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【2025年】注文住宅に関する最新トレンド調査を不動産の専門家が解説

注文住宅に関する最新トレンドとは?
近年、注文住宅は間取りやデザインの自由度の高さから人気を集めているといいます。
今回は、今後3年以内に注文住宅の購入を検討している方および過去3年以内に注文住宅を購入した方865人を対象にアンケート調査を実施。
注文住宅を選んだ理由や実際に住んでみてどのような満足やギャップを感じているか等リアルな声とともに注文住宅のトレンドについて不動産の専門家が解説します。本記事をぜひ参考にして、理想の家づくりを始めましょう。

【調査1】注文住宅を選んだ決め手は?

注文住宅を選ぶ決め手とは?
注文住宅を選ぶ決め手とは?

まずは、注文住宅を選んだ決め手を見ていきましょう。アンケート調査によると「設備や間取りを自由に選べる」ことがもっとも大きな決め手であることがわかりました。その他、家族構成やライフスタイルに合ったプランニングやデザインの自由度なども決め手となっているようです。

順位 決め手 検討者
割合(%)
決め手 経験者
割合(%)
第1位 設備や間取りを好きなように選べるから 52.7 設備や間取りを好きなように選べるから 51.4
第2位 家族のライフスタイルに合わせたプランができるから 52.2 家族のライフスタイルに合わせたプランができるから 42.5
第3位 外観や内観のデザインを好きなように選べるから 46.8 外観や内観のデザインを好きなように選べるから 40.0
第4位 自分の好きな場所に建てることができるから 41.2 自分の好きな場所に建てることができるから 32.0
第5位 省エネやエコ性能を重視できるから 31.4 省エネやエコ性能を重視できるから 29.5
ガレージや庭のデザインを好きなように選べるから

回答サンプル:865人 ※複数回答可

アンケート調査の順位では、検討者・経験者ともに「設備や間取り」「ライフスタイルに合わせたプラン」「デザイン性」が上位を占めています。現在の住宅ニーズが、個性や暮らし方を反映できる住まいであることがわかります。

特に検討者はライフスタイルに合ったプランを重視する割合が高いようです。
どのような間取りが自分たちの暮らしに合うのか悩んでいる方も、工務店やハウスメーカーの担当者と話合いを重ねていくうちに家族の暮らしに合ったプランが明確に見えてくるのではないでしょうか。
さらに、省エネやエコ性能といった環境配慮型の住宅への関心も上位に入っています。

アンケート結果から見る2025年の注文住宅のトレンドは、自分らしさと省エネ性能を兼ね備えた住まいづくりといえそうです。

【調査2】工務店・ハウスメーカーの探し方は?

工務店やハウスメーカーはどうやって探す?
工務店やハウスメーカーはどうやって探す?

注文住宅を建てる際、どの工務店・ハウスメーカーに依頼するのかは多くの方が悩むポイントではないでしょうか。今回の調査では、注文住宅を検討している方と経験している方で以下のように意見が分かれました。

工務店・ハウスメーカーはどのように探した?(探している?)

順位 探し方 検討者
割合(%)
探し方 経験者
割合(%)
第1位 不動産ポータルサイト・アプリ 51.1 住宅展示場を訪問 42.7
第2位 工務店・ハウスメーカーのホームページ 47.5 工務店・ハウスメーカーのホームページ 35.8
第3位 住宅展示場を訪問 43.6 不動産ポータルサイト・アプリ 32.9
第4位 工務店・ハウスメーカーを直接訪問 30.7 工務店・ハウスメーカーを直接訪問 31.7
第5位 住宅情報誌 28.1 住宅情報誌 19.9

回答サンプル:865人 ※複数回答可

注文住宅を検討している段階では、インターネット上で効率的に情報を集められる「不動産ポータルサイト」や「工務店・ハウスメーカーのホームページ」が上位に入りました。一方で、経験者の多くは「住宅展示場を訪問」して、工務店・ハウスメーカーを探していたようです。

不動産ポータルサイトや、工務店・ハウスメーカーのホームページはモデルハウスの写真や間取り、施工実例が豊富に掲載されています。
まずはインターネットで情報収集をおこなってから、モデルハウスに訪問することが一般的です。オンラインとオフラインをうまく組み合わせて比較することで、ライフスタイルや嗜好に合った工務店やハウスメーカーを見つけやすくなります。

【調査3】注文住宅の間取りに人気の設備は?

