
- 同棲の生活費は平均いくら?費用の分担方法や節約のコツ
- 同棲してみたいけど、毎月やっていけるのか不安になりますよね。毎月どれくらい生活費がかかるのかが見えてくれば、やりくりしていけるのかわかるはず。そこで、生活費の平均金額や費用の負担方法について調べてみました。
同棲カップルのケンカの原因に多いのが、お金のトラブルです。カップルで部屋を借りても、お金のことが問題で同棲を解消するカップルも多いようです。できることならお金のことで関係にヒビが入るようなことは避けたいですよね。今回はそんなトラブルを防ぐためにどのようにお金を管理していけばよいかを解説します。
記事の目次
同棲経験者に生活費について揉めたことがあるのかアンケートをおこなったところ、おおよそ3組に1組の割合でお金のことで揉めた経験があると回答しています。
生活費について揉めたことは?
(回答サンプル数380人)このように、多くのカップルがお金のことで揉めているようです。ケンカに発展しないためにも、お金に関する揉めごとの原因をあらかじめ知っておくことが重要です。なぜ、このように多くのカップルがお金のことで揉めてしまうのでしょうか。まずは、その原因を詳しく見ていきましょう。
多くのカップルがお金のことで揉める原因として、どのようなことがあるのでしょうか?それぞれ、具体的なものを挙げて解説します。
金銭感覚は育ってきた環境によって人それぞれ違い、その人の価値観によってお金の使い方も決まってきます。比較的自由にお金を使える家庭で育ってきた人と、倹約しながら質素に生活している家庭で育った人では、やはり価値観も異なることでしょう。また、食事にお金をかける人もいれば、バイクや車にお金をかける人もいるなど、自分の感覚と異なる場合に、揉めることが多いようです。
この金銭感覚が相違したまま気が付かないと、お互いに理解できないお金の使い方をしてしまうことがあり、それが積み重なるとお互いにストレスになり揉めてしまう原因になります。自分にとってはムダ遣いでも、相手にとってはムダ遣いではないお金もあります。反対に、自分にとって大切な支出も、相手にとっては不要と考えられることもあります。毎月何にお金をかけているのか、お互いにどういったことにお金を使っていきたいのか、同棲する前に把握しておくことが大切です。
生活費をお互いに出すと決めたにも関わらず、相手がお金を払ってくれなくなるケースも多いようです。これは、ルールをしっかり決めていなかったり、あいまいなままにしておいたりすると特に起きやすい問題でしょう。お互いに無理なく、納得できるルールを決めておきましょう。
収入差があるのであれば多少はやむを得ないかもしれませんが、「なぜ毎月自分ばかり多く支払っているのだろう」と不満を感じてくることもあるでしょう。相手に多く出してもらうのであれば、家事をその分多めにやるなど相手への気遣いも大切です。はじめはありがたいと思っても、それに慣れてしまうとつい当たり前のように感じてしまうので注意してください。
生活費を折半することで一人暮らしの時よりも費用を抑えられると思っていても、なかなか貯金できないという話もよく聞きます。あまり大きな負担とは思わない出費でも積み重なっていくうちに「大きな買い物をしていないのにお金がない」「使途不明金が多い」といったことになりがちです。月々何にいくらかかるのかきちんと把握し、計画的に貯蓄できるようにしておくことも重要です。
「もっと広い部屋に引越ししたい」「いずれは結婚したい」など、二人の将来のためにお互い貯金をしようと決めても、相手が趣味や友達との遊びにお金を使ってしまって貯まらないというカップルもいるようです。そんな場合は、まずお互いに将来のことをどう考えているかを共有しましょう。二人の考えが一致しているのであれば、お互いの目的のため貯金に前向きになってくれることもあるはずです。 貯金が苦手な人であれば、給与天引きで毎月決まった金額で財形貯蓄をしたり、毎月定額を貯金できたりする仕組みを作り、お金の管理は別々にしながら貯められるようにするといいでしょう。
