい表札の形状をお伝えしていきます。

縦向きの長方形は、伝統的な和風の住宅に適しているとされてます。この形状は、優雅さと格式を象徴し建物の正面を美しく飾ってくれます。しかし、洋風の住宅では、そのデザインや建築スタイルに合わせた表札を選ぶことが重要です。

とりわけモダンでシンプルなデザインの表札がおすすめです。形状は、横長の長方形や正方形が挙げられます。ユニークな形状でも問題ありません。

横長の長方形は、洋風の住宅の幅広い外観に合わせやすく、バランスの取れた見た目を演出してくれます。
また、正方形はシンプルさとモダンな雰囲気を強調し、現代的なデザインに適しています。

洋風の住宅では、表札の形はその住宅のデザインや所有者の個性に合わせて選ぶことが重要です。そのため、和風の家とは異なり、もっと自由な発想で表札を選べます。

【デザイン】家と統一感がある

家の外観と統一感のあるデザインの表札を選びましょう
家の外観と統一感のあるデザインの表札を選びましょう

運気が上がりやすい表札を選ぶ際は、そのデザインが家との統一感を演出することが重要。表札は家の顔ともいえる部分で、初めて訪れる人にとっての第一印象を決める要素の一つです。

表札のデザインと家の外観やスタイルが調和していることで、より魅力的で統一された全体像を創り出します。和風の家では伝統的な書体や形状の表札が、洋風の家ではモダンでシンプルなデザインが適しています。

こうした細かな配慮は、運気を左右するだけではありません。訪れる人が安心して過ごせる、よい印象を与えるでしょう。

表札は、家との統一感を持ちながら、個性やセンスを表現できる大切なアイテムです。適切なデザインを選ぶことで、家の魅力を高めるとともに、よい運気を家族にもたらすことが期待できます。

運気が上がりやすい表札の位置

運気を上げる表札の位置選びは、風水でも重要な要素の一つです。よい気の流れを家に導き入れるためには、表札を置く場所を慎重に選ぶ必要があります。

一般的に、表札は家の入口や門近くに設置されますが、風水的に運気を高めるための具体的なポイントを3つお伝えします。

1. 正面から見やすい位置に設置する
2. 高すぎず低すぎない高さに設置する
3. 照明の下または明るい場所に設置する

運気が上がりやすい表札の位置を選ぶことで、家全体の運気を向上できるでしょう。

表札は家へのエネルギーの入口と考え、その配置に気を配ることで家族全員の運気アップにつながります。

表札を設置する日は大安か仏滅がおすすめ

表札を設置する際に、日取りを選ぶことは、風水や日本の伝統的な信仰で重要視されます。特に大安と仏滅は、特別な意味を持っています。

大安は、六曜の一つです。「大いに安し」の意味を持ちます。この日は、何を始めるにももっとも吉とされ、新たなスタートに適しているとされています。

表札を新しく設置することは、家の新しい顔を迎え、よい気を家に招き入れることになるため大安の日は非常に好ましい選択になりえるでしょう。

この日に設置することで、家族にとってよい運気がもたらされ、幸運や繁栄が訪れやすくなります。

仏滅は六曜のなかで、仏が滅びた日であり、一般的には何をおこなっても不吉とされる日です。しかし、仏滅に行動することで、悪い運気を払いのけ、新たな好転を迎えるという考え方もあります。

表札を設置することは、家の守りを新しくする行為です。仏滅の日に設置することで、これまでの悪い運気を断ち切り、新たなよい運気を呼び込むためのリセットと捉えられるからです。

表札で運気を下げないための注意点

表札で運気を下げないために気をつけることは?
表札で運気を下げないために気をつけることは?

前章で運気が上がりやすい表札の特徴をお伝えしましたが、運気を下げないようにするためにはどのようなことに注意していけばよいのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。

名前には濃い色を使う

表札の名前に濃い色を使うことは、運気を保つために効果的です。

その理由は、濃い色が持つ強い存在感が家と家族を守り、遠くからでも識別しやすくすることでよい気を家に導きやすくなるからです。

また、濃い色は安定感と信頼感を象徴し、家の運気を安定させる効果も期待できます。

名前は彫らない

表札に名前を彫らないようにしましょう。理由は、墓石のように名前が彫られている表札は、縁起が悪い考えられているからです。さらに、運気を低下させる可能性もあります。

表札を購入する際は、名前が浮き彫りになった表札がよいとされています。名前の盛り上がっているほうが、運気もアップしやすくなります。名前は彫らないよう確認して、表札を購入しましょう。