注文住宅で人気の設備とは?
注文住宅で人気の設備とは?

注文住宅の魅力のひとつは、暮らしに合わせた間取りや設備を自由に取り入れられることです。人気設備のアンケート結果によると、ウォークインクローゼットがもっとも人気であることがわかりました。その他にも、日常生活の快適性を高める設備が上位にランクインしています。

注文住宅の間取りに取り入れた(取り入れたい)要素は?

順位 要素 検討者
割合(%)
順位 要素 経験者
割合(%)
第1位 ウォークインクローゼット 48.9 第1位 ウォークインクローゼット 47.7
第2位 カウンターキッチン 38.6 第2位 パントリー 36.1
第3位 ランドリールーム 36.8 第3位 カウンターキッチン 35.8
同率
第4位
広い浴室 34.2 第4位 階段下収納 31.1
シューズインクローゼット 第5位 シューズインクローゼット 30.6

回答サンプル:865人 ※複数回答可

「ウォークインクローゼット」が1位となった背景には、収納力と部屋の美観を両立したいニーズがあります。衣類や小物をまとめて収納できるスペースは、生活感をなくしつつ片付けやすさを実現できるため、多くの家庭で取り入れることが可能です。

また、経験者の回答では「パントリー」が2位にランクイン。食品や日用品においてもまとめて管理できる収納にニーズがあることがわかります。
特に徒歩圏内に商業施設やスーパーマーケットがないエリアは、車で買い物に出かけることになるため、週に1回まとめ買いするご家庭も多いと思います。また、地震や台風など災害時の備蓄スペースとしても活用できるため、水や食料は多めに買い置きしてローリングストックで消費していくのも一つの方法です。

さらに「ランドリールーム」や「広い浴室」など、家事の動線を意識した空間づくりや快適性を高める設備も注目されています。現在は「収納力+家事動線+快適性」が、設備選びの大きなテーマとなっています。

【調査4】注文住宅の土地の探し方は?

注文住宅を建てるための土地はどうやって探す?
注文住宅を建てるための土地はどうやって探す?

理想の住まいを建てたい場合、土地探しは重要な要素のひとつです。アンケート調査では、検討者・経験者ともに、不動産ポータルサイトの利用による土地探しがもっとも多い結果となりました。

注文住宅を建てるための土地はどのように探した?(探している?)

順位 探し方 検討者
割合(%)
経験者
割合(%)
第1位 不動産ポータルサイト(at homeなど)から探す 65.9 44.8
第2位 施工を依頼する工務店・ハウスメーカーに相談する 32.9 31.1
第3位 不動産会社のホームページから探す 29.5 23.1
第4位 住みたい街の不動産会社を直接訪問し条件に合う土地を探してもらう 24.8 19.7
第5位 不動産会社の店頭に掲示されている物件情報(図面)から探す 20.2 18.1

回答サンプル:865人 ※複数回答可

不動産ポータルサイトでは、写真や地図検索、条件指定などで効率よく物件を比較できるのがポイントです。

一方で、地元に根付いた工務店やハウスメーカーであれば土地探しの相談にも乗ってくれることも多く、建物のプランと土地の条件を同時に検討できたり、専門的なサポートを受けることも可能です。

不動産会社への直接訪問や店頭に掲示されている物件情報から探すなどの昔ながらの方法も2割前後あり、地域密着型の情報に価値を見出している層が一定数存在していることもわかります。

土地探しの際は、まずはインターネットで広く検索し、次に家を建てたいエリアに強い工務店・ハウスメーカーや不動産会社などの専門家と相談しながら探すパターンが主流のようです。

経験者に聞く!注文住宅のこだわりポイント

注文住宅でこだわったポイントは?
注文住宅でこだわったポイントは?