一方がお金にルーズな場合、貯金を勝手に使われたというケースもあるようです。共同の口座を持つのであれば、普通預金に残しておく分は普段の生活費のみにしておき、しっかり貯めておきたいお金はお互いに自分の定期預金口座に移せるような仕組みを作っておくと、自由にお金を引き出すことができなくなるのでよいでしょう。また、結婚が決まる前に共同の口座を作り、お金を貯めているとトラブルの元になるケースも。きちんと結婚が決まるまでは各自でお金を管理し、相手にキャッシュカードや通帳を渡すことの無いようにしておいてください。
総務省統計局の「家計調査(2023年)家計収支編 世帯人員別」 をもとに、二人世帯の生活費を調べてみたところ、毎月34万円ほどかかるようです。
ただし、これは家賃や物価によって異なります。家賃が高いエリアに住むのであれば、もっと多くの金額が掛かるでしょう。
まずは、毎月何にどれだけのお金がかかるのか、事前に把握しておくことが大切です。
詳細については下記の記事で紹介していますので、こちらを参考に考えてみてください。
同棲生活のお金の管理方法の特徴、メリット・デメリットなどをご紹介していきます。
お互いの収入をいったんすべて一つの口座に入れて、生活費を管理していく方法です。必要な生活費や貯めたいお金を差し引き、余裕のある資金をお小遣い制にすることで、無駄な出費を防ぐことができます。 しかし、この方法は婚約していたり、結婚が決まっている場合はよいのですが、結婚するかどうかがわからない場合にはトラブルの元になりやすいかもしれません。そのためまだ結婚が決まらないうちは避けたほうがいいでしょう。
どちらかに浪費癖があるカップルで、もう結婚が決まっている場合には、今から結婚生活に向けてこういった体制を作っていってもいいでしょう。お小遣い制にすることでそれ以上の金額を使えなくなり、必要な生活費や貯金を貯めておくことができます。
生活費用の口座をひとつ用意して、毎月決まった金額をお互いに入れる方法です。それ以外のお金は自由に使えるお金も残るので、お互いに不満を感じることは少ないでしょう。
お互い平等でいたいカップルには、この方法が特におすすめです。まだ結婚が決まらない同棲段階でも、この方法がいいでしょう。決まった金額を出し合うので、残りを自分達の収入に合わせて好きに使うことができます。
生活費の全てクレジットカードで支払い、支払い額に応じて二人で出し合う方法もあります。使った金額は明細書をみれば一目でわかるのと、ポイントもたまるのでお得です。ただし、カードの貸し借りは規約違反になりますので、お互いに生活費用のカードをそれぞれ作っておくといいでしょう。
また、どちらかが生活費に見せかけて自分のための買い物をしてしまったり、クレジットカードの引き落としの時期が前後して予想よりも請求額が増えてしまい、共同の口座のお金が足りなくなってトラブルに発展するケースも。そのため、お金にルーズな相手の場合は避けたほうがいいでしょう。また、その際には共同の口座に、3カ月分くらいの生活費の余力を持たせることが必要です。
カードで支払うことで、毎月の生活費は明細書を見ればわかるようになります。家計簿をつけるのが苦手なカップルには向いているでしょう。ただし、手元のお金が減らない分、お金を使っている感覚が無く使い過ぎてしまうこともありますので注意してください。家計簿をつけるのは苦手でも、お金に余裕があり、どちらもお金に対して几帳面でないとトラブルになることが少なくありません。そのため、お金に余裕がなく、ルーズなカップルには不向きです。
家賃と光熱費は男性、食費や日用品などは女性など、項目によって支払う人を決める方法もあります。それぞれの項目を、お互い責任を持って支払うことができるでしょう。
この方法は収入に差があるカップルに向いていて、もともと住んでいた部屋で同棲をはじめたカップルにも向いています。職業が違えば収入も異なるため、カップルで収入に差があることも多いでしょう。そういった場合、お互いにどの程度の負担割合なら納得できるかを決め、それに合わせた費用負担をしていくことをおすすめします。
生活費で余ったお金は、すぐ散財するのではなく旅行資金にまわしたり有意義に使いましょう
この先二人で暮らしていくうえで、どのようにお金の管理をしていけばよいのでしょうか。まずは、基本となる3つのことを解説します。
