6畳の部屋に置けるベッドサイズは?人数別のおすすめサイズとレイアウトを徹底解説

そこで本記事では、使用人数ごとのベッドサイズの選び方をはじめ、ベッドの配置方法やレイアウトのコツなどを解説していきます。
記事の目次
まずは、自分に合ったベッドサイズを考えよう

ベッドサイズの種類は、大きく分けて上記の6パターンがあります。まずはライフスタイルに合ったベッドを選ぶことが、より快適な寝室を作るための大前提。ベッドが狭すぎてもあまりよく眠れなくなってしまいますし、反対に広すぎても部屋の使い方がもったいなくなってしまいます。そこで最初に、何人で寝るベッドにするのか決めることからはじめましょう。
種類 | 幅 | 長さ | 推奨人数 |
---|---|---|---|
シングルベッド | 97cm | 195cm | 1人 |
セミダブルベッド | 120cm | 195cm | 1人 |
ダブルベッド | 140cm | 195cm | 1人~2人 |
クイーンベッド | 160cm | 195cm | 2人~3人 |
キングベッド | 180cm | 195cm | 2人~3人 |
キングベッド連結 | 194cm | 195cm | 2人~3人 |
1人で寝る場合

1人用であれば、基本的にはシングルベッドで問題ありません。平均的な成人の体形なら、シングルベッドの横幅があれば、寝返りをしてもさほど狭くないでしょう。もし「もう少し広々としていたほうが窮屈に感じなさそう」という場合には、セミダブルベッドがおすすめです。通常のシングルベッドよりも一回り大きくなるので、より開放的に使いやすくなります。セミダブルベッドなら1人でも持て余さないサイズ感で、なおかつ寝相が気になる方にとっては、床に落ちる心配もありません。大きめのクッションや抱き枕を置きたい時にも便利なサイズですよ。
2人で寝る場合

成人2人で寝る場合には、少なくともダブルベッド以上のサイズはあったほうが無難です。平均的に見て、男性なら45cm・女性なら40cmほどの肩幅があります。そこでセミダブルベッドにしてしまうと、1人あたり60cmほどの幅しかないので、2人で寝るには狭く感じるでしょう。ダブルベッド以上であれば、1人につき70cm以上は横幅が確保できます。しかし、大人2人で広々と使えるサイズではないため、よりゆったりとしたスペースを確保したい場合はクイーンベッドを検討するといいでしょう。寝返りスペースがより広く確保できるため、大人2人で寝ても広々と感じられるのでおすすめです。
3人(大人2人、子ども1人)で寝る場合

小さなお子さんと大人2人で寝る場合には、クイーンベッド以上にするのがベストです。ダブルベッドだと、大人2人で寝る分には問題ありませんが、子どもも一緒に……となると余裕がないためおすすめできません。なるべくお互いのスペースを確保するには、本来ならキングベッドのサイズ感があるのがベストでしょう。もしキングベッドでも狭い可能性があれば、シングルベッドを2つ連結させて使うのもひとつの方法です。ただし、ベッド同士の隙間ができてしまうと、寝心地が悪くなったり寝ている間に挟まったりする危険があるので要注意。ベッドを連結させる際は、必ず連結バンドなどのベッド同士を連結するアイテムを使用しましょう。
6畳のベッドサイズ別レイアウトをご紹介
部屋に置きたいベッドのサイズが決まったら、さっそく部屋のレイアウトを決めていきましょう。以下でご紹介していくのはあくまで参考例です。実際にレイアウトを決める際には、窓やドアの位置・戸の開き方・クローゼットの場所なども考慮したうえで配置してみてくださいね。
シングルベッドの場合

シングルベッドの場合は横幅1m弱のサイズ感なので、6畳一間に置いても、かなり余裕があります。基本的にシングルベッドを置く場合は1人部屋と想定されるので、寝室とはいえ、例えば書斎やリビングのようなマイルームとして使うのもひとつの方法でしょう。ベッド以外の家具を設置するスペースも十分にあるため、テレビ・デスク・ソファ・テーブル・チェストなどを取り入れて、通常の居室のようなイメージでレイアウトしても問題なさそうです。ベッドに場所を取られない分、自由に配置しやすいのがシングルベッドのメリットでもあります。
セミダブルベッドの場合