注文住宅の大きな魅力は、自分に合った住まいを建てられることです。実際に注文住宅を建てた方の多くは、耐震性や間取り、家事動線にこだわりを持っていたことがわかりました。ここでは、経験者の声を交えながら現在の住宅トレンドを見ていきましょう。

耐震性

地震の多い日本で、住まいの耐震性は優先すべき要素ではないでしょうか。近年は特に地震リスクへの意識が高まり、耐震性を重視する方が増えています。断熱や省エネなどの性能向上もセットで考える傾向も見られ、安心感と経済性を両立させる工夫が広まっています。

    みんなの声
  • 耐震が施され、防犯にも優れている。(50代/男性) 
  • 家事動線と収納がしっかりあること。耐震に重視していること。(50代/女性)
  • 耐震性が高いことに加え、維持コストが抑えられることと太陽光発電を相応に装備し、断熱性能が高いこと。(70代/男性)

間取り

間取りは、暮らしやすさに大きくつながるポイントです。自由設計だからこそ、自分に合った生活動線や好みのデザインを実現できます。

最近は、家族のライフスタイルに合わせた柔軟な家づくりが求められており、ワークスペースや家事スペースを取り入れるケースも増えています。リビングを中心とした回遊性のある設計や、開放的な空間を確保する間取りの工夫も、トレンドのひとつです。

    みんなの声
  • 間取りが決められる。 壁紙や床の色も好きなのを使える。(30代/女性)
  • 廊下をなくして部屋が広くなるようにした。 どの部屋からもすぐにリビングに行ける。ぐるぐる回れる間取り。 料理をしながらテレビが見られる。 広いランドリールーム。(30代/女性)
  • 自分の好きな間取りや外観の他にも、外壁や断熱といったことまでこだわった。(40代/男性)

家事動線・生活動線

日常生活の利便性に直結する動線は、注文住宅を建てる多くの方がこだわるポイントです。水回りをまとめたりランドリールームを設置したりすることで、家事の効率を高めつつ長く住みやすい家を建てることが主流となっています。

また、高齢になってからも暮らしやすいように、できるだけ無駄のないシンプルな動線を意識する傾向が見られました。省エネ性能やコンパクトな生活動線との組み合わせで、長く住み続けられる住まいを実現させているようです。

    みんなの声
  • 水回りをまとめて、生活動線をスムーズにした。(30代/女性)
  • 年をとって夫婦だけになっても住み続けられる家、動線がコンパクト、洗濯物を外に干さないのでランドリールームを作った。(30代/女性)
  • 生活動線を中心に、省エネも含めて自分たちに必要で費用を加味した設備を検討した。(50代/男性)

経験者に聞く!注文住宅を購入・居住してみてよかった点

注文住宅を建ててよかったと思うことは?
注文住宅を建ててよかったと思うことは?

実際に注文住宅で家を建てた方は、日々生活するうえでどのような点に満足しているのでしょうか。アンケートの結果では、住みやすさや日当たりのよさ、空間の広さなど「日常生活の快適性」に関する回答が多く寄せられました。それぞれ詳しく見ていきましょう。

住みやすさ

「静かで落ちつける」「地震の揺れが少ない」との声が多く、遮音性や耐震性など注文住宅の基本性能が高いことに満足している人が目立ちました。特に小さな子どものいる家庭では、近隣への音漏れを気にせず暮らせる点が安心感につながっています。

自由設計によって家族構成や生活リズムに合った住環境を整えられることが、注文住宅の満足感が高い最大の理由ではないでしょうか。

    みんなの声
  • 静かで住みやすい、音が気にならない。(30代/男性)
  • 住み心地が良い。 思ったより外の音が入らず子供が家で大騒ぎして泣いても近所にも聞こえておらず安心して暮らせる。 地震が起きても大した揺れがなく気が付きにくいのも良い点。(40代/男)
  • 住みやすいと感じています。(40代/女性)

