含水率とは がんすいりつ
木材に含まれる水分の割合。水分を含んだ木材が乾燥することによって変形し、「反り」「割れ」等の不具合が発生する。このため、構造耐力上重要な部分については、よく乾燥した木材を用いる必要がある。
含水率は、{木材の乾燥前の重量(g)-木材の乾燥後の重量(g)}÷乾燥後の重量で求める。すなわち、乾燥前の重量が乾燥後の重量の倍であれば、含水率は100%となる。
建築基準法施行令では、耐力壁又は筋かいを必要としない建築物の例として、構造耐力上主要な部分に使用する木材の品質を定めており(同法施行令第46条第2項第1号イ(木材の種類および品質))、これに基づく国土交通大臣の技術基準(昭和62年建設省告示第1898号)では、含水率は原則として15%以下と定められている。
情報提供(株)不動産流通研究所「R.E.words」