セミダブルベッドの場合も、横幅は1.2m程度の大きさなので、他の家具を置いても比較的余裕があります。シングルベッドよりは若干手狭にはなってしまいますが、ベッドを壁付けにすれば十分にスペースを確保することが可能。ただしシングルベッドほど部屋の余白感はないので、例えばテレビやテーブルなど、他の家具はコンパクトするのがベターです。そうすることできちんと生活動線も確保しつつ、充実した部屋作りができます。
ダブルベッドの場合

ダブルベッド以上のサイズになると、部屋に他の家具を置くのは少し難しくなってきます。ダブルベッド以上の大きさにする場合には、寝室メインとして使うのがおすすめです。例えばベッドを部屋の中心になるように配置し、両側にコンパクトなサイドテーブルを配置するなど。もしくはダブルベッドほどのサイズ感であれば、小さめのデスクやドレッサーくらいの家具なら、寝室内に置いても生活動線は確保できそうです。
ただし、ダブルベッドで大人2人が寝る場合、1人あたり70cmほどのスペースになるため若干狭く感じる可能性も。もう少しゆったり寝たいと思ったら、次で紹介するクイーンベッドのほうがおすすめです。
クイーンベッドの場合

クイーンベッドの場合も先ほどのダブルベッドと同様に、寝室メインの中心配置が王道のパターン。大人2人なら余裕を持ってゆったり寝られますし、お子さんが小さいうちなら親子川の字でも眠られるサイズ感です。クイーンベッドになると、ダブルベッドよりも圧迫感が出やすく、やはりベッド以外の大きな家具は置きづらくなります。とはいえ、サイドテーブル・ローチェスト・丸椅子くらいの小さな家具であれば問題なく配置することが可能。中に収納ができるチェア型のボックススツールなども、あまりスペースを取らないのでおすすめです。
キングベッドの場合

キングベッドのサイズになると、親子3人でもきちんとお互いのスペースを確保しながらゆったり眠れます。6畳の部屋でも、基本的にベッドを置くだけの寝室にするのであれば、しっかりと通路も作れる十分な広さです。また、キングベッドを置くとホテルのような雰囲気にもなるので、高級感のあるインテリアにしたい場合にもおすすめ。ただし、他の家具を置いてしまうと生活動線が作りにくくなるため注意しましょう。もし何か置くとすれば、観葉植物や間接照明くらいであれば問題なさそうです。
シングルベッドを連結した場合

シングルベッドを連結すると、キングベッドよりも大きいサイズになります。2人以上で寝る場合お互いのスペースにゆとりが持てるうえに、生活環境の変化に応じてレイアウトを変更しやすいメリットがあります。例えばお子さんが小さいうちはベッド同士をつなげて川の字で寝られるようにしておき、成長して子ども部屋ができたら、また寝室の形態を変えることができます。また、生活リズムが異なる夫婦にとっても、マットレスが分かれているため就寝時間のズレが気になりづらくなるでしょう。寝返りや布団に入る際の振動がお互いに伝わりにくいので、相手を起こしてしまうなどのストレス感も軽減できます。
ただしキングベッドよりもサイズが大きいため、寝室の圧迫感は出やすい一面も。シングルベッド連結型もキングベッドと同じく、寝るだけの部屋にするのが基本です。
6畳の部屋にベッドを置く際の注意点
ここまでに紹介してきたように、6畳の部屋にベッドを置く場合には、サイズ感によって室内の雰囲気も大きく異なります。家具のなかでも室内のスペースを大きく使うアイテムなので、次のようなポイントもしっかりと押さえつつ、部屋のレイアウトを決めていきましょう。