日当たりのよさ

日当たりのよさは、住宅の住み心地を大きく左右するポイントです。明るい室内は心理的に快適なだけでなく、冬の暖房効率の向上など経済面にもよい影響を与えます。

特に子育て世帯では、自然光が差し込むことで健やかな生活環境を整えられる声もありました。窓の配置や庭とのつながりを考慮した設計が、生活の質を大きく高めていることがわかります。

    みんなの声
  • 日当たりが良くて心地よく過ごすことができます。みんなの成長に合わせて移りかえ出来る間取りにしたので、いろんな気分転換をすることが出来るのがよかったです。(20代/女性)
  • 広くて日当たりの良いリビング、そこから出られる広い庭。(30代/女性)
  • 日当たりが良く、冬は暖房を低い設定温度でも暖かい。(50代/男性)

空間の広さ

間取りの広さや収納力の高さに満足する声が目立ちました。注文住宅の特徴は、子どもが自由に遊べることやキッチンが使いやすくなるなど、日常生活での利便性や快適さを実感している方が多いことです。

広々とした間取りは開放感があり、家族のコミュニケーションの場としても活用しやすくなります。そのうえで収納スペースを充実させることで、ものが散らからず暮らしやすい空間を実現しています。

    みんなの声
  • 間取りが広く収納が多い、寒暖差が少ない。(40代/男性)
  • 広々としていること。窓がたくさんあるので陽がたくさん入る。(40代/女性)
  • 子供が広々遊べるようになった。 キッチンが広くなって使いやすくなった。(40代/女性)

経験者に聞く!購入・居住してみて理想と違った点やギャップ

注文住宅を建てた後に気づいた理想と現実とは?
注文住宅を建てた後に気づいた理想と現実とは?

注文住宅は自由度が高いものの、実際に住んでみると「思っていたのと違う」と感じることもあります。アンケート結果を見ると、日当たりの不足や空間の狭さ、コンセントの配置ミスなど、生活の快適性に関する点でギャップを感じる方もいるようです。どのような点に気を付ければいいのか、ひとつずつ確認していきましょう。

日当たり・風通しがよくない

住宅の向きや窓の配置による暗さや風通しの悪さは、住んでみてから気付くケースがあります。設計段階で、日照シミュレーションや季節ごとの日差しの入り方を入念に確認しておくことが大切です。

住んでから気付いた場合でも、調光機能を持つ照明に変えたり、床や壁紙、家具などを白などの明るい色に変えたり、外構に反射率の高い素材を使ったり吹き抜けや窓を設けるリフォームをしたりすることで改善できるケースもあります。

    みんなの声
  • 日当たりがもう少し欲しかった。(40代/女性)
  • 南向きだがインナーバルコニーにしたのでそこまで日当たりは良くない。(40代/女性)  
  • 日当たりや風通しが悪かった。(60代/女性)

思っていたよりも狭い

設計時のイメージでは広く感じていても、実際に完成して家具を並べてみると狭く感じることがあります。打ち合わせの際は間取りだけでなく、家具のサイズや生活動線を具体的にシミュレーションしておくと住んでからの広さのギャップを減らせるでしょう。

住んでから改善したい場合は、収納を増やすよりもモノを減らしたり、鏡や背の低い家具を取り入れ空間を広く見せるのも効果的です。

    みんなの声
  • 少し狭苦しく感じるから圧迫感がある。(20代/男性)
  • 部屋の広さや高さが設計時のイメージより狭く感じる。(40代/男性)
  • 使い始めてみると意外と収納スペースが狭く感じた。画してたときは充分なスペースだと思ったけど狭かった。(40代/女性)

コンセントの数・位置が不便

注文住宅に住みはじめてから意外に多いのが、コンセントの配置に関する不満です。設計段階では日常生活での細かい動線をイメージすることが難しく、いざ暮らしてみて「ここに欲しかった」と気付くケースが多いようです。