家計簿をつけ、毎月の収入と支出を把握することが大切です。最近では無料で使える家計簿アプリもあり、アプリを使って管理しているカップルも多いようです。どの方法を取るにしても、毎月の収入と支出をしっかり管理することが大切です。クレジットカードの明細を使うのもいいでしょう。
特に将来結婚を意識しているようであれば、家計管理はとても重要です。貯めるべきお金、使ってもいいお金を把握し、上手に管理するための練習をしていきましょう。
いくつかお金の管理方法をご紹介してきましたが、いずれの方法を選ぶにしても、早い段階でルールをきちんと決めておきましょう。お互いに決めたルールを基準としてお金を使っていくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
金銭感覚や価値基準が似通った相手だと思っても、100%一致することはありません。たとえ同じような価値基準であっても、何か違うことはあるものです。それがお互いに理解し合えないことだと、ちょっとのきっかけで二人の関係に亀裂が入ってしまうこともあります。そのため、お互いのルールを話し合う際に、どのようなことにお金を使いたいか相手の価値観を知って理解し合い、お互いに納得できるルールを定めていけるとよいでしょう。
ただし、ルールを守ることにこだわり過ぎてしまうのも危険です。実際生活してみると予想以上に自分の負担が多かったり、使えるお金が少なくなってしまったりと、お互いにストレスになってしまうこともあるでしょう。そういった際には状況に応じ、改めて二人で話し合ってルールを決め直すことも必要です。
ここで大切なのは、お互いに思っていることを伝え、相手の考えをまず理解し合う姿勢を示すこと。自分の考えがいくら正しいと思っても、一方的に主張し続けては相手に理解されることは難しいものです。まずは相手の考えを理解し、お互いのこれからにとって何が一番なのかという視点から、お互いに無理せず管理していける方法を見つけていってください。
家計簿をつけながら、定期的に生活費の見直しをおこなってみることも大切です。あらかじめ見込んでいた支出よりも実際に使っている支出が多かった場合には、支出を減らすよう検討したり、ルールを見直したりすることが必要になるかもしれません。反対に、見込んでいた支出よりも余裕を持てるようでしたら、お互いの好きなことのために使ってもいいですし、将来のために貯めておくこともできます。
収入の状況も将来的に変わる可能性はありますので、生活費などもずっと同じとは限りません。その時々に合わせて、お互いに納得できるお金のルールを決めていくことが大切です。
同棲カップルのお金の管理方法や、注意点について解説してきました。実際のところ、多くのカップルがお金で揉めたことがあるという事実があります。そのため、お金のことを二人でしっかり話し合い、管理方法を考えたり、ルールを決めておいたりすることがトラブル防止にはとても大切です。そうすれば、不要な揉めごとをさけて生活できるでしょう。
また、同棲をはじめる際に、「なぜ同棲するのか」を確認し合っておくことも重要です。ただ単に好きな相手と一緒に暮らしたいのか、家賃や生活費の節約になるからなのか。あるいは結婚へ向けた準備なのか、お互いに確認・共有しておきましょう。
そして、お互いにお金の使い方や価値観を理解し合うことで、相手の考え方や自分との違いに気づくことができます。もちろん、相手の価値観を知るだけでなく、自分にとって大切な価値基準を改めて認識し、考えるきっかけにもなるはずです。
同棲カップルにとって、お金の管理について話し合って決めるのは、早ければ早いほど望ましいもの。できれば、同棲をはじめる前に話し合っておけるといいでしょう。無理なくお金を管理しながら二人で生活していけるよう、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
<アンケート調査概要>
対象/全国16〜60歳の二人暮らし経験者
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2022年6月
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