部屋の使い方を決めておく
前述にもあるようにシングルベッドやセミダブルベッドであれば、デスクやパソコンなどを設置してひとつの居室としても使えます。逆に、完全な寝室としてリラックススペースにしたいのであれば、ダブルベッド以上のサイズを置いたほうが、雰囲気は出やすくなるでしょう。お子さんが自由に過ごせる子ども部屋にしたいケースであれば、ロフトベッドを使ってその下に収納や学習机を置くパターンも考えられます。このように部屋全体のイメージを明確にしてから、どのサイズのベッドがいいのか想定していくことが大事です。
ベッド以外に置きたい家具を考える
部屋の使い方を考えたら、その部屋に置きたい家具も考慮したうえでベッドサイズを決めましょう。どこに何を配置するかを計画していくと、そこから適切なベッドサイズを逆算することができます。例えばテレビ台・ドレッサー・チェアなど、ベッドを置く部屋には何が必要なのか、周りから固めていくことがバランスのいい部屋作りのコツです。
扉の開閉に支障がないか確認する
部屋のドアやクローゼット・収納棚の扉など、きちんと開け閉めできるレイアウトでないと、せっかくの寝室も不便に感じてしまいます。戸の開閉時にベッドにぶつかってしまうと建具を傷付けてしまう可能性もあるので、ベッドのサイズ感や配置には十分に注意しましょう。また、窓がある部屋の場合、そこを横切るようにベッドを置いてしまうと窓を使いづらくなってしまいます。このように、生活動線を考慮しながらレイアウトを決めましょう。
通路を確保する
ベッド周りは、人が問題なく通れる程度のスペースがあることが理想です。ベッド周囲に通路がないと、トイレに行くときに手前で寝ている人を跨いで行かなくてはならない・寝室の掃除がしにくい・シーツの付け替えがしにくいなど、生活動線が悪くなってしまいます。基本的に室内の通路は、少なくとも50cm、できれば60cmは確保しておくのがベター。動きづらいとそれだけでストレスになってしまいますし、部屋がごちゃついて見えてしまいます。なるべく開放感のある部屋にするためにも、ある程度の余白が生まれるようなレイアウトにすることがおすすめです。
部屋をすっきりと見せたい場合はローベッドを選ぶ
先述したような室内の通路に加えて、部屋をすっきりとした印象にするには家具の高さも重要です。背の高い家具が多くなると圧迫感が生まれやすいので、特にベッドのような大きいサイズのものは低めにすることがポイント。例えばローベッドや、低床フレームに直接マットレスを敷くタイプのフロアベッドにすると、部屋を開放的に見せることができるのでおすすめです。なかでも部屋のスペースを圧迫しやすいクイーンベッドやキングベッドなどの場合には、背の低い種類を選んでみるとよいでしょう。
収納力が欲しい場合は収納つきベッドを選ぶ
もしベッドを置きたい部屋にクローゼットなどの収納がない場合には、ベッド下を活用するのがおすすめです。例えばチェスト付きのベッドや、床板が開けるようになっている跳ね上げ式など、収納機能が付いた種類を選ぶと便利でしょう。ベッドのなかに荷物をしまえれば、その分チェストやラックなどの家具も不要になるため、すっきりとした印象にできますよ。チェスト付きのベッドにする場合には、引き出しの開け閉めが問題なくできるように、ベッド横のスペースを空けておく必要があるので注意しましょう。
まとめ
きちんと体を休めてリフレッシュするためにも、ベッド選びは大切。特に自分1人ではなく、家族と眠る場所にする際には、ベッドが狭すぎるとお互いにストレスになってしまいます。しかし、部屋の広さは限られているので、サイズが大きければいいわけでもありません。寝室をどのように使うか考慮したうえでベッドの大きさを決めないと、そのサイズ感が逆に不便に感じてしまう可能性もあります。より快適で健康的な毎日につながる空間にするためにも、ぜひ本記事を参考に、ベッドのサイズ感やレイアウトを計画してみてくださいね。
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