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ブヨ(ブユ)に刺されたらどうすべき?すぐにできる応急処置と予防策を解説

ブヨ(ブユ)に刺されたらどうすべき?応急処置と対処法を解説
ブヨ(ブユ)に刺されると、蚊よりも強いかゆみや腫れが出ることがあり、「どう対処すればいいの?」「病院へ行くべき?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。特にキャンプや川遊び、登山など、自然の多い場所では注意したい虫のひとつです。
ただし、ブヨは適切に対処することで、症状の悪化を防ぎやすくなります。また、服装や虫よけ対策を意識することで、刺されるリスクを減らすことも可能です。

この記事では、ブヨに刺された際の症状や応急処置、やってはいけない行動、病院を受診する目安、予防方法までわかりやすく解説します。

ブヨ(ブユ)とは?

ブヨ(ブユ)とはどのような虫でしょうか
ブヨ(ブユ)とはどのような虫でしょうか

ブヨ(ブユ)は、体長1〜5mmほどの小さな昆虫で、見た目はコバエに似ています。春から秋にかけて活動が活発になり、川辺や渓流、キャンプ場、草むらなど、水がきれいな場所の周辺で多く見られます。地域によっては「ブト」と呼ばれることもあります。

ブヨは蚊と同じように吸血する虫ですが、大きく違うのは血の吸い方です。蚊は細い針のような口を皮膚に刺して血を吸うのに対し、ブヨは小さなノコギリのような口で皮膚を浅く傷つけ、にじみ出た血を吸います。
また、ブヨは吸血する時に唾液成分を皮膚に注入するのが特徴です。この成分に対して体がアレルギー反応を起こすことで、強いかゆみや赤み、腫れなどの症状が現れます。蚊よりも症状が強く出やすく、刺された直後は気付きにくい一方で、数時間後からかゆみや腫れが目立つようになります。

ブヨに刺された時の症状

ブヨに刺されると赤みや強いかゆみをともなうことも
ブヨに刺されると赤みや強いかゆみをともなうことも

ブヨに刺されると、蚊とは異なり、時間が経ってから強い症状が現れることがあります。刺された直後はほとんど気付かないケースも多い一方で、数時間後から赤みや強いかゆみ、腫れが悪化することが特徴です。症状には個人差があり、軽い赤みだけで済む場合もあれば、広範囲に腫れたり、しこりが長引いたりすることもあります。ここでは、ブヨに刺された際にみられる主な症状の経過を解説します。

刺された直後|ほぼ無症状

ブヨに刺された直後は、痛みやかゆみなどの症状をほとんど感じないことがあります。そのため、屋外で活動している最中には刺されたことに気付かず、帰宅後やしばらく時間が経ってから異変に気付くケースも少なくありません。

これは、ブヨが皮膚をかじりながら吸血する際に、血液が固まるのを防ぐ唾液成分を体内へ注入するためです。この時点では目立った炎症が起こりにくく、自覚症状が出にくい傾向があります。

数時間後〜半日後|強いかゆみや赤み、腫れ

刺されてから数時間〜半日ほど経過すると、徐々に強いかゆみや赤み、腫れが現れます。ブヨの唾液成分に対するアレルギー反応によって炎症が起こるため、時間の経過とともに症状が強くなる点が特徴です。

患部が熱感をともなって腫れたり、強いかゆみで眠れなくなったりすることがあります。また、皮膚をかじって吸血する影響で、刺し口が点状の出血や内出血として残る場合も少なくありません。

症状の出方には個人差があり、小さな赤い腫れ程度で治まる人もいれば、手や足全体がパンパンに腫れるほど強い反応が出る人もいます。特に過去にブヨに刺された経験がある人では、アレルギー反応が強く出やすいことがあります。

数週間~1カ月以上|しこりが残ることも

ブヨ刺されの症状は長引きやすく、かゆみや赤みが落ち着いたあともしこりが残る場合があります。特に強く掻いてしまうと炎症が悪化し、色素沈着として跡が残ることも。

蚊による虫刺されでは比較的短期間で症状が落ち着くことが多い一方、ブヨの場合は数週間から1カ月以上かゆみや硬いしこりが続くケースも珍しくありません。症状が強い場合や、腫れが広範囲に及ぶ場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