打ち合わせの際に、家具や家電の配置を想定して図面に書き込んでコンセントの位置を具体的にしておきましょう。住んでからコンセントの数が足りないと感じた場合は、コンセントの増設や延長コードの利用を検討してみてください。

    みんなの声
  • コンセントの位置をもう少し考えればよかった。(40代/女性)
  • キッチンのダイニングテーブル付近やデスク回りに、電源コンセントを増やしても良かったと感じる。ハンガーポールの高さをもう少し低い位置でも良かったと思う。(50代/男性)
  • コンセントの場所などもっと増やせばよかった。(50代/男性)

経験者に聞く!もう少し調べておけばよかったと思うこと・反省点

注文住宅を建てる前にもう少し調べておくべき反省点とは?
注文住宅を建てる前にもう少し調べておくべき反省点とは?

注文住宅は理想の家を実現できる魅力がある一方で、自由度が高いゆえに「もっと調べておけばよかった」と感じるケースも少なくありません。調査結果では、間取りや外構、価格の3つの要素で反省点を挙げる声が目立ちました。経験者の声を紹介しつつ、注文住宅を検討する際に意識しておきたいポイントを整理していきます。

間取り

注文住宅が完成して住んでから、動線の不便さや生活イメージとのギャップに気付くことがあります。設計段階で、家具の配置や家事・育児の流れを想定しながら、図面だけでなくモデルハウスで確認するのがおすすめです。

また、注文住宅を建てる時期の年齢や家族構成だけでなく、老後のことなど長期的に快適な暮らしを継続できるかの視点を持っておくことも大切です。

    みんなの声
  • 間取りについて、動線をイメージしながら作れば良かった。(40代/男性)
  • 構成を考えた上での間取りを考えておけばよかった。(40代/男性)
  • 実際に住むときのことをもっと考えて間取りを決めればよかった。(40代/女性)

外構について

庭や駐車場、室外機の配置などの外構はあと回しになりがちですが、快適性やデザイン性に直結する部分です。外構工事は住宅本体とは別契約になることも多いため、予算や工期を含めて早めに希望や打ち合わせを進めておきましょう。
住んでからの対策は外構リフォームやDIYでの対応となるでしょう。

    みんなの声
  • 浴室の広さ、外の庭や駐車場の広さについて詳しく調べておけば、納得いく外構の打ち合わせができたと思う。(30代/女性)
  • 外構のエアコン室外機置場をもう少し検討すればよかった。室外機が思ったよりも大きかった。(50代/男性)
  • 外構の工程の確認が不十分で、間が開いてしまった。(70代/男性)

価値について

土地や建物の価格変動、資産価値への意識が不足していたと振り返る声も多く見られました。購入時は長期的な視点を持って売却や住み替えを想定し、立地条件や住宅性能を含めた資産性を考慮しておく必要があります。一般的に新築で購入した家は10年で5割減になるといわれています。

最初からひとつの工務店・ハウスメーカーにしぼるのではなく、複数の会社で相見積もりを取って適正価格で注文住宅を建てられるようにしましょう。
すでに購入している場合は、定期的なメンテナンスやリフォームをおこなうことで、資産価値をできる限り落とさないようにしておくことをおすすめします。

    みんなの声
  • 価格変動や世界情勢など。 地震にどれだけ強いかどうかなど。(20代/女性)
  • とくにないが価格が重要だと感じる。(30代/男性) 

経験者に聞く!工務店やハウスメーカーのサービスでよかったと思うもの・うれしかったこと

工務店やハウスメーカーを選んでよかったこととは?
工務店やハウスメーカーを選んでよかったこととは?

