ベッドや枕の最適な向きは?風水による方角やカラーで運気と睡眠効率をアップ!
風水は別名「寝床学(しんしょうがく)」とも呼ばれ、寝ている環境を重視しています。今回は、快眠できる寝室をつくるために、ベッドや枕、寝具に中国の環境哲学である風水の考え方を取り入れて運気と睡眠効率をアップする方法をご紹介します。
記事の目次
寝室は家の運気を握る風水3大スポットの一つ
風水では、「玄関」「キッチン」「寝室」の3カ所を住む人の運気を大きく変える場所としています。人は寝ている間に悪い気を吐き出し、良い気を取り込むと考えて寝室を重要視しているのです。寝室は、人生の1/3もの長い時間を過ごす大切な空間。1日の疲れを取り、明日への英気を養えるように、風水をヒントに快適な寝室をつくりましょう。
枕のベストな向きは?おすすめは北枕と東枕
一般的に北枕は縁起が悪いといわれていますが、風水では北枕がもっともよく、東枕はその次によいとされています。ここでは、枕の向きによる効果、北枕の縁起が悪いといわれている理由についてお伝えします。
北枕は万人におすすめ
昔から縁起が悪いといわれている北枕。ところが北は、風水においての吉方位。ここでは、北枕の効果と、縁起が悪いとされている理由について解説します。
健康運・金運・恋愛運アップ!北は万能方位角
風水での北枕は「健康運」「金運」「恋愛運」アップの効果があります。それぞれの具体的なメリットを見ていきましょう。
-
健康運
地球の磁場は北から南へと流れているため、風水では北枕にすると頭から足へ気の流れができると考えています。また、東洋医学には、古くから頭を冷やして足を温める「頭寒足熱」は健康によいという考えもあります。そのため、寒い北の方角に頭を、温かい南には足を向けて寝るのは、風水では健康運アップに効果的なのです。 -
金運
風水における北と西は金運に影響を与える方位です。西のエネルギーでお金を呼び込み、北で入ってきたお金を貯めるといわれています。お金が入ってきても浪費してしまえば財産を築けないため、北枕にしてお金が出ていくのを止めることは、重要な意味合いを持つのです。 -
恋愛運
風水における北は、恋愛や子宝の運気をアップする方位です。北枕で健康運と金運が上がり、健康な身体や精神を備え、金銭的にも恵まれることで、異性から魅力的に見えるようになるという考えです。南東も恋愛に効果があり、結婚運がアップするとされています。「幸せな恋愛がしたい」と思ったら、いずれかの方角を試してみるとよい変化があるかもしれません。
北枕にデメリットなし
北枕にするデメリットは特にないようです。なかでも健康運、金運、恋愛運を上げたいという人は、メリットの多い万能方位の北に枕を向けてみるとよいでしょう。
北枕は縁起が悪いとされる理由
日本では北枕で寝ることは縁起が悪いといわれています。古くから亡くなった方の頭を北向きに寝かせる習慣があるからです。これは日本独自の文化で、風水における考え方とは異なっています。欧米などでも北枕で寝る人は多いため、枕の向きは自分に合うように決めるとよいでしょう。
東枕はエネルギッシュな若い人におすすめ
太陽が昇る東の方角はモチベーションアップを促すとされています。
ここでは、東枕のメリットやデメリットについて解説します。
仕事運や勉強運アップ!東は太陽エネルギーに満ちた方位
東の方角は物事のはじまりや発展を意味しています。東枕にすることで、仕事や勉強に意欲的になれたり、やる気に満ちて効率がアップしたり、エネルギーアップの効果があるとされています。新しいアイデアを生み出したいときや、仕事で行き詰まってモチベーションを上げたいときにも、東枕はおすすめです。
デメリットは「落ち着かない」
太陽のエネルギーに満ちた東枕で寝ると、気持ちばかりが先立って重要なことを見落としやすくなるとされています。やる気に溢れているため頑張り過ぎてしまうのです。前のめりの姿勢になって小さなミスが連発している、と感じる場合には東枕を避けましょう。
西枕は金運アップと安定性を求める人におすすめ
太陽が沈む西の方角は安定感や落ち着きを与えるため、エネルギッシュに活動したい人や若い人には向いていないとされています。
西枕がもたらすメリットやデメリットをお伝えします。
金運アップ!西は実りと収穫を象徴する方位
風水における西は、実りと収穫を意味します。実りのシーズンには、さまざまな作物を収穫できることから、財運や金運と関係が深いと考えているのです。西からお金のエネルギーが入り、北で貯めるとされていることから、西枕は経済的な安定や給料アップを狙いたい人に向いているといえるでしょう。
デメリットは「変化や発展がない」
西は太陽が沈む方角となるため、西枕にすることで大きな変化のない安定した日常を送れるとされています。穏やかな気持ちで過ごせる反面、変わり映えがしない毎日で成長がなくなってしまう可能性も。そのときの状況に応じて、枕の向きを変えるとよいでしょう。
南枕はタレント性やアイデア力を磨きたい人におすすめ
南はエネルギーが強く、風水的にはあまりよい方位ではないといわれています。しかし、行動力や社交性を高める効果があるとされているため、タレントや芸術家、ビジネスでアイデアを生み出したい人などが向いています。