ブヨに刺されやすい時期や時間帯、場所

ブヨはどのような場所に生息しているのでしょうか
ブヨはどのような場所に生息しているのでしょうか

ブヨは草むらや川の近くなど自然の多い場所に生息しており、アウトドアや屋外作業をする際は注意が必要です。特に活動が活発になる時期や時間帯、注意が必要な場所は以下のとおりです。

  • 時期:春から夏にかけて頃に多く発生し、特に5〜6月、9〜10月は活動が活発
  • 時間帯:早朝や夕方、曇りの日、薄暗い時間帯に活動しやすい
  • 場所:山間部、渓流や川沿い、湖周辺、キャンプ場、登山道、草木が多い場所

また、足首やくるぶし、手の甲、首まわりなど、肌が露出している部分は特に刺されやすいため注意しましょう。

ブヨに刺されたらやるべき応急処置

ブヨに刺された時の応急処置を解説します
ブヨに刺された時の応急処置を解説します

ブヨに刺された場合は、できるだけ早く適切な処置をおこなうことが大切です。早めに対応することで、かゆみや腫れなどの症状を軽減できる可能性があります。ここでは、具体的な応急処置について説明します。

石鹸と清潔な水で洗い流す

刺された部分は、まず石鹸と流水でやさしく洗い流しましょう。ブヨの唾液成分を洗い流すことで、炎症やかゆみを和らげる効果が期待できます。強くこすると刺激になるため注意しましょう。

患部を冷やす

赤みや腫れ、かゆみがある場合は、冷たいタオルや保冷剤を布で包んで患部を冷やしましょう。冷やすことで血管が収縮し、炎症を抑えやすくなります。なお、氷を直接肌に当てると刺激が強いため避けてください。

毒を吸い出す

自然の中でレジャーを楽しむ際にはポイズンリムーバーを携帯するのもおすすめです
自然の中でレジャーを楽しむ際にはポイズンリムーバーを携帯するのもおすすめです

刺されてすぐであれば、市販のポイズンリムーバーなどを使って毒を吸い出す方法もあります。口で吸い出すのは衛生面のリスクがあるため避けましょう。また、強く押したり無理に絞ったりすると、炎症が悪化することがあります。

ステロイド外用薬(かゆみ止め)を塗る

かゆみや腫れが強い場合は、市販のステロイド外用薬を使用する方法があります。炎症を抑えることで、症状の悪化や掻き壊しを防ぎやすくなります。ただし使用する際は説明書を確認し、迷う場合は薬剤師や医師に相談しましょう。症状が強い場合や広範囲に腫れている場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

ブヨに刺された際にやってはならないこと

ブヨに刺された時に避けるべきNG行動があります
ブヨに刺された時に避けるべきNG行動があります

ブヨに刺された際は、誤った対処によって症状が悪化することがあります。かゆみや腫れを悪化させないためにも、避けたい行動を知っておきましょう。

患部をかく・こする

強いかゆみがあっても、患部を掻いたりこすったりするのは避けましょう。皮膚が傷つくことで細菌が入り込み、二次感染を起こす可能性があります。また、刺激によってさらにかゆみが強くなることもあります。

アンモニアを塗る

虫刺されにはアンモニアが効くイメージがありますが、ブヨには効果が期待しにくいとされています。逆に皮膚への刺激になる場合もあるため、自己判断で使用するのは控えましょう。

お湯やカイロで温める

患部を温めると血流がよくなり、炎症や腫れ、かゆみが悪化することがあります。ブヨに刺された場合は、温めるよりも冷やすことが基本です。

症状の悪化を放置する

腫れが広範囲に広がる、熱感が強い、発熱があるなどの症状がみられる場合は注意が必要です。強いアレルギー反応や感染症の可能性もあるため、症状が重い場合は早めに医療機関を受診しましょう。

病院を受診すべき症状と目安

病院に受診すべき目安を解説します
病院に受診すべき目安を解説します

ブヨに刺された場合、多くは数日〜数週間で改善しますが、症状が強い場合や悪化している場合は注意が必要です。自己判断で放置せず、早めに皮膚科などの医療機関を受診しましょう。

特に、以下のような症状がある場合は受診を検討してください。

  • 刺された部分が強く腫れている
  • 患部に熱感や強い痛みがある
  • 水ぶくれや膿が出ている
  • 複数箇所に腫れが広がっている
  • 発熱、めまい、吐き気など全身症状がある
  • 症状が長引いて改善しない
  • どの虫に刺されたかわからない