注文住宅を建てる際は建物そのものだけでなく、工務店やハウスメーカーのサービスも満足度を左右する要因となります。今回の調査では、営業担当者の親身な対応や打ち合わせ時の対応力、充実したアフターサービスが高く評価されていました。

注文住宅を建てるプロセスは、一般的に半年から1年程度です。そのため、安心して任せられるハウスメーカー・工務店選びが重要になります。ここからは、工務店やハウスメーカーの特によかったサービスをそれぞれ見ていきましょう。

営業担当者の親身な対応

ハウスメーカーや工務店の営業担当者が家づくりの相談に親身になってくれることは、注文住宅を建てた方が特によかったと感じている点です。希望に沿った提案や着工後の変更にも柔軟に対応してもらえると「この人に任せてよかった」と思える瞬間が増えます。

初めての家づくりでは不安がつきものですが、担当者の人柄や誠実さが大きく和らげてくれます。

    みんなの声
  • 親身になって間取りを考えてくれた。着工後も変更して欲しいところを伝えたら対応してくれた。(30代/男性)
  • フレンドリーで、親身に何度も打ち合わせをしてくれたこと。(30代/女性)
  • 営業担当者がすっごく親切にしてくれた。家を建てるプロセスを何から何まで教えてくれた。(30代/女性)

打ち合わせ時の対応

注文住宅を建てる際は決めることが多く、打ち合わせの回数が増えます。そのため、その時間を快適に過ごせる工夫があるかも満足度に直結します。

子ども連れでも安心して打ち合わせができる環境や、納得いくまで話し合える体制が整っていることは、大きな安心材料です。打ち合わせ時の対応がよいと、理想に近い家づくりがスムーズに進められます。

    みんなの声
  • 打ち合わせの際、子どもがひましないようにたくさんイベントを開催してくれた。(30代/男性)
  • 細かいところまで打ち合わせが出来る。(40代/男性)
  • 理想に近くなるように何度も打ち合わせができたこと。(50代/男性)

充実したアフターサービス

ハウスメーカーや工務店が引き渡し後も安心して暮らせるように設けている「アフターサービス」の充実度を評価する声も多く寄せられました。定期的なメンテナンス対応や小さな不具合への迅速な対応などは、長期的な満足感につながります。

建てて終わりではなく、住みはじめてからも支えてくれる姿勢こそが、信頼できる工務店やハウスメーカーではないでしょうか。

    みんなの声
  • アフターサービス、10年点検が丁寧だった。(30代/女性)
  • アフターサービスが手厚いのが魅力的。(50代/男性)
  • アフターサービスがとても良いので、小さな事でもすぐに来てくれる事。(60代/女性) 

まとめ

それでは、最後に注文住宅に関する最新のトレンド調査についてまとめていきます。

注文住宅を選んだ決め手は?

建築の自由度の高さが決め手との声が多くありました。間取りやデザインなど、ライフスタイルと合わせられる点が、多くの方に選ばれる理由です。

注文住宅で人気の設備は?

ウォークインクローゼットやパントリー、ランドリールームが、調査結果では特に人気でした。収納力と家事効率を意識した設備が、現在のトレンドとなっています。

注文住宅を購入してよかったことは?

静かで住みやすい環境や日当たりのよさ、広々とした空間など、生活するうえでの快適性がよかった点として挙がりました。これらは自由設計だからこそ実現できる要素で、家族構成や暮らし方に合わせた家づくりの成果です。

注文住宅は設計の自由度が高く理想を実現しやすい一方で、計画段階の工夫や情報収集が住んでからの満足度を左右します。今回の経験者の声や解説を参考に、ライフスタイルに合った理想の家づくりをぜひ実現してください。

■アンケート概要
調査方法:インターネットリサーチ
今後3年以内に注文住宅の購入を検討している方および過去3年以内に注文住宅を購入した方
対象:23~78 歳の男女865名 経験者:438人/検討者:427人

※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合があります
※設問に対する選択項目は、検討者の降順に並べています
アンケートについての詳細はこちら>>「注文住宅を建てるまで」実態調査

新木 リョータ

執筆者

新木 リョータ

住宅専門ライター

住宅資材の専門商社および不動産会社にて営業職として9年間従事。現在は住宅ジャンルを専門とするWebライターとして活動し、実務経験を活かした専門性・独自性の高いコンテンツを提供している。

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