家族全員の名前を入れない

家族全員の名前を表札に入れない理由は、家族の一人ひとりの運気を守るためです。

表札に多くの個人情報を記載することは、その情報が外部に露出することになります。家族が外からの不要なエネルギーや悪意から影響を受けやすくなります。

また、防犯の観点からも、家族構成を詳細に外部に知らせることは避けるべきでしょう。家族全員の名前を表札に記載することで、不特定多数にプライバシーが漏れ、悪用されるリスクが高まるためです。

目線よりも高い位置に取り付ける

表札を目線よりも高い位置に取り付けるのは、家の運気を上げ、家族を守る意味があります。

風水では、高い位置にあるものは運気の流れをよくし、ポジティブなエネルギーを引き寄せるとされています。そのため、表札を目線よりもやや高めに設置することで、よい運気が家に入りやすくなるでしょう。

玄関正面からみて右側に取り付ける

表札を玄関正面から見て右側に取り付けるのは、右側は陽のエネルギーが流れる場所と、風水ではされているからです。

家によい気をもたらし、家族の運気を上げるとされています。また、表札をこの位置に設置することで、家への入り口である玄関によい運気が集まりやすくなります。その結果、家全体の運気が向上するでしょう。

汚れたら掃除をする

表札が汚れていると、それだけで家全体の運気が下がると風水では考えられています。汚れた表札はネガティブな運気を引き寄せ、家のイメージを損なうとともに、家族の運気にも悪影響を及ぼしかねません。

そのため、表札は常に清潔に保つことが重要です。汚れを放置せず定期的に掃除をすることで、よい運気を家に呼び込み、運気を上昇させていきましょう。

破損したら新しい表札に変える

表札が破損していると、それ自体が気の流れを悪くする場合があります。

風水では、表札がきれいで整っていることが、家族の健康や幸福に直結するとされています。破損した表札は、ネガティブなエネルギーを引き寄せ、これを放置することは家族の運気低下を招くことになるかもしれません。

そのため、表札が破損している場合は早めに新しいものに取り替えることをおすすめします。

玄関の運気も一緒にアップさせよう!

さらに運気を上げるためには玄関も整えましょう!
さらに運気を上げるためには玄関も整えましょう!

表札を整えることで家全体の運気を高めるのと同様に、家の中へよい運気を送り込むためには、玄関もまた重要な役割を果たします。

玄関は運気の入口とされ、ここが整っていると、より多くのよい気を家の中に呼び込めます。風水での玄関の整え方、おすすめできないカラーを使ったアイテムの詳細は、「風水による玄関の運気アップ方法は?おすすめカラーやNGアイテムを徹底解説」でご紹介しています。

運気をさらに向上させたい方は、ぜひ関連記事もご覧ください。

まとめ

運気を上げたい場合は、表札選びも重要なポイントです。天然素材で作られた、シンプルでありながらも家との統一感があるデザインをおすすめします。

書体は読みやすい楷書体や楷行書、色は白やナチュラルな色味を選ぶことが、運気上昇につながるでしょう。形は、和の家では縦長の長方形が、洋の家では横長もしくは正方形が適しています。

表札の位置も運気に影響するため、玄関の右側に設置し、いつも清潔に保つことが大切です。これらのポイントを押さえることで、表札から運気を引き寄せ、家族に幸せをもたらすでしょう。ぜひ、参考にしてみてください。

岩咲 歩見

執筆者

岩咲 歩見

九星気学鑑定士

現役の占い師として6年ほど活動しており、不動産会社で家相風水専門の スタッフをして働いておりました。現在はSNSを使って、自分自身で占いが できるようになる発信や占いというツールを活用して自分の人生をより良くするための お手伝いをしております。

関連する記事を見る
「鬼門や裏鬼門とは何か」「鬼門が不吉と言われるのはなぜなのか」を現役占い師がわかりやすく解説。住みながら対策できることも多数ご紹介しています。風水的によい間取りや置くと災いを招くものなど気になるポイントも!
「眠りが浅い」「寝付きが悪い」と悩んでいませんか?もしかしたら、寝室のベッドや枕の向きが影響しているのかもしれません。今回は、快眠できる寝室をつくるために風水の考え方を取り入れて、運気と睡眠効率をアップする方法をご紹介します。
不動産お役立ち記事・ツールTOPへ戻る