南枕にするメリットやデメリットについて解説します。
美しさや行動力アップ!南は名声を高める方位
南の方角には「人気・才能・美貌・名声」といった意味があり、タレント性やインスピレーションが求められる仕事や、ひらめきが必要な仕事に向いているとされています。
デメリットは「睡眠に適さない」
エネルギーに満ちた南の方角に枕を向けて眠ると、寝つきが悪くなってしまうことがあります。風水的には、南向きに眠るのはおすすめできません。
この方角に枕を向けるのは絶対にNG!というものはありません。自分が心地よいと感じる向きで眠ることが何よりも大切です。
避けるべきベッドのレイアウト
風水では、寝室のベッドの位置で運気が変わるとされています。風水の考えに基づいて、寝室で避けた方がよいレイアウトと対策法を5つご紹介します。
ドアの直線上にベッドがある
風水では、ドアは気が激しく流れる場所となるため、寝ている無防備な状態でドアの直線上にベッドを置くと、強い気を真っ直ぐに受けて心身が休まらなくなってしまいます。
対策方法
ベッドをドアに近づけないようにして、頭もドア側に向かないように位置を変えましょう。もしも変更できない場合には、棚やパーテーションで仕切りを設けるとよいでしょう。
ベッドが壁にぴったりと接する
ベッドと壁に隙間がないのは、風水では運気の流れを滞らせる配置です。また、ドア近くは気の流れが早いため、頭の位置がドアに近い配置も落ち着かなくなる原因になります。
対策方法
ベッドは部屋の真ん中に配置できればベストですが、難しい場合には壁から5~10cmほど離しましょう。壁から離すことで湿気や埃が溜まりにくくなり、運気が下がるのを避けられるでしょう。頭がドアに近い場合には、低い棚を置いたり、カーテンを吊るしたりと工夫しましょう。
柱や梁の角にベッドが面する
柱や梁の角からは「壁刀殺(へきとうさつ)」という悪い気が出て、寝ている間に悪影響を与えるといわれています。
対策方法
柱の角の延長線上や梁の下などにベッドを配置しないようにしましょう。位置を変えるのが難しい場合には、観葉植物や布などでカバーするとよいでしょう。
窓の真下にベッドがある
窓際はドアと同様に気の流れが強く、窓の真下にベッドを置くと落ち着いて眠れなくなるとされています。
対策方法
ベッドは窓から離して置くのがベストですが、難しい場合には厚手のカーテンや遮光カーテンを使い、良い運気が外へ逃げないようにしましょう。
鏡に寝姿が映る
風水では、寝姿が鏡に映ると良い運気が吸い取られる、吐き出した悪い運気は鏡に反射し自分に戻ってくるといわれています。
対策方法
鏡をベッドが映らない位置に移動するか、使用しないときには布をかけて見えないようにするとよいでしょう。
寝室を整えて運気アップする方法
寝室の環境を運気が上がるように整える方法をご紹介します。
部屋を整理整頓する
風水の基本は「掃除と換気」です。この2つをしっかりおこなうと良い気が流れるとされています。
「風の通り道は運の通り道」といわれ、ベッドや枕の位置を整えても、散らかっている部屋では良い気が入ってこないのです。
部屋をこまめに換気する
換気は風水の基本のひとつです。風通しの悪い部屋では良い気は入ってこないため、こまめに換気するように心がけましょう。
シーツや枕カバーは常に清潔に
シーツや枕カバーは定期的に洗濯して、汚れが酷くなったり破れたりしたら買い替えましょう。寝具を常に清潔を保つことで、良い運気を呼び込みやすくなります。
寝具の色で運気アップ
恋愛運、健康運、金運をアップする布団やベッドカバーの色をご紹介します。
-
恋愛運:薄いピンク
女性の場合にはモテ運アップ効果も。花柄にすると、より運気アップを期待できます。 -
健康運:パステルクリーン
ソフトな色合いのグリーンを選ぶのが吉。疲れ気味やリフレッシュしたいときにもおすすめです。 -
金運:パステルイエロー
光沢のあるサテン素材を選ぶと、さらに金運アップの効果が高まります。 -
対人運アップ:ソフトオレンジ
元気カラーのソフトオレンジは、対人関係を良好にする効果が期待できます。 -
仕事運・勉強運:パステルブルー
頭がスッキリして冷静な判断ができるように。ぐっすり眠りたいときにも最適なカラーです。
ぬいぐるみを大量に置かない
風水では、ぬいぐるみは良い気を吸収すると考えられています。ぬいぐるみを置く場合には、たくさん置くと自分に良い気が入ってこないとされているため、寝室には2〜3体を選んで置くとよいでしょう。
テレビやスマホは避ける
テレビやスマホなどの電化製品は、気の流れを乱すとされています。ベッドはできるだけ電化製品から離し、スマホは寝るときに枕元に置かないようにしましょう。
観葉植物の種類に注意
寝室に観葉植物や生花を飾ると、良い運気を引き寄せるといわれています。葉が上を向いている植物は運気を上げますが、トゲのある植物は運気が下がるとされているため注意しましょう。
まとめ
寝室が落ち着かない、よく眠れない人は、ベッドや枕の位置、色などを風水の考えに基づいて変えてみるとよい効果を得られるかもしれません。寝室は1日の疲れを癒す大切な場所です。運気アップのポイントを押さえて、快眠できる心地よい寝室をつくりましょう。
物件を探す