特に、息苦しさや強い倦怠感などがある場合は、強いアレルギー反応の可能性もあるため、速やかに医療機関を受診してください。

病院でおこなわれる治療

病院ではどのような治療をおこなうのでしょうか
病院ではどのような治療をおこなうのでしょうか

ブヨ刺されの症状が強い場合は、皮膚科などで症状に応じた治療がおこなわれます。

  • 炎症やかゆみを抑えるステロイド外用薬
  • かゆみやアレルギー反応を抑える抗ヒスタミン薬(飲み薬)
  • 二次感染がある場合の抗菌薬
  • 腫れや炎症が強い場合のステロイド内服

また、発熱や呼吸苦など強いアレルギー症状がある場合は、緊急治療が必要になることも。色素沈着や傷跡が残った場合は、皮膚科や形成外科で相談できるケースがあります。

ブヨに刺されないための対策

ブヨに刺されないための対策を紹介します
ブヨに刺されないための対策を紹介します

ブヨは完全に駆除することが難しいため、刺されないための対策が大切です。特に山や川など自然の多い場所では、服装や虫よけ対策を意識しましょう。

長袖・長ズボンを着用する

肌の露出を減らすことで、ブヨに刺されるリスクを減らせます。足首も刺されやすいため、靴下も着用しましょう。

明るい色の服を選ぶ

ブヨは黒やネイビーなど濃い色に寄ってきやすい傾向があります。白やベージュなど明るい色の服を選ぶと対策につながります。

服の隙間を埋める

ズボンの裾や袖口など、服の隙間から入り込むことがあります。裾を靴下に入れるなどして、侵入を防ぎましょう。袖口を絞れる上着も、ブヨの侵入を防げるためおすすめです。

虫よけ・忌避剤を活用する

ブヨに対応した虫よけスプレーを使用することで、刺されるリスクを軽減できます。屋外活動前に使用しましょう。

野外では蚊取り線香を活用する

キャンプや屋外作業では、製品表示で対象害虫を確認したうえで、蚊取り線香を併用する方法もあります。虫よけ対策を組み合わせることで、より予防しやすくなるでしょう。

まとめ

ブヨは、刺された直後よりも数時間後から強いかゆみや腫れが出やすい虫です。自然の多い場所では遭遇することも多いため、症状や対処法を知っておくことが大切です。最後に、記事の内容を簡単に振り返ります。

ブヨに刺された時の症状は?

ブヨ(ブユ)に刺されると、数時間後から赤みや強いかゆみ、腫れが現れることがあります。症状によってはしこりや色素沈着が長引く場合もあります。

ブヨに刺されやすい時期や場所、時間帯は?

4月〜10月頃に活発になりやすく、特に山や川、キャンプ場など自然の多い場所で注意が必要です。早朝や夕方、曇りの日などにも活動が活発になります。

ブヨに刺されたらやるべき応急処置は?

刺された場合は、まず石鹸と流水で洗い流し、患部を冷やしましょう。かゆみや腫れが強い場合は市販薬を使用し、症状が重い場合は早めに皮膚科を受診することが大切です。
ブヨに刺されると、蚊よりも強いかゆみや腫れが現れることがありますが、適切な応急処置をおこなうことで症状の悪化を防ぎやすくなります。刺された際は、まず患部を清潔に洗い流し、冷やして炎症を抑えることが大切です。また、強くかいたり自己判断で刺激の強い対処をしたりせず、症状が重い場合は早めに医療機関を受診しましょう。

山や川、キャンプ場など自然の多い場所では、長袖・長ズボンの着用や虫よけ剤の活用など、事前の対策も重要です。正しい知識と予防策を身につけておくことで、ブヨを過度に恐れることなく、アウトドアやレジャーを安心して楽しめるでしょう。

加藤 良大

執筆者

加藤 良大

医療・クリニック領域を中心に14年以上活動する医療ライター。これまでに28,000記事以上の執筆・編集に携わる。

整形外科・内科・精神科・美容医療など幅広い診療科に対応しており、SEO記事や疾患解説記事、医療広告ガイドラインを踏まえたコンテンツ制作を得意としている。

医療機関のホームページ制作やオウンドメディア運営にも関わり、構成設計から執筆まで一貫して対応している。

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