
【テレワーク】 マンションリノベーション事例「普段はそれぞれの個室で仕事に集中。眺め最高の共有スペースでリフレッシュ!」
雑誌「relife+」に掲載された中古マンションリノベーション事例から、今回は神奈川県横浜市Hさんの事例をご紹介。コロナ禍を機にテレワークがメインとなったことにより、仕事に集中できるそれぞれの個室と眺望を生かした共有スペースを持つリノベーションを実施。回遊できる生活動線を実現し、快適な仕事&生活環境を手に入れました。(text mamiko tonoki photo koji yamada )
- 工事費:1590万円(税・設計料込み)
- 神奈川県横浜市 Hさんの家
- 夫49歳 妻48歳(取材時)
- 築年数:33年(1990年築)(取材時)
- 専有面積:約96㎡ 設計・施工:スタイル工房
テレワーク環境を重視したリノベーション
コロナ禍を機に、テレワークがメインとなったHさん夫妻。以前住んでいた60㎡台のマンションは2人暮らしとしては十分な広さだったものの、それぞれが一日中在宅で仕事をする中で、ウェブ会議中に気を使ったり、上階の音が気になったりと、だんだんと息苦しくなったことで転居を決意。せっかくなら郊外感のある広い家をと、リノベーション前提で家探しを開始しました。





北側の窓からの眺望に一目ぼれ!
ワンストップで依頼できるリノベ会社を何社か比較検討し、内見の際にリノベ目線で丁寧に対応してくれたスタイル工房に依頼することに。物件は、「最上階の角部屋で80㎡以上」という条件で探したら、市内南部にある金沢区エリアでいくつかヒットしたといいます。何度も内見に通ううちに街の雰囲気も気に入り、専有面積約96㎡の今のマンションに出合いました。北側の窓からは、海やみなとみらいが一望できます。「他と比べて格段に広かった」と奥さまが言えば、ご主人は「センターインの面白い間取りで、リノベのイメージが膨らんだ」と、間取り図をもとに図面をスケッチしたほどでした。

それぞれの個室と回遊できるプランに大満足
ふたりが要望したのは、お互いに気を使わず仕事に集中できるそれぞれの個室と、眺望のいい北側の窓を生かした共有スペース。ベランダ側にサンルームを置くことや充実した収納も希望しました。それらを受けてスタイル工房では、北側の中央に夫の個室を置き、ぐるりと回り込んで共有スペースにアクセスするプランを提案。
「スペースの真ん中に部屋をつくるという発想がなかったから驚いた」。(ご主人)
おかげで共有スペースはこもり感のある特別な空間となりました。

ビュールームから見た廊下。左手の引き戸の先はご主人の個室

そのほかに、玄関から直接アクセスできるシューズインクロゼットと納戸、廊下と洗面室をつなぐウォークスルークロゼットや回遊できるキッチン&パントリーなど、快適な生活動線を実現。気分転換にキッチンカウンターやリビングなどで仕事をする際にも、
「回遊できるからお互い仕事の邪魔をしなくていい」
と奥さま。快適な仕事&生活環境をリノベで手に入れました。

洗面台の雰囲気に合わせて壁の一部をタイルで仕上げた


LDKのガラス入りのドアとスリット窓から、玄関に光が届く
能見台を選んだ理由は?
夫妻の希望だった「郊外感のある立地」「眺望のよい最上階」「80㎡以上の広さ」という条件を満たすマンションを探していたら、横浜市南部にある同エリアで複数の物件がヒット。最初は地名の読み方も分からないほど土地勘がなかったが、内見で何度か足を運ぶうち、自然の豊かさやゆったりとした空気感のあるこの街が気に入ったそう。
建物データ
<建物規模>地上6階建ての5階<設計期間>2021年5月~7月<工事期間>2021年7月~10月<設計・施工>スタイル工房

※この記事はrelife+(リライフプラス) Vol.46に掲載されたものを転載しています。
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